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2016年1月22日 (金)

斜角筋に指があたっていない「斜角筋ストレッチ」はマッサージ機と同じように注意が必要。

 昨夜のニュースでは国民生活センターが公表した「マッサージ機による事故」が報道されていました。

 マッサージ機使用による圧迫骨折、ふくらはぎの赤黒い腫れ、衣服の首の部分の巻き込みによる窒息死事故など、5年半で253件の報告があったそうですが、報告されていないものがもっとたくさんあると思います。

 中にはお店で試していて体を傷つけた例もあったそうですから、くれぐれも我慢するような強さでの使用や長時間の使用は避けていただきたいものです。

 一昨日のテレビ番組で『これは危険だ!』と思ったのが「斜角筋ストレッチ」です。

 喉の下で鎖骨の上を指で押して「斜角筋をとらえた」と説明していましたが、そこでは斜角筋にあたるはずがなく、胸鎖乳突筋の内縁に指があたっていました。

 何を勘違いして「斜角筋」だと思ったのか…? 解剖学を勉強していれば誰でもわかるはずです。

 特に怖いのは頸動脈を圧迫してしまうことで、指で前頸部を押さえながら首を後ろに反らす、しかもかなり強い動きだったので、首に痛みがある方はできませんし、血圧が上がることも怖いですが、何よりも頸動脈に動脈硬化がある方では血栓が飛んで重篤な脳血管障害にでもなったら大変です。

 まさかとは思いますが、胸鎖乳突筋胸骨頭の内縁を押して、その後ろにある胸鎖乳突筋鎖骨頭を越えてさらにその後ろにある前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋を押すつもりならば頸動脈を強く圧迫することになって危険です。

 深い呼吸をして冷えを改善するというテーマでの斜角筋ストレッチでしたが、斜角筋は第1肋骨と第2肋骨を持ち上げて胸郭を拡げ吸気の補助をしますが、そもそもそういった肩を上げるような激しい呼吸をしないように指導するのが普通に生活をしている人々への健康指導です。

 格闘技など激しいスポーツをする方には耐えられるかもしれませんが、高齢者や首に痛みを抱えた方、そして一般の方も、「胸鎖乳突筋の内縁に指をあてる斜角筋ストレッチ」はお勧めできません。

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