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2014年5月11日 (日)

指圧のファーストタッチで手根部が上がり過ぎていないですか?

  昨日、デイサービスで高齢者のマッサージをしている男性の指圧の手の構え、姿勢をチェックさせていただいて、気づいたことを記しておきます。

  セラピーのタッチをするなら是非注意してください。

  指圧の手の形で、「手指が被術者の皮膚へ着地をする時から手根部が上がり過ぎていると、当たりが強くなってしまいます。」

  苦手の指をしていて指紋部を広く当てにくい人の手根部が上がり過ぎていると、鋭角な圧刺激が強く入って、いきなり数kgの圧刺激から急増圧で圧し込んでしまうことがあります。

  それでは御客様の体は引いてしまいます。リラックスできません。

  限りなくゼロに近いふわりとした指の着地をするには手根部をできるだけ皮膚に近づけておきます。
 
  四指の指紋部を皮膚に密着させて皮膚をとらえたままわずかに母指の方向に引くことで手根部は少し上がり、母指指紋部に徐々に体重移動していくことで自然に手根部は上がっていきます。

  手指も手首も柔らかく使ってください。

  四指の間に隙間があると圧を逃がしていることになります。

  マッサージ屋さんの看板を見ても多くは間違っているのですが、手根部が上がっていて四指の間に隙間がある構えは「圧が入る形と圧が逃げる形が混在している」ので、正しいタッチセラピストの技術を掲げる看板としてはいかがなものかと思います。

  もう一つそのマッサージをしている方で気になったことは、彼には右足底内側と左膝と右肩(肩甲挙筋)に痛みがあったのですが、これは指圧をする時に「右肩を上げて御客様の体に乗り上げる形で右肩からの重さを右母指に落とし込んでいる」ことが原因なのではないかと思いました。

  その時に右足底内側と左膝にはガクンという衝撃がかかっているのでしょう。おそらく伏臥位で左背部を指圧する時にはそんな感じだと思います。

  デイサービスのマッサージもしていますから、そのままでは強過ぎる圧刺激を和らげるために、右足底内側や左膝に衝撃を吸収しているということもありそうです。

  強い圧を和らげるためにセラピストが自身の体を緊張させて刺激を吸収しているとすれば、無駄な力のためにさらに余計な力を使う疲れる施術をしています。

  体のどこにも力を入れずにゼロから自在に圧を漸増してまた漸減していくのがセラピーのタッチです。

  肩からの体重移動ではなく、体幹からの体重移動をするにはもっと上肢の力を抜く必要があります。

  腕が太くなり過ぎるようなら上肢の力が入り過ぎています。注意して腕の太さを観察してみてください。

  彼は考え方がセラピーの本質をついていて素晴らしいセラピストになれるだろうと私は思うのですが、頭で感じていることを技術に反映させることは難しいことですし、彼のタッチを見て「指圧は難しいんだなぁ」とあらためて思いました。

  力が抜けるまで5年かかるか、10年かかるか、簡単ではありませんが、続けていけば今の自分のタッチはまだまだだということが後ではっきりとわかると思います。
 
 

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