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2015年7月 6日 (月)

右肩甲骨内側の痛み、腰椎左側弯の矯正がポイントでした。

 30代女性、看護師、大柄な患者さんをベッドから起こす動きが積み重なって右肩甲骨内側が痛くなりました。

 4人がかりでベッドから起こすそうですから、力士なみの体重が想像されます。

 仰臥位の患者さんのベッドと背中の間に右腕を差し入れて体を起こす時に、脊柱は左に側屈+回旋します。

 座位で腰椎は左に側弯していました。

 触診で右肩甲骨内上角に痛みがありましたが、伏臥位で左半身の指圧を終えて右肩甲間部の指圧をする時には痛みが消えていました。

 短縮する側の左脊柱起立筋の緊張をゆるめることで右肩甲骨内側はストレッチされて痛みが消えたようです。

 右肩甲骨内上角にトリガーポイントが現れる時は、その緊張をゆるめることで本当の患部のこりや痛みをやわらげるというのが一般的な考え方です。

 ただしそれだけではなく本当の患部をゆるめればトリガーポイントもゆるむと考えることもできます。

 多くは対角線の目付でトリガーポイントから患部を推定することができます。

 歩きや姿勢の違和感、特に第一印象の違和感をさぐっていくと答えを見つけることがよくあります。

 この日は帰るまでに3回トイレに行かれたので、上半身のこり、下半身のむくみということも指圧のポイントでした。

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