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2014年3月29日 (土)

30代女性、左腰痛、背中のむくみ、左ふくらはぎのむくみ。

 30代女性、主訴は左腰痛です。

 慢性的に左の腰に痛みがあるそうですが、2月の大雪の後の雪かきで症状が悪化して、まだ腰痛が緩和されていないようです。

 大雪から1ヶ月半がたちますが、普段滅多にしない重労働でしたから、まだ雪かきの腰痛が治っていない方はいらっしゃいます。

 肩こりの自覚はないとのことで、肩幅がしっかりしていらしゃるので、頭の重さ(体重の13%)と上肢の重さ(体重の10%)を支えるのに有利です。

 しかし肩幅があると上肢の筋肉も発達しているので、腕力に頼り過ぎるということにもなります。

 このケースで気になったのは「背中のむくみ」と下半身のむくみです。

 下半身では特に「左ふくらはぎ」が、右に比べて2周りほど多くむくみが溜まっています。

 慢性的な左腰痛が雪かき後に悪化してからなかなか治らない原因には、背部と下肢の筋肉の使わな過ぎによる「水の停滞」があるようです。

 伏臥位背中の指圧で通常なかなか出逢わないレベルのむくみが気になったので尋ねてみると、「御本人に自覚はありませんでした」。

 猫背・手仕事の同じ姿勢で同じ筋肉を使って腰を痛め、拮抗筋や下半身の筋肉を使わないので血行が悪く、血液による傷の修復がなかなか進まないのです。

 滅多に出逢わないレベルの背中のむくみですから、背中や下肢後側のむくみが緩和された伏臥位の指圧後にはトイレに行きたくなるものと思っていました。

 しかしそれはなく、仰臥位の指圧、ストレッチ後に左腰痛は解消されましたが、施術後にもトイレに行くことはありませんでした。

 指圧中もリラックスしていただいていたと思っておりますが、体の中に腎機能を停滞させる「何か」があって、反応が遅れているのでしょう。

 おそらく帰りの途中で大きな変化が落ち着いて、信じられないほど大量の排尿があったのではないかと思います。

 「背中のむくみ」を自覚していない女性は多いと思います。

 慢性の腰痛がある時には、腸腰筋の拮抗筋である脊柱起立筋や広背筋を鍛えることが腰のストレッチになります。

 伏臥位で前腕は床につけて体幹を起こし、①片方の下肢は伸ばし、片側だけ平泳ぎの下肢の動きをする、②①の動きで片膝を屈曲で止めて骨盤を左右に揺する、これは腸腰筋のストレッチになります。

 また、両手でタオルを持って背中側で肩伸展+内旋+内転の広背筋のエクササイズ(背中側でタオルを持った両手を左右に動かす)をすること、爪先立つこと(大股で歩く、踵の上げ下げで下腿三頭筋を鍛える)こともお薦めしました。

 むくみが緩和されれば、おそらくこの御客様の体重は5kgくらい減って、腰痛になりにくい体になるはずです。

 

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