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2014年5月 7日 (水)

後頭骨下部から仙骨までの脊柱の手掌圧には背筋の起始を刺激するという意味もある。

  「後頭骨下部から仙骨までの脊柱の手掌圧」の目的は一つではありません。

  施術の始めに脊柱棘突起に手掌圧をするのには、「脊柱の歪みを診る」という意味があります。

  また伏臥位の指圧の最後には「脊柱横突起調整法」「脊柱棘突起調整法」としての手掌圧と、「脊髄神経刺激法」としての脊柱の撫で下ろしがあります。

  さらに脊柱の手掌圧の目的には「背筋の起始の刺激」があります。

  浅背筋である「僧帽筋、肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋、広背筋」は、後頭骨から仙骨までの脊柱に起始します。

  僧帽筋と広背筋は浅背筋の中でも表層にありますから、深く圧し込む必要はありません。

  深背筋も脊柱に起始し、呼吸の際に肋骨を上下させる上後鋸筋と下後鋸筋の下に頭板状筋、頚板状筋、脊柱起立筋、横突棘筋があります。
 
  棘突起に起始する筋肉が多いので、起始から指圧をしていくとすれば棘突起に母指を当てていくことになりますが、「指圧は基本的に骨を圧しません」。

  脊柱にある背筋の起始の刺激は手掌圧でいいのです。

  拙い指力の圧迫法で棘突起を押し込めば神経を傷つけてしまうことがあります。頚椎の刺激は特に注意が必要です。

  僧帽筋は表層にありますから、僧帽筋の肩こりであれば指力で圧し込むのではなく、後頭部から頚椎の起始部への軽い手掌圧の後に、停止部の鎖骨外側3分の1、肩甲棘、肩峰を手掌で圧し下げるくらいでもいいのです。

  背筋を筋肉の走行に沿って停止まで丁寧に刺激することは意味のある施術ですが、起始の多くは脊柱棘突起にあるので、背筋の起始の刺激は後頭骨から仙骨までの手掌圧にまとめることができます。

  脊柱の手掌圧を起始の刺激とした後に、例えば肩甲間部の5点を指圧で3回圧すことの意味は、1回目は表層、2回目、3回目と徐々に深層の筋肉まで圧刺激を浸透させていくということにあります。
 

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