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2014年5月14日 (水)

肩甲間部・胸部から頭部の詰まった感じ、体幹の右回旋、下半身の使わな過ぎ。

 電話を受けた時からそんな感じがしていたのですが、マッサージをしている女性が指圧を受けに来てくれました。

 主訴は右殿部と右肩甲間部の痛みで、胸から上が詰まった感じがするということです。

 右肩甲間部を指で示す時の肩甲骨の柔らかい動きが後ろ合掌をするヨガの先生かと思ったくらいだったので、全体的にはしなやかな体をしています。

 背中を打ったことがあるそうで、右肩甲間部には挫傷の痕が残っているだろうとは思いますが、動きを見る限りそれが大きな障害にはなっていないようです。

 気になったのは座位で体幹が右に回旋していること、腰椎の後弯、骨盤の右側が下がっていること、下半身のむくみ、手首の硬さです。

 これらは一つのことに原因がありそうなので解説していきます。

 伏臥位の指圧では右肩甲間部から腰まで脊柱起立筋がこっています。

 右殿部の指圧では仙骨、仙腸関節に問題はなく、中殿筋の指圧が気持ちいいということなのでこの部位に問題があるとは思えません。

 体幹の右回旋による腰部からの神経の刺激が右殿部の痛みとなっていそうで、骨盤が右に下がっているのは右足体重が常で、座位では右坐骨に体重をかけているのでしょう。

 リフレクソロジーで指の関節を使って圧しているということで、「右肘を曲げて脇腹につけ、右手関節を掌屈させて指節関節で低い位置の足底を強く圧そうとする時に体幹を右回旋させてから前屈させているので右脊柱起立筋が緊張し、腰椎後弯の癖がついているのではないか」と思います。

 ボクサーが強いパンチを打とうとする時と似ています。

 そして左はあまり使わず利き腕の右を使うことが多いので右の緊張が強くなっているのでしょう。

 関節で圧していると必ず変形しますから、左右の母指指紋部を均等に使うことがこの体の抱えてる問題を解決する方法です。
 
 肘を曲げて肘を脇腹につけて指の関節で圧すと体の正中線を指圧点に向けにくく、圧す手の側に体が開きます。つまり右手関節で圧せば体幹は右に回旋して体重移動が甘くなります。強く圧しているつもりでも大して圧は入らず、やがて指の関節を変形させることになります。

 母指指紋部を自分の体幹正中線の延長線上で足底の指圧点に密着させて、肘伸展で御客様の足の背屈→底屈の関節運動を利用して圧せば体幹からの体重移動を逃がさずにしっかりと圧すことができます。

 緊張した背部の筋肉は弱い刺激の指圧で緩め、あまり使っていない下半身にはテンポの速い1秒圧の指圧で筋肉を目覚めさせていきます。

 指圧後、体幹の右回旋と腰椎の後弯は改善されました。

 手が温かくて、体がしなやかなことはセラピストとしては体から薬を出せるに等しい長所ですから、さらに良くするために手関節のストレッチと下半身を目覚めさせる叩打法のアドバイスをさせていただきました

 セラピーの叩打法は「必ず空気が抜ける音がすること」、「最初に半拍休符が入るンタンタンタンタのスカのリズムでできるだけ接触を短くする(タンタンタンタンではない!)」、是非上手にできるように練習してください。
 

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