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2015年8月 4日 (火)

拳を握ると手首で浮き上がる長掌筋をゆるめてリラックス。

 イライラすると肩や背中の筋肉に力が入ったり、拳を握っていることがあります。

 拳を握ると手首に近い前腕中央で浮き上がるスジが長掌筋です。

 長掌筋は手首を掌屈(手掌の側に曲げる)させる働きをします。

 長掌筋より1cmほど母指寄りのスジは橈側手根屈筋です。

 長掌筋と橈側手根屈筋ほどは浮き上がらないのが小指側の尺側手根屈筋で、この3つの筋肉が下肢でいえば足を底屈させる下腿三頭筋の働きをしています。

 手掌を上に向けてダンベルを握り、手関節掌屈で巻き上げるように肘を屈曲する時に長掌筋の腱が際立って浮き上がります。

 この動きは上肢屈筋を強く使い、肩が上がるので僧帽筋も緊張します。

 肩こりを作る動きと言い換えることもできる動きなので、肩こりの方は「長掌筋腱が浮きあがらない腕の使い方」を気をつけておくとよいでしょう。

 バッグを持つ時にそのまま手で持って下げると手関節掌屈になりますが、腕を内側ねじると(肩関節内旋)、手関節は背屈気味に使われて長掌筋腱は際立ちません。

 イラッとした時、長掌筋腱が際立っていれば拳に力がはいっているだけでなく肩に力が入って呼吸が浅くなっています。

 指の隙間を拡げ肘を伸ばし腕を内側にねじると、それが体の前でも後でも横でも、普段使わない筋肉を使うことになるので屈筋群がストレッチされてリラックスできます。

 猛暑の夏バテ予防にはイラッとしないこと、長掌筋腱が浮きあがっていたら余計な力をゆるめてリラックスしてください。

 

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