エアコンの冷えの対処法とツボ。
エアコンの冷えの対処法についての御質問をいただきましたので対処法をまとめてみました。
まずエアコンの風が直接当たらないように風向きを調整します。
風が直接当たり続ければ体温を奪うだけでなく「風圧」によって血管が収縮して冷えるということがあります。
扇風機に当たり続けると脳卒中になることがあり、車の窓を開けて風に当たり続けると顔面神経麻痺になることがあるくらいですから、風には気をつけてください。
東洋医学では風邪(ふうじゃ)は第2・第3胸椎棘突起間外1寸5分のツボ「風門」から入り後頭骨下部中央と側頭骨乳様突起の中間にある「風池」に溜まるとされています。
風は首の下から侵入し、大きな関節に冷えを溜めて痛みを感じさせるようになりますから、エアコンで冷える人、冷え症の人、関節痛のある人は、襟の大きく開いたシャツや、肘、膝、足首などの大きな関節の露出を避けます。
足の冷えには足底前部にある動静脈吻合を刺激して血液の還りを促して血行促進をはかります。
一番簡単なのは壁に両手をついて「踵の上げ下げをすること」です。
動静脈吻合の刺激には足底の土踏まずの前中央にある「湧泉」の母指圧や、椅子に座ってゴルフボールを足底に当て転がしながら刺激することもできます。
足趾の間にある左右4つずつの水かきの部分にあるツボ「八風(趾間穴)」の指圧も、血流の滞りを改善して血圧を下げ、動静脈吻合から血液を還します。
さらに内踝の上2寸(指3本分の幅)の「三陰交」、膝蓋骨内上角上2寸の「血海」の指圧は2つとも脾経のツボなので水の排出を促しリンパの流れを促進して血行を促進します。
また脾経のツボは女性の血の道の病を治し下腹部の冷えも解消します。
のぼせがあれば頭の血液が還る鎖骨下の指圧+ストレッチをします。
腋窩から大胸筋の側面を四指でつかみ、母指を鎖骨下で三角筋と大胸筋の間(三角胸筋溝)に当てて肩を前に回します。
母指先端が当たる烏口突起の内縁が「雲門」、母指の指紋部が「中府」でどちらも肺経のツボです。
脾経のツボ刺激で送り出された水は肺に還ります。東洋医学にはリンパドレナージュのような考え方も含まれているのです。
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