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2015年11月30日 (月)

昨日の「引き締め」と「ハンドマッサージ」のセミナー。

 昨日の原宿生活の木のスペシャルセミナーには天気の良い日曜日にもかかわらず、たくさんの方に参加していただき、ありがとうございました。

 午前は「引き締めボディメイク」と題して、朝5分でできる小顔指圧+下肢と殿部の引き締めエクササイズ+肩こり・腰痛のストレッチと、夜の下肢の自己指圧+起き上がり運動を使った下腿引き締めのアロマオイルトリートメントを生活の木のブレンドオイル「ジュニパーレッグ」を使って行いました。

 朝起きるたびに引き締めエクササイズで体を蘇らせて一日に備えることを習慣にし、夜のメンテナンスも行って、体が良く変わっていくことを実感していただけたら幸いです。私は毎日実行しております。

 午後の「ハンドマッサージ」は母指球の3層構造と、生活に欠かせない「つまむ・握る」の働きをする手掌の母指対立筋と虫様筋の位置を説明した後に、ユーカリ・グロブルスとマジョラムを使った手掌を中心としたアロマオイルトリートメントを相モデルで行いました。

 特に母指球中層の母指対立筋は母指球の側面を母指と小指との対立運動をすることで緊張させて圧をかけて母指軽擦をしなければわからない位置にあるので、とらえることが難しかったと思います。

 参加者全員の手の一つ一つの筋肉に直に触れて、手掌にある筋肉を感じていただけたことと思いますので、さらに練習をして感覚をつかんでください。

 皆さんの手が次第に温かくなっていき、緊張がほどけて、「力を使わずにオイルが滑ることにまかせる」という軽擦が最後のほうには上手になっていくのが見ていてよくわかりました。

 今日は肩こりが治った方や便秘が治った方がいらっしゃるのではないでしょうか?

 表参道の裏道では朝から春物のファッションを着たモデルさんの撮影が行われていました。貴重な暖かい日曜日にもかかわらずセミナーに参加していただいた皆さんに、指圧・マッサージ・アロマの面白さと効果を実感していただけたとしたら何よりの幸せです。ありがとうございました。

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2015年11月29日 (日)

今日は原宿生活の木で「引き締めのセルフメンテナンス」と「ハンドマッサージ」のセミナーです。

 今日は原宿生活の木で「引き締めボディメイク」と「解剖学的ハンドマッサージ」の2つのセミナーをしてきます。

 午前の「引き締め…」は朝のエクササイズと夜の自己指圧とオイルトリートメント+ストレッチのセルフメンテナンスで、午後の「ハンドマッサージ」は指の内転・外転・屈曲・対立の運動を利用して、深層の筋肉まで個別に刺激し、感覚神経と運動神経を刺激することで脳の活性やリハビリにもつながるというものです。

 早朝からリハーサルしていましたが出かける時間が近づいてきました。

 毎日のお守りになるような体の動かし方、緩め方を体得していただきたいと思っています。

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2015年11月28日 (土)

80代女性、背中がこっていて辛い、引っ越しをされたお得意様からの電話のサポートもあって久々の指圧。

 80代女性、主訴は背中のこりで「今日の占いで病気に注意とあったので指圧に来た」とのことでした。

 ずいぶんと久しぶりの指圧で、前日には青森に引っ越しをされたお得意様からの電話があったそうで、きっとその時に指圧を勧めていただいたのでしょう。ありがたいことです。

 午前中は緑内障の診察で眼科に行き、買物をして、午後は近くにできた体操教室ものぞいてきたそうですからなかなか忙しいスケジュールです。

 緑内障の他に右耳はほとんど聴こえないということですが会話に全く支障はなく、頭の働きもしっかりとしています。

 伏臥位では右の背中が上がっています。これは体幹が右に回旋しているということで、左耳で聴くために体を右回旋させているということがあるのでしょう。

 仰臥位の指圧ではおなかがよく動きました。

 手足に冷えもなく、最後に仕上げのストレッチをしようとすると「他のマッサージ屋さんと比べて丁寧すぎる」と感じたのでしょうか、御自分から制止して起き上がりました。

 「お疲れでしょうから車でお送りしましょうか?」と申し上げましたが、それを断り元気に歩いて帰っていかれました。

 電話では30分後にということだったのですが、歩きで15分で指圧にいらっしゃいました。

 都内でのクラス会や紅葉狩りなど活動的な一週間だったようです。

 80代で暇だなんてとんでもない、予定やお誘いがたくさんあって忙しい方もいらっしゃるのですね。

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2015年11月27日 (金)

祈祷師がインスリンを投与させずに糖尿病の男児死亡のニュース。

 栃木県で、「祈祷師がハンバーガーなどの特定の飲食物を与えるようにさせ、インスリンを投与させなかったために糖尿病の7才の男児を死亡させた容疑で逮捕された」というニュースがありました。

 自ら龍神を名のり、不治の病を治すとして、呪文を唱えたり、体をさすったりしていたそうです。

 職業は会社役員だそうですから祈禱の修行や勉強をしていたのかどうかはわかりませんが、数百万円の治療代を受け取っていたそうですから、亡くなったお子さんの御両親は藁をもすがる思いでマインドコントロールされてしまったのでしょう。

 以前、巨人に在籍した糖尿病のガリクソン投手は、試合の途中で低血糖になった時にコーラを飲んで血糖値を上げていました。

 もしかしたらこの祈祷師は、たまたま糖尿病の人が低血糖になった時に血糖値の上がるハンバーガーなどを食べさせて具合が良くなったという経験があって、それを自分が奇跡的な力を持った治療者だなどと吹聴し、信じ込ませたのかもしれません。

 手でさわることには、リラックス効果もリフレッシュ効果もあります。

 転地療養感のある場を作り出す演出とともに、何事かありそうな呪文や、手で触る触圧刺激をすれば、視覚、聴覚、触圧覚から体に変化が起こります。

 しかし、それを悪用されると、まっとうな解剖学的、生理学的な指圧・マッサージも同じような怪しげなものと思ってしまう人がいるかもしれず、迷惑です。

 低血糖にコーラの聞きかじりからアレンジしてコーラにはハンバーガーだ、「アメリカ的な食事をしろ」とでももし言っていたとしたら(これは想像です)、殺人犯に近い、とんでもない詐欺師です。

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2015年11月26日 (木)

往診で400gを超える太秋柿をいただきました。

 往診で80代女性の指圧をした後に、よく見る柿の倍か3倍もある大きな柿のおすそわけをいただきました。

 旦那様の部下だった関西在住の方からいただいたのだそうで、種がなく、程良い食感の甘味のしっかりとした柿でした。

 帰ってきて調べてみると1994年に品種改良で登録された太秋柿でした。

 重さは400gを超えていて、枝を折らないで成長させるには何か工夫があるのでしょう。

 お店で見かけたことがないので、関東ではあまり多く売られていないのかもしれません。

 指圧ではピップエレキバンの貼ってあった側頸部の周囲に角度を変えながら母指圧をしていき、指圧後にはずいぶん楽になったとのことでした。

 便秘がちになってきたので、夜にヨーグルトや納豆やキムチなどを食べて乳酸菌の摂取を心がけているそうで、娘さんに勧められて床に足を伸ばして体幹前屈をする運動を続けたところ、便秘が改善されてきたそうです。

 坐骨神経痛があるので、体幹前屈は下肢後側の坐骨神経伸展のストレッチになり、椎骨の一つ一つを伸ばすように体幹を前屈させているので、交感神経支配領域の緊張をゆるめるだけでなく、大腸兪の刺激と腹圧がかかるので大腸そのものの刺激にもなります。

 いろいろな情報を上手に取り入れて実践しているので効果が出ているのでしょう。

 オリーブオイルをスプーン1杯飲むのも便秘に効果がありますよと情報を一つつけたして指圧を終えました。

 「こんな大きな柿は見たことがないだろう」と得意気に元上司の家に太秋柿を贈る老人パワーと、それを自分だけ驚いていては残念だ、誰かを驚かせてやろうという老人パワーのおかげで、御相伴にあずかることができ、まんまとその大きさに驚かされた次第です。

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2015年11月25日 (水)

頬骨に沿った母指軽擦で体温が上がる、おなかが動く。

 明け方はさほど寒くありませんでしたが、今日は午後になって気温が下がる予報です。

 昨日の午後は強い風が吹いて、大雪のニュースもありました。

 そろそろ帽子、手袋、マフラー、マスクの冬が始まります。

 最近、器具を使った簡単なマッサージ法を研究していて、カッサ(へらのようなマッサージ器具)を頬骨下縁に当てて円周に沿って強擦すると顔がポカポカになっておなかが動き出し、体全体が温かくなることに気づきました。

 これは頬骨下縁鼻孔の外8分に胃経のツボ「巨髎(こりょう)」があるので、瞳孔の下7分のツボ「承泣」から胸腹部、下肢へと下って第2趾の「厲兌」まで続く胃経を刺激することになるからなのでしょう。

 頬骨周囲の刺激は三叉神経第2枝の刺激にもなっています。

 肌に炎症やくすみなどがある場合はカッサを使わずに、母指を使って刺激が強くならないように軽擦します。

 オイルやクリームを使えば当たりが柔らかくなり、保湿にもなります。

 今日は十三夜ですが夜は雨になりそうです。

 小顔効果もあるので、寒いと思ったら、頬骨下縁を内側から外側へ、月の弧をなぞるように母指で軽擦してみるとポカポカしてきます。

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2015年11月24日 (火)

体の変形した部位への触り方の気配りで信頼感が増し、指圧効果が高まる。

 70代男性、定期的に2週間に1回の指圧をしています。

 今回は背中に張りがあり、足先が冷えていました。

 この季節、この年齢の男性では特別なことではありません。

 私が普段指圧をしている体の弱い御客様と比べれば特に問題はなく「強圧しが好き」と言ってもいいくらいなので、1.2.3のタイミングで機械的な指圧もできるのですが、始めは「この範囲をこのように指圧しますよというお知らせのタッチ」、次にやや深く、次にじんわりとという3段階で指圧をしています。

 1.2.3のタイミングで機械的に圧した時には肋骨にひびをいれるなどのリスクもあります。

 O脚気味で、肩関節可動域も指圧前は制限されている70代の方なので、刺激量を間違うならやはり弱いほうへ間違うべきです。

 この御客様は若い頃に左の人差し指を怪我して先端が欠けていてDIP関節(第1関節)が90°に曲がって固まっています。

 始めの頃は恐る恐る触れる程度で、ちゃんと圧をかけるようなことはしませんでした。

 この指の扱いはどうしたらいいかと考え、変形した指もありのままに受け入れないのはおかしなことだと心に決めて、ちゃんと圧をかけられるようになったのは指圧が10回目を越えた頃からでした。

 その頃から、御客様のおなかの動きが変わりました。

 私の指圧に反応の良い方でしたが、背中を圧しているうちに胃腸が音を立てて動くようになったのです。

 欠けて曲がった人差し指に対する躊躇は、他の部位の指圧にも影響していたのでしょう。

 タッチは会話ですから触圧覚への刺激だけでなく気配や意味も伝わります。

 一人の人間をありのままに受け入れるということは難しいことで、苦手な人もいるし、気配りが足りずに偏見を臭わせてしまうこともあります。

 タッチの効果をいかんなく発揮するには、気配りと心を磨くことです。

 1.2.3のタイミングで一本調子に圧すなら機械と同じです。

 機械と違って人間の手仕事には「ずれがありぶれがある」、それを上手に使えば絶妙の間となり、個性となります。

 今回の指圧で「何より気持ちいいねぇ」と言っていただけたことが指圧の効果を表していました。

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2015年11月23日 (月)

40代女性、頭痛、右天柱と左右の太衝に痛み→猫背の前のめりを足の背屈で戻す緊張。

 40代女性、主訴は頭痛です。

 首との境の後頭骨下際、右の「天柱」に強い痛みがあって、肩上部僧帽筋は芯がこっていますが表面はさほどでもありません。

 背部のこりから、猫背で頭が前に傾き、少し首が右に曲がっていたのでしょう。

 冷えはなく、左右の足の甲の第1中足骨と第2中足骨の間の肝経「太衝」を圧すと強い痛みがありました。

 肝は血を蔵し、目と密接に関わっています。

 人間の情報の8割は視覚が占めていますから、猫背手仕事のデスクワークの頭痛は、のぼせを下げる肝経に反応点があらわれることがあります。

 猫背で前にのめる体に対抗して、足背屈の緊張で姿勢の均衡を保っていれば足の甲に反応点があらわれてもおかしくありません。

 全身指圧後、頭痛は軽減し全身がリラックスできたということでした。

 「天柱」は膀胱経のツボですから頭の重さを一つ一つの椎骨に分散して良姿勢でいられれば詰まることは少ないのですが、人間の手仕事は猫背と目の酷使が伴います。

 膀胱経から肝経への連絡、猫背に足背屈で姿勢を維持していたかもしれないということ、当てはまるケースがたくさんあると思います。

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2015年11月22日 (日)

洗浄強迫のある40代女性、低刺激の石鹸に変えて手荒れが治りました。

 40代女性、手を洗わずにはいられない洗浄強迫があって前回の指圧では「低刺激の石鹸」を勧めておきました。

 そのことをすっかり忘れていて、手荒れの指が綺麗に治っていて驚きました。

 今回の指圧ではビニール袋に入った杖を持ってきたので、一瞬、骨折でもしたのかと心配になりましたが、ちゃんと歩いているので「?」と思いました。

 事情をうかがうと、実家にいる膝痛のお母さんのために途中で買ってきたそうで安心しました。

 旦那様のお父さんも入院中で、気を病むタイプなのでいろいろと大変だと思いますが、家族に気配りができていることは少し余裕ができてきたのだろうと思いました。

 ちょうど膝痛改善の講座用のセルフストレッチの文章を書き終えてすぐだったので、お母さんの膝痛改善に、椅子に座って両手で太腿を持ち上げて下腿を前後にブラブラ動かす運動や、膝蓋骨の上下左右のストレッチなどを紹介してから指圧をしました。

 スポーツジムに週2回通っているそうで冷えもなく、歩いてきて汗ばんでいるようなので、つけていたエアコンの暖房を消しての指圧でした。

 筋肉がついてきていて、腹直筋にさえ手応えを感じました。

 指圧中はおなかがよく動き、手荒れを感じていた手がとても温かい「良いセラピストの手」になっていることが感動的でした。

 指圧後に「膝に手を当てているだけでもこの手の温かさがあれば十分に治療効果がある」ことを伝えて、是非お母さんの膝に手当てをしてきてくださいと申し上げました。

 洗浄強迫は強迫性障害の一つですが、手荒れが治ることで手に温かさが生まれ、それはおそらく膝痛のお母さんに「杖」をあげたいと思う気遣いも生んだのでしょう。

 アルカリの強い石鹸で何度も手を洗えば皮脂のバリアが壊れて手が荒れます。

 人間の肌は弱酸性、低刺激の石鹸が強い手洗いへのこだわりもやわらげてくれたような印象を受けました。

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2015年11月21日 (土)

元横綱北の湖理事長、直腸がん多臓器不全で死去のニュース。

 昨夜テレビを見ていると、相撲協会の北の湖理事長が亡くなったというニュース速報が流れました。

 前日まで九州場所で仕事をつとめ、貧血で入院した昨日のうちに直腸がん・多臓器不全で亡くなったということですから、相当我慢をして仕事を続けてきたのでしょう。御冥福をお祈りいたします。

 今週は俳優の阿藤快さんが大動脈瘤破裂で亡くなったというニュースもありました。

 痛みを一人で抱え込まないということが命を維持するために大切だと思った一週間でした。

 不祥事の続く相撲界の改革をやらなければいけないという意欲に燃えて北の湖理事長は無理をしていたのでしょう。

 諫めてくれる目上の人がいなくなり、弱音を吐ける相手もいないトップに立つ人は、痛みに臆病なくらいが命を守ることになりそうです。

 先週たまたまある会社の社長さんの奥様に指圧をして、旦那様が「重病かもしれないとやたら病院に行く」という話をうかがいましたが、今週になって、そのほうが賢明のように思えます。

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2015年11月20日 (金)

昨日のドクターG「イライラする、とにかく眠い」→月経前症候群。

 昨日のNHK「ドクターG」は子育て中の女性編集者が「イライラする、とにかく眠い」という症状で受診し、その他にも感情の落ち込みや頭痛、手に力が入らないなどの症状を訴えた症例を紹介していました。

 甲状腺機能低下症やうつ病、クモ膜下出血、副腎不全などの病名があげられましたが、月末に起こる周期性ということから最終診断は「月経前症候群」でした。

 月経前症候群は月経前の女性ホルモンのバランスの乱れから様々な症状が起こり、月経の出血があった後には症状が改善されます。

 このケースでは月末の雑誌の締め切りと月経周期が重なって、女性ホルモンのバランスが乱れる頃にストレスが重くなっていました。

 ストレスに対して働く副腎や副腎皮質刺激ホルモンを分泌する下垂体に異常があるケースでも同じような症状が起こりますが「寛解増悪」という周期性は月経との関連が疑われます。

 女性ホルモンも下垂体からの刺激ホルモンによって分泌が促進され、副腎皮質ホルモンであるDHFA(デヒドロエピアンドロステロン)からエストロゲンが作られるということもあるので鑑別が難しいケースだと思いました。

 頭痛や腰痛でも症状を日記のつけて記録することで痛みが悪化するパターンがわかったり、病院に受診した時に早く診断がつくことがありますから、体の異変が続く時には症状を書き留めておくことが大切だと思いました。

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2015年11月19日 (木)

4連の発泡ポリスチレンボール(ダイソー 108円)で背中の指圧。

 ダイソーの工作材料「4連の発泡ポリスチレンボール」で背中の指圧ができます。

 発泡ポリスチレンは魚屋さんなどで見かける細かい粒でできたプラスチックです。

 ヘルニアや脊柱管狭窄症などで腰や背中に強い痛みがある方には勧められませんが、慢性的なこりには効果的です。

 仰向けで両膝を曲げて足をつき、4連の真ん中に背骨の中心の棘突起がくるようにしてお尻を浮かせて膝を左右に倒すと棘突起周囲の多裂筋・回旋筋・棘筋といった指やツボ押し器具では圧しにくい細かい筋肉を刺激することができます。

 この4連のボールは使っているうちに背中の形に合わせて少し潰れてくるので、このままでも最長筋や腸肋筋といった背中の筋肉の指圧に使えますが、背骨との当たりで痛みを感じるようなら2つに分けてから間に1cm程度隙間を作った後またテープで止めて4連で使います。

 筋肉や骨との当たりで痛みがなければお尻を浮かさずに両膝を左右に倒すことで、背中から殿部の仙骨部や梨状筋まで指圧することができます。

 腰や背中が痛い方にはカインズホームに空気でふくらますタイプの背中・腰に使える小さいストレッチポールが598円で売っています。これは空気圧を調整できるので当たりを柔らかくすることができます。

 脊柱に縦に当てるストレッチポールを横に使ってもローラーのように背中・腰を伸ばすことができます。

 最近は朝のストレッチの最後に、4連の発泡ポリ指圧とストレッチポールを横に使った背部のストレッチ+指圧をしていてなかなか具合がいいです。

 当たりを強くしなくてもカイロプラクティックのように椎骨の矯正ができるので小さなポキッという音がすることがあります。

 くれぐれも骨や筋肉の痛みを我慢して強い刺激にならないように、ユラユラと刺激してください。

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2015年11月18日 (水)

60代女性、咳が出て眠れなかった、足の腎経に痛み。

 60代女性、咳が出て眠れなかったそうで、マスクをしています。

 座位の触診では、脊柱がやや左に側弯し、首、肩、背部がこっていて、手足が冷えています。

 土日は商工会のイベントに出店して外で過ごしていたので風邪を引いたようです。

 御本人の感じている以上に疲れを溜めていたようで「どこを触られてもいつもより痛い」とのこと、首から肩に熱がこもっています。

 伏臥位で指圧をしていくと肩の熱が腰に下がり、少しずつ血流の滞りが改善されていきました。

 仰臥位足の指圧では腎経に沿って湧泉、然谷、太渓、大鍾といった足底から内踝周囲に痛みがありました。

 左足の腎経のツボを圧しての痛みは脊柱の左側弯で体重が左足にかかったということもあるでしょう。また、太渓、大鍾は喉のツボでもあります。

 土曜日は雨が降りました。外の接客では冷えることも風邪をうつされることもあります。

 全身指圧後、首、肩、腰の熱は感じられなくなり、こりもゆるみました。

 出店の準備などもあって疲れが溜まっていたようです。

 指圧中咳が出たのは2回で、胸骨上際の天突を圧して痛みはなかったので炎症は上気道までの軽いもののようです。

 指圧後は老廃物や痛み物質が体を移動して排出されていくのでどっと疲れを感じることになるかもしれません。

 体を休めることができれば、風邪が長引くことはなさそうです。

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2015年11月17日 (火)

40代男性、筋トレがメンタルにも効果をもたらしているようです。

 心の病気で会社を休職中の40代男性、ジム通いを続けて僧帽筋が盛り上がりウエストが締まってきました。

 右肩を動かすと関節が鳴るとのことでしたが、指圧後には関節のぶつかりはありませんでした。

 負荷をかけた運動で筋肉が鍛えられて太く硬くなった上腕や大胸筋のぶつかりで窮屈になっていたようですが、有酸素運動やストレッチを増やしていくと柔軟で余裕のある筋肉になっていくでしょう。

 体の余裕は心にもあらわれます。

 指圧終了直前にトイレに行ったのは良い傾向です。腹部の指圧を残したところで遠慮せずに指圧を中断してトイレに行くようなことが日常生活や会社でもできればストレスを軽減することができます。

 指の皮膚炎も塗り薬のケアをしているのでもう一皮剥けるときれいになりそうです。

 暖かい日だったこともあって、最近の指圧では一番体の調子が良かったです。

 無理はせず、このまま順調に休職期間を過ごして仕事に復帰できるよう、お手伝いさせていただきたいと思っています。

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2015年11月16日 (月)

NHKスペシャル「シリーズ認知症革命」、叱らずに肯定することで暴力や徘徊が改善。

 昨日のNHKスペシャル「シリーズ認知症革命」の第2回では、認知症の方の能力や興味を汲み取った趣味の時間を作るケアや、手記を書いてもらう、物忘れを肯定するなどの取り組みで、暴力や徘徊が改善した事例などを紹介していました。

 認知症で会話のコミュニケーションが難しくなっても繊細な感情がなくなったわけではなく、介護する側にとっては正論であっても認知症の方は叱られたショックで暴力的になってしまうということがあるようです。

 認知症になって物忘れがあっても、一人の人間として尊重し、肯定し、介護する側が攻撃的になってはいけないということです。

 指圧でも常々思うことが「痛みや不安を持った方と力でぶつかってはいけない」ということです。

 快適な時間を作ることができれば「ここ以外のどこか遠くに居場所を求めて徘徊する」という必要はありません。

 病気であっても病気を忘れておだやかに過ごす時間は幸せな時間だと言えるでしょう。

 また新しい一日が始まります。心身をありのままに受け留めて痛みと不安を減らすためのセラピーのタッチが力でぶつかるものにならないように気をつけましょう。

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2015年11月15日 (日)

40代女性、片頭痛・嘔吐から6日目の指圧。

 40代女性、先週片頭痛で指圧に来る途中で嘔吐した女性の指圧です。

 今回は強い頭痛はなく、しばらく休みが取れそうもないので時間に余裕のある日に早目に指圧にいらっしゃいました。

 といっても口角炎が左の口元にあって胃腸症状は続いていると考えられます。

 首、頭にのぼせた熱感はありませんでしたが両上腕二頭筋がこっていて、肩こりと背部のこりから重たい物を持ったのだろうと推測できます。

 あまりむくんでいないようでしたが、来た時、伏臥位から仰臥位に移る時、指圧終わりと、3回トイレに行きました。溜まった老廃物のデトックスに指圧が良く効く体です。

 左大腿内側肝経のこり、右大腿外側胆経のこりから、体を右にねじって仕事をしていたようです。

 胆経、肝経のこりからは五行の五志の「怒」が対応するので、イラッとしたことが多かったのかもしれません。

 口角炎はあっても腹部や下肢前側の胃経に反応点はありませんでした。

 先週の急性胃炎+片頭痛の時と比べるとだいぶ良くなっています。

 今回は早目のメンテナンスなので、さらに体の調子が良くなると思います。

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2015年11月14日 (土)

テレビ東京「コレ天才!? 生活の知恵」、正座の足のしびれに腎兪の指圧の即効性はないとしないと…。

 昨日のテレビ東京の「コレ天才!?生活の知恵」という番組で正座の足のしびれ解消に効果があるのは何か?という検証をしていましたが、腎兪の指圧については即効性がないとはっきり説明すべきだと思いました。

 「額に十字を書く」という民間伝承が足のしびれに効果がないの正座で圧迫される下腿の腓骨神経支配領域の血行不良の改善に結びつかないからで、「跪坐(=きざ。膝まづいて爪先立ち背中を起こすこと)」は、正座で体重のかかる下腿を体重から解放し、足関節底屈+足趾屈曲になる正座の後に足背屈+足趾伸展のストレッチをすることになるので対処法として的を射ています。

 腎兪は第2・第3腰椎棘突起間外1寸5分のツボですから、第4腰神経〜第1仙骨神経からなる下腿前側の腓骨神経支配領域に直接の影響は乏しくなります。

 腎兪の指圧が有効な足のしびれは糖尿病や腰痛に由来したもので、正座による足のしびれなら大腸兪・関元兪・小腸兪といった第4腰神経〜第1仙骨神経を刺激することのできるツボでないと腓骨神経との関連の説明がつきません。

 腎兪を圧すのに、四つん這いにさせていたことも通常の指圧ではないことで、つまり効果があるとすれば腎兪の指圧ではなく四つん這いにして下腿を体重から解放したことで、この時に足背屈+足趾伸展をしていれば跪坐と同じような効果があるわけです。

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2015年11月13日 (金)

60代女性、右肩甲骨内側の痛みがほぼ治り、左坐骨神経痛が浮かびあがる。

 60代女性、右肩甲骨内側上部の痛みで指圧をしてから3日後の指圧です。

 肩関節の可動域に問題はなく、右肺兪を圧して痛みがありますが奥に続く神経の痛みの訴えはなくなり、筋肉のこりが残っていました。

 今回の指圧では右肩甲帯をかばったことで、左腰部から足に続く坐骨神経に沿った痛みが浮かび上がってきました。

 左腰の三焦兪から関元兪までに圧して痛みがあり、殿部の梨状筋、大腿後側中央の殷門、膝窩の委中、大腿後側の下部外側から下腿前側に延びる総腓骨神経に沿った胃経のラインも圧して痛みがありました。

 座位で右手を使う時に右肩甲骨が外転し右肩が上がり、わずかに体幹が左に回旋して左背部から腰、下肢と詰まってくる典型的なケースです。

 全身指圧後、仰臥位で両膝を抱えて首を上げ、背中を丸めた起き上がり運動で背中から腰、下肢のストレッチをしていただきました。

 この運動は腰椎の伸展だけでなく、振り子運動で坐骨神経伸展のストレッチになります。

 座位を長時間続けないこと、一時間に一回は立ち上がって体幹の前屈や回旋、肩関節の運動(窓ふきの動かし方やバンザイなど、胸を拡げて腕を動かす)をすること、肩や腰以下の痛みやしびれの解消に効果があります。

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2015年11月12日 (木)

食後の眠気解消に胸鎖乳突筋を速いテンポでつまむ指圧。

 昨日の「ためしてガッテン」では、食後の眠気が頸動脈の動脈硬化のサインかもしれないということを紹介していました。

 前頸部の胸鎖乳突筋に沿った脈の拍動を感じられる部位に血圧のセンサーである「頸動脈洞」があります。

 頸動脈洞が頸動脈の血管収縮・血圧上昇を感知すると、副交感神経である迷走神経を刺激して血管拡張・降圧の調節をし、その逆の血管拡張に対しては血管収縮の調節をします。

 頸動脈に動脈硬化があると頸動脈洞がセンサーの役目を果たせなくなり、食後に消化のため血液が腹部に集ると脳への血流量が減って、のぼせが下がったリラックス状態になって眠くなるというのです。

 認知症の人の車の暴走事故の原因には、頸動脈の動脈硬化による食後の眠気も含まれているかもしれません。

 前頸部胸鎖乳突筋の指圧は、迷走神経を刺激して血圧と脈拍を下げる目的で行いますが、頸動脈洞は血圧のセンサーですからここを刺激することで血圧を上げて眠気を覚ますこともできることになります。

 そのポイントはテンポを速くして弾くようにつまむことで、血管を収縮させて血圧を上げていきます。

 食後に車を運転する前などには、母指と示指・中指で前頸部の胸鎖乳突筋をに速いテンポで弾くようにつまんで、脳への血流を促進しておくとよいでしょう。

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2015年11月11日 (水)

一年で一番記念日の多い1並びの11月11日、くつしたの日、ベースの日…、今夜は新月。

 1並びの11月11日は一年で一番記念日の多い日だそうで、FMラジオのJ-WAVEでは4弦のベースにちなんだベースの日特番が続き、ポッキーの日、サムライの日など他にもいろいろあって、今日は1の形を靴下に見立てたくつしたの日でもあります。

 立冬を過ぎて足の冷え対策には足趾間を拡げやすい5本指ソックスがすぐれています。

 足全体を包む普通の靴下は足趾をまとめて締め付けるので足趾が屈曲しやすく末梢の窮屈さからの影響で運動不足になりがちですが、開放的な5本指ソックスは足趾の関節可動域が拡がって足趾を使いやすいことは明らかで、そのために体全体の運動量も増えます。

 冷えを根本的に解決するなら靴下の重ね履きではなく、足趾、足関節、下腿、膝関節、大腿、股関節と末梢からつながる筋肉を使って血行を促進し、熱を作ることです。

 今夜は新月、月齢から受ける体の影響は最小のところから2週間かけてピークに向かっていきます。

 足趾のグー、パージャンケンなどの関節運動や足の指圧・マッサージを入浴中か風呂上がり、寝る前などに行うことを習慣にすると、冬の冷え対策や風邪予防になります。

 喉へ続く腎経の内踝の中心とアキレス腱の間の「太渓」とその斜め後ろ下の踵骨の際「大鍾」は冷えと喉の痛みや扁桃炎に効能のあるツボです。

 

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2015年11月10日 (火)

60代女性、右肩甲骨周囲の痛み。

 60代女性、主訴は右肩甲骨周囲の痛みで頭痛もあります。

 手足に冷えはなく、むしろほてり、こういう時は内臓に冷えがあると考えます。

 伏臥位で右肩甲骨周囲を指圧していくと、頸椎下部と肩甲骨内側上部を結ぶ小菱形筋に主訴と一致する痛みがありました。

 右手を使う時の中途半端な肩甲骨外転の姿勢が常になって、小菱形筋はしっかりとした収縮もしっかりとした伸展もしないことの多い筋肉です。

 小菱形筋だけでなく上部頸椎から肩甲骨内側上部に停止して肩甲骨を挙上する肩甲挙筋と、後頭骨の際では左右の天柱、風池、完骨といったツボに圧痛がありました。

 また足の第1趾爪根部外側から下肢内側を上行する肝経の行間、太衝、中封といった頭痛、のぼせのツボを指圧しても強い痛みを感じたようです。

 右手の使い過ぎによる肩甲骨周囲のこりと内臓の冷えによるのぼせの症状から頭痛になったと考えられます。

 内臓の冷えは仕事の忙しさのストレスからの暴飲暴食による肥満・運動不足と関係しています。

 全身指圧後、頭痛は治りましたが、右肩甲骨内側奥に違和感が残っているとのこと、おそらく腕神経叢に沿っての神経の痛みなのでしょう。

 3日後にもう一度指圧をすることになりました。

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2015年11月 9日 (月)

昨日の生活の木スペシャルセミナー「更年期症状を緩和する指圧・マッサージ」。

 昨日は原宿 生活の木で「更年期症状を緩和する指圧・マッサージ」のスペシャルセミナーをしてきました。

 雨の日曜日に参加していただいた受講生の皆さん、ありがとうございました。

 東洋医学に基づく更年期のアロマ指圧セミナーは3回目となり、大人数ながら満足のいく時間配分で、子宮・卵巣を刺激して女性ホルモンの分泌を活発にするツボの指圧と、クラリセージ+フェンネルを使った足から膝のアロマオイルトリートメントを行うことができました。

 卵胞刺激ホルモンを分泌する下垂体への刺激を目的とする頭部の指圧に続いて、腹部、腰部、殿部、下肢と子宮・卵巣を刺激するツボを、体の曲面に対する垂直圧の角度と深さ、指紋部の密着にポイントをおいて実技を行いました。

 今回の参加者の方たちの中には、手の温かい方、感性の豊かな方が多かったので、セミナーがやわらかく優しい雰囲気に包まれていました。

 参加していただいた皆さんに、ツボをとらえた時の感覚やアロマオイルトリートメントの時の経脈のラインの取り方を的確に伝えたかったので、ベッドを忙しく飛び回っていた2時間でした。

 その後の質問も含めて、もっとお答えしたいこともあったのですが、このセミナーでタッチで起こる体の変化に興味を持たれた方は、次回の私の講座やセミナーに来ていただいて何でも気軽に質問してください。

 指力を使うのではなく、指紋部を密着させて体を支えるタッチで「気持ちいい」を作り出していけば、被術者だけでなく施術者も疲れずに健康になるということをセミナー後の皆さんの血行の良くなった表情が語っていました。

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2015年11月 8日 (日)

60代女性、右股関節痛。

 60代女性、天気が悪くなることが前日くらいから右股関節の違和感でわかるようになってきたということですが、股関節の運動を続けているので右大腿外側に張りがあるくらいで大きく症状が悪化したようなことはありませんでした。

 右肩のこり、背部のこり、朝一時間の庭の草取りが数日続いたということなので、しゃがんだ姿勢の持続が股関節の血行不良につながったということもあるようです。

 右手中央3指の甲側の付け根に炎症があったのでうかがうと、仕事で紙をたくさん扱った時に擦れたようです。

 右手の使い過ぎと右股関節への負荷の増ということもあったのではないかと思います。

 指圧中はよく眠り、指圧後には入ってきた時の少し右足を引きずるような様子はなくなりました。

 今日は立冬、気温が低くなるといつものそれほど苦にならない仕事でも血行不良によっていつのまにか肩こりや腰痛になっていることがあります。

 同じ姿勢で固まらないように、こまめなストレッチをしておきましょう。

 今日は原宿生活の木で、更年期症状を改善するアロマ指圧のセミナーをしてきます。

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2015年11月 7日 (土)

40代女性、頭痛、指圧に来る途中で嘔吐。

 40代女性、主訴は頭痛で、午前中の予約でしたが急に予定が入ったそうで夕方の指圧になりました。

 入ってくるなり「途中でお店のトイレを借りて吐いた」そうで、ズキズキする片頭痛の痛みと締め付けられる筋緊張性頭痛が混ざった混合性頭痛です。

 気分が悪そうなので、仰向けで頭の指圧から始めます。

 音楽の音量をかすかに聴こえる程度に絞り、施術室の電気は消しました。片頭痛があれば光刺激や音の刺激を避け安静な環境を作ります。外からの音もあるのでBGMは刺激的な環境音を相殺するための配慮です。

 吐くかもしれないということを念頭に入れて指圧を始めます。

 頬骨外側で耳の前、耳門、聴宮、聴会には、左右ともに圧されることを嫌がるほどの痛みがありました。

 三叉神経に触れる部位なので、片頭痛の原因とされる血管拡張による三叉神経への刺激が頭部顔面の痛みを作っているようです。

 頭部・顔面、前胸部、上肢と指圧して、下肢の指圧からおなかが動き始めました。

 腹部は胃内停水で水の停滞、水の偏在が嘔吐と片頭痛に結びつきます。

 仰臥位の指圧終わりでトイレから帰ってきたところで、ペパーミントの精油を瓶から嗅いでいただきました。

 トイレで吐くことはなく、たくさん尿が出たということなので、毒素が減った分、精油の効き目が増すだろうと考えられます。着いた時はあまりにも気持ち悪そうだったので、効果のあるペパーミントでも吐き気につながってしまうかもしれないので控えていました。

 「いい香りがする」と言っていただいた後、ペパーミントは片頭痛にも吐き気にも効くことを説明して安心感で満たしてから伏臥位の指圧に移ります。

 伏臥位の指圧では眠りました。

 多くの場合、頭痛で眠ることができればほとんど治ります。

 伏臥位の指圧の後、仕上げに仰臥位でもう一度頭部、顔面、首、前胸部と指圧をすると、耳の前の強い痛みも消えていました。

 吐いた後、頭痛が治っても体にはだるさが残ります。

 ティッシュに1滴ペパーミントを垂らし、「お守りに」とお渡ししました。

 生理が2週間早く来たそうで、年齢的にそろそろ更年期の症状が出てもおかしくはありません。

 しかしおそらく主な原因はストレスなのでしょう。

 片頭痛で吐き気がある時、今回のようにスッキリ治るケースばかりではありません。

 「あそこに行けば何とかしてもらえる」という期待を暗示として上手に安心感に変えていくと、不安で痛みが増している部分の緊張を取り除くことができます。

 アロマを使った会心の指圧の一例です。

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2015年11月 6日 (金)

昨日のアロマ指圧講座「冷えで悪化する腰痛の予防」、腰陽関を中心としたベルトのライン以下の指圧。

 昨日の飯能生活の木のアロマ指圧講座は「冷えで悪化する腰痛の予防」をテーマに、第4腰椎棘突起と第5腰椎棘突起の間にある督脈のツボ「腰陽関」を中心としたベルトのラインの指圧から実技を始めました。

 第4腰椎・第5腰椎間は最も腰痛が多い部位ですから、まず棘突起に軽く触れて痛みの有無を確認します。これで痛みが増すようであれば椎間板ヘルニアの可能性が高くなります。

 腰陽関は陽気の出入りを監視する関門ですから、疲れていればここから冷気が侵入して腰痛を悪化させることがあります。

 基本は腰陽関を中心として左右の腸骨の最も高い部分の「腰眼」まで手掌で温めるように手当てをします。

 腰陽関の両側1寸5分には大腸兪があり、手掌で温めた後に大腸兪の指圧、対角線の後頭骨下部と腸骨を引き離して脊柱をストレッチする腰眼の指圧を行いました。

 冷えがあればのぼせがあると考えて、腹部の中脘、天枢、関元の指圧と足の腎経、肝経、脾経などのツボ指圧でのぼせを改善し、アロマオイルマッサージではブラックペッパーとマジョラムの充血作用、加温作用で末梢の冷えの解消を目指しました。この精油の組み合わせは実技の途中で冷えてむくんでいた方に即効性がありました。

 実技では足関節内側陥凹部の肝経「中封」のツボ指圧が脇腹から頭に響いた方がいて、このツボがぎっくり腰の治療穴であること、肝経はのぼせや頭痛を解消する経脈であることを実感していただけたことと思います。

 深さと角度の微調整で、とらえる筋肉や神経との当たりが違ってきますから、例えば冷えのツボ大腿外側遠位の胆経「足陽関」では大腿二頭筋腱と腸脛靭帯の間から腸脛靭帯の際をとらえる角度を工夫し、O脚のために痛がる時には受け入れられる刺激に弱めることが必要となります。

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2015年11月 5日 (木)

若返りホルモンDHAE(デヒドロエピアンドロステロン)。

 日経ヘルス12月号の老化ホルモンと若返りホルモンの特集に、エストロゲンのもとになる副腎皮質ホルモンのDHAE(デヒドロエピアンドロステロン)のことがわかりやすく説明してあります。

 DHAEの一部は男性化を促すテストステロンに変化した後にエストロゲンに変化し、長寿の人は若返りホルモンであるDHAEの分泌が多いようです。

 下垂体→卵巣のエストロゲン分泌は更年期以降激減しますが、副腎皮質からのエストロゲン生産は続けられます。

 指圧・マッサージでエストロゲン分泌を活発にするためには卵巣を刺激する腰部や下腹部、仙骨周囲の施術に加えて、副腎を刺激する背部の施術が重要になります。

 特集では老化ホルモンとして血糖を下げるために分泌されるインスリンと、ストレスで分泌される副腎皮質ホルモンのコルチゾールを、若返りホルモンとしてエストロゲン、テストステロン、メラトニン、DHAE、成長ホルモン、をあげています。

 睡眠や運動、栄養と老化・若返りの関係がわかりやすく説明してあり、興味深く読ませていただきました。

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2015年11月 4日 (水)

70代男性、ゴルフの帰り、腰痛と右前腕外側の痛み。

 70代男性、主訴は腰痛で右前腕外側で橈側の手三里のあたりのこりも気になっています。

 猫背でやや右肩が下がり背中は丸くなっています。

 脈拍は1分間に72、降圧薬を飲んでいて血圧は135-75のあたりで安定しています。

 腰痛は昨日からで、ゴルフの帰りに痛みが強くなって指圧にいらっしゃいました。

 伏臥位の指圧から始めます。

 首、肩の筋肉に自覚的なこりはないそうでしたが、右側頸部斜角筋群や右肩上部僧帽筋はゴルフスイングの右に振りかぶる時の影響でこっていました。

 背部は全体的にこっていました。特に、右腰上部の腎兪、志室のラインが振りかぶる時の体幹右回旋の影響でこっていて主訴の痛みと一致しました。

 下半身に坐骨神経に沿ったこりはなく、冷えもありません。ゴルフは上半身には使い過ぎ、下半身にはちょうど良い運動になっているようです。

 1週間ほど前には整形外科で右肘内側に痛み止めの注射をしています。これは右上腕骨内側上顆付近に起こるテニスでいえばフォアハンド肘の症状です。

 右利きでゴルフのスイングは右に振りかぶってから左に振り下ろしますから、右回内筋や前腕の屈筋群の起始部の上腕骨内側上顆の痛みは、振り下ろしてから後に手首を屈曲する時の力の入り過ぎ、使い過ぎが原因です。

 注射後痛みはとれたそうですが、ゴルフをやり過ぎれば前腕の屈筋群だけでなく、振りかぶる時に収縮する前腕の伸筋群も使い過ぎになるので、手三里のあたりの長・短橈側手根伸筋がこっていてもおかしくはありません。

 実際に右前腕を指圧すると、前腕内側を斜めに走行する回内筋のほうがこっていて、指圧をした時には橈側手根伸筋のこりはとれていました。

 問診では出ませんでしたが、左肘は少し変形していました。

 指圧後にうかがうと50年ほど前に骨折していて、元通りの整復はできていなかったようです。

 すると余計に右の腕力や右の腰に負担がかかるということはありそうです。

 全身指圧後、背中が伸びて腰痛もなくなったそうです。

 ゴルフの帰宅途中に腰痛が強くなって、コンビニに車を止めてスマホで近くのマッサージを探して電話をされたそうですから、お役に立てて良かったです。

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2015年11月 3日 (火)

スマホ肘、テニスのバックハンドで痛めるのと同じく上腕骨外側上顆周囲に痛み。

 スマホの使い過ぎで痛めるスマホ首だけでなく、最近ではスマホ肘も増えているそうです。

 スマホを長時間使う時、肘は軽度屈曲、手首は軽度背屈で、目との一定の距離を保とうとするため、テニスのバックハンドを中途半端な位置で止めているような状態が続きます。

 テニスのバックハンドで肘関節の橈側(母指側)にある上腕骨外側上顆周囲を痛めるのと同じように、スマホでも手関節背屈、橈屈、尺屈に働く前腕伸筋群の起始部がある上腕骨外側上顆周囲を痛めるようです。

 予防法は手掌を前腕と一直線にするように手関節中間位で使うことですが、長時間使っていれば軽いとはいってもスマホの重量で手関節は軽度背屈し、画面を真っ直ぐにするためには手関節をわずかに尺屈(小指側に曲げる)させるのが自然です。

 スマホを手に持って長時間使えば、体のストレスは避けられないようです。

 

 

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2015年11月 2日 (月)

マスクをしている人が増えました。風邪予防に内踝周囲の二重丸の指圧。

 今朝は早朝よりも雨が強くなった8時過ぎのほうが寒く感じます。

 先週指圧をした方の中には風邪の前後の症状の方が何人かいらっしゃいました。

 町中ではマスクをしている方も増えて、乳幼児にはRSウイルスの感染が増えているようです。

 冷えと乾燥でのどから風邪を引かないようにするには、腎経の指圧が効果的です。

 腎経は足裏の湧泉から下肢内側を上行し、鎖骨下部内側の兪府に終わりますが、喉から舌へ向かうもの、肺から心を経て上肢の心包経に向かうものに分かれます。

 腎経は古くなった血液を肺から心臓へ還して水の代謝に働くだけでなく、気道から喉の潤いにも関係します。

 潤いは若さにもつながるので腎経は老化防止の経脈でもあります。

 喉から耳管咽頭口で耳とつながるので、腎経は耳の病気とも関連の深い経脈です。

 土踏まず前部中央の湧泉から内踝周囲の腎経のツボの指圧は、冷えやのどの痛み、婦人科疾患の治療穴です。

 ツボは関節の際やくぼみに存在します。

 足の背屈と底屈を繰り返しながら、内踝周囲を5ミリ単位で母指をずらしながら二重丸を描くように指圧をしていくと、ツボの名前は知らなくても何点かはツボをとらえて効果的な指圧になります。

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2015年11月 1日 (日)

40代女性、のぼせ、結膜下出血(白目の出血)、高脂血症、足の甲の肝経のツボに痛み。

 40代女性、のぼせ気味で、最近の血液検査ではコレステロールの数値が高く、右の白目が出血で赤くなったこと(結膜下出血)も気になって指圧にいらっしゃいました。

 結膜下出血の原因は様々ですが、症状はほとんどなく、血液は自然に吸収されて治ります。

 のぼせが主訴の時は手足やおなかに冷えがあるかを確認します。

 触診で手やおなかに冷えはなかったのですが、足先が冷えていました。

 伏臥位の指圧では右側頸部から右肩上部がこっていて、首がやや右に側屈していました。

 後頭骨の際の左右の天柱、風池のあたりには詰まりがあり、首の前屈+右側屈の姿勢で右目を栄養する右総頸動脈→内頸動脈→眼動脈と、後頚部からの両椎骨動脈の血管が収縮して、のぼせにつながったということはあると思います。

 仰臥位両足の甲の指圧では、肝経の第1中足趾節関節前外側陥凹部の「行間(こうかん)」、第1・2中足骨間底前の「太衝(たいしょう」)、内踝前1寸陥凹部の「中封(ちゅうほう)」を圧して強い痛みがありました。

 肝経の足のツボには、腰痛や婦人科症状ののぼせを下ろして痛みを緩和するという効能があります。

 行間のワキガや体臭を消すという効能は、第1趾の付け根をしっかりと刺激して、熱を帯びて悪臭を放つ部位の血液を下ろして、新鮮な酸素と栄養に富んだ血液を送るということなのでしょう。

 肝は血を蔵し、目に開竅します。

 血液に栄養を与えてその分配を調整するのが肝ですから、足の冷えがあると血行の停滞によって肝の働きが阻害されて、頭部ではのぼせや目の充血、頭痛などが起こります。

 のぼせを下げるポイントとして足内側の肝経が反応点となっている時は、運動不足や考え過ぎのストレス、季節の変わり目の冷え、更年期のホルモンのバランスの変化なども原因としてあげられます。

 足の内側の着地から足趾の屈曲で地面を蹴って足趾の伸展、足関節の背屈という「強い歩行」ができていると足が冷えずのぼせにくいということはあります。

 指圧後は全身の血行が改善されて足先の冷えも解消し、のぼせていた頭もスッキリしたということでした。 

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