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2014年9月26日 (金)

インドネシア舞踊の手、手関節背屈+手指過伸展で「支える手」、しかし振り下ろせば攻撃の手。

  インドネシア舞踊を見ていたら、手関節背屈で手指を過伸展させた「非日常の手の形」に目が止まりました。

  インドネシア舞踊の手関節背屈で指を反らせる手の形は、籠や壺を肩や頭の上で担いだり、坂道を上る時や体を起こす時に後ろから背中を支えてあげる手の形です。

  指を普通に伸ばしているだけならそれは優しい手の形という印象になりますが、過伸展させた指には力強い印象が加わります。

  野球の投手がボールをリリースする瞬間の指を静止画で見た形とインドネシア舞踊の手の形は同じ使い方ですから、手関節背屈+手指過伸展の形から手関節掌屈+手指屈曲に振り下ろせば、瞬時に攻撃に移ることができます。

 さてこのことを踏まえて、手掌を皮膚に密着させる時に、手根部の方から着地させるのがいいか、指先から徐々に着地していったほうがいいかということについて考えてみましょう。

  指圧のように首から腰に向かって遠心性に施術をしていく時は、丁寧に密着するなら、指先、指紋部、DIP関節、PIP関節、MP関節、手掌中央、手根部くらいに段階的に着地することができます。

  部位を移動する時は手根部のほうから浮かせていって、手根部のほうが高く指先が低い状態から、また指先から徐々に密着させていきます。

  遠心性の施術の場合はこれが自然です。

  では求心性の施術の場合は手根部から徐々に皮膚に密着させていくことが丁寧なタッチになるのでしょうか?

  ここでインド舞踊の手の形を思い出してください。

  手関節背屈+手指の伸展の力が必要になる手根部からの着地は、反動で振り下ろす力の使い方になります。

  手根骨と中手骨という柔軟性の乏しい大きな骨のほうから着地をしていくと、着地面積も大きくなって指先からのような繊細な着地はできません。

  1秒の何分の1かのタイミングの話なので、力の施術をしている人には全く理解不能な細かいことだと思いますが、痛みを抱えた方はそのタッチの違いがわかります。

  今朝ウォーキングをしながらそんなことを考えていました。

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