リフレクソロジーの目の反射区は1趾寄りにとったほうがいいのでは?肝と目の関係。
来週は「吐き気」についてのアロマ指圧講座があるので、生理学的な説明を書いたり、いろいろな方が様々な吐き気のツボをあげているのを調べていたら、つわりに効くとされる「裏内庭」がリフレクソロジーでは「目の反射区」に当たることが気になりました。
裏内庭は経脈に属さない奇穴で「第2趾を曲げて足底についたところ」が裏内庭です。
胃経に「内庭(足背側で第2中足趾節関節の前、外側陥凹部)」がありますから、裏から内庭に近い部位を刺激するのが「裏内庭」だと考えることができます。
また裏内庭は腎経の「湧泉」にも近く、腹部正中線外2寸を通る胃経よりも腹部正中線外5分を通る腎経のほうが子宮への刺激としては届きやすいということもあって、腎経と胃経の両方にまたがるような効果を示すツボが裏内庭だと考えることができます。
裏内庭はリフレクソロジーの目の反射区にあたるのですが、胃経や腎経では目との関連性が難しくなります。
そこで足背側で第1趾外側を通る「肝経」と目が密接に関連していることに思い至りました。
リフレクソロジーの目の反射区を少し1趾寄りにとると、肝経の「行間(こうかん:足背側で第1中足趾節関節の前、外側陥凹部)」の裏、つまり「裏行間」として目の反射区という考え方が東洋医学の経絡の考え方と一致してきます。
「肝気は目に通ず、肝和すれば則ち目は能く五色を分かつなり」という言葉があり、現代医学でも肝臓病の症状が目に現れることは診察の際にチエックポイントになっています。
足の反射区は中国式や英国式などで多少違いはあるようですし、必ずしもリフレくソロジーと東洋医学が一致しなくてもいいとは思いますが、治療ポイントは正解をより正していきたいと思います。
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