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2015年5月12日 (火)

不安、緊張に心窩部から丹田の手掌圧。

 入院中の家族の病室を訪ねた後に、交通事故の現場を見てショックを受けたという40代女性、不安神経症の治療中なのでその翌日は一日起きることができなかったそうです。

   首、肩、背中がこっていて、日中の暖かい時間に指圧にいらっしゃいましたが、足先は冷えていました。

    医師から入院中の家族の病状説明でもショックを受けたようですが、すぐに命にかかわるような病状ではなく、交通事故は車同士の衝突ですが怪我人はいなかったようです。

    医師の悲観的な見解や交通事故の大きな音や壊れた車を見たことはショックを受けて当然ですが、考え方を変えればもっと深刻な事態でなかったことは幸いです。

    伏臥位から指圧を始めて背部の緊張がゆるむと、下半身は足先の冷え以外に特に問題はありませんでした。

    仰臥位腹部の指圧では心窩部から臍にかけての強い脈動がありました。虚証で神経質なタイプに多い腹証です。

 背部の交感神経支配領域がゆるんで消化管の働きが活発になったということもありますが、強過ぎるドキドキには「持続的な圧迫」でその働きを減弱させます。

 心窩部は心臓や胃の反射区で「心は神を蔵す」ですから、神(経)が不安定になると心身に不調和が生じます。

 心窩部、臍、下腹部と正中線の3点の手掌圧を繰り返すうちに、おなかのドキドキはだんだんと小さくなり、やがて落ち着きました。

 「テーブルにドーンと本を置いたりされるとビクッてする人は多い」ということを指圧をしながらお話すると、まさしくその通りで、いろいろ話をするうちに太極拳の講座に申し込んでみようかと思っているという話になりました。

 太極拳は臍下丹田に心身の中心に据える呼吸運動法ですから、不安神経症の方にはピッタリな健康運動です。

 耳や目からの刺激的な情報を頭で考えて不安になる人は、深い呼吸によっておなかに力が入るようになると、嫌な感覚をまともに受けずにすむようになります。

 「体はいつも通りでそれほど悪くない」ということをお話して指圧を終えました。

 指圧が終わると「太極拳を申し込むことにした」ということなので、これからの変化が楽しみです。

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