出産後2ヶ月、右腰痛。
「双子の男の子を無事出産した」と話す電話の声はとても落ち着いていて、つわりとストレスと腰痛で苦しんでいた頃とは別人のようでした。
出産後の入院中にも「指圧を呼んでいいか?」と医師に尋ねたそうですが「前例がないから」と断られたそうで、出産から2ヶ月たっての出張指圧です。
玄関を入ると双子の男の子の顔を見ることができました。1人は眠っていて、1人は虚空を眺めていました。
主訴は右腰痛、妊娠、出産、双子の子育てと続くストレスも溜まっていそうです。
両方の肩こりと左肩甲下部のこり、右腰、右骨盤側面のこり、右大腿後側もこっていて、下半身や上肢はむくんでいます。
冬用の靴下を履いていて、エアコンは風力を弱く温度を高く設定してつけています。
仰臥位で膝を曲げて股関節の内転外転をしてみると大きく膝を倒すと腰に響きます。
それ以外は特に問題ありません。
仰臥位から指圧を始め、腹部の指圧で帝王切開をしたおなかはたるんでいましたが圧して痛みはありませんでした。
伏臥位背部の指圧では汗をかきはじめました。
肩から腰の筋肉をゆるめていくと血行が良くなったのがわかります。
授乳や抱っこの姿勢で右肩が下がり右腰が詰まるようでしたが、全身指圧とストレッチ後には背中が伸びて「身長が伸びた感じがする」とのことでした。
おそらく右腰の深部に傷がありますが、右股関節を動かし、背中を伸ばしていくことで腰痛は改善されていくはずです。
産後鬱になる人もいますが、妊娠中の心身ともに閉塞していた頃と比べると見違えるほど心身ともに回復しています。
双子のお子さんが交互に可愛さをふりまいて、「可愛さのバイキング」のようです。
どうしてるかなぁと思っていると、こちらのことを思い出してくれるものです。
こちらのことを思っていていただけるので、どうしてるかなぁと思うのかもしれません。
この毎朝100人くらいの人のことを思う作業を、もう何年も続けています。
すると偶然ではなく、必然の結びつきで指圧の需要が生まれるようです。
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