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2014年3月16日 (日)

八宗穴、第4・5中足骨底間「足臨泣」と前腕外側「外関」。

 八宗穴の手と足のツボを組み合わせた治療法で、正中線の胃や心を治療する「公孫」と「内関」の組み合わせと対称的なのが「足臨泣」と「外関」の組み合わせです。

 「公孫」は足の内側の母趾外転筋と前脛骨筋上のツボですから、股関節内転を伴って強く足を正中線の延長線付近に着地させて、母趾外転+足背屈の形になった時に刺激されます。

 四足歩行で考えれば、下肢の筋肉を強く使って走る時に「公孫」は刺激されます。

 そして「内関」は橈側手根屈筋腱と長掌筋腱の間のツボですから、四足歩行で考えれば指先を前内側に向けて手関節を屈曲させて地面を蹴る使い方の時に刺激されます。

 公孫と対称的に第4・5中足骨底間前の陥凹部の「足臨泣(胆経・八宗穴では奇経の「帯脈」)は、第4趾を外転させ中足趾節関節を屈曲させる背側骨間筋上のツボですから、股関節を外転気味に使った足外側での着地から、足を蹴り出す時に刺激されます。

 手関節背側横紋中央から肘に向かって2寸の「外関(三焦経・八宗穴では奇経の「陽維脈」)は、総指伸筋腱と小指伸筋腱の間のツボですから、示指から小指までの伸展と手関節の背屈、小指の外転の時に刺激されます。

 「外関」を刺激する動きを四足歩行で考えれば、四指を伸ばして手関節を背屈させる空中での着地前の形です。

 小指の外転を伴えば、上肢は外側に開き気味に使うのが自然です。

 足臨泣が宗穴となる「帯脈」は、「章門(肝経・第11肋骨前端下際)」→「帯脈(胆経・章門下1寸8分・臍の高さ)」→「五枢(胆経・帯脈内下方3寸で上前腸骨棘の内側)」→「維道(胆経・五枢の内下方5分」からなる側腹部の経脈です。

 体側を下行する胆経のツボがほとんどである帯脈は、胃や心臓の治療穴となる公孫や衝脈とは対称的に、体の外側の症状を緩和します。

 外関を宗穴とする陽維脈は、入り組んでいるのでまずは「胆経を逆行する」とザックリとイメージしてください。

 陽維脈の走行は、「金門(膀胱経・足外側面で踵の前下方・踵立方関節外側陥凹部)」→「陽輔(胆経・外踝上4寸で前に3分・腓骨の前)」→「陽交(胆経・外踝上7寸)」→「臂臑(大腸経・肩峰と上腕骨頭間の「肩髃」から肘に向かい3寸)」→「天髎(三焦経・肩甲骨上角外上方で肩井と曲垣の間)」→「臑兪(小腸経・腋窩横紋後端上方で肩甲棘外端下陥凹部)」→「風池(胆経・乳様突起下端と瘂門との間)」→「瘂門(督脈・項窩中央・後髪際入ること5分)」→「風府(督脈・項窩中央・後髪際入ること1寸)」→「脳空(胆経・瞳孔の真上で前髪の生え際の頭臨泣から後ろに5寸)」→「承霊(胆経・頭臨泣の後ろ3寸5分)」→「正営(胆経・頭臨泣の後ろ2寸)」→「目窓(胆経・頭臨泣の後ろ1寸)」→「頭臨泣(胆経)」→「陽白(胆経・眉毛中央上1寸)」→「本神(胆経・正中線上前髪入いること5分の神庭(督脈)の外3寸)」となります。

 「足臨泣(帯脈)」と「外関(陽維脈)」の組み合わせで治療対象となる部位は、体の側面や肩、肩甲骨周囲、耳の後ろ、頭部、そして胆経の始まる外眼角などです。

 「足臨泣」と「外関」のツボ刺激を「片頭痛や重症の肩こり」を緩和する時に試してみてください。

 

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