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2014年7月 8日 (火)

60代女性、長距離ドライブの座位での左腰痛。

 

   60代女性、仕事を兼ねて夫婦で長野の善光寺まで車で往復して腰痛になりました。

  帰りの約200kmを運転したということで、立ったり座ったりする時に左の腰に痛みがあり、立位で右足前、左足後ろで歩幅を大きくとって骨盤を前に出すと左骨盤付近に痛みが再現されます。

  仰臥位の下肢伸展挙上テスト等で神経根症状、坐骨神経症状はありません。

  「ぎっくり腰になる前に指圧を受けに来た」ということでしたが、急性腰痛としては軽いほうで、いろいろな方向にゆっくりと股関節動かせば痛みは出ません。

  おそらく左腸腰筋の小さな傷で、左腸骨の内側にはりついている腸骨筋上部の傷のようです。

  オートマチックの車を運転して左足はほとんど動かさないので、座位姿勢の連続で腸腰筋に負担がかかったようです。

  仰臥位から指圧をし、横臥位では左腰部脊柱起立筋の指圧で痛みはなく、左殿部の梨状筋、左大腿後側の大腿二頭筋がこっていました。

  座位、左股関節外旋、左膝屈曲が続いたことで梨状筋と大腿二頭筋が緊張したと考えられます。

  腸腰筋は直に触れないので、腰痛に関連した筋緊張を緩和して、血行促進により患部を誘導作用によって治療していくことがここでも重要な施術ポイントになります。

  また左腸腰筋と対角線のポイントである右肩甲下部にも筋緊張がみられたので、ここも緩めます。

  全身指圧後、伏臥位で上半身を起こすマッケンジー体操で40cm顔を上げるまでは痛みを出さずにできたので、後は座位の連続(股関節屈曲)に対する体幹の後屈や股関節の伸展を無理のない範囲で行って、患部の血行促進、筋のストレッチをしていきます。

 「腰痛持ちだと長距離の運転をしなほうがいいか?」と聞かれたのですが、この程度であればこまめに休憩をとって、サービスエリアで積極的に歩く、ストレッチをするようにすれば、この腰痛は起こらないと思います。

 帰りは家に近づくほど短時間でサービスエリアに寄るようにすれば疲労が限界を超えるのを遅らせることができます。

 長野から上信越、関越というルートなら、後半は横川、群馬藤岡、花園というようにサービスエリアに寄って、少し大股で歩くようにします。

 腹筋が弱くて肥満気味であれば座位の連続で腸腰筋ばかりに負担がかかります。

  大腰筋はヒレ肉、脊柱起立筋はロース肉ですから、股関節屈曲に使うヒレ肉はよく使われて赤味が多く、猫背で過ごせばロース肉は霜降りになります。

  よく使う大腰筋の負担を軽くするためには腹筋と背筋を使う必要がありますが、筋力が弱くてそれができなければその代わりに骨盤ベルトを使うのも一つの方法です。

  しかし根本的な解決法は痩せること、腹筋をつけること、姿勢を正すこと、歩くことです。

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