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2014年9月30日 (火)

応援疲れの指圧。

  土日にお孫さんの卓球の試合の応援に行った70代女性に指圧をしました。

  主訴は全身疲労でだるいこと、9時から4時過ぎまで2日続けて体育館で応援をしていたそうです。

  肩こり、背部のこり、下肢外側のこりがありました。

   6月にぎっくり腰になっていて、治ってはいますが立ち上がる時に違和感があるそうで、体育館の固い椅子がしっくりこなくて、立って応援していた時間が長かったようです。

   それでも腰の指圧やストレッチでは痛みが出ないので、新しい大きな傷はできていないようです。

   土日の2日間、立って応援したことが原因の新しい疲労に対して、軽い圧の指圧をテンポ速めに行いました。

   スポーツ後の筋肉疲労と同じような感覚で血行促進をしていいと思います。

   圧し込まずに軽い圧でテンポ良く全身性の指圧をするというのは、なかなかできそうでできないものです。

   筋肉疲労ですが大して運動もしていない場合は、強い刺激はいらないのです。

   運動会のシーズンはこのようなお客様が増えます。

   指圧は圧すものだという固定観念にとらわれず、全身性のテンポの良い指圧にトライしてみてください。結果は良好でした(里芋をたくさんいただきました)。

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2014年9月29日 (月)

温泉施設「真名井の湯」の「減圧室」で2人死亡のニュース。

 埼玉県ふじみ野市の温泉施設「真名井の湯」の「減圧室」で2人が死亡したそうです。

  「減圧室」は高度3500mと同程度に減圧されていて、高地トレーニングと同じような環境なので、「酸素不足の状態で腎臓からエリスロポエチンの分泌が増加→骨髄に作用して赤血球の増加、体温上昇、活性酸素の抑制、副交感神経が優位になってリラックスできる、末梢血管拡張後の収縮で血行促進」などの効果が期待できます。

  効果は45分減圧室で過ごしてから外に出てあらわれるはずですから、中では多少息苦しかったり耳鳴りがするようなことがありそうです。

  亡くなったのは60代男性と50代女性で、男性は嘔吐をしていたそうです。

  高山病の症状には、嘔吐、頭痛、脳浮腫、肺水腫などがあります。

  減圧装置の異常で圧が下がり過ぎたか、あるいは急に上がって潜水病のようなことでも起こったのか、または健康上の問題があったのか…。

  減圧室の中にいる間は外との差で血管ストレスになるので、心臓病などの持病があれば使用を控えるようになっているのではないかと思いますが、どうだったのでしょう。

  川越街道沿いにあるこの真名井の湯に行ったことがありますが、それは減圧室ができる前でした。

  機械の不具合で事故が起こったとすれば恐ろしいことです。

  事情がわかるまで、温泉施設に減圧室があっても入らないほうがよさそうです

  3000m級の御嶽山噴火の翌日に、3500mの高地環境を再現した平地の減圧室で死亡事故が起きたのは偶然ですが因縁めいています。

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2014年9月28日 (日)

御嶽山噴火、健康被害や農作物への影響も心配です。

 昨日の木曽の御嶽山の噴火で、亡くなった方や怪我をした方がいらっしゃいます。

  NHKではテレビの画面にテロップを固定して状況を伝え続け、灰にまみれて下山してきた方のインタビューでのコメントは、死と隣り合わせの時間を経験してきたばかりの緊迫感に包まれていました。

  噴火が続けば火山灰による健康被害や農作物への被害も広がりそうです。

  コンタクトレンズを使用している方は、火山灰が目に入ると強い炎症が起こることがあるので、テレビでは眼鏡を使用するなどの注意を呼びかけています。

  昨日は御嶽山が噴火した時間に、指圧をしていて白菜が一つ800円だったという話をたまたま聞いていて、灰をかぶった白菜の畑では出荷ができないというニュースもあり、白菜の値段はますます高くなりそうです。

  今朝のウォーキングで火山灰の影響は感じませんでしたが、噴火が続けば風向きによっては関東地方でも影響が出るかもしれません。昭和54年の噴火では100km離れた前橋市でも灰が降ったそうです。

  中国からPM2.5が飛来するのですから、御嶽山の噴煙の成分が風に乗ってやってくることもあるでしょう。

  世界の7%にあたる110の活火山が日本にあるそうです。異常気象も多いので、命を保つためにニュースや気象情報を見逃せません。

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2014年9月27日 (土)

斜め上にリフトアップするのと、垂直に圧してから、押し上げて、後ろに引くことの密着の違い。

  昨日のヤンキースのジーター選手の現役最終打席のライト前サヨナラ・タイムリー・ヒットは「形ができている人が自分のスイングをした」ということです。

  最高にプレッシャーのかかる場面で、力まずにジーター選手らしい強い打球の流し打ちができるのは、並外れた才能と努力の結果でしょう。

  形ということでは指圧のタッチもいくつかのポイントをおさえておかなければ、圧を逃がしてしまう中途半端な圧迫法に堕してしまいます。

  フェイスラインのリフトアップをする時に、重力に抗して顔のたるみを持ち上げるのに斜め上方向に直線で持ち上げたとします。

  斜め上に突き上げるように圧をかけて頬を持ち上げると、リスが口一杯に木の実を貯めこんだように顔が膨らんでしまいます。

  では同じ部位、頬骨の下を示指から薬指の3指で①垂直に圧してから、②真上に持ち上げて、③後ろ(耳の方向)に引いてみてください。

  力のベクトルは3段階に分解されていますが、最終的に向かう方向は斜め上のリフトアップの方向です。

  これがジーター選手の「強い打球の流し打ち」のような、プロフェッショナルで確実性の高い、再現性のある(同じことが偶然にではなくまた再現できる)タッチです。

  斜め上に強い意識を持って圧すと、皮膚をずらして圧を逃がし、本来の目的の小顔の逆の結果をもたらすことになりがちです。

  正確にミートし、ポイントにヒットさせるためにはいくつかのコツがあります。

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2014年9月26日 (金)

インドネシア舞踊の手、手関節背屈+手指過伸展で「支える手」、しかし振り下ろせば攻撃の手。

  インドネシア舞踊を見ていたら、手関節背屈で手指を過伸展させた「非日常の手の形」に目が止まりました。

  インドネシア舞踊の手関節背屈で指を反らせる手の形は、籠や壺を肩や頭の上で担いだり、坂道を上る時や体を起こす時に後ろから背中を支えてあげる手の形です。

  指を普通に伸ばしているだけならそれは優しい手の形という印象になりますが、過伸展させた指には力強い印象が加わります。

  野球の投手がボールをリリースする瞬間の指を静止画で見た形とインドネシア舞踊の手の形は同じ使い方ですから、手関節背屈+手指過伸展の形から手関節掌屈+手指屈曲に振り下ろせば、瞬時に攻撃に移ることができます。

 さてこのことを踏まえて、手掌を皮膚に密着させる時に、手根部の方から着地させるのがいいか、指先から徐々に着地していったほうがいいかということについて考えてみましょう。

  指圧のように首から腰に向かって遠心性に施術をしていく時は、丁寧に密着するなら、指先、指紋部、DIP関節、PIP関節、MP関節、手掌中央、手根部くらいに段階的に着地することができます。

  部位を移動する時は手根部のほうから浮かせていって、手根部のほうが高く指先が低い状態から、また指先から徐々に密着させていきます。

  遠心性の施術の場合はこれが自然です。

  では求心性の施術の場合は手根部から徐々に皮膚に密着させていくことが丁寧なタッチになるのでしょうか?

  ここでインド舞踊の手の形を思い出してください。

  手関節背屈+手指の伸展の力が必要になる手根部からの着地は、反動で振り下ろす力の使い方になります。

  手根骨と中手骨という柔軟性の乏しい大きな骨のほうから着地をしていくと、着地面積も大きくなって指先からのような繊細な着地はできません。

  1秒の何分の1かのタイミングの話なので、力の施術をしている人には全く理解不能な細かいことだと思いますが、痛みを抱えた方はそのタッチの違いがわかります。

  今朝ウォーキングをしながらそんなことを考えていました。

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2014年9月25日 (木)

「思い出のグリーングラス」が英語の歌詞では手触りの記憶だったこと。

  昨日、指圧に向かう車の中でFMから流れてきたジョーン・バエズ版の「思い出のグリーングラス」を聴いていて、「思い出」が手触りの記憶だったことに心を揺さぶられました。

 英語の歌詞は 「 It`s  good  to  touch  the  green  green  glass  of  home 」ですから、芝生の外にいて視覚に焼き付いた記憶ではなく、「庭の芝生に触れた手触りの記憶」です。

   夏の芝刈りの後の草の燃えるような匂い、足で芝生を踏んだ時の感触、「タッチ」という言葉によって頭に浮かぶ映像の距離がグッと縮まります。

   森山良子さんの歌う日本語の歌詞では「汽車から降りたら いつもの駅で 迎えてくれるパパとママ…」という故郷を想う甘酸っぱい幸福感のただよう歌という認識でしたが、調べてみると英語の歌詞では「死刑囚が監獄の中で故郷の夢を見た」という設定になっていました。

   原曲では看守に両腕をつかまれて死刑台に向かう描写をセリフで語り、最後の歌詞では「死体の私が故郷の人々に迎えられ芝生の下に横たわる」情景を歌っています。

   今までこの歌を英語の歌詞でちゃんと聴こうとして聴いたことがなかったので、黒人霊歌のような歌詞の内容にびっくりでした。

   グリーングラスの「思い出」が、「Touch」という触圧覚の記憶であることに気づいて、私は車で歌を聴きながら一瞬で芝生の手触りと草の燃える匂いに包まれていました。

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2014年9月24日 (水)

ノルディックウォーキング、ポールを引きずるように歩くという最初の指導に納得。

  スキー、ノルディック複合元オリンピック選手の荻原次晴さんがノルディックウォーキングの指導をしているテレビ番組を見て、その段階的なわかりやすい指導に感心しました。

    ノルディックウォーキングは2本のポール(ストック)を使う歩行運動で、スキーのクロスカントリーの選手の夏のトレーニングとして始まりました。

    ポールに付いているストラップに手を通すので「ポールのグリップは強く握らずに、肘を後ろに伸ばして、ポールを引きずって歩く」、これが荻原さんの最初の指導です。

    ポールの重さは500g以下のものが多いようですが負荷としてはそれで十分で、ポールの長さを利用して引きずることで、肩関節伸展(後方挙上)+肘関節伸展で上腕三頭筋(二の腕)をしっかりと鍛えることができ、肩甲骨内転で大・小菱形筋のエクササイズと大胸筋のストレッチの効果も得られます。

    ポールを引きずりながら歩行に合わせて肩が前に振られる動きは自然にまかせます。

    ポールのグリップを強く握れば屈筋群に力が入ることになって結局は日常の座位の手仕事と同じ使い方になってしまいますが、ポールを強く握らなければ肩関節伸展+肘関節伸展の動きが容易になって、肩こりのストレッチと二の腕のエクササイズに効果的な運動になります。

    荻原さんの次の段階の指導は、後ろに伸ばしたポールで地面を突いて、前に進む推進力にするようにということでした。

    後ろに伸ばし切った腕とポールで地面を突けば、自然と大股になって歩行速度が上がります。

    後ろを大きくとる歩行になるので、ノルディックウォーキングは座位の手仕事の疲れをストレッチしながら解消する運動になります。

    たまに両手にポールを持って歩いている人を見かけますが、ポールを強く握らずに引きずる感覚と、突く感覚を頭に思い描いてみたら、伊達にポールを持って歩いているわけではないことがよくわかりました。

 

 

 

 

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2014年9月23日 (火)

美容院脳卒中症候群。

 「美容院脳卒中症候群」というネーミングは強烈ですが、シャンプーの際に椎骨動脈の血流が阻害されて、めまいやふらつき、頭痛、吐き気などの症状が出ることを美容院脳卒中症候群と呼ぶそうです。

  頸椎後屈は前屈以上に苦しい姿勢なので、シャンプーの時に頸椎後屈で左右に頭を揺さぶられると発症しやすいようです。

  指圧・マッサージでも首に触れる時や、首を動かす時は細心の注意が必要です。腰や背中にヘルニアなどの神経の圧迫や傷があれば、首もつながっていますから通常よりも可動域は狭くなっています。

  美容院で首や腰の問診をしてシャンプーをすることもないでしょうから、嫌な感じがあれば我慢せずに一旦中止してもらいましょう。

  長時間星を眺めていても疲れるわけですから、シャンプーは頸椎を立位や座位と同じ中間位に近い姿勢で行うべきです。

  椅子やシャンプー台の交換ができなければ、枕やタオルなどで頸椎をサポートをするサービスが望まれます。

  首をいい加減に扱えば大変な事故につながることがあります。

  1ミリ、100gの圧し過ぎで状態を悪化させてしまうことがあるのが首です。

  美容院で首や肩を叩くことがありますが、本当に叩いてしまっているようなものはマッサージの叩打法ではあり得ません。

  叩くのではなく、できるだけ接触時間を少なくして触れた瞬間に手を上に引いて「リズムで体を目覚めさせてリラックスモードから現実世界で動ける体に戻すこと」が叩打法の目的です。

  美容師の方で気づいている方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

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2014年9月22日 (月)

エストロゲンのような働きのあるフェンネル(シード)を買うなら…カルディが安くてびっくり。

 「胃腸の調子が悪くて、便秘があり、喉の具合も悪くて、むくんで困る、更年期障害かもしれない」という指圧のお客様に、「フェンネルはその全てに効果のあるスーパーハーブなんですよ」という話をしたてまえ、近所のスーパーのスパイスのコーナーでフェンネルを探してみたら置いてありません。

 S&Bのスパイス・ハーブの小瓶でも売られているはずなのですが、需要が少ないためか、いくつかのスーパーを回っても置いてありませんでした。

  こういう時は、カルディ(コーヒーファーム)か成城石井です。

  カルディではうっかりスパイス・ハーブの小瓶だけ見て見落としてしまいましたが、店員さんに聞いてみると業務用の袋入り100gインド産がなんと237円で売っていました。

  成城石井にも行ってみると、こちらは20g入りの小瓶で2つのメーカーのフェンネルを売っていました。値段はカルディの業務用の袋入りよりもお高くなっていました。

  後で気づいて生活の木のフェンネルを調べてみると、こちらは有機のフランス産なので15g378円、100g1512円でした。

  生活の木の有機フェンネルの説明文には「フェンネルを摘まないのはおろかだといわれるくらい、様々な効用があるハーブ…」と書いてあります。

  カルディのフェンネルも成城石井のフェンネルも買ってきたので、昨日からフェンネルを食べて研究中です

  フェンネルは生薬ではウイキョウとよばれ、漢方薬の安中散や大正漢方胃腸薬でおなじみの成分です。

  クミンシードからカレーに直結する風味をとるとフェンネルという感じで、噛むと爽やかな酸味と苦みと後からほのかな甘味がやってきます。

  オーガニックにこだわりがあれば生活の木、そうでなければカルディのフェンネルでいいと思います。

  こじゃれたものを探す時は、カルディ、成城石井、生活の木のどこかにある確率が高いです。

  フェンネルが売ってなかったと言われたら差し上げようと思っています。

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2014年9月21日 (日)

変形性膝関節症の治療に軟骨細胞シート、「健康カプセル!ゲンキの時間」。

 今朝の「健康カプセル!ゲンキの時間」では膝痛を特集していました。

 まだ治験中とのことでしたが、自分の膝の軟骨細胞を培養した細胞シートを擦り減った軟骨部分に貼り付けて軟骨を再生する治療法が実用化されれば他の部位でも応用できそうです。

 軟骨細胞シート治験者の方の階段を下りる歩き方は、足を横についていたので、痛みは減っても患部が膝痛になる前のようには治っていないようですから、やはり術後のリハビリは重要です。

 体重が10kg増えると膝の負担が60kg増えるというのも厳しい現実です。

 体の使い方の工夫と、筋肉をつけることで痛みは軽減されますから、個性や運動能力に合わせた「リハビリ入院」でのトレーニングということも、今後増えていくのではないかと思います。

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2014年9月20日 (土)

足のリフレクソロジーの子宮の反射区は踵の内側の腎経にあり、卵巣の反射区は踵の外側の膀胱経にあること。

  リフレクソロジーの反射区と東洋医学の経脈について考えてみましょう。  

   足のリフレクソロジーの「子宮・前立腺の反射区」は足のかかとの踵骨内側面の真ん中にあり、東洋医学では腎経の位置にあります。  

   また、リフレクソロジーの「卵巣・精巣の反射区」は足のかかとの踵骨外側面の真ん中にあり、東洋医学では膀胱経の位置にあります。  

   下腹部正中線にある子宮・前立腺の反射区が腹部正中線の外5分(母指半分の幅)を通る腎経にあり、子宮・前立腺より外側に左右対称にある卵巣・精巣の反射区が脊柱の外1寸5分を通る膀胱経にあるということになります。  

   内踝と外踝の後ろから足先へ向かう神経は坐骨神経の延長です。  

   第4腰神経から第3仙骨神経からなる坐骨神経は生殖器を支配する神経と同根であるということができ、足の反射区の刺激は坐骨神経を介して生殖器への刺激にもなると考えることができます。  

   正中線にある子宮・前立腺の反射区が足の内側で、それより外側にある卵巣・精巣の反射区が足の外側にあるというのは、解剖学的な人体の形を反映しています。  

   手のリフレクソロジーでは、子宮・前立腺の反射区が手関節背側の母指と示指の延長線上(大腸経)、卵巣・精巣の反射区が手関節背側で薬指と小指の間の延長線上(小腸経)というのも、四足歩行の姿勢で考えた時に子宮・前立腺の反射区が上肢の内側、卵巣・精巣の反射区が上肢の外側になって、解剖学的な位置を反映させています。

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2014年9月19日 (金)

ふくらはぎのまばらなこりと強い筋肉痛+大腿四頭筋の筋肉痛。

  主訴が全身疲労と筋肉痛で、ふくらはぎを触った感触はさほどこっていないというケースについて考察してみました。

 指圧の前日に山城を見るために山に登っています。

  大腿は外側も内側も前側も後側も指圧をして痛みがある状態です。

  伏臥位膝最大屈曲の大腿四頭筋のストレッチでは強い痛みが出たので途中までにしました。

  大腿では大腿四頭筋に最も負担がかかっていたようです。

  下腿の指圧ではふくらはぎに強い痛みがあったのですが、感触はさほどこっているわけではなく、時々腓腹筋の中心に下から押し上げるような緊張が走りました。

  腓腹筋がそれほどこっていないということは、膝がしっかりと伸展した形で踵を上げてはいなかったようです。

 とすると大腿四頭筋の筋肉痛と矛盾してしまうようですが、狭い階段や一段が高い階段、細く急な山の坂道では、「スロートレーニングのような筋肉の使い方をしていた」と考えられます。

 山道で膝を伸ばしきらなくても、ゆっくりと膝を伸展することで大腿四頭筋には体重移動の負荷がかかります。

  木の根が横に張ったような急で狭い山道では足底全体を安定させて地面に着けないことがあります。

  滑らないように足趾屈曲で地面をとらえて踵が着地できないような時、ふくらはぎの最深部の長母趾屈筋、後脛骨筋、長趾屈筋、とその上のヒラメ筋を使って爪先立つことになり、膝軽度屈曲であれば腓腹筋はあまり使われません。

  ふくらはぎを触った感触では表面はあまりこっていないのに反応としては痛過ぎるので、ふくらはぎ深部の筋肉を使ったということが考えられます。

  安定の悪い幅の狭い階段での足底の着地では、バランスがぐらつくので大腿の四方に体重移動を微調整しながら立つこともあって大腿全体が筋肉痛になったのでしょう。

  また、左肩上部のこりと左三角筋前部繊維のこりからは、リュックを背負って左肩の前で左手で紐をおさえていたという使い方が考えられ、実際はショルダーバッグの紐をそのように押さえて山道を登ったということでした。

  一日前の山道がかなりの痛みを伴う筋肉痛になったわけですから急性の炎症なので、全身性に軽い刺激で血行促進をし、仕事は休みとのことでしたので一日ゆっくり過ごすことをおすすめしました。

  こういうケースではよくFAXで送られてくるような「早く治す手技」が効くことはありません。

  いくつもの小さな傷を修復するのに必要なことは、いじりまわすことではなく休養と栄養です。

  治ったつもりで通常の体の使い方や無理な動きをすると小さな傷ですんだはずのものが大怪我になってしまうことがあります。

  脊椎すべり症が治ったつもりで無理をして脊椎分離症に進行してしまうようなことは避けなければいけません。

  翌日けっこうな筋肉痛になるほどの山を登って見た山城は、雲に浮かぶ竹田城跡だそうです。

  登山のつもりで行ったほうがよさそうです。

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2014年9月18日 (木)

筋肉を増やして健康になる方法、「3分速歩をした後に牛乳を200ml飲む」、昨日の「ためしてガッテン」。

  昨日の「ためしてガッテン」では、筋肉が増えると免疫力が向上して健康な体になることを取り上げ、その方法として「3分速歩をした後すぐに200mlの牛乳を飲むこと」を紹介していました。

    加齢によって筋肉が委縮するとその隙間に脂肪が沈着して「霜降り肉」の状態なりますが、きつめの運動をした直後には失った栄養を取り戻そうとして筋肉にアミノ酸を摂り込む穴が開きます。

    きつめの運動後30分以内に牛乳を飲むと、筋肉はアミン酸を摂り込んで、アミノ酸はリンパ球を増やすグルタミン酸になるので免疫力が向上し健康になるというわけです。

 筋肉が増えると血糖値やコレステロール値が下がり、生活習慣病の予防にもなります。

 3分速歩した後はゆっくりと歩き、週の速歩の合計が60分になるようにすると効果的だそうです(例えばウォーキング中に3分の速歩を5回取り入れて、週4回ウォーキングを行います)。

 現在、健康保険組合の3分の2は赤字です。

 健康維持のために国民の一人一人が体を鍛えることは、保険医療を続けていくためにも求められています。

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2014年9月17日 (水)

「目のずれが肩こりの原因」となっているケースはそれほど多くないと思います。昨日の「みんなの家庭の医学」。

  昨日の昼過ぎの地震は緊急地震速報とほぼ同時くらいに揺れ出して、突き上げるような縦揺れの後、しばらく揺れが続いたので玄関から外に出て様子をうかがっていました。

  東日本大震災との違いは停めてある車が動くようなことがなかったことです。

  それでも神棚から神鏡が2つ落ちて、2階ではギターのボトルネックが2つ棚から落ちていました。

  落ちたのは銀色で丸いものが4つ、ちょっと何事かありそうな銀色しばりです。

  夜は「みんなの家庭の医学」で肩こりがテーマだったので期待して見ていました。

 「目のずれが肩こりの原因」ということでコーナーを盛り上げたかったようですが、「原因となる可能性もある」など、見ているうちに主張のトーンダウンは明らかで、そもそも全ての人にある目のずれを肩こりの主原因にしてしまうと、「目のずれの幅が大きい人はそれが肩こりの原因となっている可能性もある」という、なんともやんわりとしたお知らせしかオチにはできなくなります。

 目のずれからくる肩こりの対処法で「パソコンやスマホを見なければいい」ということをあげていましたが、これは眼精疲労と同じで「目のズレ」を問題にするまでもありません。

 「目のズレを修正する脳や目の筋肉の疲労が交感神経を優位にして僧帽筋がこって肩こりになる」というもっていき方も、交感神経が優位になって緊張するのは脊柱起立筋も同じですから、何も目と僧帽筋だけがつながっているわけではありません。

 やはりそこには猫背姿勢で長時間手作業をすることでのストレッチ不足や、撫で肩の筋力不足が大きな原因となっています。

 目を温めたり、マッサージをしたりという対処法も一般的なことで、目のずれが大きな人がメガネで補正するという眼科的治療を紹介したことがこのコーナー唯一のメリットだと思いました。

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2014年9月16日 (火)

薄暗いうちにウォーキングに出かけたら…。

 夜明けが遅くなってきて、今朝は新聞休刊日なので5時にウォーキングを始めたらまだ周りは薄暗くて、咲き始めた曼珠沙華がおどろおどろしく見えました。

 コンビニの近くの坂道の、歩道と車道を分けるコンクリートに長い髪の女性が座っていて、冬のサッカー観戦で着るようなコートを着ていたのも妙な感じで、何事か叫んだような叫ばなかったような、嫌な気配を感じたのでそちらへは行かず、一周りして戻ってみたらもうそこには誰もいませんでした。

  酔っぱらっていた人なのか、変な薬でも使っていた人なのか、コンビニの店員さんが休憩していたとか…、幽霊ではなさそうですが、物騒な事件も多いので、ウォーキングは明るくなってから出かけたほうがいいですね。

 明るくなった川の土手や田んぼの畔では去年よりも曼珠沙華の開花が順調なようで、今が見頃と真っ赤な存在感を示していました。

  更年期障害に使う精油を考えながら歩いていたら、フェンネルが頭の中でクローズアップされてきました。

  フェンネルにはエストロゲン様作用があり、ウイキョウですから胃腸薬になり、水の代謝を促進し、神経の鎮静、去痰と、胃腸から腎、脾、肝、肺までをカバーするスーパーデトックス精油です。

  更年期障害にフェンネル増量カレーは効きそうです。

  来週はもう秋分の日です。日除けの簾をそろそろしまってもよさそうです。

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2014年9月15日 (月)

タッチセラピストが求めるタッチとそれ以外の人がこれで良しとするタッチの本質的な違い。

 このブログでよく出てくるのがセラピーのタッチと施術のタッチの違いです。

 昨日は10月25日の生活の木のセミナーでセルフマッサージをしていただく唾液腺マッサージについて正解を考えていました。

 「唾液腺マッサージ」で検索して出てくる歯医者さんなどの口腔ケアの唾液腺マッサージはほぼ同じことが書いてあります。

 もちろん3つの唾液腺をマッサージするのですから、唾液腺の位置に違いはありません。

  耳下腺は耳の穴の前から下額骨内縁を円を描くように刺激する、顎下腺は耳の下の下顎骨後縁から顎の下に向かって圧していく、舌下腺は舌の裏側を顎の下から圧し上げるというのが唾液腺マッサージの施術として紹介されています。

 舌下腺の施術はそれでも顔をリフトアップさせることになりますが、耳の下で円を描いたり、耳の下の下顎骨の後ろから顎の下を前歯に向かって圧していくと「顔がたるむなぁ」というのが私の気になるところです。

 セラピーのタッチを追求していくと、セラピストは「今のベストな形に仕上げるために丁寧なことをしたくなります」。

 顔がたるむ方向で終わらせるのではなく、最後にはリフトアップさせてより良い顔の形にして終わりたいと思うわけです。

 たとえば上顎の第2臼歯に面する頬粘膜を貫いて口腔前庭に開口する耳下腺のマッサージで円を描くよりは、リフトアップの方向に圧し上げたいので耳の穴の前から下に施術部位をとるにしても斜め上に圧し上げながら下がっていき、さらに頬骨内側下縁からもう一度リフトアップの方向に戻りたいと私は思います。

 顎下腺のマッサージも元の方向に戻ればリフトアップになります。

   今朝、唾液腺マッサージの正解を探りながらやってみたら、梅干しとレモンを一緒に食べたみたいに唾液の分泌が盛んになって口の中が潤っています。

   円を描くサークリングよりも、私はリフトアップの指圧のほうが効果がありました。

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2014年9月14日 (日)

1点に力を集める体の使い方。右投手は左腕を体幹に巻きつけ、左右の股関節を内旋させる。

 指圧は強い力を出すことが必要なのではありません。常に適量を探り、もし間違えるなら弱いほうを選択する、それが大事な体を傷つけないための鉄則です。

 それでも、1点に圧刺激を集められるような体の使い方を磨いていく必要はあります。

 体重を1点に集める体の使い方として右投げの投手の左腕と股関節の使い方を考えてみましょう。

 右投手の左腕は「肩関節内旋+肘屈曲+手関節橈屈」で体幹に巻きつけるように使うのが良いとされています。

  一本の長い棒の上を右手で持ち、下を体幹に巻きつけた左手で持って、体幹から体重移動をする感覚で体を使います。

  大きな体で右腕の力で投げる外人の右投手と違って、日本人の右投手はレベルが上がるほど「左手から渦巻が背中を通って右腕に伸びる」ように、体幹と右腕を連動させて体を使います。

  左肩が外旋し、左肘が伸展し、左手が尺屈すれば、どれも体幹から離れていく動きになるので、ボールへの体重移動は甘くなります。

  ボールに力を与えるためには、左腕を体幹に巻きつけて、棒の上下を握って右腕を振り下ろすような上半身の体重移動に加えて、左右の股関節を内旋させることで下半身の中心の延長線上に体重移動をして、ボールのコントロールを安定させ、外に力が逃げないようにします。

  体重移動がボールに伝えられている右投手の軸足となる右足は、股関節を内旋させて蹴り上げるのでスパイクの裏側が上を向きます。

  右足のスパイクの裏が内側を向く右投手は下半身の体重移動が甘いのでボールの力が弱く、コントロールが安定しません。

 この体幹と左右の腕を渦巻のように連動させて使い、左右の股関節を内旋させる投球フォームは頭の中で一球投げてみただけでも重労働なのがわかります。

  指圧の場合はそこまで筋力を使う必要はないのですが、1点への体重移動の方法として参考になる方もいるかもしれないと思い書いてみました。

 

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2014年9月13日 (土)

リフクソロジーで手足の指紋部(趾紋部)が頭部・脳の反射区であるその理由。

  リフレクソロジーで手足の指紋部(趾紋部)が頭部・脳の反射区となっていることについて考えてみましょう。

  手足の先端は、感覚神経と屈筋の運動神経を使って、探る、つかむ、地面を蹴るといった脳と直結した働きをしています。

 熱い、冷たいの温度覚や、硬さ、柔らかさの触圧覚、棘が刺さった時の痛覚など、指紋部のセンサーは脳にその情報を伝えます。

  柔らかいものを握り潰さないように持つという巧緻性は、感覚神経と屈筋の力加減の調整があってこそ生まれます。

  足趾を曲げて地面をつかみ、地面を蹴るという動作は、しっかりと足趾に体重をかけて遠くへ踏み切るというような意志のある行動です。

  足趾に体重をかけずに歩けば、踵が上がらず、ふくらはぎの筋肉が使われないので「ふくらはぎがむくみます」。

  現代では足趾に体重をかけてしっかりと地面を蹴らなくても生活することができます。

  大型の肉食獣から逃げなければならなかった時代とは違い、おしゃれな硬い履物をはいて足趾で地面を蹴ることを意識せず歩いても生活に支障はないのです。

  しかし逆に考えれば、地面が硬いのか、泥で沈むのか、足先のセンサーを使って歩くことや、大股で速く歩こうとして地面を足趾でしっかりと蹴って歩くことは感覚神経と屈筋をしっかりと使うので脳を活性化させます。

  指圧で、皮膚に触れた瞬間からその体の熱や硬さを探り、どこまで体重をかけていいのかを探りながら筋肉に指を沈めていくことは、「指紋部の触圧覚→脳→指紋部までの運動神経」という、脳の働きを活性化させる「自分の指の脳の反射区のツボ圧し」にもなっています。

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2014年9月12日 (金)

バス旅行前後の指圧で腰痛を防ぐ。

  腰痛持ちの60代女性、仕事関係の親睦一泊バス旅行の前日に指圧をして、帰った翌日に指圧をしたら腰痛は悪化していませんでした。

  旅行には行きたくないとのことでしたが、天気が良かったそうで、上高地のさわやかな空気は喘息の持病にも効果があったようです。

  いつもなら指圧を始めてしばらくすると副交感神経が優位になって気管支が収縮するので何回か続けて咳が出るのですが、旅行後の指圧では小さな咳が一回出ただけでした。

 旅行では古墳への階段を上ることがあり、痛みのある左の腰をかばったようで、右の大殿筋や中殿筋、大腿四頭筋のエクササイズになって小尻効果、大腿の引き締め効果がありました。

 爽やかな空気の中でしばらく過ごせば、喘息にも腰痛にも効果がありそうです。

 嫌々行く旅行のストレスで腰痛を悪化させて帰って来るかと思っていましたが、各地で大雨被害も出た日なのに天候に恵まれて、転地療養になったようです。

 体調が心配な方は、旅行前に指圧でメンテナンスをして、旅行後のメンテナンスの予約をして出かけると、安心感が違うようです。

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2014年9月11日 (木)

手のリフレクソロジーの「みぞおち」の反射区と心包経の「労宮」のズレ。

  足のリフレクソロジーの目の反射区と、東洋医学で目の治療穴となる肝経のラインとのズレのようなことは手にもあります。

    手のリフレクソロジーの「みぞおち」の反射区は示指と中指を折り曲げて当たる手掌側の位置にあります。

    みぞおちは心窩部とも言いますから、心窩部痛があれば胃か心臓の病気を疑います。

    手のリフレくソロジーのみぞおちの反射区から少し小指よりの「中指と薬指を曲げて手掌に当たる位置の中間」にあるのが心包経の「労宮」です。

    心包は心臓を包み守る膜であると考えます。

    虚血性心疾患などの心臓病は心包経の病気と考えますから、私は心包を冠状動脈とイメージしています。

     「心」が損傷されると「神」が去って死となりますから、心包は心に代わって内外の邪を受けるため、常にストレスにさらされていて疲労が溜まります。それが手掌の「労宮」に反映されます。

  手掌上部の手相の感情線のあたりの「示指と中指の間くらいにあるのがみぞおちの反射区」、「中指と薬指が付くところの中間が労宮」です。

   この中指の幅のズレは、胃の痛みや狭心症の痛みを反映するツボの位置が患者によって微妙に違っていたことを示しているのでしょう。

  「心窩部」を反映するツボは、示指から始まる大腸経と中指に終わる心包経の間なのか、中指に終わる心包経と薬指に始まる三焦経(口から肛門まで)の間なのか。

  私はこれがツボの位置は微妙にずれていくものであることを示している好例だと考えています。

  臨床でケースによって探っていけということで、先人の経験でも良く効いた位置は微妙に違っていたのでしょう。

 

 

 

 

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2014年9月10日 (水)

デング熱の蚊除けの精油。

  デング熱の感染者が80人を超えて、防虫スプレーが売れているそうです。

    デングはスペイン語で「気取った、引きつり、こわばり」を意味するそうで、デング熱にかかった人の歩き方が引きつってダンディに(気取っているように)見えたことからデング熱と呼ばれるようになったそうです。高熱が出て引きつるような感染症にはかからないようにしたいものです。

    指圧にいらっしゃる高齢者の方の中には衣服や体から煙たいほど蚊取り線香の匂いをさせている人もいて、今蚊に刺されたくない気持ちは皆同じです。

    しかし、呼吸器の弱い高齢者の方が閉め切った部屋で蚊取り線香の煙の中にいるのは体にはよろしくないでしょう。

    精油には防虫効果に優れたものがあります。

    アロマ環境協会の実験では、メスの蚊100匹入れたケージの中で両腕の25c㎡を露出し、エタノールで消毒後、1c㎡にレモングラス精油5mgを塗布した部位の防虫効果は12時間で74%の忌避効果があったことが確認されています。

 (被験者に呼ばれなくてよかったです。)

  短時間ならもっと蚊に刺されにくいということです。

  レモングラスの他にも、シトロネラ、レモンユーカリなど、レモン調の香りでシトラールやシトロネラールを含む精油は防虫効果に優れています。

  また、パチュリ、クローブ、ゼラニウム、ローズウッド、ベルガモットなども防虫効果を持った精油です。

  防虫スプレーが売り切れになっていたという話を聞きますが、防虫スプレーが買えなくても、ティッシュに精油を含ませたり、アロマペンダントやオーデコロンを作って蚊除けに精油を身にまとうということができます。

 

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2014年9月 9日 (火)

生後4ヶ月 男児死亡事故の「ずんずん運動」はプロレス技のベアハッグ(サバ折り)、こぼれていかないように命を掬う手ができていなかったこと。

  昨夜のニュースで、死亡事故を起こしたNPO法人代表が「ずんずん運動」を施術している映像を見ました。

 「おへそを合わせて抱っこをして、往復運動ではなく一方向に背中を伸ばしている」と語りながら行っていた「ずんずん運動」は、赤ちゃんの頭が大きく後ろに反りかえっていて、プロレス技のベアハッグ(サバ折り)を見ているようでした。

 「首をひねっているのではない。赤ちゃんが行きたい方向に行くのを、『追いかけて、追いかけて、追いかけていっているだけだ』」とも語っていましたが、それはやり過ぎです。

  やっと首がすわったくらいの乳児の頭を、ゾンビのような手が追いかけてくれば、その嫌な手から逃げるのは当然です。

  頭の重たい乳児が自力で首を戻せないような不自然な形に頚椎を最大回旋をさせて、その頸動脈に手を当てている映像は「首をねじ切ってとどめを刺す鬼の地獄絵」を見せられているようでした。

  その手がゾンビの手に見えたのは、「四指の隙間が空いている」ので、赤ちゃんの体にゴツゴツと当たる触り方だからです。

  愛のあるタッチなら「四指の隙間を閉じて、水を掬うように、皮膚の表面に手掌全体をふわりとフィットさせます」。

  大切な命が指の隙間からこぼれていかないように愛があれば自然とそうなるはずです。

  それこそが「かよわい命に対する母心の手」です。

  たまたま昨夜の「きょうの健康」でも「首を強く圧せば揉み返して余計に首の筋肉が硬くなること」を注意をしていました。

  ただ刺激をすることだけを考えて繰り出す「施術の手」では、弱い人の命をたすけることはできません。

  良かれと思ってやっているとしても、それは殺法の手なのです。

    自分がベアハッグをされたり、首をひねられて前頚部の頸動脈を押さえられたら不快なことくらい想像できないような人は、人に触れてはいけないのです。

  水を掬うように命を救う手と感性を作ってください。

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2014年9月 8日 (月)

「肩こりを脱ぐ」という視覚的効果。Tシャツから肩を出す軽擦。

  Tシャツの中に手を入れてTシャツから肩を出す軽擦をしてみましょう。

 鏡の前に立って、襟から手を入れて手掌軽擦をします。

 古くなって襟回りがゆるくなったTシャツのほうがもったいなくないですし、肩が出しやすいです。

 Tシャツの着圧で密着のある手掌軽擦をすることができます。

 左肩なら右手で前から肩を軽擦するので、内旋し挙上した肩の位置を、後ろに戻し、下げることができます。

 大事なことは「肩こりを脱いだ!」という視覚的な効果です。

 僧帽筋や肩甲挙筋といった肩を上げる筋肉と肩甲下筋や大円筋や広背筋といった肩を内旋させる筋肉と肩を内転させる大胸筋のストレッチにもなります。

 側頚部から上腕の上部まで軽擦します。

 鏡を見て、左右の肩の高さの違いや猫背姿勢を確認し、正すことが大切です。

 Tシャツから肩を出すことは、恥じらいをともなう行為です。

 この視覚刺激は女性ホルモンの分泌を促すはずで、それによっても肩こりを緩和することになります。

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2014年9月 7日 (日)

子育て支援NPO法人代表の無資格マッサージで生後4ヶ月の男児、低酸素脳症・多臓器不全で死亡のニュース。

 8月の埼玉県の広報に「無資格者のマッサージに注意」という記事がありましたが、相変わらず事故が多いようです。

 今朝の産経新聞には「子育て支援のNPO法人(新潟県上越市)代表の56才の女性が、6月に大阪市淀川区で生後4ヶ月の男児にマッサージをしたところ体調が急変し、低酸素脳症から多臓器不全になって施術の数日後に死亡していた」という記事がありました。

  この女性はあんま・マッサージ・指圧の無資格者ですが、NPO法人の活動では「親子が向き合う抱き方や、マッサージを指導していた」ということです。

  この女性は昨年にもマッサージを施術した幼児を死亡させているということなので、何故そこでマッサージをやめさせられなかったのかが疑問です。

  この女性の施術で体調が悪くなった幼児は他にもいたに違いありません。

  低酸素脳症になるような急所といえば、胸鎖乳突筋上部内縁の「頸動脈小体」を、強く圧したか、長く圧したか、あってはならないことですが左右同時に圧したのではないかと考えられます。

  おそらくこの女性は頸動脈を圧迫するということの怖さをわかっていなかったでしょうし、頸動脈小体が圧を感知すればその働きによって血圧と心拍数の低下をきたすという知識も持っていなかったのでしょう。

  このNPO法人は東京と大阪にも事務所を持ち、専用の抱っこひもを開発するなど活動は広がっていたようですが、理事長の男性のコメントとして「なぜ亡くなってしまったのか分からず困惑している」とあるように、マッサージについては甘く、軽くみていた素人集団としか思えません。

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2014年9月 6日 (土)

「いぶりがっこ(タクアンの燻製)」をいただきました。焦げた匂いと心の臓。

 秋田名物の「いぶりがっこ」をいただきました。

 指圧をしながらお客様の出身地の秋田情報で私が知っている「壇蜜、落合、稲庭うどん、はたはた、比内鶏…」とあげていった中に「いぶりがっこ」があって、わざわざ届けていただきました。お気遣いいただいてかえって申し訳ありませんでした。

 施術の現場では「転地療養感を出せ」と講座ではみなさんにお話ししております。

 日常の現実からお客様の気を離して、気を転じるようにしていくことが転地療養感のある施術です。

 「いぶりがっこ」は薄く切って食べると美味しいと言われたのでそうしてみると、言われた意味がすぐにわかりました。

 いぶりがっこの表面の皮の部分だけに燻された香りがあって、中はシャッキとしていて、しっかりと甘じょっぱい味付けが浸み込んでいます。

 生のダイコンを食べて、タクアンの調味液を口に含んで、燻製の煙の中を煙を口に吸いながら歩いてくると、こんな味になりそうです。

 皮の味と中身の味の両方に主張があって、透けるほど薄く切っても十分に味と香りとその余韻を堪能することができます。

 これが「いぶりがっこ」なら、私が以前食べたものはしなっとしたツボ漬けのまわりを多少スモークした程度の別ものです。

 指圧と「指圧みたいなもの」の違いくらいの差がありました。

 東洋医学の五行の分類では五臓の心と五臭の「焦」が対応します。

 香ばしく焦げた匂いのするものを適量食べれば心を強くし、食べすぎれば心を傷つけることになります。

 去年は五味子のジャムが新しい味の発見1位でしたが、今のところ今年の新しい味の発見暫定1位は「いぶりがっこ」です。

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2014年9月 5日 (金)

介護予防ボランティア講座最終回とアロマ指圧講座。

 昨日の介護予防ボランティア講座最終回は運動の流れの総復習の後に、具体的に決まっている今後の活動予定と各自の意気込みや感想などの発表があり、ボランティアの会員証と黄色いTシャツをいただきました。

   今後は町と理学療法士の支援を受けながら各自治会で介護予防運動の活動が行われ、週一回高齢者の方に運動に参加していただいて、最初の回と3ケ月毎に体力測定を行って運動の効果をチェックしていきます。

   運動によって介護のいらない人を増やしていかなければ、少子高齢化で要支援、要介護の人が急増することは間違いありません。

   介護がいらない人が増えれば、われわれが納める介護保険料の負担が軽くなるという経済的なメリットもあります。

   運動に参加してほしい介護予備軍の方は、なかなか腰が重くて活動的ではないなど、いろいろと問題は山積していますが、参加に名乗りを上げた地区ではこの秋から「ゆずっこ元気体操」の名で介護予防運動が始まります。

 

   午後は飯能生活の木でアロマ指圧講座、テーマは「吐き気」でした。

   嘔吐には脳が刺激されて起こる中枢性嘔吐と、内臓や末梢からの刺激による反射性嘔吐があり、いずれも延髄の嘔吐中枢に刺激が伝わって嘔吐が起こります。 

  講座では嘔吐中枢のある延髄への指圧(項窩のツボ「瘂門(あもん)」を眉間に向かって斜め上に向けて圧します)、手関節掌側横紋中央から肘に向かって2寸の「内関」の指圧、第2趾を曲げて足底につくところ「裏内庭」の指圧、頭頂部「百会」の指圧、背部の「胃兪」の指圧など、吐き気に効果のあるツボを紹介し、いきなり吐き気のツボからではなく横臥位で背中の交感神経支配領域からゆるめていくことなど、妊婦さんのつわりにも対応できる指圧実技を行いました。

   アロマオイルトリートメントでは、吐き気に効果の期待できるぺパーミントとブラックペッパー各1滴1%濃度で、胸鎖乳突筋外縁の二指軽擦を胸骨頭起始部外縁の「気舎」へ下ろしてから、鎖骨上部を外側に向かうなど、指圧であげた他のツボ周囲にも軽擦をしました。

    「リフレクソロジーの目の反射区は足底の母趾寄りの「裏行間」のほうがいいのではないか?」説も紹介して、足の甲側で母趾内側の付け根「行間」と「裏行間」を同時に圧してみてもらったところ、「圧してすぐに目がスッキリしてきた」という評価をいただきました。

   原宿でも「吐き気」の講座をしてみたいと思いますが来年四月以降になります。目の反射区については10月15日の講座で触れさせていただきます。

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2014年9月 4日 (木)

気が病んで「病気」、痛みがあっても気が病まなければ…。

 今日は介護予防ボランティア養成講座の最終日で、午後には飯能生活の木でアロマ指圧講座もあります。

 7月、8月とボランティア講座と生活の木のセミナーが入って忙しくなって、暑かったのに去年、一昨年ほど「疲れた」とか、陽射しを「まぶしい」と感じなかったのは毎日庭で収穫して食べていたブルーベリーとカシスのおかげかもしれません。

 庭のカシスは終わって、ブルーベリーも残すところ後わずかです。

 目と頭のひらめきに、ブルーベリーとカシスは役に立ってくれていたような気がします。

 ブルーベリーは青、カシスは黒で、五行の分類では五臓の肝と五色の青、同じく腎と黒が対応し、五官では目と青、耳と黒が対応します。

 ブルーベリーで肝機能と視覚、カシスで腎機能と聴覚の働きを活発にできて、気づきの多い夏だったのかもしれません。

 気が病んで「病気」ですから、元気なら痛みがあっても病気とは感じないこともあります。

 効いている感じのある身近な健康法を持つと、薬になり、お守りになって、ストレスに強くなることは間違いありません。

 これから冷えてくると、黒い色の食品は腎機能を活発にして「水」の代謝が促されて、血行促進によって体を温めることになるのでお薦めです。

 

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2014年9月 3日 (水)

片足立ちの挙げたほうの足の位置をどこにするか?

 明日が介護予防ボランティア講座の最終回になります。この講座は片足立ちについて考えるきっかけになりました。

 片足立ちのバランスをとるために、私はしばらくの間、挙げたほうの足の位置を外側に開く感覚で立っていました。

 何も考えずに片足立ちをしてみて、片足立ちの下肢内側に重心が移動すると体が内側に倒れるのを踏みとどまれないということがあったので、片足立ちの足の外側に体重をかけて、挙げている下肢は股関節外転気味にして「やじろべえ」のようにバランスをとっていました。

 特に姿勢の指示はないのでこれでもいいのですが、いろいろと試しているうちに正解は「歩行の時に足を上げる形」なのだ気づきました。

 遠回りをしましたが、しっかりと下肢の筋肉を使って歩く時のように、やや股関節内転で足を挙げればいいのです。

 私は始めの頃はこの感覚がしっくりこなかったのです。

 「歩行の時に足を上げる形」は、挙げるほうの足の股関節を少し内転させて体幹より前に足を挙げます。

 この形は歩行で挙げている方の足が地面に着地する直前の姿勢です。

 この姿勢は片足立ちを股関節伸展気味にしていることになるので、大腿四頭筋だけでなく大腿後側のハムストリングスも使って壁押しの時のような等尺性収縮の筋肉の使い方になります。

 片足立ちのほうの爪先はやや外側に開いて、足の内側に重心が移動しないようにします。

 仙骨で股関節を前に押すイメージで立つことができると、股関節伸展の力がさらに安定します。

 また、腹直筋に力を入れることと足趾で床をとらえることを連動させます。

 腰に手を当てて、肩甲骨を寄せ、顎を軽く引き、背中を伸ばします。

 挙げている足が前やや内側にあることで、もともと1本の足で立つ木のような安定が得られます。

 下腿の筋肉では、ふくらはぎ外側深部から足底の母趾に延びる長母趾屈筋で足底屈+母趾屈曲で床をとらえる感覚と、前脛骨筋の足背屈+内反で足の重心を外側で踵側に安定させる感覚を、微妙に重心を移動させることで交互に感じることができるようになりました。

 

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2014年9月 2日 (火)

右肋骨の痛み→花火を見上げていた→左の頚と腰に痛みがある人の右背部神経根が圧迫されて肋間神経痛。

 8月最後の週末に地元の花火を見に行って、右肋骨が痛くなった60代女性、頚椎症で左の頚部の手術をしていますから、空を見上げることは後頚部から背部の筋肉を緊張させることになるので、右側に頭と体幹を傾むけて左頚部を緊張させないようにしていたはずです。

 左の頚の手術の影響は慢性的な左腰痛としても表れています。

 「リウマチではないか」と心配になったそうですが、左右対称性の痛みでもないし、手足に変形もないので、まずその心配はいりません。

 2年前の手術後は頚を触ることができなかったほどでしたから、頚のいきたがらない動きである「伸展(後屈)」で花火を見ることができるようになったことは素晴らしい回復です。

 「花火が大好きな旦那様のお供」で、今年は雨の熊谷の花火大会にも出かけたとか。

 帰りはピストン輸送の臨時バスが満員で、駅まで歩いてタクシーで帰ってきたそうです。

 空を見上げて頚と背中の筋肉が収縮し、帰りは右手に荷物を持って駅まで小一時間歩いて右背部の緊張を強めたようです。

 右頚部から背部、肋間を中心に全身指圧後、右肋間の痛みは消えていました。

 体幹の右側屈+後屈で右脊柱起立筋が収縮し、神経根を圧迫して右肋間に神経の痛みが走っていたようです。

 一過性のもので心配はいりません。

 

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2014年9月 1日 (月)

内踝3寸上の三陰交で3つの経脈が交差することは長母趾屈筋がふくらはぎの外側から内踝に入ってくることを感覚で反映させたのでしょう。

  足から上行性に下肢内側を遡る(さかのぼる)3つの陰の経脈(腎経・脾経・肝経)は、内踝3寸上の脾経「三陰交」で交差します。

 この3つの経脈と対応するかのように、ふくらはぎの最深部の3つの筋肉は内踝の後ろ側を通って足底に停止します。

 ふくらはぎの最深部の筋肉は、外側が長母趾屈筋、真ん中が後脛骨筋、内側が長趾屈筋です。

   外側にある長母趾屈筋は内踝のほうへ曲がりこんできて、足底の母趾末節骨底に停止し、足底では3つの経脈が三陰交で交差するように、ふくらはぎ深部の3つの腱(筋肉の先端)が交差します。

 下腿が下に向かって内側にカーブしている形と、長母趾屈筋の走行はほぼ同じです。

 経脈の流れは、指先の感覚と、関節の屈曲や伸展で起こる微妙な筋肉の盛り上がりの観察でできあがってきたはずです。

   膀胱経が大腿後側で二つに分かれる流れが、脛骨神経と総腓骨神経の分岐と一致しているように、陰の経脈の三陰交での交差はふくらはぎ最深部の3つの筋肉の交差を反映させてのことなのでしょう。

 ツボや経脈を最初に見つけ出して提唱した人のように、セラピストは一つの治療ポイントに向き合っていくべきです。

   定番のツボの受け売りではなく、そのクライアントの今現在の体の反応点は主訴に対してどのように現れてくるのかを、指先の感覚で探りながら、解剖学、生理学と照らし合わせて正解を導き出していきましょう。

 長母趾屈筋の走行は、「強く使いたい筋肉だから遠心力が大きく働く外側において、足首からのねじれを加えてさらに強く使えるようになっている」と考えることができます。

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