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2014年5月21日 (水)

生活の中の猫背の原因を施術例からいろいろと。

  40代女性、痩せていて猫背、顔色が悪く、頚から背中がこっていました。

  胃がもたれてあまり食事がすすまないということで、腹直筋が緊張して胃の硬さが手掌に伝わってきます。

 指圧をしながらの会話で、10ℓのジョウロを使って水やりをしていることがわかりました。

 体が細くて腕も細いので10ℓの重さは背中にも負担がかかります。

 猫背姿勢で胃が圧迫されて胃の働きが悪くなっているということがあるようです。

 「水を汲みにいく往復の回数を減らすために10ℓのジョウロを買った」ということですが、この体ではジョウロの水を減らして往復の歩きを増やしたほうが問題の解決になります。

 10ℓのジョウロに水を10ℓ入れなくてもいいわけで、水やりで頑張らずにホースを使ってもいいのです。

  重たいジョウロを持って下を向いて庭の草花に水やりをするので猫背が形状記憶されていきます。

 消防士の放水のようにホースを使って遠くから放物線を描いて水やりをすれば顔を下に向けなくてもいいのです。

  ちょっとした発想の転換が胃の圧迫をなくして体の不調を改善することになります。

  施術中は御客様と会話をしながら何が原因になっていそうかを一緒に考えてください。

  それには適確なデータの分析が必要です。

  体に触りながら原因を絞り込んで答えを引き出すための質問をしていくのも施術のうちです。

  御客様の不安を払拭できるように今体で起きていることをわかりやすく伝えて安心していただくことがセラピーです。

  腹直筋の緊張の多くは虚証の神経性胃炎で、頭でっかちに考え過ぎて体を伸び伸びと動かしていないことのあらわれです。

  御自分で考えているほど「体はそんなに悪くない」ことがほとんどです。

  全身指圧後、おなかも動いて背中も伸び、顔色も良くなりました。

 この一週間で指圧をした御客様の猫背の原因は、長身の男性の久々のパソコン長時間作業、クリーニングで服をたたむ仕事をしている(作業台を広く使って体幹前屈が大きくなります)、赤ちゃんの抱っこ、庭の手入れ(植木ばさみ)、家事などいろいろでした。

  体は物語を連れてくる、その物語を読むのはセラピストです。

  御本人は自分で書いた物語に気づかないか、忘れています。

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