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2014年7月 1日 (火)

50代男性、左肩痛、脈がとぶ、寝息が苦しそう、猫背、O脚。

 

   昼休みの時間に電話がかかってきてすぐに指圧をしてほしいという50代男性、主訴は左肩痛ですが、玄関を上がってくる様子を見た時には「右の股関節に問題がある腰痛」かと思いました。

  猫背でO脚、椅子に座ると、右よりも左の股関節の外旋がさらに大きく、左爪先は90°外を向いています。

  右の股関節が悪いように見えたのは右陰嚢水腫の手術をしていたからだと後でわかりました。

  カルテを見る間もなくいらっしゃったので思い出すまでに時間がかかりましたが、昨年の春に手術をしていて、9月に指圧をしていました。

  座位の触診で左肩を外旋させると、肩甲骨内側でコキコキ音がします。

  しかし左肩の外転、屈曲は正常で、肩甲上部僧帽筋のこりはほとんど問題にしなくていいレベルです。
 
  腰椎が大きく後弯した極度の猫背と、このままでは変形して痛みが出るだろう左膝に注目して、伏臥位から指圧を始めます。

  お疲れなのでしょう、すぐに眠りましたが、うなされるように何度も荒い息で体を動かします。

 睡眠時無呼吸症候群に近い症状で、もしかしたら眠っても疲れがとれないのかもしれません。

 脈をとると、しっかりとした脈ですが「8拍に1拍の休符が入ります」。

 さほど左肩がこっていないところから、左肩の痛みは心臓からの放散痛を感じているのではないでしょうか。

  全身指圧後、脈のとぶリズムはほぼ正常に近づきました。

 しかしリズム音痴のように微妙に脈がずれます。

  腰椎の後弯は改善され、左肩を動かしてもコキコキと音はしなくなりました。

 左爪先を真っ直ぐ前に向けるようにすることはできませんでした。

  左膝を外に倒さずに真っ直ぐ立てる意識を持たないと、膝痛だけでなく腰痛や肩痛にも影響します。

  健康診断を受けていないそうなので、疲れやすくて心臓がドキドキするようなら是非病院を受診するように申し上げました。

  左肩痛が普通の肩こりではないという漠然とした予兆を感じて、いてもたってもいられずに指圧にいらっしゃたのかもしれません。

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