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2015年12月31日 (木)

70代男性、大掃除で肩こり。

 70代男性、大掃除で肩から背中にかけてこっています。

 今年の5月から指圧に通っていただいている方ですが、この日はいつもよりも右膝の運びが引きずるようだったのでうかがうと、2年前に膝痛で注射などの治療をしていたことがあったそうです。

 現在は自覚としての痛みはないのですが、大腿の後側や外側がこっているのはO脚で膝を曲げていることが多いことを示しています。

 指圧中はよく眠り、おなかが何回も大きな音を立てて動きました。

 一年の総決算のメンテナンスにいらしゃったので、リラックスの度合いがいつもよりも大きかったようです。

 背中の強圧しが好きな方でしたが、十数回の指圧で最近は弱くて深いタッチもお気に入りで、段階的に圧を強めて最後に強圧しをしても褒められることがなくなりました。

 お顔のツヤを見ると70代とは思えないのですが、膝には勤続疲労による変形があるようです。

 車の運転をされるので、全身のメンテナンスと、アクセルからブレーキに足を確実に動かせるように、膝関節、足関節、股関節を内側に締める調整を来年も続けていきたいと思っています。

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2015年12月30日 (水)

寝込んでいると奥様にうかがった不安神経症の男性が指圧に来ることができました。

 先週奥様に指圧をした時に「診察後に寝込んでいる」とうかがった不安神経症の旦那様が指圧にいらっしゃいました。

 医師から言われた言葉のショックを少しずつ減らすことができたのでしょう、奥様の指圧から5日後の指圧です。

 先週末にはスポーツジムにも行ったとのことなので、何とか病気を治したいという気持ちが衰えていないことが伝わってきます。

 左肩関節の外転で首の付け根や肩甲骨上部にコキッと音がします。

 ジムに出かけるにも、ジムの中でも緊張して力が入っていたのでしょう。

 指圧中はよく眠りました。

 伏臥位から仰臥位に移る時にトイレに行ったので、いつもよりもむくんでいたようです。

 仰臥位おなかの指圧でいつもはある神経症タイプの腹証の腹直筋の緊張がなく、前の2回と比べても今回が一番体の状態が良いようです。

 周りの人や環境に息苦しさを感じてしまうことは誰にでもあります。

 それが耐え難いほどになってしまうことがあるのは、五感が敏感だったり、几帳面な性格ということもあるのでしょう。

 年内も年明けも指圧は無理かなぁと思っていましたが、力を振り絞って何とか良い方向に進んでいこうと努力をされています。

 「私が悪者のように言われる」と言っていた奥様の叱咤激励があっての旦那様の努力なのだと思います。

 体をタフに動かせば体が変わるにつれて心もタフに変わっていきます。祈りをこめて指圧をさせていただきました。どうかジタバタしてみてください。無駄な動きにはならないはずです。

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2015年12月29日 (火)

30代男性、左腰痛+下肢痛、殿部の梨状筋のこりがポイント。

 30代男性、一週間前から左の腰に痛みがあり、足先まで痛みが走ることがあります。

 座位の触診では背部のやや外側が全体的にこっていて、左第4腰椎から仙骨際と左殿部の梨状筋を圧して主訴に近い痛みがありました。

 伏臥位から指圧を始めます。

 背部外側がこっているのは腕を拡げて長くて重たいものでも持ったのでしょうか、最長筋が外側にずれた感じでさらに外側の腸肋筋や広背筋までこっています。

 伏臥位の指圧では殿部の梨状筋のこりをとらえることはできず、下肢後側の坐骨神経に沿ってのこりはほとんどありませんでした。

 脊柱や骨盤、下肢の歪みはほとんどなく、仰臥位の指圧ではよく眠りました。

 腹部の指圧では腹直筋に強い緊張がみられました。

 ぎっくり腰の時にあらわれるくらいの腹部の緊張で「これはおかしい」と思いました。

 仰臥位のまま両膝を立てて左右に倒す股関節のストレッチで、主訴の痛みが再現されました。

 テニスボールを2個タオルで縛って仙骨に当てて、もう一度両膝を左右に倒す運動をすると左梨状筋に主訴と一致する強い痛みが浮かび上がってきました。

 ダイソーの4連のプラボールでも当たりを変えて行い、最後に座位で左梨状筋の指圧をすると、ボールでは当たりのとれない深部までゆるんで、指圧後に腰痛の自覚はほとんどなくなりました。

 梨状筋や大腿筋膜腸筋は伏臥位ではとらえられないことがあるので、横臥位や座位で再チェックが必要です。

 今回は全身指圧とボールを使った指圧の後に、座位で梨状筋の深部のこりがよくとらえるように浮かび上がってきていたので腰痛を緩和することができました

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2015年12月28日 (月)

今朝はこの冬初めての薄氷。

 暖冬が続いていましたが、今朝はお墓の花立てにこの冬初めて薄氷がはっていました。

 こちらでは1月1日から1月15日までの日の出が6時51分と最も遅く、これからが寒さのピークです。

 それでも日の入りは12月2日から11日までの16時28分からだんだんと延びてきています。

 年末を元気に乗り切って新しい春を迎えたいものです。

 年末年始も予約をしていただければ指圧をさせていただきますので、一年のメンテナンスにお越しください。

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2015年12月27日 (日)

40代女性、家の中で縄跳びをして僧帽筋から三角筋前部の肩こり。

 40代女性、主訴は肩こりです。

 運動不足解消のため家の中で縄跳びを始めたということですから、そのスペースを確保できる天井の高さと広さがある部屋があるのでしょう。

 前回し、後ろ回し、二重跳びとやっているそうです。

 後ろ回しもしているので前回しのストレッチになっていそうなものなのですが、僧帽筋と三角筋前部がこっているので、前回しの縄跳びが普段の手仕事にプラスされて肩こりになったようです。

 上肢に力が入って肩が上がっているのでしょう、室内なので周りの家具や照明器具などに縄がぶつからないように意識をして力が入っているということもあると思います。

 爪先立ってジャンプをすればふくらはぎが締まってきそうなものなのですが、ふくらはぎはむくんでいました。やはり室内で縄を使うと運動の強度を加減してしまうのでしょう。

 縄を使わずに、ハンドタオルでも両手に握ってエア縄跳びをしたほうが室内では気を使わずにすむので肩の力が抜けそうです。

 片足立ちでも筋力はつくので、ジャンプで腿上げや爪先立ちができれば運動不足の解消になります。

 全身指圧後、肩こりは解消しました。

 ダイソーの工作素材のコーナーにある4連のプラスチックボールを使った背中の指圧を前回紹介したらやっているそうで、具合がいいそうです。

 家の中で同じ姿勢を続けていれば血行が悪くなるので、ストレッチやエクササイズ、自己指圧も工夫してみてください。

 その場で踵を上げて、膝の曲げ伸ばしを走っているように速く繰り返すと、大腿四頭筋のエクササイズになり足の冷え解消にもなります。

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2015年12月26日 (土)

50代女性、脚立に乗って窓拭き、右上腕の痛み、左中指の曲げ伸ばしができない。

 50代女性、大掃除の窓拭きを脚立に乗ってした後に右肩から右腕が痛くなり、左中指の曲げ伸ばしができなくなりました。

 座位では脊柱がやや左に側弯していて、伏臥位の指圧では右の肩上部、肩甲骨、上腕、前腕とこっていました。

 右腕を伸ばして右手を使って窓を拭く時に、脊柱が左に側弯した姿勢が続いていたのでしょう。

 右上肢は内側も外側もこっていましたが、左上肢は内側に限られていたので、左肘を曲げて左手で窓枠かカーテンでもつかんで右手で窓を拭いていたのでしょう。

 仰臥位の指圧では、不安定な脚立に立って左膝を伸ばして左足に体重をかけていたことが左大腿前側と左下腿前側のこりから想像できました。

 左中指は曲げても伸ばしても痛みがありましたが、指圧後に手関節背屈の手掌のストレッチをすると、手根管や手関節の詰まりが流れたのでしょう、中指の曲げ伸ばしが楽にできるようになりました。

 短時間の作業でできた急性のこりによる症状の場合は、今回のケースのように早くメンテナンスをすることで嘘のように治ってしまうことがあります。

 炎症の患部をいたづらにいじらずに誘導作用によって詰まりを押し出すことが施術のポイントです。

 主訴の反対側や対角線にできる圧痛点を見逃さないようにして、施術をしながらどういう体の使い方をしたのかをたどって問題を解決してください。

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2015年12月25日 (金)

不安神経症、診察後に寝込む、言葉のチョイス、伝え方の難しさ。

 指圧にいらした奥様からうかがった不安神経症で休職中の旦那様のお話です。

 2週間ほど前に旦那様に指圧をさせていただいた時は心身ともに充実してきているように感じられていたのですが、定期的な診察で医師から否定的な言葉を言われて寝込んでしまったそうです。

 奥様も診察室にいて、旦那様が「通勤時間が長いので転職も考えている」という話をしたら、「その性格では無理だろう」といったようなことを言われてショックだったようです。

 確かに融通が利く性格ではなさそうですし、20年近く勤めて休職を認めてくれる会社ですから福利厚生もしっかりしています。

 長いこと旦那様を診察をしてきた先生ですから間違ってはいないのですが、言葉のチョイスにやさしさが足りなかったようです。

 年が明けたら出勤しなければいけないというプレッシャーもあったのでしょう。

 始めの一歩を踏み出すまでの不安が人一倍大きいのだと思いますが、他人と自分は違っていていいのだと開き直るために、奥様には是非初詣に連れだして嫌な思いを神様に預けてきてくださいとお話しました。

 奥様の背中は丸くなり、肩もこっていましたが、指圧中話をしたことで少し重荷が下りたようです。

 お馴染みの御客様でも慣れ合いにならないように気をつけて、言葉のチョイスは特に大切です。

 タッチで誠実な会話をし、お土産に一言希望のある言葉を選んで伝えてください。

 事実であってもそこで言わなくてもいい言葉もあります。

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2015年12月24日 (木)

50代女性、夜中に激しい頭痛。

 50代女性、忘年会シーズンでレストランの仕事が忙しく、夜中に激しい頭痛に苦しんで指圧にいらっしゃいました。

 指圧に来る前にはクリスマスのディナーショーのセッティングを済ませてきたそうで、背中はパンパンに張っていました。

 頭痛は右前頭部が強いようですが、前頸部、後頸部、肩上部、脊柱両側と上半身の筋肉は硬くなっています。

 頭にむくみはないので、夜中に激しい頭痛があった時と比べれば詰まりは少し流れているようです。

 第4、第5腰椎棘突起を軽く圧して左腰から左足に響く坐骨神経症状があります。

 左手小指と薬指が曲げにくく、尺側手根屈筋の肘の手前や肘頭付近を圧して尺骨神経に沿った痛みがあります。

 左母指IP関節には変形があって曲げにくく、これをかばうために左手尺側に負担がかかったための尺骨神経障害ということがありそうです。

 首から背部の筋肉を指圧でゆるめ、両手掌を使って対角線の後頭骨と骨盤を引き離す筋膜のストレッチをしていくと、頭痛も腰の症状も楽になりました。

 仰臥位では右第1・第2中足骨間の肝経「太衝」と左内踝周囲の腎経に強い圧痛がありました。

 右「太衝」は右前頭部の頭痛の反応点、左内踝周囲の腎経のツボは左腰の反応点です。

 左腰、左上肢をかばったために右足体重の猫背になって右前頭部の激しい頭痛となったようです。

 忘年会やイベントが続く年末のレストランの仕事では、ソムリエでもあるのでワインのサービスをすれば左手を休ませることはできません。

 指圧後には正月休みのフランス旅行の話をされていたので、何とか年末の仕事を無事に済ませて、旅行先で体を休めていただきたいと思います。

 フランスはテロ事件があったばかりなので心配ですが、頭痛のほうは重篤な病気ではなく、働き過ぎ、疲労の蓄積によるもので心配はいらないと思います。

 病院のステロイドなどの治療はやめたのに喘息が治ったようだというお話もされていて、それが忙しさのために免疫の暴走がショック療法を受けたように止まったということだとしたら、病気を意識していられないないくらいの忙しさで「気持ち」が免疫の潔癖症を治してしまうということがあるのかもしれません(筋緊張やストレスによる交感神経優位の状態が副交感神経優位で起こる気管支の収縮を抑制するということは考えられますが、荒療治なのでおすすめはできません)。

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2015年12月23日 (水)

50代女性、台所で夕食の支度中に右首から右手に痛みが走るようになった。

 50代女性、台所で夕食の調理をしていて右首から右手に痛みが走るようになったとのこと、その翌日朝一番の指圧です。

 座位の触診では右肩上部に触れただけで嫌な感じがあるとのこと、肩が内旋していて脊柱両側がこっています。

 右側頸部付け根の斜角筋隙、右鎖骨上部中央の肋鎖間、右鎖骨下部外側の小胸筋と上肢に向かう神経の沿って圧痛があるので、右首から手に走る痛み、嫌な感じは神経の圧迫によるものだと考えていいと思います。

 「このままではどうにかなってしまうのではないか?」と感じるような今までにない嫌な感じだということでしたが、伏臥位で首から背部、下肢とゆるめ、仰臥位で首から鎖骨周囲を指圧していくと、神経が圧迫から解放されて嫌な感じは全くなくなったということでした。

 卓球のサークルでハードな練習をした翌日の「嫌な感じ」だったということなので、右利きで猫背で右腕を振ることの連続で頭の重さが肩にかかり、胸郭出口の詰まりで神経症状が生じたようです。

 虚証の胃下垂タイプなので適度な運動なら是非続けていただきたいのですが、やり過ぎれば筋肉が細く首も細いので肩の周囲が疲労して詰まりが生じます。

 血圧の上が90にいかないくらいの時もある低血圧ですが、手足に冷えがないのは卓球を初めて下半身の筋力がついてきたことで心臓のポンプの弱さを補うことができているからだろうと思います。

 指圧後に、最近受けた人間ドックで「心臓は問題とされなかったが、甲状腺の腫れがあったため現在生検の結果を待っている」というお話をうかがいました。

 見たところ指圧後に目立った甲状腺の腫れはありませんでしたが、甲状腺の右側が腫れていたということなので、右手までの神経症状と関係していないとも言い切れません。

 甲状腺ホルモンの数値で指摘されたことはないそうなので、生検の結果が異常なしということになるといいのですが…、腫瘍の圧迫であれば指圧で神経症状がすっかり消えるというところまではいかないだろうと思います。

 

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2015年12月22日 (火)

40代女性、泣きすぎて頭痛、御母様の葬儀をすませた翌々日の指圧。

 40代女性、前回の指圧では御母様が入院中とうかがっていました。

 「一昨日泣きすぎて頭が締めつけられるように痛くなった」ということで、おそるおそるうかがってみると、御母様が亡くなって葬儀をすませたとのことでした。

 畳で正座をしての葬儀だったそうで、座位では背中が丸くなり、首から腰まで硬くなっていました。

 私の母が亡くなった翌週に、私は今まで経験したことのない40℃の発熱が3日続いて、その後もしばらく体調が回復しなかったことがあります。

 母親の死というストレスは免疫を衰えさせることさえあるのでしょう。

 暖冬の12月とはいえ、正座の法要で下肢の血流の滞りと猫背が頭痛の原因となることはあるでしょう。

 伏臥位で指圧をしていくと上半身にはこりがあるものの、下半身はいつも通りのむくみがあるくらいで冷えはありませんでした。

 仰臥位では正座で上半身を硬く縮めていたことにより、鎖骨周囲や上腕に頭痛とつながるこりがありました。

 車で一時間以上かけて指圧に来ていただいているので、よくここまで来る気になっていただけたと思います。

 指圧前、指圧中、指圧後とトイレに行き、指圧後はジーンズがゆるくなって、背中が伸びて頭痛も解消しました。

 指圧を始めた当初は心身ともにもっと弱いと感じていたのですが、体は大きなダメージを受けていないようです。大泣きしたことがデトックスになったのだと思います。

 最後に「御母様を見送ることができてよかった、これが順番が逆だったら…」など、いつもよりも意識して会話は少なくしながら、なぐさめの言葉を選んだつもりですが、御本人は涙をこぼすこともなく、大泣きと頭痛が御自分で現実を受けとめる「あきらめ」となったのだと思いました。

 「一つ大きな経験をしたことで強くなったのではないでしょうか」と申し上げると、「先生のおかげです」との言葉をいただきました。

 私には葬儀の後に指圧を受けに行きたいと思えるような人はいません。疲れ切った時に思い出していただけるのはありがたいことです。

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2015年12月21日 (月)

60代男性、高い所の拭き掃除で上腕、肩、背部のこり、O脚。

 60代男性、換気扇や窓の拭き掃除で上腕から肩、背部がこっていて、伏臥位の指圧では大腿後側の大腿二頭筋がこっていました。

 高い所にブラシがけをしたということですから、体を安定させるために股関節を開いてO脚の状態でわずかに屈伸運動を続けて大腿後側で外側の膝を曲げ股関節を伸展させる働きをする大腿二頭筋がこったのでしょう。

 腕を肩より上に上げれば僧帽筋・肩甲挙筋がこり、上を見上げることで脊柱両側の背筋がこり、ブラシを使ってを前後左右にこすれば肩甲骨の棘上筋・棘下筋・小円筋、背中の広背筋などがこります。

 大掃除の後に体をメンテナンスするための夕方の予約だったため、お疲れもあってよく眠り、おなかも大きな音を立てて動きました。

 年末の慌ただしい一週間の前に、指圧をあてにして大掃除の予定を組んだのだろうと考えると、おなかが動いてリラックスできたことがわかってほっとしました。

 こりや痛みは様々ですが、御客様一人一人の生活の背景を感じながらその時に最適なニュアンスをタッチに込めていくこと、タッチの本質はこれに尽きるのではないかと思います。

 昨夜FMラジオで山下達郎さんがアナログからデジタルの録音になって一つ一つの音の幅が細くなってしまったことをお話されていました。

 均一化と大量生産が可能なデジタルと、微妙なゆらぎによって不安定さまで記録されてしまうアナログとの違い、これは器械によるマッサージとf分の1のゆらぎのある手を使ったタッチとの差にもいえます。

 様々な分野のタッチやニュアンスを勉強していくと、気づきが生まれ、指圧・マッサージのタッチが豊かになって、臨床での一期一会のタッチが湧き上がってくるようになります。

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2015年12月20日 (日)

「運慶は木の中から仁王を掘り出している」、夏目漱石の『夢十夜』に影響されて自然観察や自然であることを重視したノーベル化学賞受賞の福井健一教授。

 NHKの「あの人にあいたい」という番組でノーベル化学賞を受賞して1998年に亡くなった福井謙一さんが散歩と自然を愛し、夏目漱石の『夢十夜』の運慶の話に影響を受けたことなどを紹介していました。

 「運慶は木を彫って仁王像を作ろうとしているのではなく、木の中に埋まっている仁王を掘り出しているのだ」という文章から発想を得て、自然なあり方の研究の結果、軌道の密度や位相に分子は支配されているという「フロンティア理論」を発表してノーベル化学賞の受賞につながったそうです。

 『夢十夜』の運慶の話では、運慶の仕事を見た男が家に帰って木を彫ってみたものの「明治の木に仁王は埋まっていなかった」というオチがついています。

 造作もなく土に埋まっているものを掘り起こしているくらいに見えたとしても、そこは名人との大きな違いで、技術も観察力も気力も瞬間的な微調整のセンスも素人とは雲泥の差があります。

 その日その時のお客様のベストな「形」を掘り出すような指圧を目指したいと思いました

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2015年12月19日 (土)

手首の橈骨茎状突起・尺骨茎状突起は足の内踝・外踝と同じと考えて手足のマッサージをする。

 手足の反射区は台湾式や英国式などの流派によって体の部位を反映する位置に違いがあります。

 リフレクソロジーだけでなく東洋医学の経穴でも別説があったりセラピストが独自に多用する効果的なツボがあります。

 体には個人差やその時の体調があるので、典型的なツボ圧しで効果が得られない時には、その日その時の特効穴を探し出して刺激をするのがセラピストの性であるために、様々なツボや反射区の考え方が伝わっているということもできます。

 手のリフレクソロジーでは体の部位を示す反射区に流派による違いが足の反射区以上にありますが、手関節横紋掌側は直腸の反射区になっています。

 流派によって内臓の反射区の位置などに違いはありますが、感覚の繊細な指先を頭の反射区にして手根部には体幹の下部を反映させるという考え方は同じです。

 手関節横紋掌側の直腸の反射区では、便秘のツボ心経の「神門」をとらえることができます。リフレクソロジーも経穴も、体の部位を遠隔操作の反応点で刺激するということにおいて同じです。

 足の内踝と外踝を手関節の橈骨茎状突起と尺骨茎状突起に置き換えて、四足歩行で考えることができれば足の反射区と手の反射区の考え方が見えてきます。

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2015年12月18日 (金)

冬の便秘、寒さで交感神経が優位になり胃腸の働きが鈍る。

 冬の寒さで交感神経が優位になると、体が緊張して、胃腸の働きが鈍ります。

 夏は朝一杯の水が胃腸の働きを目覚めさせますが、冬目覚めてすぐに冷たい水を飲むのは体を冷やして交感神経を優位にするので冬は白湯を飲むほうが理にかなっています。

 寒さで背中を丸める、運動不足になる、代謝が鈍る、冬の便秘のほうが頑固になりがちです。

 麺類をすすると空気を一緒に飲みこむのでガス腹になりやすく、小麦のパンよりも、腸まで水を含みながら運ばれる米のほうが便秘の解消には適しているようです。

 腿上げのような大腿前側を下腹部に近づけて腸を刺激する運動や、階段を一段飛ばしで上がれば自然と腿上げになって便秘解消に効果的です。

 下垂した腸を上げるには腹部の指圧や、ブリッジのように下腹部を高くして腰を反らしておなかをストレッチするような運動を毎日行います。

 走り幅跳びでおなかを反らせる、前にしゃがみ込むというような強い運動ができれば腸の刺激になるのですが、猫背で座位の時間が長ければ冬は夏よりも頑固な便秘になります。

 運動ができない寝たきりの方は、おなかの「の」の字9点の手掌圧にプラスして最後に下腹部の手掌圧を臍方向に圧し上げながら振動圧を加えるとよいでしょう。

 フェンネル、マジョラムなどの消化管運動を促進する精油を使ったオイルマッサージも取り入れてみると、香りの刺激と触圧刺激の変化と利水作用や加温作用によって腸の動きの改善が期待できます。

 寝たきりの方の股関節の運動はできる範囲で行い、膝を曲げて大腿前側をおなかにつけるようにする股関節屈曲と両膝を立てて股関節の内転・外転を行います。

 お粥と味噌汁とぬか漬けなど、温かいお米の朝食と発酵食品を食べる習慣が日本人の便秘解消には合っているように感じています。

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2015年12月17日 (木)

60代女性、せきの症状だけが続いている(咳喘息)。

 60代女性、先月中旬からせきの症状だけが続いています。

 前回の指圧では、足の内踝周囲の腎経のツボを指圧して強い痛みがありましたが、今回の指圧でそれはありませんでした。

 腹部で正中線外5分を上行し、胸部で正中線外2寸を上行する腎経の内踝周囲のツボにはのどの症状に効くとされている「太渓」「大鐘」があります。

 腹部の指圧で振水音があることが多い方ですが、今回の指圧では胃内停水などの腹部振水音はありませんでした。

 足首から先の冷えがあるので腎の証と診てよいと思いますが、指圧中のせきは一回だけで、前回の指圧の時よりは代謝が良くなっていると思いました。

 今日からいよいよ寒くなる予報で年末に向けて疲労が蓄積する頃です。

 大掃除のほこりを吸って咳が出たり、疲労で抵抗力が弱まればインフルエンザやノロウイルスなどへの感染もしやすくなります。

 調子が悪いなと思ったら年内は小掃除ですませて、指圧にお越しください。血液の滞っている部分がなくなれば、免疫の防御が強まり、アレルギーの過剰な反応も穏やかになります。

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2015年12月16日 (水)

60代女性、旦那様の介護で肩から背部のこり、それでも体調は良さそうです。

 60代女性、転倒で入院していた旦那様が退院して自宅で介護の毎日を送っています。

 旦那様は数年前に脳梗塞で入院しましたがその後麻痺はあるものの歩けるようになっていました。しかし、今回の転倒後は車椅子の生活になっているそうです。

 デイケアを利用していますが、自宅にはヘルパーさんを呼ばずに旦那様のお世話を一人でされています。

 できるうちは自分でしたほうが他人に気を使うストレスと比べたらそのほうが楽だという方もいらっしゃいます。

 旦那様は歩くことはできませんが頭の働きや言葉に問題はなく、退職した会社から仕事の相談をされることが多くて、指圧に来たのも会社から相談に来た方にお茶を出してから打ち合わせをしている間にいらっしゃいました。

 足に冷えはなく、肩から背部がこっていましたが下半身のむくみはほとんどありませんでした。

 引っ越しをした新居で旦那様とお正月を迎えられることの嬉しさがあるのでしょう、手の使い過ぎで上半身はこっていましたが、こりがゆるむと体には元気が巡っていました。

 帰る時に、玄関で履いている靴がヒールの高いものだったことからも、決して状況に負けて疲れ切ってはいないことがわかりました。

 新居の庭の手入れや大掃除に旦那様の介護で体は疲労を溜めていましたが、気力は充実しているようです。

 介護士やデイケアの理学療法士の方たちにも上手下手があり、旦那様の脚の状態はあまり変化がないようです。

 転倒で骨折はしていないそうですから、入院で脳梗塞の後遺症が脚に影響して拘縮が進んでしまったのかもしれません。

 リハビリもしているので私の出る幕ではないのですが、「散歩の途中でお茶でも…」と言っていただいたので、ふらっと旦那様の脚の具合を確かめに行って何かお役に立つことでもないかとは思っています。

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2015年12月15日 (火)

小趾対立筋を短小趾屈筋の一部と見なす考え方。

 私が使った解剖学の教科書では小趾対立筋の記述はありませんでしたが、小趾対立筋が記載されている本もあります。

 小趾対立筋は短小趾屈筋の下に隠れて深層にあり、手の対立運動ほどの動きはできずにその働きは第5中足骨を底屈させます。

 人間の二足直立歩行で手指の筋肉が発達し、足趾の対立運動を使うことはなくなりました。

 手に母指対立筋はあっても、足に母趾対立筋はありません。

 進化の過程で使わなくなった足趾の対立運動ですが、足の冷え解消に足ゆびジャンケンをするなど、血流を促進するためには椅子に座って足趾で床に敷いたタオルをつまむ、握るといった運動が効果的です。

 足のケアとしてツボ圧しやオイルマッサージの後に、母趾と他の足趾を底屈させながらくっつけるという対立運動をすることは、進化の過程をさかのぼって考えてみると必要なことだと思われます。

 祖先の祖先は母趾対立筋があって、木の枝を足趾でつかんでぶら下がっていたのかもしれません。

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2015年12月14日 (月)

むくみに対する背部の指圧の効果(腎臓、尿管、上行結腸と下行結腸上部の刺激)。

 先週の指圧で、吐き気があるので仰臥位下肢から指圧を始めたところ、伏臥位で後頭部、首、背中と指圧を始めた時よりも指圧の途中での尿量が少なかったという御客様のお話をうかがいました。

 これは体調もありますが、背部の指圧で腹膜後器官である腎臓、尿管、大腸の上部を刺激することがむくみの排出に重要であることを示しています。

 第12肋骨前端下際の胆経「京門」は腎兪と同じ高さで背中の外端に位置する腎経の募穴(背部にある腎経の反応点)ですが、この位置は上行結腸、下行結腸を刺激することになり、大腸は水を吸収するので腎臓の働きにも関係しています。

 クッションのよく沈むソファーに背中をつけて寝ていると背部が刺激されるだけでなく、足が高くなるのでむくみが還ってトイレに行きたくなることがあります。

 ソファーに背中を付けたような柔らかい密着のある指圧で、背中側にある腎臓や大腸の上部を刺激することがむくみの解消に効果的です。

 背中にこりがあれば内臓の働きが悪くなっていると考えれば、末梢からむくみを還しただけでは効果が薄い場合は、体の中心で水が滞っているということです。

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2015年12月13日 (日)

水素水風呂でアトピー性皮膚炎が改善(「健康カプセル!ゲンキの時間」より)。

 今朝のTBSテレビ「健康カプセル!ゲンキの時間」では水素水風呂でアトピー性皮膚炎が改善された例など、水素水の効果を紹介していました。

 体をサビつかせ万病のもととなる活性酸素と水素が結びつけば水になるので、流行りの水素水の飲用や、風呂の水素水発生装置の研究が進んで普及すれば病気の改善や健康増進につながりそうです。

 PHの高い温泉での入浴や温泉水の飲用はどの程度の効果があるのかも比較して知りたいところです。

 『ヒーラーの指先から水素イオンが出ているということもあるのでは?』

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2015年12月12日 (土)

40代女性、健康診断でバリウムを飲んだ後の肩こりの指圧。

 40代女性、主訴は肩こり、健康診断の胃カメラ検査でバリウムを飲んだ後の指圧です。

 雨上がりで午後は気温が高くなったこともあって腋汗をかいています。

 のぼせているほどではありませんが、バリウムの代謝に腸が動いているためか上半身はいつもよりも体温が高く感じられ、足の冷えもありません。

 初めてのバリウムで、後で排泄のために水をたくさん飲んで気持ちが悪いそうなので仰臥位から指圧を始めます。

 お母様が入院されて毎日病院に行っているということがあって、肩こりの症状がいつもより重いかといえば、仕事や日常のストレスが分散されたためかいつもの頭痛を伴うような肩こりではなく、背部が一番こっていました。

 下肢のむくみがありましたが、指圧の途中でトイレに行ってもいつもよりも尿量が少なかったようです。

 雨上がりで気温が上昇し、強い風も吹いた日の指圧でしたが、指圧後はいつも以上に元気に見えました。

 予約の電話では「バリウムを飲んで胃カメラの検査をするのは初めてなので、検査の後に具合が悪くなって行けないようなら電話する」とのことでしたが、お母様の入院で気が張っているということもあるのでしょう、御本人が思っているほど心身は弱くないようです。

 

 

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2015年12月11日 (金)

50代女性、吐き気、片頭痛。

 50代女性、主訴は吐き気と右側の片頭痛で、朝起きてから具合が悪く、車で来る途中に吐き気が強くなったそうですが、吐いてはいません。血色の悪い顔色でいかにも体が辛そうです。

 昨日出かけて人ごみの中を歩いたそうですから、流行しているノロウイルスの感染も気になります。

 座位の触診で熱はなく、後頭骨下縁際右側の「天柱」「風池」「完骨」や右顎関節の耳の前や後ろ、右側頭部に痛みがあります。

 吐くかもしれないので、仰臥位下肢から指圧をしていきます。

 胃経である左大腿前側を指圧すると強い痛みがあり、急性胃炎のツボ「梁丘」の前後の指圧が右側頭部に響くようです。

 慢性胃炎のツボ下腿前側の「足三里」の指圧では、左右ともにおなかが鳴る音がしました。

 左の1趾と2趾の間の足の甲にある肝経の「太衝」や足内側の腎経のツボにも強い痛みがありました。

 また右肩甲骨外側の小円筋から上腕三頭筋にかけて小腸経の経脈に沿った強い痛みがありました。

 娘さんが出産のために年末に帰って来るのでここのところ家の大掃除をしていたそうで、腕を大きく振って窓を拭いたり、押し入れの奥から物を取り出したりすれば肩甲骨の外側の筋肉を肩関節外旋で使います。

 体の側面のこりから上行して片頭痛になることはよくあります。

 小腸経のこりを小腸を傷つけるノロウイルスに結びつけることもできますが、横臥位の指圧では左肩上部や左肩甲下部の胃の反射区に強い痛みがあり、最後まで左大腿前側の胃経には痛みが残りました。

 右の下顎骨と側頭骨の関節部の前側と後側の痛みと血管拡張によって三叉神経が刺激されて起こるとされる片頭痛が関連し、このあたりは小腸経の経脈とも瞳の直下を下行する胃経とも関連してきます。

 指圧後には顔や首から熱を発散し始め、片頭痛はかなり楽になったようです。

 ノロウイルスの可能性もありますが、それ以前の大掃除の疲れやこりがベースにある片頭痛と吐き気であることは確かです。

 おそらく自宅で一眠りした後はもっと体が楽になっているのではないでしょうか。

 

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2015年12月10日 (木)

80代女性、左後頚部の痛み、左母指腱鞘炎→左陽渓の痛みから続く。

 80代女性、左後頚部後頭骨際の天柱、風池のあたりにピップエレキバンを貼っています。

 左母指IP関節(先端の関節)が曲げにくく、ばね指の整形外科での治療は効果が感じられずに途中でやめています。

 IP関節を曲げるのは長母指屈筋ですから前腕内側で橈側が治療ポイントになります。母指球の短母指屈筋を圧して痛みはありませんでした。

 左上肢の触診では手関節背側の大腸経「陽渓」に痛みがありました。長母指伸筋腱と短母指伸筋腱の間の母指を伸展させた時にできる陥凹部に「陽渓」があります。

 左母指を曲げる時に引っかかって戻される時の筋緊張から、左上肢を上行する大腸経を介して、後頸部「天柱」「風池」の痛みにつながっていると考えていいでしょう(大腸経は側頸部から顔面に向かいますが、首の左側から左上肢に延びる頸神経のつながりで後頭骨際の左側が詰まりやすくなります)。

 全身指圧後、首のこりがゆるみ、左肩から左母指の動きも楽になったそうです。

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2015年12月 9日 (水)

80代女性、圧迫骨折後2回目の指圧(前回の指圧後に洗濯物が干せるようになった)。

 80代女性、自転車で転倒し腰椎圧迫骨折をした方の前回の指圧から一週間後の2回目の指圧です。

 前回の指圧後には背中が伸ばせるようになり、肩の関節可動域も拡がって物干しに洗濯物が干せるようになったということです。

 10種類の薬を飲んでいて、もともと胃が丈夫なほうではないので「夕食で卵を食べたら胃がもたれて12時まで眠れなかった」そうです(胃薬も睡眠薬も飲んでいるのですが…)。

 伏臥位では左の背中が盛り上がっています。

 首をやや左に回旋させた姿勢が常なのでしょう、それにともなって体幹を無意識に左に回旋させているため、伏臥位では左の背中が盛り上がります。

 左肩甲下部がこっているため、ここは胃の反射区ですから胃の働きが悪いということがありそうです。

 左下肢では外側と後側の坐骨神経に沿って神経痛症状がありました。

 仰臥位下腿前側の指圧では前回のような腓骨神経の神経痛症状はなく、右肩の指圧でも前回のような痛みはありませんでした。

 指圧後背中がゆるむと、左下肢の坐骨神経症状は消えていました。

 圧迫骨折では右腰に痛みがありましたから、左半身でカバーしたため、もともとある左坐骨神経症状が強く出ていますが、これも前回の指圧の時よりは軽くなっています。

 「卵一個で眠れない」というのは80代で胃腸の働きが悪くなるとそういうこともあるのかもしれませんが、指圧後には胃の裏側のこりがとれているので消化しやすくなっているはずです。

 前回は指圧後に洗濯物が干せるようになり、今回は指圧後にどのような体の変化を感じていただけるか楽しみです。

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2015年12月 8日 (火)

40代男性、乾癬の皮膚がきれいになる。休職と運動の効果。

 40代男性、メンタルの病気で休職中です。

 自覚的には右肩こりと左腰の張りがありますが、週2~3回のスポーツジム通いを続けて僧帽筋が盛り上がり、背中が引き締まってきました。

 ストレスを遠ざけて、運動を続けたことの効果は手指に現れています。

 今回の指圧では手指の乾癬による表皮の落屑がなくなり、ツルツルとした皮膚になっていました。

 休職によって、外用薬をつけて手指をケアをする心の余裕ができたことに加えて、運動による血行促進で皮膚の新陳代謝の機能が改善されたようです。

 8年前から指圧をしている方ですが、今回のように手指が荒れていなかったのは初めてです。

 指圧中はよく眠りました。

 おなかの指圧では心窩部からへそまでの抵抗があり、まだ腹直筋の緊張した神経質に分類される腹証ではあります。

 しかし、寝ている時にふくらはぎがつることがなくなったということで、体がタフになり、それとともに心もタフになりつつあるのではないかという感触があります。

 もともと実証タイプの体なので、運動を続けながら時々指圧でメンテナンスをして、元気になって仕事復帰をしていただきたいと微力ながら応援しています。

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2015年12月 7日 (月)

美肌県ランキングで北関東が下位、冬の乾燥と夏の紫外線+フェーン現象の影響が大きい。

 ポーラの「ニッポン美肌県グランプリ2015」で一位が鳥取県、最下位が茨城県でした。

 日照時間が短い日本海側や海のある県は美肌偏差値が高く、冬は乾燥して夏は暑さで紫外線が厳しい北関東の群馬県が44位、栃木県が46位、最下位が茨城県でした。

 45位が沖縄県、43位が千葉県、下位のほとんどが関東地方です。

 神奈川県の32位、埼玉県の30位、東京都の11位は、食事や保湿などで肌のメンテナンスを心がけている人が多いということがあるのでしょう。

 東北や北陸、四国などの美肌上位の県では「魚を丸ごと食べる」、「発酵調味料を使う」などの共通点が見つかったそうです。

 魚を丸ごと食べればコラーゲンが摂取できるので肌のはりやつやにつながり、発酵調味料はDHAやEPAの加熱による酸化を抑えることができます。

 コラーゲンが含まれる魚の皮や、DHAやEPAが多く含まれる魚の内臓まで丸ごと食べることが、潤いのある美しい肌を作ります。

 煮付け、あら汁、小魚など、魚を使った和食は肌の薬膳といえそうです。

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2015年12月 6日 (日)

60代女性、右股関節痛をカバーする大腿の筋肉がこっていました。

 60代女性、右股関節の違和感で天気が悪くなるのが前日くらいにはわかるそうです。

 その右股関節をカバーする大腿前側上部の大腿直筋と大腿外側下部の腸脛靭帯が硬くなっていて、この2つの筋肉の対角線の緊張で右股関節の内側へのぶつかりを防いでいるようです。

 左足の片足立ちで右下肢を挙上する運動の効果で、股関節の変形の進行は止まっているようです。

 冷えはなく、伏臥位の指圧で首、肩のこりをゆるめると、仰臥位の指圧ではよく眠りました。

 右大腿の前側と外側の筋肉が鍛えられているので、これに加えて下肢の後方挙上で殿部から大腿後側の筋肉を鍛えて、椅子に座って大腿の間にクッションでも挟んで潰す内転筋の運動も加えるとさらに安定感が増して股関節痛を感じることが減ってくるのではないかと思います。

 左大腿の筋肉と右大腿の筋肉の太さの違いがあるので、左の筋肉も鍛えられるとさらにバランスがよくなります。

 大腿の付け根と外側を緊張させて股関節に隙間を作って、右股関節の痛みを出にくくするということが意識しなくてもできるようになっているのでしょう。

 運動の効果もあって股関節の痛みを出さない体の使い方ができているようなので、運動を続けることで悪化を防ぎ、さらに状態を良くしていくことも可能だと思います。

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2015年12月 5日 (土)

50代女性、右腰痛、だるい、撫で肩、下半身のむくみ。

 50代女性、主訴は右腰痛です。

   撫で肩で内巻き肩、座位で体幹が右に回旋していますが、右脚を上に組む癖があるということなので、体幹が左に傾くのを戻そうとしているためだとわかりました。

 パソコンを使う時間が長いということで、僧帽筋が細いために肩は頭の重さですぐにこってきます。

 子供の頃は喘息で、大人になってからも海外で喘息になったことがあるそうです。

 赤い発疹が体の広い範囲に出たことが何度かあるということで、強い痛みはなかったということから蕁麻疹かアレルギー性皮膚炎だったのでしょう。アレルギー体質で環境の変化に影響を受けやすいようです。

 伏臥位から指圧をし、右腰部に強い痛みはありませんでした。胃腸の動く音も聴こえて、指圧の感受性が高い体であることがわかります。

 仰臥位の指圧で、頭部・顔面に痛みはありませんでしたが、左前頸部に気になるかたまりがあるとのこと、左胸鎖乳突筋の内縁中央の塊はリンパ節でした。

 右にはないと御本人は感じていたようですが、右でもちゃんとリンパ節に触れることができます。

 アレルギー体質なので頚部に炎症を起こしやすいということがあり、体幹が右に回旋しているので首も右に回旋して左の頸リンパ節のほうが触れやすいのでしょう。強い炎症があるような腫れや熱はありませんでした。

 腹部の指圧では内臓が下がっていました。頻尿で過活動膀胱の薬をもらったことがあるそうなので、骨盤底筋の衰えもあります。

 全身指圧後、座位では体幹の回旋が矯正され、右腰痛も感じなくなったということです。

 下半身のむくみがすっきりすると、ズボンがウエストからお尻,、下肢までブカブカになって下がっていました。

 10年ほど前にホットフラッシュの時期があったそうですが今は落ち着いているようで、大きな病気があるようには思えません。

 右足体重で左半身が弱いことは左足のほうが冷たいことからもわかります。

 片足立ちのエクササイズで左右のバランスをとりながら筋肉を鍛え、テニスのバックハンドの素振りで内巻き肩を矯正するストレッチなどを覚えていただいて指圧を終えました。

 お得意様からの紹介でまた新しい御客様に出会うことができました。いつも皆様に気にかけていただきありがとうございます。

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2015年12月 4日 (金)

昨日のアロマ指圧講座「膝痛を下肢の運動で緩和する」。

 昨日は飯能生活の木で「膝痛を下肢の運動で緩和する」というテーマのアロマ指圧講座でした。

 実際に親の介護をしている40代、50代の方が参加されていて、椅子に座って足を前後に滑らせる運動は高齢者にも簡単にできるので即実行してもらえそうだと感じていただけたようです。

 膝痛緩和の基本は大腿の筋肉をエクササイズで強くして、膝関節をしっかりと保持することです。

 片足立ちで反対側の脚を上げる股関節屈曲、伸展、挙上、内転、外転の運動は膝痛がない方でも大腿や殿部の引き締めになります。

 下肢の指圧の後に、ローズマリー・カンファー+ジュニパー+スイートアーモンドオイルで膝蓋骨周囲と膝関節の両側面、膝窩を中心とした鎮痛・血行促進のアロマオイルトリートメントを行いました。

 大腿内側はメンテナンスされていないことが多いので、特に股関節に近い部位と膝関節に近い部位には丁寧に触れなければいけないということは、施術をして痛がられてしまった方、施術を受けて痛かった方にはよくわかっていただけたことと思います。

 運動法が中心でしたので、汗ばむくらいの実技になってしまいましたが、使っていない筋肉を使ったことで、昨夜は熟睡できたのではないでしょうか?

 膝が悪い方にはその場で効果が実感できるので、また近いうちにこの講座を開講したいと思います。

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2015年12月 3日 (木)

喪中はがきの返信にもっとアロマらしい香りの線香+レターセットがあればいいのに。

 喪中はがきが届いて生活の木でアロマの線香を探しましたが今は取り扱いをしていないのですね。

 雑貨屋さんなどをいくつか回ってアロマの線香を見つけましたが、もっとふさわしい香りのものがほしいと思いました。

 納得はできなかったのですが、中ではこれかなという香りの白檀の線香を手紙に添えて喪中はがきの返信としました。

 箱が四角でかさ張り、格好の悪い手紙になりました。

 今では年賀状のやりとりくらいとなった友人の家族の喪中をだいぶ時がたってから知って、封筒サイズにおさまる香りの良いアロマ線香とともに返信するレターセットでもあればなぁと思います。

 某線香屋さんのテレビCMのように、箱の線香を贈るということでも悪くはないのですが、亡くなってから半年以上たって贈る時に、白檀の気持ちを鎮静させ慰める作用の時期からは次の段階に入っている人が多いと思います。

 線香の数は少なくていいので、封筒に入る平たいサイズの線香付き喪中はがきの返信レターセットを生活の木で商品化してもらえるとありがたいです。

 白檀(サンダルウッド)の線香で悲しみを癒す時期用の他に、例えばフランキンセンス+ローズマリーの線香で、心理状態を平常に戻して、前に進む、ということを願って贈れるような…。

 (今日は飯能生活の木で講座があるため、午後の指圧は5時からになります。)

 

 

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2015年12月 2日 (水)

80代女性、腰椎圧迫骨折後の指圧。

 80代女性、7月終わりに自転車に乗っていて転倒し、救急車で運ばれました。  

 入院翌日は嘔吐もしたそうですが、検査の結果、脳に損傷はなく、腰椎圧迫骨折で一ヶ月半入院しました。

  歩く時に左足を引きずっていますが、これは転倒して入院する前からの坐骨神経痛で左大腿前側と外側に痛みが走るためのようです。

    座位では肩甲骨から上の猫背が強く、肩甲下部は軽い猫背になっています。

    触診で背部、腰部に痛みはなく、棘突起を触っても痛みはありませんでした。   

  腰痛ベルトを巻いていましたが、杖も使わずに歩いているので骨折後の経過は良好だと思われます。

  骨折の患部が問診と触診で特定できなかったこともあり、仰臥位下肢から指圧をしていきます。

  寝る時の動きは3段階くらいに向き変えて時間がかかりましたが、ぎっくり腰の急性期の方と比べれば半分以下の時間で仰臥位になれました。

  一ヶ月半の入院で安静の他には手術などの治療はなく、何回かマッサージを受けたそうで、背中や腰を施術しないマッサージは不満で、マッサージをしてもらった時は気持ちが良かったということですから、圧迫骨折の程度は軽いものだったのでしょう。

  指圧をしながらお話をうかがっていくと、病院でカート(押し車)を勧められて購入し、近所のスーパーまで週に一回くらいは歩いて買物に出かけているそうです。

  同居している家族から自転車禁止を言い渡されたことは受け入れているようで、入院の退屈さと、当初の導尿後に膀胱炎になったことで、もう入院はこりごりだということでした。

  骨折の痛みは右腰に感じていたそうで、現在は右肩に痛みがあり、肩関節の付け根上部から肘の曲池、手三里にかけての大腸経を指圧すると強い痛みを感じたようで、ストレッチされていない固まった感触がありました。

  伏臥位の背中から腰には、軽いお知らせのタッチ、やや深く、じんわりとの3段階で漸増漸減圧のどこでも止められるような指圧をしていきます。

 痛みを訴えることはなく、むしろ指圧をしてほしい感じは下肢まで続いていました。

 指圧中のお話しでわかったことは、今後は骨粗鬆症の治療をしていくということなので、圧迫骨折そのものはもう治療対象となっていないようです(もしかすると圧迫骨折は骨粗鬆症のために転倒前からあったのかもしれません)。

 どちらかというと左利きといっていい方なので、自転車の転倒は筋力の弱い右側に倒れて右半身の運動不足で右肩が硬くなったということがあるかもしれません。

 それでも庭の草取りで立ったり座ったりしていれば楽、物干しに洗濯物を干すのはやりにくいということなので、背中を伸ばし、肩の可動域の拡がった指圧後に気になったのは以前からの坐骨神経痛です。

 猫背になると楽なので、脊柱管狭窄症はあるようです。

 自転車で倒れた所が駅前で、周りにいた人が救急車を呼んでくれたそうで、その後の経過も良好で、頭を強く打つこともなく(水木しげる先生が転倒後に亡くなられたばかりですから、御冥福をお祈りいたします)、本当によかったです。

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2015年12月 1日 (火)

ヴィーガン(完全菜食主義者)のビタミンD不足。鮭の切り身一切れに含まれるビタミンDは干ししいたけでは100枚食べないと摂取できない。

 昨夜のTBSテレビ「私の何がイケないの?」では、一日一食生活を続ける元ピンクレディの未唯さんと、サンプラザ中野くんの食生活と肌年齢・骨年齢・長寿の指標となるテロメア〈染色体のしっぽ)の長さの検査結果を紹介していました。

 未唯さんはトレーニングを続けているだけあって検査の結果が年齢より若いと出たものが多かったのですが、長寿の指標となるテロメアの長さの計測では年齢を大きく上回る老化を示ていました。

 テロメアの老化(短くなったこと)の原因は、ピンクレディの頃の超ハードスケジュールによるストレスも無関係ではないかもしれないとのこと、また夜一食の食事で1500kcalを摂取していることで血糖値が一気に上がることや、発酵食品の摂取が足りないために腸内の善玉菌が少ないことも問題とされていました。

 肉も魚も卵も乳製品も食べない完全菜食のヴィーガンであるサンプラザ中野くんは、ビタミンD不足で大腿骨の骨年齢が実年齢を20才も上回る70代という検査結果でした。

 鮭の切り身一切れに含まれるビタミンDを干ししいたけで摂取するには100枚食べる必要があるということで、完全菜食では骨がもろくなる危険性があるということがよくわかりました。

 また、サンプラザ中野くんのテロメアの長さは未唯さんよりも老化をしめしていました。

 やはり食事は一度にドカ食いせず何回かに分けて、ヨーグルトなどの発酵食品や肉・魚も含めてバランス良くいろいろな食材をいただくことが大切だと思いました。

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