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2015年10月22日 (木)

タッチで体と会話をしながら圧刺激を加減する。

 昨日は原宿生活の木で「指圧法の持続によるバリエーション」の講座の日だったのですが中止になりましたので、その内容を記しておきます。

 指圧法には3秒圧の通常圧法の他に、2段圧しで軽→快と圧す緩圧法、主に手掌を使う持続圧法、ふくらはぎなどに手掌を密着させて皮膚を吸い上げて把握する吸引圧法、手掌でバイブレーションをかける振動圧法などがあります。

 この講座で理解していただきたかったのはこれ以外に「衝圧法」という私が教わらなかった、そして使うことのない圧し方があるということです。

 「衝圧法」は漸増圧で一定限度まで圧し、そこで衝圧の圧度を定め、急に圧して、すぐ放す圧し方で「刺激が過度であったり、圧の方向を誤ると弊害を来すおそれがある」とされています。

 「衝撃圧による患者の防衛反応を少なくし、苦痛を最小限にするために、一度痛みのないところまで軽く圧してから…」ということなのですが、そもそもこの圧し方がセラピーの現場で必要なのか?ということを理解していただければ、セラピーのタッチというものが明確になります。

 骨折や脱臼の骨の整復とセラピーのタッチは違います。

 こちらがやりたいことをやるのがタッチセラピーではなく、体と会話しながら刺激の増減を物足りないくらいのところから加減していくのがタッチセラピーです。

 指力や腕力を使うことなく、体重移動の調節によって支える指紋部や手掌が沈むのにまかせることで変幻自在の圧刺激を産み出すことができます。

 垂直圧ができていれば、タッチの持続で深部に到達する圧刺激を作ることができますから、指圧・マッサージで衝撃的な圧を使わなければいけない場面は痛みの臨床ではあり得ません。

 病気の体、痛みを抱えた体を尊重することがタッチセラピストには求められます。

 11月には原宿生活の木でセミナーが3つあるので、「侵害刺激をしない」という考えはお伝えしていきたいと思います。

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