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2015年3月31日 (火)

練習を重ねなければできないタッチの習得は認知症予防になる。

 今日が年度末、年が明けてからの3ヶ月を振り返ってみれば時間の流れが早く感じられます。

 明日は認知症予防のセミナーの打ち合わせがあるので、「あんま・マッサージ・指圧」のいろいろな手指の使い方を練習することによって認知症の予防になるということを一つのテーマにしたいと考えています。

 難しい技の習得と、繊細な触圧刺激の感覚を開発することによって脳を刺激することは、認知症予防に効果があるはずです。

 もちろん施術をすることだけでなく、どなたかに施術をする時には受ける側も健康にすることができます。

 伝承されてきた手技は指力を使うことではないということを実技を通して知っていただくだけでも脳と手指の刺激になるはずです。

 

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2015年3月30日 (月)

左の首から腰の痛み、左を下にして寝られない。

 40代女性、左の後頚部から腰が痛くて左を下にした横向きでは寝ることができません。仰臥位でもバンザイをしなければ寝られないそうです。

 座位ではインドの踊りのように首が肩の中心より左に平行移動していて、ズボンの中心線も左にずれています。

 急性腰痛の時は患部を下にして横になると指圧効果で痛みが軽減することもあるのですが、このケースは左半身が詰まり過ぎていて圧をかけると症状が悪化するようです。

 一番こっていたのは左の首でも腰でもなく、左背部第9~12胸椎間の脊柱起立筋でした。

 両上腕外側もこっていて、仕事で重いものを持ち上げることが多かったようです。

 背部のこり、前胸部と上腕のこりをゆるめると、指圧後の座位では脊柱が体の中心線に戻り、ズボンの中心線も真ん中に戻りました。

 花粉や朝と昼の温度差などストレスになる環境要因も多いですし、年度替わりということももあって心身に疲れが溜まりやすい時期です。

 疲れがひどくならないうちに早目にメンテナンスにいらしてください。

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2015年3月29日 (日)

資格取得から30年後の保育士デビュー。

 昨日指圧をしたお得意様は今までは事務職でしたが4月から保育士の仕事をするそうです。

 先日は研修を受けてきてどうやら子供たちから風邪をもらって声はかすれ、お疲れです。

 子育てが終わって、資格取得から30年後の保育士の現場は理想とは違うことが多いようですが、どうかあきらめずに活躍していただきたいと思います。

 2才児までを担当することになるそうで、中腰や手をつなぐことでの体幹の側屈で腰が心配だと仰っていましたが、研修中は骨盤ベルトで予防していたそうで、今回の指圧で腰に問題はありませんでした。

 やる気が疲労に勝っているので、指圧でメンテナンスをしながら体も徐々に保育士の筋肉を作っていけるでしょう。

 サービス残業が当たり前の職場だそうで、現代社会が抱える問題の縮図に飛び込んでいくことになりますが、できる限りのサポートを指圧でさせていただきたいと思っています。

 新卒で保育士になる人とは違う社会経験や母親としての経験を活かしてきっと子供たちに楽しい時間を作ってあげられることと思います。

 預けられる子供たちも親と同じように保育園で務めています。

 4月から新しい環境に身を置くことになる皆さん、構え過ぎず、縮こもらず、新しい刺激を楽しんでください。

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2015年3月28日 (土)

50代女性、頭痛、指圧に来る途中で鼻血。

 肩こりから頭痛になって数日頭痛が続いていた50代女性、指圧に来る途中に鼻血が出たそうです。

 後頚部から後頭部の痛みが主で、吐き気はなく、筋緊張性頭痛のようです。

 右上腕の内側も外側もこっていて、前胸部もこって、両腕の前方挙上は120°を過ぎて上がりにくくなっています。

 右肩上部のこり、背部のこり、仰臥位下肢の指圧では左大腿内側「肝経」にこりがありました。

 これは右手の使い過ぎに対して左股関節内転が伴っていたという対角線のこりです。

 のぼせによる鼻血と、血を蔵する「肝経」のこりは結びつきます。

 足趾の指圧がいつになく痛かったそうで、頭から一番遠い第5趾外側 膀胱経の「至陰」が頭痛のツボになるのも、上肢の使い過ぎ、下肢の使わな過ぎ、ということと関係しています。

 全身指圧後、筋肉が緩み頭痛が解消されました。

 こりを長いこと溜めて肩こりの延長として頭痛になるパターンですから、もう少し早く指圧に来ていれば鼻血が出ることはなかったでしょう。

 指圧中も鼻血が出ないか心配されていましたが、すぐに眠り、鼻血が出ることはありませんでした。

 学校の先生なので春休みになってやっと指圧に来ることができたということでした。

 調子が悪い方は早目に連絡をいただければ休日でも指圧をいたしますので、我慢し過ぎないようにしてください。

 ( 私はいつでも全身指圧をしますが、下肢や足にポイントが多く、足の反射区だけでも頭痛を治せそうな症例です。)

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2015年3月27日 (金)

指圧の体の使い方は移動打法ではなく回転打法に近い。

 「ザ・データマン」というテレビ番組で、昨年大リーグ最速の打球速度192.9kmを出したレッドソックス オルティーズ選手の回転打法を取り上げていました。

 回転打法は体幹の軸をずらさずに力をためてスイングする打法で、大リーグのパワーヒッターのほとんどが回転打法です。

 一方、イチロー選手に代表される体幹の軸を前に移動させてスイングする移動打法では打球速度や飛距離が回転打法と比べて減弱します。

 前に体軸を移動させる移動打法は一塁へのスタートの一歩が速く出せるので、ゴロを打って足で内野安打を稼ぐ選手に向いています。

 これを指圧に当てはめてみると、指圧は回転打法に近いことがわかります。

 指圧は体重を後ろ足から母指に移動するので、体幹を前にかぶせることが正解ではありません。

 前に体軸をずらす意識だと猫背になって、前足に移動する無駄な体重移動をして、結局指力で圧すことになります。

 オルティーズ選手のスイング時のぶれない体軸をスローで見て、「指圧に似ている」と思いました。

 肘が伸び切ったところでボールをとらえれば体重を大きく利用することができます。

 しかし大事なことは指圧は強い刺激をすればいいのではなく適量刺激をする手技ですから、元に戻る意識がとても重要です。

 軸がぶれなくなって母指への体重移動ができるようになったら、芯をとらえるのではなく、むしろ如何に芯をわずかにはずすかということが誘導作用を発揮する技術として必要になります。

 このわざと芯をはずしてポテンヒットを打つ技術はイチロー選手に似ているとも言えます。

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2015年3月26日 (木)

フジテレビ「スーパーニュース」で接骨院保険不正請求の締めのコメントが甘かったこと。

 昨日のフジテレビ「スーパーニュース」では接骨院の健康保険不正請求問題を取り上げていました。

 接骨院では骨折・脱臼などの外傷の手当て以外に保険は使えないことになっていますが、肩こりや腰痛などにも病名を偽って保険を使っている接骨院が多くあるということは以前から指摘されてきました。

 番組では病名に加えて施術回数も大幅に水増しされた患者父娘が接骨院の院長に詰め寄る場面をカメラで追っていました。

 あんま・マッサージ・指圧協会でも以前からこの問題は何度も取り上げています。

 あの父娘はわれわれの協会の人なのかなと思ったりもしました(一般の人にしては憤り方が強いので…)。

 時間の関係かもしれませんが、VTR終わりのコメントが予定調和で甘過ぎると思いました。

 接骨院の保険不正請求を取り上げるなら徹底して批判しないと…。あの接骨院の一事例は氷山の一角です。

 整形外科で診断が確定した外傷だけ接骨院で保険請求ができるようにするとか、根本的な改善策が必要です。

 

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2015年3月25日 (水)

アンジェリーナ・ジョリー、がんの予防措置で卵巣と卵管を摘出のニュース。

 「乳がん予防のために両乳房切除・再建手術を2013年に受けたアンジェリーナ・ジョリーさんが遺伝子変異の見つかった卵巣と卵管も予防措置のために摘出手術を受けた」というニュースには考えさせられました。

 御母様も御祖母様もがんで亡くしているそうなので、苦しい闘病生活を見ていたからこその決断だと思いますが、ずいぶん思い切った決断をしたものです。

 胃や大腸に同じような遺伝子変異が見つかれば、おそらくまた手術を受けることになるのでしょう。

 予防措置としての内臓切除を自分の意思で決めるには、医師と同じくらい最先端の治療法について知る必要があります。

 卵巣をとれば更年期症状や骨粗鬆症の問題に早くさらされることになるでしょう。

 切除手術には大量出血や麻酔のリスクもあります。

 今のところ予防措置としての切除は一般的ではありませんが、その選択肢を突き付けられた時に生命観や臓器感覚までを含めた教養がないと判断はとても難しいと思います。

 命の大切さの教育、体の部分・臓器を知る教育、健康を維持するための教育、幼い頃から倫理や哲学を教えていかないと、自分の命を長らえるための選択が難しい時代になりました。

 

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2015年3月24日 (火)

腸内細菌の7割は日和見菌、悪玉菌が増えると影響される。

 今朝ウォーキングをしながらradikoで聴いたのが鎌田實先生の免疫の話です。

 鎌田先生は免疫力アップが強調される最近の傾向に対して「免疫が過剰に反応をしてアレルギーや自己免疫疾患が起こること」を上げて「免疫細胞は増えすぎてもいけない」ことをわかりやすく説明されていました。

 徹底した除菌は良い菌まで殺してしまうこと、清潔過ぎてもいけないということ(必要に迫られて抗生物質を服用した時には腸内の善玉菌まで死んでしまいます)。

 健康な腸内は2割の善玉菌、1割の悪玉菌、7割の日和見菌の割合ですが、悪玉菌が2割になると日和見菌が悪玉菌に変化して腸内環境が悪化するということも仰っていました。

 健康な腸内環境を保つためにはこの2:1:7の割合を保つようにすることが良いようで、善玉菌が増えすぎても腸が動き過ぎて下痢をすることがあります。

 加齢による免疫の衰えや誤作動もあって健康を保つということはなかなか大変です。

 何事も適量、微調整、時間をかけてが肝心で、極端な刺激や短期間で大きく変えようとすることは体に無理が生じて免疫細胞も混乱するようです。

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2015年3月23日 (月)

片頭痛のポイント、頬骨の上、乳様突起の内縁。

 昨日久々に高濃度炭酸を加えたぬるい温泉に入ってきたら、体が緩み過ぎてのぼせたのか夕方に片頭痛になりました。

 右後頚部から右目の周囲まで熱を持ってズキズキ痛みます。

 こういう時には習性でトリガーポイントを探して圧します。

 わたしが唯一自分に指圧らしい指圧をするのはこういう時です。

 頬骨の上縁に沿って痛みのポイントが続いていたので三叉神経第2枝の圧迫があったのでしょう。

 乳様突起内縁の「完骨」とその内側の「風池」にも痛みのポイントがありました。

 季節の変わり目ですから体にはいろいろなことが起きます。

 指圧で少し楽にはなりましたが、完全に復活したのは一眠りした後です。

 下肢から血行促進していけばもう少し早く治ったかもしれません。

 三叉神経第2枝なら頬骨中央を圧すことを考えがちですが、微妙にずれた場所にも「これだ」というポイントがあることは自分が頭痛になってみてわかります。

 また、施術後に完全には治らなくても、一眠りした後に嘘のように爽快になることもあるのだということがこんな時にわかります。

 指圧をしていなければ、おそらくフワッとした爽快感は得られなかったと今朝まで続いているその感覚でわかります。

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2015年3月22日 (日)

70代女性、不眠、肩こり。

 70代女性、肩こりで夜眠れなくなると指圧にいらしゃいます。

 腰痛を訴えたことがなく、背中はピンと伸びています。

 しかし、頭の重さは肩にかかるので腰が伸びていることで肩にかかる負担が大きくなるのでしょう。

 年齢なりに運動量は減っていますから、弱い刺激で全身の筋肉に運動をさせるイメージで施術します。

 こっている部位は弱く丁寧に、むくんでいる部位はテンポ良くポンポンと刺激します。

 「話したいのか、眠りたいのか」ということからすれば話したい方なので、いつものように昔の苦労話からお孫さんの話までうかがいます。

 施術後にあくびが出ましたが、眠ることはありませんでした。

 これで指圧した日の夜はよく眠れるそうなので、健康法として定期的な指圧が欠かせないものになっているようです。

 柔らかいほうれん草をたくさんいただきました。

 そういえば冬に出ていた葉の厚い「寒チヂミほうれん草」を店頭で見なくなりました。

 今朝はウォーキングで菜の花と二度咲きの桜が咲いているのを見つけました。

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2015年3月21日 (土)

素材が良ければシンプルな調理が美味しい、施術も同じ。

 春分の日の今朝、庭に紫のムスカリの花が咲きました。

 スイセンの黄色、梅の紅、白、いよいよ色の豊かな春本番です。

 朝のウォーキングも手袋いらずで、汗をかきやすくなりました。

 軽く汗をかくくらいの運動を継続できれば、健康法としてもダイエットにも最適です。限度を超えて無理すると怪我やリバウンドにつながります。

 気温が上がって昼の時間が伸びたことで冬と比べて体には余裕が生まれています。

 余裕がある春の体の指圧は、冬と比べて7割程度の刺激量でいいと思います。

 これを見極める感覚を得るには、経験や記憶、記録の蓄積と分析が必要です。

 シンプルな調理法のほうが新鮮な素材そのものの美味しさを活かせるように、指圧・マッサージでも健康な部位は捏ね繰り回さないほうが良いのです。

 素材の目利きにも経験が必要なように、体のこりやむくみの度合いを感じるのも経験が必要です。

 緩みやすくなった春の体を感じるためには、まず自分の体の力を抜いて、視覚を切って、触圧覚で体を味わってください。

 

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2015年3月20日 (金)

曇りの日はスーッとする香りで頭痛予防。

 スギ花粉がピークの時期を迎え、目や耳が痒いという皮膚症状を訴える方もいらっしゃいます。

 アレルギー症状が出るのは鼻だけでなく、皮膚や目の粘膜にも起こりますから帽子・マスク・メガネで露出をできるだけ避けるようにします。

 マスクの中の上の部分にティッシュを細長く折りたたんで入れておくと、メガネの曇り止めとしてかなり効果があります。

 花粉症の鼻づまりは粘膜が充血していますから、シネオールを含むユーカリやメントールを含むペパーミントなどの「スーッとする香り」を嗅ぐと、血管を収縮させて鼻づまりを緩和する効果を発揮します。

 マスクに1滴ユーカリをつけた時も、マスクの中にティッシュが折りたたんであると直接精油が皮膚につかなくてすみます。

 気圧の低い今日のような曇りの日に頭痛や膝痛の症状が出る方も、ユーカリやペパーミントなどのスーッとする香りで血管のテンションを上げておくと予防になります。

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2015年3月19日 (木)

ネガティブな書き込みが多い地域は心臓病の死亡率が高い、米国の調査。

 米国での調査で、SNSへのネガティブな書き込みの多い地域ほど心臓病での死亡率が高いことがわかったそうです。

 ストレスは血管を収縮させ、循環器系にダメージが蓄積していきます。

 「気持ちがいい」という感覚を体に与え、ネガティブな感情をできるだけ早く浄化することが健康を維持するためには必要です。

 心地良い香りを嗅ぐ、美しいものを見る、良い音を聴く、美味しいものを食べる、そして指圧の触圧覚の気持ち良さも五感に響くストレス発散になります。

 あんまの曲手のような技巧的な手技をセルフメンテナンスに取り入れることで、新しい難易度の高い手の使い方を覚えることは認知症予防にもなります。

 手掌側の指を順に当てていく「柳手」とか、DIP関節(第1関節)を反復して転がす「挫手(くじきて)」などは手の使い方の面白さもあり、ストレスが溜まったらセルフマッサージをするというのは良い気分転換になります。

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2015年3月18日 (水)

次回原宿のアロマ指圧講座は4月22日(水)です。

 生活の木ハーバルライフカレッジ原宿表参道校の次回のアロマ指圧講座はいつもの第3水曜日ではなく、第4水曜日の4月22日(水)の午前10時からになります。

 カルチャーの総合案内では4月15日(水)になっていますが、4月の講座は22日(水)です。

 宜しくお願い致します。

 今朝のめざましテレビで、モデルのミランダ・カーさんが「妊娠中にローズヒップオイルでおなかのマッサージを毎日続けて妊娠線ができなかった」と語っていました。

 しわを目立たなくして組織を回復させ肌の老化防止効果のあるローズヒップオイルの売り上げが上がりそうです。

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2015年3月17日 (火)

7月18日(土)「認知症予防」&「美と健康維持」のスペシャルセミナー参加希望者が多く会場変更。

 7月18日(土)「認知症予防」&「美と健康維持」の生活の木スペシャルセミナー参加希望者が予定人数を超えたため、「会場を日本看護協会のJNAホールに変更しました」という連絡を昨日いただきました。

  日本看護協会のビルは原宿生活の木から表参道駅へ向かって歩いた表参道ヒルズの向かい側にあります。

 私は「認知症予防の為の昼のアロマ指圧&ストレッチ」を担当させていただきます。

 「香りが脳に効く」、「病気を防ぐ睡眠の意義」の講演の後に、テンポの速いタッチの刺激で脳と体を目覚めさせ日中を活動的に過ごすことができることを、皆さんが自己指圧をすることで感じていただきたいと思っています。

 椅子に座ってできる体を動かす準備のストレッチも皆さんにやっていただきますので、続いての「家族介護に活かすアロマテラピー」の講演はリフレッシュした脳と体でしっかりと聴いていただけるのではないかと思います。

 今まで皆さんが気づかなかった指圧のコツやストレッチ法を紹介できるように、もっかネタの構成中です。

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2015年3月16日 (月)

20km競歩鈴木雄介選手世界新記録で優勝。

 今朝は競歩の世界記録の影響か、いつもより速足でウォーキングをするお馴染みの人と擦れ違いました。

 優勝した鈴木雄介選手は1kmを3分45秒で歩くそうですが、常人にはマネのできない速さです。

 膝を伸ばして着地し、必ずどちらかの足が着地していなければならないという競歩のルールで速歩きをすると、大腿四頭筋と前脛骨筋がパンパンになります。

 膝伸展の踵着地で、一歩の距離を延ばすために体幹の中心線の延長線上に足を出しますから、下肢内側の引き締めにもなります。

 競歩の体の動きは内股と腰振りでオモシロ感が先立ちますが、その動きをマネしてみると相当ハードに筋肉を使います。

 ウォーキングの時間を長くとれなくても、途中で「膝伸展+踵着地の速歩き 行けるところまで」を何回か入れると、ダイエットと姿勢矯正にもつながる運動になります。

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2015年3月15日 (日)

介護士、保育士不足に准看護師の投入もというニュース。

 10年後に介護士は30万人不足し、保育士は7万人不足するという問題の打開策として、准看護師を介護や保育に投入するという案が検討されているそうです。

 それぞれの資格の枠を超えて人材を確保するということのようですが、適性や仕事の専門性もありますから、虐待が増えるような結果にはならないように配慮していただきたいものです。

 やがては裁判員裁判制度のように、介護や保育の仕事に国民が義務として参加することになるかもしれません。

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2015年3月14日 (土)

年度末の肩こり。

 今日は卒業式の学校も多く、大人も子供も年度末の負担がかかる時期です。

 40代女性、御自分の仕事も、お子さんの学校のPTAの役員の仕事もあってお疲れです。肩がこっていて耳が聴こえにくくなったということなので、肩こりから耳の奥の内リンパの血行不良もあるようです。

 伏臥位で首、肩、背部のこりをゆるめ、下半身のむくみを還し、仰臥位頭部顔面の指圧で耳の周囲に圧をかけるとガス抜きのように聴こえ辛さが解消されました。

 主婦の仕事もありますから仕事が重なると一日のリズムが崩れて自律神経に乱れが生じます。

 デスクワークが増え運動不足になると猫背手仕事で肩がこり、肩こりの随伴症状として耳の症状が起こります。

 日常から離れる転地療養は近所のウォーキングでもランチでも可能なのですが、もし上手に切り換えることができなければ、時間を作って指圧にいらしてください。

 湯治に出かけたのと同じような転地療養感を味わっていただけると思います。

 来週からは春らしい日が続く予報ですから、年度末の体のメンテナンスをして新たなスタートに備えてください。

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2015年3月13日 (金)

指力で圧さない指圧の練習法。指は当てるだけ、圧される腕の肘屈曲+肩関節外旋で圧をかける。

 指圧は指力で圧すのではなく、栓抜きのように母指指紋部に圧を集めるという感覚の練習法を紹介します。

 まず左肘を曲げて前腕内側がおなかの前にくるようにします。

 右母指先端を肘窩に向けて右母指指紋部を左前腕内側中央に当て、右四指指紋部は左前腕外側に指の隙間を閉じて当てます。

 右手の5つの指紋部は皮膚との密着をずらさにようにして、左肩関節を外旋(右前腕がおなかから離れていきます)させてみてください。

 この時に母指と四指の皮膚への密着がずれなければ、自らが右手関節を尺屈(小指方向に側屈)させたのと同じ「栓抜きの圧」が母指指紋部にかかります。

 手関節が尺屈すると四指が浮いて母指が沈みます。そこに体重移動するのが指圧です。

 肩関節外旋だけの圧から徐々に手関節尺屈の角度を大きくしていくと圧が強くなるのがわかると思います。

 これが自在にできるようになると、治療的な指圧では手関節の尺屈だけでも強過ぎることがあるのがわかってきます。

 痛みを抱えた方に適量刺激を調整するには、ふわりと着地して安定した密着があって、さらに、限りなくゼロに近い圧刺激の感覚を養う必要があります。

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2015年3月12日 (木)

理性で制御されない力は人を傷つける。

 昨日の東日本大震災追悼式で遺族代表が語った津波に流された時のシーンは、登山で宙吊りになって仲間のザイルを切り離すようなどうしようもない決断の痛みがありました。

 2人助かる方法がない時の次善の策は1人だけでも助かることですが、それが正解であっても助かった人は引き摺る痛みを抱えます。

 追悼式でそれを語るまでの苦悩と並外れた努力が、言葉と表情に現れていました。

 一方、小学6年生を投げ飛ばして背骨を折る怪我をさせた教師のニュースもありました。

 大人と子供、体力で勝る教師が怒りにまかせて子供に力で制裁を加えれば大怪我をするような事故も起こります。

 これを指圧・マッサージに置き換えれば、力を抜いて施術を待っている被術者が子供、施術者が大人の関係です。

 体格のいい大人同士なら多少荒っぽい力でも大怪我まではいかないこともありますが、骨の弱い高齢者や病気を抱えた方は、健康な若い施術者が弱いと思っている圧刺激では強過ぎるのです。

 「力まかせに強く圧す」というのは理性でコントロールできていない怒りの力です。

 叱るのと感情にまかせて怒るのは違います。

 自分の技術を最適化するのは理性による制御です。

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2015年3月11日 (水)

今朝は霜柱が。

 昨日は強風、今朝は霜柱が畑の土を盛り上げていました。

 朝のウォーキングで手袋を持ってこなかったことを後悔しました。

 お墓の花立ての水もコップの水も凍っていました。

 4年前の3月11日の朝もこんな寒さだったでしょうか、記憶は曖昧です。

 朝一番で電気の点検があって、その後に指圧です。

 震災の特番が多い今日も、淡々といつもの仕事が行われていきます。

 冬に戻ったような朝ですが、裏庭ではふきのとうがたくさん採れました。

 脇役の香りですが、しっかりとした春の里のアロマです。

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2015年3月10日 (火)

座位で左坐骨に体重をかけることにより大殿筋、大腿二頭筋、大腿方形筋の痛み。

 40代男性、主訴は左坐骨付近の痛みです。

 パソコンを使う時間が長く、車で遠出した後に左坐骨周囲の痛みが強くなりました。時々左大腿後側に痛みが走ります。

 このケースでは坐骨神経の圧迫があると考えられるので、第4腰椎以下の腰部、仙骨周囲から殿部、坐骨周囲、大腿後側と診ていきます。

 座位の触診では、左第4・第5腰椎棘突起間の大腸兪、その下の関元兪を圧して特に痛みはありませんでしたが、左腸骨稜中央の「腰眼」から腸骨稜外側に痛みがありました。

 伏臥位の指圧では左殿部側面の梨状筋に痛みはなく、左坐骨後側下部に圧痛がありました。

 この部位に付着する筋肉は大殿筋、ハムストリングス、大腿方形筋です。

 左坐骨後側下部を圧しながら股関節伸展でiいくらか痛みが強くなったようですが、大殿筋停止部が主訴の原因ではなさそうです。

 伏臥位の指圧を終えて仰臥位下肢の指圧後、股関節をやや外転気味に屈曲+膝屈曲から伸展の大腿二頭筋のストレッチで主訴を再現する痛みがありました。

 股関節をやや内転気味に屈曲して膝を伸展させても痛みは再現されなかったので、半腱様筋・半膜様筋が原因ではなさそうです。

 大腿二頭筋の筋緊張する姿勢は膝屈曲で股関節は外に開いていたということです。

 起始の坐骨結節から大転子稜に停止する「大腿方形筋」は股関節の外旋筋なので圧痛部位が大腿方形筋とも重なるようです。

 座位で左坐骨に体重をかける姿勢が続いたということは体幹が左に側屈しています。

 座位の手仕事で猫背になれば左腸腰筋も緊張するので、左腸骨稜中央から外側の痛みとなったようです。

 全身指圧後痛みは軽減されましたが解消されたわけではないので傷になっていると考えられます。

 左坐骨の下にタオルを丸めて敷いて高くして体重を右にかけるというのが一つの解決策です。

 しかし根本的解決には体幹の左傾きを矯正する右側屈のストレッチや大股のウォーキングで左半身をストレッチ方向に動かすことです。

 

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2015年3月 9日 (月)

むくみは過疎に似ている。こりは過密に似ている。

 日曜の昼過ぎ、吉祥寺駅前に近づくと駐車場はどこも満車だったり入庫待ちの車が列をなし、雨が上がった曇り空でしたが人が溢れていました。

 人気のお店が集中すれば人が集まって過密になります。これはよく使う筋肉がパンパンに張ってきてこるのと似ています。

 とすれば、むくむみは筋肉の過疎です。

 過疎は「人口が急激かつ大幅に減少したため地域社会の機能が低下し、住民が一定の生活水準を維持することが困難になった状態」です。

 爪先立つという動きをしないためにふくらはぎがむくみ、走力やジャンプ力が低下する、肘をしっかり伸ばさないために二の腕がたるむ、これらは筋肉の使わな過ぎで筋繊維の厚みが過疎になった状態です。

 過密でも過疎でもない街ではストレスなく駐車場に車を止めて、人とぶつからずに歩くことができて、こだわりのお店を発見することもあります。

 過疎な筋肉は圧刺激をすることで活性化されますが、過密な筋肉を強く圧せば良いも悪いもおかまいなしにまとめて押し潰してしまう、だからこりを揉みほぐすと揉み返すのです。

 こりは人で溢れ返った繁華街のようなもの、力でぶつかっていけばトラブルになります。

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2015年3月 8日 (日)

猫背、左の小胸筋と前鋸筋のこり、坐骨神経症状。

 昨日は下肢のむくみだけではなく、背中や脇腹にむくみを溜めた方が多い日でした。寒さがぶり返したような日が続いて、運動不足、ストレッチ不足だったようです。

 50代女性、お得意様です。右下肢後側から踵にかけて坐骨神経に沿ったしびれが時々出るようになって指圧にいらっしゃいました。

 まず猫背で肩から背部にかけてのこりがあって、脇腹がむくんで、下腹がポッコリと出ています。

 いつもは4月の後半から花粉症の症状が出るのですが、今年はもう花粉症が始まっているということなのでヒノキの花粉症だけでなく、今年からスギ花粉症にもなったのでしょう。

 こりと花粉症で夜寝ていて呼吸が苦しい時があるとのことでした。

 左腕を前に出すと動きが止まってしまうことがあるというので、左鎖骨外側下部の深部の筋肉である小胸筋を触ると強い痛みがあり、左胸郭上部側面の前鋸筋にも強い痛みがありました。

 小胸筋は下に落としたお金を拾う動作で働き、前鋸筋は腕を前に出す時と呼吸時の肋骨挙上に働きます。

 右利きが右手を主に使う手仕事で左上肢は体幹の前で固定され小胸筋や前鋸筋が緊張します。

 仰臥位の検査では両股関節を同時に屈曲させてヘルニアやぎっくり腰の時のような激しい腰の痛みはありませんでしたが、下肢伸展挙上足背屈では左右ともに坐骨神経症状が再現されました。

 股関節をやや外転させて屈曲+膝屈曲から伸展の大腿二頭筋のストレッチでは、大腿後側の筋緊張が明らかでした。

 これらのことから総合すると、猫背手仕事の胸郭出口症候群+坐骨神経症状という施術の方針を立てることができ、病名がつくほどの腰から骨盤にかけての変形や傷はなさそうです。

 仰臥位から指圧を始め、仰臥位腹部の指圧の途中でトイレに行き、もうこの時には猫背もかなり改善されていました。

 続いて伏臥位の指圧で全身指圧を終えた後に、伏臥位から上半身を起こすパピーポーズで背中を反らす姿勢をしばらくキープしてから、仰臥位のストレッチで指圧を終えました。

 仰臥位のストレッチでは大腿二頭筋のストレッチも容易にでき、猫背が改善し下肢後側がストレッチされたことで下肢伸展挙上足背屈のストレッチで坐骨神経症状は消えていました。

 このケースは、何度も指圧をしているお得意様ですから、猫背の状態とマットにためらいなく寝る姿勢から脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアの可能性は排除できました。

 脊柱管狭窄症では「しばらく歩くと止まりたくなる」という症状が問診で上がってくることが多く「背中を反らすと痛みが増強」し、腰椎椎間板ヘルニアでは「体幹前屈や股関節屈曲で痛みが強くなる」ということが鑑別の目安になります。

 今日も天気が悪いようなので、運動不足でむくんでいる部位は筋肉を使ったのと同じように負荷をかけ、「こっている部位は揉みほぐすのではなく弱い力で血行促進」してください。

 

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2015年3月 7日 (土)

背中の膀胱経のツボの区切り方、とらえ方。

 基本指圧では肩甲間部5点、肩甲下部10点の指圧で膀胱経の大杼から関元兪までの指圧をします。

 大杼から関元兪までは胸椎・腰椎・仙骨間が17ありますから、基本指圧の15点で目指していることは、正確に椎間にあるツボをとらえようとしているのではないことがわかると思います。

 法律で定義された指圧は、体表から内臓反射を促して内臓の働きやホルモンの分泌を正常化し、筋肉群の不均衡を調整することで骨格の歪みを矯正することを目的としています。

 だからといってツボ刺激と全く別物ということではありません。

 基本指圧では体全体に施術をするために指圧点がありますが、胴の長い人では肩甲下部の10点が自然と12点とか13点とかに調整されます。

 さてここでは背中の膀胱経のツボを正確にとらえたい時の簡易的な区切り方を紹介します。

 基本指圧の肩甲間部5点を1点増やして6点にすると、第1・第2胸椎棘突起間外1寸5分の大杼から督兪までを椎間で刺激することができます。

 肩甲下部は真ん中で2つに分けて、上を6点、下を5点とると膈兪から胃兪までの6点と三焦兪から関元兪までの5点を椎間で刺激することができます。

 つまり胸椎よりも腰椎の方が間隔が広いので上のツボがつまってくるわけです。

 われわれが学んだ頃は膀胱経の督兪(第6・7胸椎棘突起間外1寸5分)、気海兪(第3・4腰椎棘突起間外1寸5分)、関元兪(第5腰椎棘突起・仙骨間外1寸5分)が空白になっていました。

 時代についていくためにも勉強や情報収集は常に必要です。

 膈兪と肝兪の間の第8・9胸椎棘突起間が空白になっていますが、これもうっかり見逃しているといつの間にか埋まっているかもしれませんね。

 

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2015年3月 6日 (金)

昨日のアロマ指圧講座「ストレスと胃腸」(良い方法は真心を育てる。真心は良い方法を見つける。辰巳芳子さんの言葉)。

 昨日は「ズンズン運動」のニュースで嫌な気持ちになった後に、料理研究家辰巳芳子さんのドキュメントの再放送を見て、清々しい気持ちで飯能生活の木の講座に出かけました。

    辰巳さんは「良い方法は真心を育てる。真心は良い方法を見つける」と仰っていました。

    真心があれば、独善的な間違った方法に気づくことができます。

    真心があれば、より良い方法を見つけようと努力します。

    ズンズン運動の間違いは、嫌がる乳児の心を受けとめて施術をより良くしようとする真心に欠けていたことです。

 

   飯能生活の木のショップにはハチミツの試食が出ていましたが、屋上で作っているハチミツは出ていませんでした(残念!)。

   講座のテーマは「ストレスと胃腸」で、背部の交感神経支配領域の筋緊張を緩めてから、おなかの指圧をし、最後に上肢下肢の胃腸の治療穴を刺激するラベンダーとカモマイル・ローマンを使ったアロマオイルトリートメントを行いました。

 ツボ刺激は、まず圧の向かう角度を調整して、ツンとする神経の刺激が最も感じやすい進入方向を探します。

 ツボをとらえてもただ圧し込むだけでは痛いだけなので、受け手が受け入れられるように始めは圧を弱めて繰り返し刺激し、痛みがやわらいだところで圧を深く入れていきます。

 ストレスは猫背や手足の冷えとしてあらわれ、肩こりや冷えがあれば胃腸は十分に働きません。

 背部兪穴(それぞれの臓器の名のついた背柱起立筋上にある内臓の治療穴)のこりをゆるめ、末梢の冷えが解消されれば、副交感神経支配の胃腸が働く条件が整います。

 ラベンダーやカモマイル・ローマンなどの癒し系の香りが消化管活動を促進するのも交感神経優位な状態を緩和して副交感神経を優位にするからです。

 自律神経を理解して施術を組み立てれば、強い力でおなかを圧す必要などありません。

 良い方法がわかれば、あとは真心で一人一人の個性とキャッチボールしながら、より良いタッチを創作してください。

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2015年3月 5日 (木)

ズンズン運動は逮捕された施術者の太腿や腹で赤ちゃんの胸や腹を圧迫している。

 ズンズン運動で赤ちゃんを死亡させた人が昨日逮捕されました。まだ逮捕されていなかったことが驚きでした。

 平成25年の2月に赤ちゃんを死亡させ、一年半後の去年の6月にも赤ちゃんを死亡させています。

 それ以外にも施術後一時意識を失ったり、体調を崩した赤ちゃんがいたことがわかっています。

 「太腿の上でうつ伏せの姿勢にしたが、胸や腹を圧迫しないようにしていた。繰り返し首を揉む動作もしていない」と弁明しているようですが、太腿で胸や腹を圧迫しながら背中を刺激すれば対立圧で胸や腹の圧迫が強まります。

 重篤な病気の方、心臓病の方、妊婦さんなどにはうつ伏せで施術をしないということは、あんま・マッサージ指圧の勉強をしていればわかることで、まだ体の弱い乳児も同じように配慮すべきです。

 ベアハッグ(さば折り)のように前に抱っこして、頭の重さで反りかえった背中を押さえる施術も問題があります。腹と手の対立圧で胸腹部を圧迫し、支えていない頭が揺さぶられるので危険です。

 ニュースでは赤ちゃんの首を90°を超えるくらいひねっている写真も取り上げられています。

 施術を受けて無事だった赤ちゃんもいますが、それは「施術者が適量を超えた刺激をしても命の強さに救われた」ということです。

 低酸素脳症になるような血流を止める施術をしていてそのことに気づかないのは、基礎がわかっていないことと、命を扱う哲学を学んでこなかったからです。

 あんま・マッサージ・指圧の勉強をする中で学ぶのは手技だけではなく命を扱う心です。

 その心の部分に誇りを持てなければこんな大変な仕事は続けていけません。単なる手技だけなら電気を当てたりマッサージ器に任せるのと同じです。

 ズンズン運動とか、もみほぐしというようなネーミングセンスには、伝統的に受け継いできた道としての哲学が感じられないことが問題です。

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2015年3月 4日 (水)

腰の古傷の痛みに圧をかけない手当てから。

 20年前に腰の手術をした後も痛みが続いている50代女性の4回目の指圧です。

 今回は、左膝裏外側から左足外側の3趾に痛みとしびれがあるそうです。

 座位姿勢は腰椎の前弯は正常ですが頭は肩よりも前にあって胸椎の後弯が増強しています。

 触診では肩から肩甲間部がこっていて、体全体がむくみ、左腰には軽く触れただけで痛みがありました。

 伏臥位から指圧を始めます。

 首、肩、肩甲間部、上腕などは通常のこりで普通に指圧ができましたが、左腰から仙骨にかけては皮膚表面にピリピリとした過敏な神経の緊張があります。

 触れただけで痛い、風が当たっても、衣服の着脱で皮膚が擦れても痛いという状態です。

 手術痕の引き攣れが上部にも下部にも影響し、左下肢は坐骨神経症状が膝裏から外の3趾に現れています。

 左腰周囲には、皮膚表面に手掌を当てるだけにして10秒程度の密着で位置をずらしながら、神経の過緊張をなだめていきます。

 左背部の外側にも、続いて頸椎から仙骨に向かって同じく棘突起に手掌で軽く手当てをしていきます。

 始めは息を詰める音が聴こえたり、体が逃げることも2、3回ありましたが、やがて寝息が聴こえてきました。

 肝機能障害もあり、肥満もあるので、歩くことなどの運動や体操もほとんどできておらず、腰の手術痕は痛みを溜めています。

 痛みを抑えることができたら、むくみがあるので下肢の筋肉には軽快な運動をさせるタッチをしていき、ストレッチも行いました。

 これでも最初に指圧をした時よりは見違えるほどやりやすくなっています。

 こちらは適量刺激を創りやすくなりましたし、受ける側にも「まかせる感覚」ができています。

 仰臥位の指圧後、座位では頭の位置が肩の上になり、左膝裏から下肢の痛みとしびれも消えました。

 タッチの一番深い部分にあるのが「気のやり取り」だろうと思います。

 施術者が思いやる、気を配ることによって、被術者が受け取るものが変わります。

 単なる触圧刺激を超えた気がタッチに乗った時、共同作業としてのセラピーが生まれます。

 雨が上がって今日は暖かくなるようです。天の気も味方につけて、密室の施術で終わらないように、今日も体に不調を抱えた方を気持ち良くゆるめてあげてください。

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2015年3月 3日 (火)

朝のぎっくり腰、整形外科受診後の指圧。

 「朝起きてから腰を曲げてぎっくり腰になった。整形外科の検査では原因が特定できなかった」という30代男性、画像にうつらない急性腰痛ですから筋肉か靭帯の傷だろうと考えられます。

 本来は安静を指示するところですが「明日は仕事に出たい。車で家族に連れきてもらえる」ということで指圧をすることにしました。

 まず玄関から入ってくる様子は右足を床につけないように浮かし気味に歩いていて、おなかが出ていることが気になりました。

 できるだけ体位変換を少なくするために仰臥位の検査から始めます。

 仰臥位になる姿勢はほとんどためらいなくできました。

 痛いのは右腸骨周囲のようですが、朝よりも痛みは減ってきたとのことです。

 左の股関節の運動で右の患部に痛みが出るようなことはありませんでした。

 右の股関節の運動でも屈曲痛はなく、下肢を下ろす時の伸展痛のみでした。

 長身でもあり、仕事がデスクワークのため、普段は世の中の規格に合わせて猫背になっていると考えられ、運動不足で筋肉の弱くなったおなかに引っ張られて骨盤が前傾し、体幹の右への傾きもあって右腸骨周囲に血行不良が続いて、今朝の体幹前屈で挫傷となったようです。

 膝枕を当てた仰臥位でおなかの指圧から始め、下肢、上肢、頭部顔面、前胸部、もう一度おなかと指圧し、横臥位の指圧、ストレッチと、体位変換以外はほとんど痛みを感じさせることなくできました。

 しかし立ち上がる時には骨盤が前傾するので痛みが出ました。

 患部が右の腸骨の外寄りで、ぎっくり腰としては軽いほうです。

 おそらく腸骨筋の一部が裂けたのでしょう。

 慎重に何段階かに分けて立ちあがり、横向きに寝るか、仰臥位で膝を曲げて寝ることで骨盤の前傾を防いでいけば早く治ると思います。

 それでも2、3日は動作が不自由で、痛みを感じなくなるには2週間くらいはかかります。

 今朝は楽になっていることをお祈りしています。

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2015年3月 2日 (月)

春は心中の意欲を起こし育てるべき、抑えつけてはならない。

 中国最古の医書の一つである『素問』の中の四気調神大論篇では、「春を『発陳』と称し、春陽上昇とともに潜気発散し、天地の間に万物みな発生する」とあります。

 また、「春は心中の意欲を起こし育てる時で、意欲はのびのびと成長させ、抑えつけてはならない」としています。

 「朝は早めに起きて散歩し、縛っていた髪は緩めてゆったりと自由にする、生長に役立つものはすべて施し、奪ってはならない」、これが春気に適応し、生気を保養する道です。

 冬の間に体の奥で窮屈にしていた思いやモノを発散させるためには、「弱い刺激のタッチを短い時間テンポ良く行います」。

 強いタッチで抑えつけてしまうと鎮静作用によって潜気発散にはなりません。

 春には春のタッチです。

 温度、湿度が快適であれば、余計な刺激で抑えつけるのは逆効果です。

 圧すことが指圧ではなく、圧して収縮させた血管や筋肉を、離して拡張させ、ゆるめて始めて1点の指圧になるのです。

 雨で寒かった3月1日の昨日と比べても、天気の良い今日は圧を弱めるべきです。

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2015年3月 1日 (日)

「WHO、スマホなどでの音楽鑑賞は聴力を守るために1日1時間以内に控えるべき」という指針を発表。

 「WHOはスマートフォンやオーディオ機器で音楽などを鑑賞する場合、聴力を守るために1日1時間以内に控えるべきだとの指針を発表した」というニュースがありました。

   また「各国政府に対してはコンサートやイベントなどで使用できる音量の規制強化や、難聴のリスクに関する啓発活動の実施を提言した」ということです。

   WHOによれば、大音量で音楽などを長時間聴く習慣のために難聴になる恐れのある若者は世界で11億人に上るそうです。

 自然界にはない再生と音量増大を可能にした音は、聴覚にとっては難聴のリスクを伴っています。

 低周波などの騒音公害の規制も、今後は厳しくなっていくことでしょう。

 強い刺激に慣れてしまうと実際は害になっていることがあるのは指圧・マッサージの触圧刺激も同じです。

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