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2014年7月20日 (日)

30代女性、左腰、左大腿外側、左膝蓋骨外側の痛み。

  30代女性、2ヶ月半ぶりの指圧です。

  主訴は左腰から左骨盤外側、左膝蓋骨外側の痛みで、最近は後頚部から後頭部の締め付けられるような頭痛で薬を飲むことが多かったようです。

  3人の子供を子育て中、下の2人の子供と川の字に寝ていて、2番目の男の子はオムツをはずし始めたところで、オネショをされて深夜にシーツを洗って寝不足での指圧です。

 「膝蓋骨の外側を通る」のは大腿筋膜張筋からつながる腸脛靭帯で脛骨外側顆下方に停止します。

  これがわかっていれば骨盤外側の痛みは骨盤外側前面際の大腿筋膜張筋に原因がありそうだということがわかります。

  大腿筋膜張筋は股関節外転(足を開いて立つ)と股関節屈曲+内旋(股関節が外旋して足が斜め外側に出ないようにする・足を真っ直ぐ前に出す)に働きます。

 子供たちと視線を合わせるために足を開いて中腰の姿勢が多いということがあり、この姿勢から突然走り出す子供を追いかけるなど、意識せずに使われて大腿筋膜張筋がこっているようです。

  11kgになった下のお子さんは「抱っこをしている時に突然反る」ようなこともあるそうで、こういう時には体幹前屈で落ちないように体重を受け留め、抱き直すために背中を反らせるので腸腰筋を使ってから脊柱起立筋を使うことになり、腰の筋肉がこって腰痛になり、頭が上下するために後頚部がこって頭痛の原因になります。
 
 おんぶもするので、後ろに上肢を伸ばして三角筋後部や上腕三頭筋もこっていました。

  伏臥位で後頚部、背部、腰部、骨盤、下肢とゆるめ、仰臥位では大腿外側の腸脛靭帯とその上の外側広筋(大腿四頭筋のひとつ)の指圧でおなかが音を立てて動き始めました。

  骨盤外側でも中殿筋ではなく、仰臥位で大腿骨大転子より上のラインの大腿筋膜張筋から大腿外側が治療ポイントとなりました。

  また腸脛靭帯は胆経の走行と一致していますから胆経の耳の裏側を指圧していくと左ではなく右に圧痛点がありました。

  これは「体重が左下肢外側にかかっていたために、頭はやや右側屈をして顔を正面に向けることになるので右側頚部から右耳の周囲に緊張が続いた」、そしてこれも頭痛の原因となったということのようです。

  全身指圧後、仰臥位下肢伸展挙上股関節内転と、四つん這いから片側の下肢伸展で内転(曲げた側の膝より前に下肢を伸ばす)の大腿筋膜張筋から腸脛靭帯のストレッチを覚えていただいて指圧を終えました。

  両側に子供がいる川の字で寝ているので、両肩を縮めて寝ていたようです。

  指圧を受けている時間は、久しぶりにひとりで体を伸ばして寝られて、リラックスすることができたようです。
 

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