「どちらの病院で死にたいか?」、お客様からうかがったドクハラ。
介護士の暴言がテレビのニュースで流れるのを嫌な気持ちで見ていました。
お客様からうかがった話では、ポリープの検査で2つの病院を紹介する医師から「どっちの病院で死にたいか?」と御友達が言われたそうです。
その御友達の検査結果は「良性のポリープ」で、その医師との検査結果の会話のやりとりでひともめあって、結局その病院への通院はやめたそうです。
言葉には「人となり」が現れます。
言った本人に悪気はなかったとしても、弱い立場の人には大きなダメージを与えます。
指圧にいらっしゃるお客様は疲れを溜めていたり、痛みを抱えています。
指圧で体と会話しながら心の奥から漏れる溜息にも似た一言一言をうかがっていると、仕事が大変だったり、育児に迷っていたり、介護に疲れていたりします。
お客様に触れながら共に過ごす時間は、丁寧な言葉と丁寧なタッチとお客様の現状を受け入れる懐の深さを持って、極端な方向に道を示したり、否定的な意見を言わないようにこころがけています。
今日の指圧では仕事を辞めたいと言っていた方でも、次回の指圧では仕事が楽しいと心の底から言葉が湧き上がってくることもあるのです。
良く変わっていけるように、少し前へ進めるように、丁寧に背中を圧す時間が今日も始まります。
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