ハンガー反射(針金ハンガーの底辺中央を上に曲げてこめかみに当たるように頭にかぶると、こめかみを刺激した側に顔が向く)。
昨日の「たけしの家庭の医学」では、針金ハンガーを使った肩こり解消法を紹介していました。
「針金ハンガーの三角形の底辺中央を上に曲げてそれがこめかみに当たるように頭にかぶると、こめかみを刺激した側に顔が向く」というのがハンガー反射です。
頸椎の回旋は顔向けるのと反対側の胸鎖乳突筋の働きですから、正面を向いてもらって顔が右方向にずれている人は左の胸鎖乳突筋が緊張して肩こりの原因となっていると考えられるので、左のこめかみを針金ハンガーの底辺中央で刺激するようにハンガーをかぶると、顔が左を向いて左の胸鎖乳突筋がゆるみます。
ハンガー反射で重要なのは、こめかみに当てたのと反対側の2辺が側頭部と後頭部の各1点に密着するということです。これがなければ頸椎の回旋は起こりません。
右こめかみに右母指を当て、左側頭部・後頭部に右四指を広げて当てて、軽く右母指に圧をかければハンガー反射と同じように頸椎は右に回旋します。
前腕でもハンガー反射に似た指圧をすることができます。
前腕内側中央に母指、前腕外側に四指を当て、四指の密着がしっかりできていれば軽く母指に圧を加えるとハンガー反射と同じように前腕は回内の動きをします。
ハンガー反射で不可欠なこめかみに当てないほうの2辺の密着と母指圧の時の四指の働きはよく似ています。
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