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2016年3月31日 (木)

80代女性、左中指と薬指の腱鞘炎。

331 土手のツクシ

 東を向いた斜面で日の出に向かって立つツクシです。

 今朝はニットの帽子をかぶるほど寒くはなく、キャップでは耳が少し寒いくらいの気温の中、ウォーキングをしてきました。

 80代女性、主訴は左中指と薬指が曲げにくいこと、一時はばね指の症状もあったようですが、曲げ伸ばしで引っかかる様子はありませんでした。

 左の中指も薬指も付け根がむくんでいます。

 整形外科で首の牽引をしているようですが、首や肩の症状と左中指・薬指の腱鞘炎は直接関係ないように思いました。

 全身指圧後、首、肩は軽くなったようですが、左中指と薬指はむくみは減ったものの曲げにくさは残っているようです。

 ふきんなどを絞りにくい、皮の厚い夏みかんのような果物はむきにくいなど、生活動作に支障があってお困りです。

 ばね指の症状が治ってきているとすれば腱鞘炎の炎症はやわらいできています。

 暖かくなれば手指の血行も良くなるので指の曲げ伸ばしが少しずつ良くなっていくように思います。

 朝はお湯で手を温めたり、ブラブラと手を振って血行促進するなどでも症状が改善していくのではないかと思います。

 また次回の指圧で症状改善の工夫をしてみようと思います。

 

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2016年3月30日 (水)

転倒後リハビリ中の男性6回目の指圧、右下肢の感覚がはっきりしてきた。

330神経の促通は開花、芽吹き

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で6回目の指圧でした。

  少し早く到着し、部屋に入った時は車椅子でパソコン作業中でした。

  足底がむくんでいて、仰臥位になろうとすると両下肢全体が硬く緊張して膝の軽度屈曲の状態がなかなか伸びませんでした。

 しかし、両下肢の指圧と足、膝、股関節のストレッチをしていくと、むくみがとれて筋緊張もゆるみました。

  上肢、頭部、首、おなかの指圧、脳出血の麻痺側の右を下にした横臥位で背面の指圧を終えると、「右下肢の感覚がはっきりしてきた」とおっしゃいました。

  指圧後仰臥位になっていただいた時に、脊柱の左側弯に気づいて御自分で姿勢を正したことも大きな進歩です。

  今回の指圧では、車椅子を左手で使うために左側弯した脊柱と、転倒打撲した左骨盤から大腿外側、脳出血の麻痺が残る右の上肢・下肢のそれぞれが前回以上にゆるみ、左骨盤が上がって下肢長が短くなっていた左足踵の位置が右足よりも伸びていました。

  背部の指圧と腹部の指圧、横臥位の姿勢など、リハビリではやっていないだろうことが効果を発揮しているように思います。

  今回も指圧中はよく寝てリラックスできているようです。

  神経の促通は桜の開花や新緑の芽吹きのようなものかとウオーキングをしながら思いました。

 毎回硬さのあるおなかの指圧は、(昨夜のテレビでは腸内細菌が炎症を抑えるホルモンを作るという話がありました)、麻痺の改善や打撲挫傷で傷ついた神経線維や毛細血管を再生するポイントになっているような気がしています。

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2016年3月29日 (火)

50代女性、肩外旋痛、小円筋の傷が治るにはまだ時間がかかりそうです。

329 夜の雷雨からの日の出

 昨夜は雷が大音量で鳴り響き、渋谷では雹(ひょう)が降ったそうで、日の出の景色は靄に霞んでいました。

 昨日は右肩甲骨外側の小円筋起始部に痛みがあって右肩の外転・外旋・伸展で痛みが出る50代女性に2週間ぶりの指圧をしました。

 マッサージを勉強中の人に無理に肩を上げられて痛みが増した右肩でしたが、屈曲(前方挙上)は135°まで痛みなく上がります。

 外転・外旋・伸展の動きで小円筋が引っ張られると痛みが出ます。

 伏臥位の姿勢をとっていただくと、右肩を下げて内旋し、肘軽度屈曲で腋を開けました。

 肘をしっかり伸ばして体側にピッタリとつけて腋を締めると、肩伸展の時のような刺激が小円筋にかかります。

 小円筋が患部であるを示す「痛みを出さない姿勢」を自然にとったということです。

 全身指圧をし、前回より悪化しているということはありませんでしたが、ここ数日の寒さもあって大きく改善したということもありませんでした。

 障子やふすまなど横開きの扉を右手で大きく開けようとすると肩関節外転・伸展の動きになるので痛みが出るということなので、右腕を内旋させながら斜め下にパンチを繰り出す動きをストレッチとして提案しました。

 このパンチも、正拳突きのように肘を曲げて後ろに腕を引けば痛みが出ます。

 また猫背になるほど体幹を前に屈めてももう一度広背筋が戻そうとして緊張するのと同時に小円筋も同じく緊張してしまいます。

 体幹を起こして左鼡径部の前で右の拳を内側にねじる程度の感覚で肩関節を内旋させれば小円筋のストレッチになります。

 暖かくなればもう少し痛みが薄れていくのではないかと思います。

 いつまでに治るとは言えませんが、今くらいの肩の動きがあって治らなかった人はいないので希望をもって痛みの出ない範囲で動かしておいていただきたいと思います。

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2016年3月28日 (月)

ピアノの先生がレッスンを受けている大先生の力の抜き方。

328 庭のジャスミン

 昨夜は雨が強く降った時間がありました。庭のジャスミンの蕾は咲こうとする勢いにまったをかけられて硬くなっています。

 先日指圧をしたピアノの先生がレッスンを受けているピアノの大先生から力の抜き方を教わったがピンとこないというお話をうかがいました。

 フォルテで強く弾く時に指力が強く入っているので「重りを握って持ち上げてから放した時の感覚で弾きなさい」という指導を受けたそうです。

 自律神経訓練法で「呼吸を止めて思いっきり力を入れて拳から肩までを緊張させる」ということをしますが、「重りを握って…」でもその後は緊張からの解放によって肩から指先までの力が抜けるということです。

 指の曲げ伸ばしを「指を動かそうと意識して」運動させると肩が上がって腕から指先までが緊張します。

 おそらくピアノの大先生の伝え方は独特で、もう少しわかりにくいお話だったのでしょう。

 指圧・マッサージで力を抜くのも同じで、言っていることは理解できたとしても実際に力が抜けてそれが自分のものになるまでには長い時間がかかります。

 セラピストは体を健康な状態に「調律」することが目的であって、楽器として演奏することが目的ではありません。

 演奏家よりももっと力を抜いて、最適なコンディションに整えるように微調整すべきです。

 私は毎朝、自分の力を抜くために3kgのダンベルを両手に持って上下左右、斜め上、斜め下、体幹をねじるなど、エクササイズとまではいかないくらいの振り子運動をやっています。

 以前は6kgでやっていましたが、重いのを我慢してやるのも違うと思っています。

 今年度最終週、感覚を発見するチャンスを見逃さないようにしましょう。

 力でぶつかれば単なる施術です。心を配って適量刺激を探していけば、今まで治らなかったものが改善するということも起こります。

 チューニングで起こる共鳴、ユニゾンの響きの力、タッチセラピーは共感のもとに完成します。

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2016年3月27日 (日)

転倒後リハビリ中の男性、5回目の指圧

327 道端のダイコンバナなど

 雲の多い日曜日の今朝は平日と比べてウォーキングで擦れ違う人があまりいませんでした。

 もっとも土の道を好んで歩いているので、通ったことのない獣道のような小道をみつけては速歩きをしているということもあります。

 紫色のダイコンバナをいろいろなところで見かけるようになりました。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で5回目の指圧をしてきました。脳出血の後遺症で右半身に軽い麻痺があり、転倒では左骨盤から大腿外側を打っています。

 今回も両下肢の筋肉が緊張していて、軽く膝が曲がった状態でロックがかかったような下肢をゆるめる仰臥位の指圧から始めました。

 車椅子の操作に左手を使うために脊柱は左に側弯していますが、その円弧はゆるやかになっていました。

 仰臥位と、脳出血の麻痺側の右を下にした横臥位で全身指圧をした後に、足関節の抵抗運動をしてみました。

 下肢の筋肉がゆるみ、膝の関節の屈曲の自由度が増した状態では、足関節背屈から抵抗をかけながら足関節底屈をすることが左右ともに十分にできていました。

 また今回の指圧では、眠っていたことを御自分でもよくわかっていらっしゃいました。

 これまでもウトウトとはされていましたが、いびきをかいてしばらく寝たのは今回が初めてです。

 刺激量の調節がうまくいって安心して受け入れられる指圧ができているようなので、指圧とストレッチや抵抗運動の効果を実感していただけているようです。

 次回は火曜日にうかがいます。

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2016年3月26日 (土)

40代女性、頭痛、左上肢の固定による運動不足。

326 今朝、山の向こうが新潟

 今朝は霜が降りることもなく、久しぶりに北の山が見えました。山の手前が群馬県、三国峠を越えれば新潟です。

 昨日頭痛で指圧をした40代女性は寒さを訴えていました。

 肩甲骨の上部から肩上部が、巻き寿司を作る時の巻き簾で丸めたように前にのめっています。

 首から背部のこり、左上肢のこり、下半身のむくみがありました。

 「葛根湯を飲もうかと思った」そうで、背部にゾクゾクと寒気がするような時が葛根湯の証なのでそれは正しいと思いました。

 ただし、こりもむくみも適量刺激で改善して根本的に治すということにおいては全身指圧のほうが優れていると思います。

 家にあったのが葛根湯に鎮痛薬などを配合したエキスの風邪薬だったので飲まずに指圧を選択したことも正しい判断だと思います。

 指圧中に報道されているロキソニンの副作用のことを話題にしていらっしゃたので、特に胃腸の弱い方は指圧がお薦めです。

 左手関節内側で橈側の肺経の頭痛の特効穴「列缺(れっけつ)」、左前腕橈側肘関節から戻ること2寸の大腸経「手三里」、左示指と母指の間の「合谷」の指圧は頭に響いたそうです。

 左手関節も詰まり気味で、デスクワーク等で固定される右利きの左上肢の使わな過ぎが肩こりから首こり、そして頭痛となったようです。

 全身指圧後、前に巻かれてい肩が背中側に戻って肩甲骨内側に隙間ができていました。

 肩甲間部の「風門」から冷気が入って、後頚部で後頭骨下際の「風池」に溜まります。

 これが風邪(ふうじゃ)、つまり風邪(かぜ)の引き始めですから、丁寧な指圧を受けることができれば、葛根湯よりも全身の改善ができて快適になれます。

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2016年3月25日 (金)

「大リーグでアイシング廃止の動き」とまでは書いていなかった『巨人軍への遺言』。

325_2 朝日が霜を融かします

 今朝は霜で田んぼの草が凍っていました。

 寒い朝でしたが夜明け前の十六夜の月は澄んだ光を放って、明けていく朝のウォーキングは快適でした。

 広岡達朗さんの『巨人軍への遺言』の新聞広告の「大リーグでアイシング廃止の動き」の見出しが気になって書店で確かめてきました。

 わずかなページを割いて、「昔は肩を冷やさなかったものだ」ということと、「ドジャースでは水で冷やしているという話を聞いた」くらいのことが書いてあって、具体的な大リーグ全体の話や研究データなどは書かれていませんでした。

 内容から広岡さん御本人が書いた見出しとは思えないので、編集サイドの「盛り過ぎ」です。

 「体を鍛えていれば野球選手にネックウォーマーはいらない」など、「肩を冷やすな」の考えとぶつかってしまいそうな根性論的美学もあって、スポーツ医学的な興味で読むと残念な感じがします。

 今日はプロ野球の開幕日、高校野球も大相撲もあって、桜も咲いて、春は盛り過ぎ傾向ではあります。



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2016年3月24日 (木)

90代男性、肩こりの訴えで肩のこりなし、心臓の反射か。

324 今朝太陽は雲に隠れて

 今朝は森の中も小雨です。

 昨日は肩こりを訴える90代男性のお宅にうかがって久しぶりに指圧をしました。

 いわゆる肩こりの部位、肩上部僧帽筋はこっていません。

 肩関節の可動域も十分で、若い人よりも肩の動きがいいくらいです。

 背部がこっていて、右足の甲の外側がむくんでいます。

 夜寝てから何回もトイレに起きるということと、右足甲外側の膀胱経のむくみは関連しています。

 指圧後に歩行を見ると、右膝を軽く曲げたまま右足を慎重に着地させているので、右下肢をしっかりと使ってはいません。

 心臓の手術歴があり、年齢的にも心臓の働きが衰えてきているのは間違いありません。

 寝て、重力の影響から軽減された足先からはむくみが還って尿となり、夜間トイレに行きたくなります。

 狭心症の方が訴えるような肩や上肢のこりはありませんが、時々心臓からの放散痛があるのかもしれません。

 御自分の足で歩けるし、顔の血色も良く、指圧後昼寝をしていたかと思うと、奥様に指圧をしている時にはコロコロカーペットを使って掃除をしていました。

 食欲もあるということで、気力も衰えていないようにお見受けしました。

 冬に急性胃腸炎になってから思うように体が回復していないように感じていらっしゃいますが、あるとすれば心臓の反射の肩こりとともに、心臓の反射の心窩部痛(上腹部痛)もあるのではないかと思いました。

 背部と足の指圧が心臓の働きを補うことになるだろうと思います。

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2016年3月23日 (水)

転倒後リハビリ中の男性、4回目の指圧、自力での体位変換の動きが速くなって奥様喜ぶ。

323 今朝、土手のツクシ

 今朝は霜で凍った草花も見かけましたが、土手のツクシは立派に成長していました。

 いつものウォーキングコースなのに「恥ずかしげに顔を出します」の頃は見逃していたようです。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅にうかがって4回目の指圧をしてきました。

 両膝は軽く曲がっていて膝関節を中心に下肢の筋肉が硬く、左足は温かくて、右足は冷えていました。

 仰臥位左下肢の指圧後、膝軽度屈曲+股関節屈曲の左大腿二頭筋のストレッチで右の腰に痛みが走りました。

 股関節屈曲に伴い左腸腰筋の短縮につられて右の腰に痛みが走るのは急性腰痛ではよくあります。

 その原因はリハビリの踏み台昇降にあるようです。

 2本のバーの間に体を入れて、両手でバーを持って脳出血後の麻痺がある右脚の踏み台昇降のリハビリをしてきたそうで、右大腿を持ち上げるには右大腰筋を使うことになります。

 右腰痛はしっかりとエクササイズができたことの証明で、右足を少し浮かせるだけでも力が入る状態ですから、筋肉を運動させて硬くなれば右足先の血行が悪くなって冷えることがあるのも納得できます。

 仰臥位で左半身の指圧の後、右を下にした横臥位で背面を指圧し、次に頭の向きを変えて仰臥位で右半身の指圧をしました。

 仕上げにもう一度頭の向きを変えていただく時に家事をしていた奥様が部屋に入ってこられて、旦那様が自力で体位変換をする動きの速さにびっくりされていました。

 左の下肢を伸展牽引し、首を中心に脊柱の左側弯の矯正をして指圧を終えました。

 帰りに玄関の外まで奥様がいらっしゃって「先が見えなくてどうしようかと思っていた」とおっしゃたので、旦那様の体の動きの改善がよほど嬉しかったのでしょう。

 小さな奇跡は数々見てきました。大きな奇跡も時々手の中で起こります。

 変化を見逃さず、次回もリハビリの邪魔にならない指圧で体の物語を読んでいきたいと思います。

 

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2016年3月22日 (火)

40代男性、インフルエンザ後の後頭部痛、首痛、腰痛、花粉症。

322 今朝 庭のブルーベリー

 40代男性、インフルエンザから2週間以上たちましたが、右首から後頭部にかけての痛みと腰痛が続いていて、花粉症で喉の症状があります。

 インフルエンザは初めてかかったということで、年齢からくる免疫力の衰えはありそうです。

 伏臥位で指圧をしていくと、15分ほどでバストマットをしていても胸が苦しいという訴えがありました。

 心臓病はないようですが、呼吸器症状があるので仰臥位で指圧を再開します。

 両方の足が冷たく、左大腿後側のストレッチで右の腰に痛みが走ったということは右側に腰痛の患部があるようです。

 上肢と前胸部の指圧では右三角筋中部と右大胸筋が非常にこっていて、両肩がマットから浮いていました。

 仕事で機械を床に圧しつけて清掃する作業があるということで、右半身の力を主に使っている様子が想像できます。

 おそらくインフルエンザの前から肩の浮いた姿勢で寝ていたのでしょう。

 お話をうかがうと「どの枕を使っても安眠できない」ということで、それもそのはず、仕事後にそのまま就寝すればブリッジをして背中を浮かせたような姿勢で寝ていることになります。

 仰臥位に続いて横臥位で背部の指圧をし、肩甲骨を内転させるストレッチや腸腰筋のストレッチ、背筋のストレッチとしていくと両肩はマットについて肩や首の筋肉もほぐれました。

 座位で仕上げの指圧をしている時に右の首から後頭部に走る痛みがまだあるということでしたが、御自分で強く首を圧していたとのことなので神経や筋肉の傷の痛みのようです。

 それでも肩の動きはとても柔軟になっていますから、毎日痛みを出さない範囲でストレッチを続けることで痛みは出なくなると思います。

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2016年3月21日 (月)

広岡達朗著『巨人への遺言』の広告で気になる「大リーグで始まったアイシング廃止の動き」の見出し。

Img_0390 田んぼのオタマジャクシ

 ウオーキングで小川の魚や水生生物を探していたら、今朝、田んぼの水路で大量のオタマジャクシを見つけました。

 ずっと探してきて居ないようでも居る所には居る、春の陽射しの恩恵は桜にだけではない、生命活動はいろいろな場所で続いていて、私たちの体にも良い変化が起きる頃です。

 今朝の新聞には広岡達朗さんの『巨人への遺言』という本の広告が大きく掲載されていました。

 賭博問題で注目されているこの時期を逃さないところは「緊急出版」と広告に載せた幻冬舎なら…と思わせる売り方です。

 目次で気になったのが「大リーグで始まったアイシング廃止の動き」という見出しです。

 元ヤンキースの抑えのエースとして活躍したリベラ投手は試合で投げた後にアイシングをしなかったそうで、400勝投手の金田正一さんも肩を冷やすことをしなかったことで有名です。

 抑えで1イニングを投げるのと先発完投の投球数の違いはありますが、冷やして筋肉を硬くしてしまうよりは血行促進するほうが速く回復するという考え方はあります。

 充血した血管を収縮させるために冷やすのではなく「圧迫するのが良い」という考え方もあって、確かに長過ぎるアイシングで血管を収縮させ続ければ回復は遅れそうです。

 ラグビーの日本代表チームのようにキンキンに冷やした水風呂で血管を収縮させてから水風呂から出た反動の血管拡張で血行促進をはかるという方法もあり、「大リーグで全面的にアイシング廃止」になるかはとても気になります。

 私の考えではアロマのペパーミントのように血管収縮作用の後に血管拡張作用が起こることが望ましいと思いますし、炎症の度合いや個人差も考えてその時々で対処していくことになると思います。

 「圧迫」で血管を収縮させてということでしたらテーピングや弾性ストッキングのような効果を指圧でももたらすことができます。

 「巨人への遺言」、気になります。

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2016年3月20日 (日)

転倒後リハビリ中の男性、3回目の指圧。

320 サクラ咲く

 昨日は一輪だけだったウォーキングコースの桜が、今朝は枝々に花を開いていました。

 昨日は午後から暖かくなりました。

 転倒後のリハビリ中の男性のお宅での3回目の指圧で、手足に冷えはなく、始めは拘縮していた下肢も指圧後にはよく緩みました。

 前回と前々回の指圧では仰臥位の指圧の後に、脳出血後の麻痺がある右半身を下にした横臥位で指圧をしましたが、今回は右肩を後ろに引いて伏臥位に近い形で背部の指圧をしてみました。

 神経の伝達がうまくいっていないようで関節運動では動かそうとしてから時間がかかっていることが前回の指圧では解決したい課題でした。

 そこで「神経促通のためには速いテンポの弱い刺激をする」ということを考えて指圧に臨みましたが、背部から下肢の硬さに触れていくうちに、リハビリでやっていないだろう指圧らしい指圧をしたいと思い、やってみました。

 すると背部から下肢の指圧で、曲がっていた膝が伸びて、指圧後の下肢の抵抗運動では弱かった左脚の脚力が右と変わらないくらいに力を出すことができました。

 右に麻痺のある体ですが右半身に力はあるので、窮屈な体位変換でも普段していない伏臥位に近い姿勢は脊柱の矯正になり、脊椎両側の指圧を遠慮せずに深く入れることができたので脊髄神経の刺激になったようです。

 次回の火曜日が4回目の指圧です。今回の指圧ではおなかが音を立てる腸の動きもあって、御本人にも効果と希望を感じていただけたのではないでしょうか。

 

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2016年3月19日 (土)

頭痛になりがちな空模様。

319 今朝の西の空

 今朝は暖かでしたがお日様は見えず、ウォーキング中に西の空の雲が厚くなっていきました。

 今日の指圧の予約に頭痛持ちの方がいらっしゃいます。

 お天気痛を感じていたのでしょう。

 8時を過ぎて雨が降り出しました。

 今日の午後はリハビリ中の方のお宅にうかがって3回目の指圧の予約もあり、連休中も指圧の予定が入っております。

 気圧の影響で関節が痛かったり頭痛がするという方は、今日の午前、明日の午後、月曜日の午前は指圧ができますので、都合のつく方は御連絡ください。





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2016年3月18日 (金)

60代女性、旦那様の介護と娘さんの出産準備の疲れ。

Img_0368_2 朝靄に太陽がもう一つ。

 昨日が彼岸の入り、今朝はまた太陽が近くなったようで朝露が水蒸気となって広がっていました。

 60代女性、娘さんの第二子出産が来月に迫って、2才のお孫さんのお世話で娘さんのお宅に2泊してきてお疲れです。

 自宅介護中の旦那様をショートステイで介護施設に預けてのお泊りですから、その用意や娘さんのお宅での手料理の準備など出かける前から忙しくされていたようです。

 両肩上部のこり、背部のこり、殿部以下はむくんでいます。

 気を使ったうえに処方されている睡眠薬を忘れて眠れなかったそうで、飲まずにすめばそのほうがいい睡眠薬ですが、心身の緊張をゆるめる効果はあるのでしょう。

 全身指圧後、肩から背部の緊張はゆるみ、いろいろな話ができたのでデトックスになったようです。

 「もう一時間もするとお父さんがショートステイから帰って来る」とのこと、買物をして家に帰ればゆっくりする時間はなさそうです。

 それでも「これで安心」と言って帰っていかれました。

 もう一ヶ月もすると出産で今回以上に忙しくなります。いつでもお待ちしています。

 


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2016年3月17日 (木)

70代男性、タケノコ掘りで腰痛。

317 今朝のウォーキングコースの竹林

 70代男性、タケノコを100本掘って腰痛になりました。

 まだ900本は掘って出荷する予定だそうです。

 座位では脊柱が左側弯していますが猫背ではありません。

 伏臥位の指圧では背中がパンパンに張っていて、左肩甲下部の指圧でポキッと音がしました。

 右利きで、かなり重い道具を使って深く掘るそうで、右から斜め左下に向かって力を入れて右肩上部がこっています。

 毎日山の中腹の湖まで往復10kgのランニングをしていて、背中を伸ばすことを普段から意識しているそうで、背筋に疲労が溜まっています。

 腰痛を感じていましたが脊柱起立筋がゆるむと、伏臥位下肢伸展挙上の腸腰筋のストレッチで痛みはありませんでした。

 仰臥位の指圧では手足の冷え、特に手の冷えが気になりました。

 足がつることがある、コレステロールの値が高い、ということなので年齢からも血管は詰まりやすくなっています。

 全身指圧後、仰臥位両股関節屈曲で腰に痛みは全くないとのことでした。

 腰痛の原因は筋肉の使い過ぎです。

 タケノコ掘りのシーズン中はランニングの距離を短くするか、スロージョギングくらいにしておいたほうがよいでしょう。

 2年前にもタケノコ掘りで右肘を痛めた方で、一回の指圧で治ったというその後の話をうかがうことができました。

 年齢からすれば筋肉が発達していて毎日運動もされていますが、手の冷たさからすると動脈硬化の詰まりもあると考えられます。

 年々無理はできなくなってきますから、あと900本のタケノコ掘りの作業を無事終えていただきたいと思います。竹林の斜面での作業は大変です。

 

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2016年3月16日 (水)

30代男性、首と両殿部外側の痛み、仙腸関節のずれ。

316 今日の朝日を映す小川

 30代男性、主訴は首の痛みと両殿部外側の痛みです。

 脊柱が左に側弯し、左腰部と右肩甲下部に対角線のこりがあります。

 両殿部外側の痛みは足をO脚に開いて踵体重で仕事をしていたからでしょう。

 伏臥位の指圧で首から背部、腰部とゆるめ、殿部の指圧では左仙腸関節の軽い指圧でポキッと音がして浮いていた仙骨が矯正されたようです。

 左の殿部外側はあまりこっておらず、右殿部外側が強くこっていたことから、脊柱の左側弯姿勢で左仙腸関節にずれが生じ、右の中殿筋と梨状筋などの外旋筋群はO脚で右足踵体重の負担がかかっていたようです。

 全身指圧後、股関節内転のストレッチと内旋のストレッチを行い殿部外側の痛みは緩和されました。

 股関節外転に働く中殿筋の他動的ストレッチは、仰臥位で膝を伸ばし足趾を上に向けたまま股関節を内転させて反対側の脚の下に交差させます。

 股関節内旋に働く梨状筋など外旋筋群の他動的ストレッチは、仰臥位で膝を軽く曲げて膝の内側が床につくように反対側の脚の下に交差させます。

 男性は「女の子座り」の経験がない人が多いので、股関節内旋のストレッチをセルフストレッチでできない人がけっこういます。

 ストレッチの感覚をわかりやすく伝えることができるように、普段から自分で股関節内旋のストレッチを工夫しておく必要があります。

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2016年3月15日 (火)

無理に肩を上げられて肩の痛みが悪化、絶対にやってはいけない。

315 今朝の日の出

 久しぶりに晴れた朝のウォーキングでした。奥武蔵の山の一部はフロストシュガーをまぶしたほどの雪化粧をしていました。

 昨日は、マッサージを勉強中の知人に頼まれて施術を受けて、痛くて上がらない右肩が余計に痛くなったという50代女性に指圧をしました。

 リラクゼーション系のマッサージを勉強している人だということなので、おそらく肩の回旋腱板についての知識不足で、痛みを抱えた方への実技の経験もなかったのでしょう。

 肩が上がらない方に対して、無理やり肩を上げさせるようなことがあってはなりません。

 他人の痛みを自分の痛みとして考えることができなければセラピーにはなりません。

 おそらくその人が勉強しているという施術の指導者も技術と心が足りないのでしょう。

 命や痛みに対する深い心を育てなければ、その心を配ることはできないのです。

 前回の指圧で右小円筋起始部の障害による右肩外旋での痛みが軽減し可動域が拡がっていた右肩でしたが、今回は三角筋前部から上腕二頭筋まで緊張し、右肩の屈曲(前方挙上)も外転(側方挙上)も90°の手前で痛みが出ていました。

 右腕を速く、雑に上げられて一瞬で凍り付いてしまったような右肩でしたが、当たりを微調整しながら三角筋、上腕二頭筋、棘上筋と繰り返し指圧をしていくうちに緩んできました。

 全身指圧後は前回同様、右肩の外旋痛が残るだけとなり、右肩の屈曲も外転も135°くらいは痛みなく動きました。

 指圧後、ブラックペッパー2滴入りのスイートアーモンドオイル10mlを右肩甲骨外側で肩関節下部の小円筋の起始部に塗布していただき、それをしばらく朝晩使っていただくことにしました。

 傷があると思われるのでいじり過ぎるよりは、血行促進のオイルの塗布で効果があるでしょう。

 そのリラクゼーションを勉強しているという人に「痛い!」と言っても「大丈夫、これで私は治ったから」と言って右肩を上げるのを止めなかったそうです。

 他人の体と自分の体は違います。痛みの強さはその痛みを抱えた長さによっても変わってくるし、心の状態によっても違い、痛みには個体差があります。

 他人の体に触れることへの畏怖、命は神聖で儚く脆いということ、しかし命は細胞レベルでは生きようと強く活動し続けるものであるということ、タッチセラピーを学ぶのであれば体と心と命について深く学んでほしいと思います。

 

 

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2016年3月14日 (月)

70代男性、頭頂部のやや左の痛み→大後頭神経支配(第2頸神経後枝)。

Photo 寒くてもちょっと見ぬ間にフキノトウ

 3月で5日連続最高気温が10℃を下回るのはまれだそうで、昨日は70代男性が頭頂部の痛みが気になって指圧にいらっしゃいました。

 前日の予約が御友人の葬儀で来れなくなったので、体調の変化は余計に気になったようです。

 寒さが続いたので首、肩、背中がこっていて、手足が冷えています。

 頭頂部の痛みは中心のやや左側でやや後ろ側、大後頭神経支配の部位で、母指指紋部に収まる狭い範囲です。

 大後頭神経は第2頸神経後枝なので、左頸部のこりがポイントになります。

 頭がぶよぶよしていなかったので筋緊張性頭痛ということでよいでしょう。

 全身指圧で手足が温かくなり、耳の後ろ側にのぼせはなかったので血圧が高いこともなさそうです。

 指圧中はよく眠り、右手の指圧でおなかがよく動いたので、頭頂部やや左側の痛みは中心後回の体性感覚野へ交叉する右の首、肩の反映ということもあるのなのかなと指圧中は考えていましたが、全身指圧を終えて、寒さによる左頸部のこりからの大後頭神経支配域への「交叉しないほうの筋緊張」ということなのだろうと思いました。

 お葬式の後でもあり、脳血管障害が気になったようですが、今回は寒さとストレスが原因のようです。

 今朝裏庭を見たら、フキノトウは寒さにめげずに成長していました。

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2016年3月13日 (日)

右麻痺+転倒左骨盤~大腿打撲の男性の2回目の指圧。

Photo アジサイはもう咲く準備を始めています

 昨日は脳血管障害後右麻痺があり、昨年転倒して左骨盤から大腿を打ってリハビリを続けている60代男性のお宅にうかがっての2回目の指圧でした。

 前回は20℃を超えて汗ばむほどの日でしたが、今回は真冬の寒さで、左側弯した脊柱は指圧前のように戻っていて左下肢長も短縮していました。

 仰臥位と右を下にした横臥位で全身指圧をし、仰臥位膝伸展の抵抗運動をしてみると麻痺側の右下肢のほうが力があって、左膝の伸展は顔を真っ赤にしてこちらの加える力に抗して膝を伸ばそうとしてもなかなか力を伝えることができません。

 左膝の伸展を妨げているのは、左骨盤外側で前側の大腿筋膜張筋から腸脛靭帯にあると思われる転倒打撲挫傷の傷と、腰から下肢に延びる神経の伝達の伝わりにくさです。

 骨に問題はないそうなので、神経の促通には軽く速い刺激で腰から膝までを指圧、軽擦していくことが重要になります。

 今回もいろいろな関節運動やストレッチをして、股関節や膝関節の可動域に問題ありません。

 今朝の庭にはアジサイが芽を出していました。6月に向けてもう花を咲かせる準備を初めています。

 アジサイが咲く頃までに、ハサミが使えるようになった右手の感覚をもっとはっきりさせて、左膝を伸ばして立位を保持できるように、左右両方の神経の促通に最適なタッチとストレッチを次々と試していくことが私の課題です。

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2016年3月12日 (土)

出産後3週間の指圧、旦那様も赤ちゃんを連れて。

4_4 ダイソー4連プラボール


 

(写真はダイソーの4連プラボール、出産前の腰痛が軽くなったそうです。真ん中の隙間に脊柱の中心の棘突起が入るようにして仰向けになって自分の体重で指圧します。当たりが強ければ少し腰を浮かします。使っているうちに自分の腰の形に潰れていくので当たりが柔らかくなります。これが超安産に効いたのかも。)

 3週間前に超安産で予定日に出産をした20代女性、旦那様も続いて指圧をするので赤ちゃん連れでいらしゃいました。

 赤ちゃんはよく眠っていて、おなかの上から触っていた子との初対面はこちらからの一方的な覗き見で終わりました。

 始めに奥様から指圧をしました。

 つわりもなく、妊娠中は持病の片頭痛も起きなかったのですが、出産後体重が10kg減って、3週間の間に3回片頭痛が起きたということです。

 伏臥位から指圧をし、肩こり、背部のこりをゆるめ下半身のむくみを還していきます。

 骨盤の開きはありますが、妊娠中の腰痛や仙骨痛はありません。

 肩こり、背部のこりは授乳の抱っこによるものでしょう。

 仰臥位になる前にトイレに行き、旦那様の指圧中にもトイレに行ったのでむくみはかなり流れたようです。

 腹部の指圧ではおなかがタプタプしていましたが、10kgの体重減ですから特に問題はありません。片頭痛は産後のむくみと授乳の肩こり、ストレスと結びついています。

 便秘があるとのことなので、10分のうつ伏せ寝+左右5回の寝返りで腸の刺激をすることをアドバイスさせていただきました。

 指圧後、ジーンズはゆるゆる、少しずつ日常生活で動いていくことで体は締まっていくことでしょう。

 旦那様の主訴はパソコン業務による左背部のこり、初めての指圧でしたがよく眠り、猫背O脚でしたが指圧後には身長が伸びたようです。

 こちらに到着してから一時間半たった旦那様の指圧中に赤ちゃんは猫的な声で泣き出しましたが、おっぱいで泣き止みました。

 帰り際につわりも出産の長時間の苦しみもお母さんに与えなかった奇跡の子のおなかをちょんちょんと触って、薄目を開けた真っ赤な顔で熱を発散し続ける生命力のパワーを少し分けていただきました。

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2016年3月11日 (金)

60代女性股関節痛、指圧後に大腿の4方向のエクササイズで痛みなく立ち上がれる。

Photo_2 立ち上がりたい


 60代女性、主訴は右股関節痛、この2日くらいの急な寒さで血流が悪くなって股関節の痛みが増しているようです。

 肩こり、背部のこり、胃の形がわかる腹部の硬さの原因は、寒さだけでなく年度替わりの様々な精神的ストレスも関係しているようです。

 右大腿の前側と後側の中央部にはこりがあって右股関節痛の影響と考えられますが、股関節の可動域がさほど制限されているわけではないので軟骨の変形が急に進んだということはなさそうです。

  大腿の前側と後側全体の筋肉を強化し、内側と外側の筋肉も鍛えれば股関節が安定するだけでなく筋力が増すことで血流が良くなって痛みが改善できるのではないかと思いました。

  指圧中はよく眠り、リラックスできたようです。

  指圧後には以下の4方向のエクササイズを行いました。

 ①右股関節屈曲90°+膝屈曲90°から伸展させようとする下肢に対して抵抗を加える(最後に"負けてあげる")大腿四頭筋の抵抗運動。

 ②横臥位で上になる右下肢を外転させようとすることに対して抵抗を加える大腿の外転筋への抵抗運動。

 ③大腿後側の下に置いた半円枕を押し潰す大腿後側のエクササイズ。

 ④両大腿の間の膝枕を押し潰す大腿内転筋群のエクササイズ。

 痩せていて両大腿の間の隙間が大きい方や、筋力の弱い方の大腿内転筋群のエクササイズはテニスボールなどよりは厚みのある枕などがやりやすいです。

 今回は覚えていただくためにそれぞれ5回だけ行いましたが、立ち上がる時に痛みは全くありませんでした。

 階段を上る時にも痛みがあったということなので、股関節の屈曲から伸展で体重がかかる時の痛みが出ないようにするためには、座位姿勢を続けている時にも大腿のエクササイズを時々しておくと立ち上がりが楽になります。

 エクササイズを続けて筋肉をつけることと、今後気候が暖かくなることで、股関節痛は出にくくなると思います。

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2016年3月10日 (木)

首のこり、指圧の仕上げの抵抗運動でよく緩みました。

Photo雨上がり小道は梅のドット柄

 今朝のウォーキングで雨で落ちた梅の花が道をドット柄に染めていました。

 昨日は午後になるほど寒くなって、夕方に首のこりが気になるという70代女性が指圧にいらっしゃいました。

 両側頸部のこり、両肩上部から背部のこり、脈が1分間に100近くあり、手足が冷たく、猫背で、冷えと運動不足、筋肉の衰えなどが関係していそうです。

 全身指圧後、手足が温かくなり、脈も70くらいに落ち着きました。

 座位の仕上げでは肩の関節運動に問題はなく、背部も緩んだのですが、側頸部のこりが残っていました。

 頭の重さを支える首の筋力の衰えが気になったので、両手を額に当てて、手の力と首の力で手と額を圧し合う抵抗運動をやっていただいたところ、側頸部のこりが非常によく緩みました。

 これは普段意識して使うことのない首の筋肉を意識して緊張させた後は、それ以上力が残っていないので緩むしかないということです。

 撫で肩で首が細く長い女性はこの抵抗運動がエクササイズとしてもストレッチとしても効果があります。

 

 

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2016年3月 9日 (水)

脳出血後右麻痺+転倒左骨盤~大腿打撲の男性の指圧。

Photo_2庭にムスカリが咲きました

 昨日は脳出血後右半身に麻痺があり、昨年転倒して左骨盤から大腿を打撲してリハビリ中の男性のお宅にうかがって指圧をしてきました。

 会話は発語も聴きとりも正常で顔の歪みもありません。病院のリハビリではできていないことを探しながら指圧をしていきます。

 まずベッドに腰掛けた座位で脊柱が左に大きく側弯し、頭は左斜め前に傾いてしまっています。

 左下肢長が短縮し左骨盤も上がっているので、右下肢と比べて10㎝くらいは左下肢が短くなっています。

 一番楽な姿勢をしていただくと仰臥位になりました。ベッドが壁際にあって左半身が奥になる姿勢で右下肢から指圧を始めます。

 膝が伸びきらないので膝裏に毛布を丸めて当てがって下肢を安定させます。

 麻痺側の右の下肢と上肢に加えて腹部の指圧をし、右肩上部のこり、右肘「曲池」のグルグリ、左下腹部S状結腸で触れる便の硬さを触知しました。

 右肘「曲池」と右肩上部のこりは麻痺の運動不足による使わな過ぎの硬さで、指圧後はゆるみました。

 腹部の硬さはS状結腸だけなので、食欲もあるそうで、特に問題はないと思いました。

 仰臥位左半身の指圧では頭の位置を逆にして行いました。

 打撲した左大腿骨付け根のタッチでは、いつものリハビリでは強い痛みがあるそうで、指圧のふわりと圧を乗せていくタッチで全く痛みがなかったこととのあまりの違いにとても驚かれたようです。

 受け入れやすい刺激で左下肢をゆるめていくと左下肢長は次第に伸びていきました。

 股関節や膝の関節運動、下肢伸展牽引も痛みを与えることなくできました。

 背部の指圧は麻痺側の右を下にして行いました。左半身が下の横臥位はできないとのことでした。

 脊柱の左側弯の原因は、使える左手を中心に左半身を使うということにあります。

 病院でのリハビリは直接の患部ではない背部には注目されていないようですが、私は使い過ぎの左背部をゆるめ、使わな過ぎの右背部に運動させる指圧をすることが必要だと感じました。

 横臥位で左右ともに足まで指圧し、もう一度仰臥位で下肢の関節運動と、座位で脊柱の矯正の仕上げをしました。

 ベッドに腰掛けた座位で下肢長の左右差はほとんどなくなり、顔も正面を向くことができるようになりました。

 この後、奥様の手作りケーキとコーヒーをダイニングでいただくことになり、御自分で車椅子に移乗する動きを見守っていると、上肢のプッシュアップの力と両足での立位の保持に弱さを感じました。

 ダイニングまでの廊下を後からついていくと、車椅子を左手で動かすと体は左に傾くのですね。

 指圧で改善できることがあると思いました。

 左手を使って器用にケーキを食べていらっしゃる時に、顔や体幹の左への傾きはありませんでした。御本人にも効果を感じていただけたようです。

 写真は今朝の庭のムスカリ、いつの間にかスクッと伸びていました。

 希望を持って筋肉を鍛えていけば、春を告げる花のように真っ直ぐ立って、歩くことも不可能ではないと思いました。

 

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2016年3月 8日 (火)

暖かい朝、靄(もや)の日の出。

38 今朝の靄越しの日の出


 今朝は暖かくて靄に包まれた中でのウォーキングで手袋はいりませんでした。

 湿った空気に伝わる太陽の熱で、春の陽射しに変わったことを感じます。

 真冬の午前6時はまだ魍魎の世界でしたが、今朝は小鳥がじっとしていられない様子でワクワクソワソワ動き回っていました。

 春の朝は、始まりの予感に溢れています。

 今日の午後は脳梗塞でリハビリ中の方のお宅にうかがって指圧をしてきます。

 希望を届けられるように、病院やデイケア施設などでの保険の範囲でのリハビリではできていないことのお手伝いをさせていただこうと思っています。

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2016年3月 7日 (月)

30代女性、咳が続く、おなかの硬さ(瘀血)、内踝周囲腎経のこり、子宮内膜症。

  Photo_5フキノトウのアヒージョ風

(写真は裏庭でとったフキノトウをオリーブオイルとニンニクでアヒージョ風にしたものです。オリーブオイルと近似値にある若い青味があって、細かく刻めばステーキソースにも使えそうです。 )


 子宮内膜症の30代女性、下痢が治った後に咳が続いています。

 病院の検査では花粉症ではないそうです。

 伏臥位の指圧では、肩から上腕へ続く肺経のこり、肩甲間部から背部のこり、殿部以下のむくみがありました。

 仰臥位の指圧では内踝周囲の腎経の指圧で強い痛みがあり、特に内踝とアキレス腱の間の「太渓」と土踏まずの一番高い部位で足内側の「然谷」は痛かったようです。

 へその横5分(母指の横幅の半分)を通って喉に上がる腎経は、子宮・卵巣の状態の反応点となります。

 腹部の指圧でおなかがいつもより硬かったのでうかがってみると、ここのところ駆瘀血剤(古い血の滞りを改善する漢方薬)である桂枝茯苓丸を飲むのをやめていたようです。

 桂枝茯苓丸はある中間証から実証の薬なので、下痢の時には感覚的に飲みたくなくなることがあるかもしれません。

 足内側の腎経のツボの痛みとおなかの硬さと咳の症状は、腎経の経脈を通して結びつけることができます。

 指圧後に肺経の緊張はゆるみ、トイレも指圧前後を入れて3回行ったので腎経の流れも改善されたようです。

 長い間飲んでみても桂枝茯苓丸の効果はよくわからなかったのかもしれませんが、おなかの指圧をしてみて感じたのは駆瘀血剤としての効果が十分に出ていたように思います。




 

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2016年3月 6日 (日)

30代男性、片頭痛と脊柱左側弯、右大腿外側のこり、左腰部の詰まり。

Photo 片頭痛にミント

 30代男性、主訴は片頭痛、右の頭部にズキズキという痛みがあります。

 座位では脊柱が左に側弯し、伏臥位の姿勢では首を左に回旋させました。

 デスクワークで首を右から左に回旋させて体幹を左に側屈+回旋させているのでしょう。

  それで左の腰部が詰まり、左腰部の指圧では派手にボキボキッと音がして腰椎と筋肉がゆるんで、その後おなかが音を立てて動き始めました。

  一番気になったのは仰臥位の指圧での右大腿外側の硬さで、御本人もそこを圧されて初めてこっていることに気づいたということでした。

 これは脊柱の左への傾きをそれ以上いかせないために、右外側に下半身を引っ張る力を意識しなくても使わざるを得ないということです。

  また体の外側を下る胆経の経脈は下肢外側と、肩上部中央の「肩井」や側頭骨乳様突起内側の「完骨」といった肩こりや頭痛の反応点を結びつけています。

 指圧中よく眠り、昼前の指圧でおなかがグーグーと鳴っていましたから昼食は高校の部活の後くらいにごはんが進んだことでしょう。

 写真は今朝の玄関脇のミント、ミントはその香りを嗅いでもハーブティーにして飲んでも片頭痛の拡張した血管を収縮させる方向に調整してくれます。

 まだ可愛げのある小さなミントですが、夏には強く根を張ってどの雑草よりも力強くはびこって庭を占領していきます。きっと宇宙に持っていってもミントは環境に適応して成長できるのではないかと思います。

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2016年3月 5日 (土)

50代女性右肩痛、ネックレスが結べない→肩外旋痛なので小円筋中心に考える。

Photo_3 赤い点に最も強い痛み

 50代女性、主訴は右肩痛で、右上肢の前方挙上や側方挙上は何とかできますが問診で「ネックレスが着けられない」ということが上がりました。

 首の後ろに手を持っていく時の肩の痛みは上腕を外側にねじる外旋痛ですから、小円筋の問題を疑いながら指圧をしていきます。

 伏臥位の指圧では左肩甲骨下の膈兪のあたりがこっていました。

 これはできるだけ右手を使わないようにして左手を多く使ったため、腕を翼と考えればその付け根に当たる部分です。

 殿部から足底まで右側にむくみが強かったのも左半身を主に使っていたということでしょう。右足内側の腎経のツボの指圧で強い痛みがあったのも、右足を緊張させて硬く使っていたということです。

 伏臥位の指圧で右肩甲骨外側の小円筋がゆるむと、最近は仰臥位で右肩を布団につけるのが痛くてできなかったそうですが、痛みもなく右上肢を伸ばしてマットに付けることができました。

 上肢の指圧で右肩の屈曲(前方挙上)は90°+45°くらいまでは痛みなく伸ばすことができました。

 肩甲骨の大部分の指圧で痛みはなく、腋の後壁上端にあたる小円筋の停止部に痛みは限局していたので、そこへ母指を当てながら肩の小さい振り子運動で緊張を緩め老廃物を流していきます。

 おなかの指圧では水の停滞があり、右肩痛の影響は全身に及んでいることがわかります。

 全身指圧後、右肩の前後への振り子運動で違和感は全くないとのことでした。

 しかし、小さな傷か石灰化はあると思われるので、無理はせず、アイロン運動などで肩の振り子運動を続けていると、或る日、痛みを忘れている自分に気づき、その後しばらくして完治したと自覚できるでしょう。

 おそらく1ヶ月後にはかなり不自由はなくなっています。

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2016年3月 4日 (金)

講座の後に受講生の方からオリジナルハーブティーをいただきました。

Photo ハーブティー「ボルドーフラワー」


 昨日は飯能生活の木で「ガス腹と便秘改善」のアロマ指圧講座をしてきました。

 背部の脊柱外3寸で肋骨の下のツボ「肓門」「志室」の指圧で背中からのほうが近い上行結腸と下行結腸の上部を刺激、腹部正中線外2寸の胃経のラインに指頭叩打による落下腸の位置を正す刺激、手と足の胃腸の反射区の「の」の字の刺激、上肢大腸経にブラックペッパーを使ったアロマオイルトリートメント、豆状骨と尺側手根屈筋腱橈側との隙間に母指先端を当てて手の関節運動による「神門」のツボ刺激などを行いました。

 運動のできない寝たきりの高齢者は便秘になりがちですから、体位変換の時に股関節の内転気味の屈曲を数回することでも胃腸の刺激になります。

 水分と乳酸菌などを含む発酵食品と食物繊維の摂取、指圧・マッサージによる胃腸の刺激など、効果を見ながらその時に必要なもの、最適な刺激部位を探して調整する必要があります。

 講座の後に受講生の方からいただいたオリジナルハーブティーは御自分のサロンで販売されているようで、添付された説明書の内容に誇張した表現はなく、しっかりとアロマの本質をおさえています。

 ローズヒップとハイビスカスでワインレッドの色が鮮やかな「ボルドーフラワー」を今朝いただきました。

 意外にも味のベースはラベンダーで、酸味は抑えられていて、オレンジフラワー、ジャスミンフラワー、ローズなどおしゃれな高級感もこっそり盛られています。

 味とブレンドの組み合わせには長い時間をかけた試行錯誤が感じられました。

 生活の木という場所がアロマに興味のある人を集め、その裾野を広げて、正しく成長させていることを感じました。

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2016年3月 3日 (木)

人中(鼻と上唇の間)を体の中心とする考え方、穴が二つか一つか。

Photo 背中を丸めるシラサギ

 今日は飯能でアロマ指圧講座のため、午後の指圧は5時からになります。

 日中は暖かくなってスギ花粉が大量に飛ぶ予報ですが、日の出前は溜池に伸びた木の枝でシラサギが背中を丸めていました。

 今日の講座は便秘がテーマなのでいろいろと調べていると、鼻と上唇の間の溝である「人中(じんちゅう)」についての解説にたどりつきました。

 人中には人の体を二つに分ける場所という意味があります。

 鼻から上と、口から下とでは、圧倒的に下の部位が多くなるので、人中で二つに分けるというのはバランス感覚から言えばおかしなことです。

 人中で分けた理由は「穴が二つか、一つか」ということです。

 目、耳、鼻は穴が二つ、消化管や泌尿器、生殖器は穴が一つです。

 脳に情報を入力するための感覚器の穴は重要で、出力されることになる穴は軽く見られたのではないかと思える人中を境とした上下の配分です。

 危険を察知するための感覚器の重要さや心に重きをおいた考え方とも感じますが、認知症の問題や人間の尊厳を考えると、寝たきりになって口から食事が食べられなくなっても脳が生きていることが四肢体躯の働きが衰弱しても生きているということを表す現代の考え方と同じなのかなとも思います。

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2016年3月 2日 (水)

バス旅行、トイレ休憩に向かう同乗者に足がぶつかって転倒、両膝の打撲。

Img_0287 根を張ったドングリ。

 

 日の出後の太陽の熱量が上がってきました。写真は今朝のウォーキングで入り込んだ森のドングリ、カイワレぐらいの茎が伸びて殻を持ち上げていました。小さな命が努力を続けています。

 昨日は、バス旅行のトイレ休憩に向かう時に同乗者と足がぶつかって転倒し両膝が痛いという方が指圧にいらっしゃいました。

 バス移動での長時間の座位姿勢で足の運びが緩慢になっている方もいれば、もともと膝や腰が悪くて歩きにくい方もいます。

 バスのステップの段差を降りて、集団でトイレに向かうと中には途中で立ち止る人がいるかもしれず、自分が気をつけていても巻き込まれることだってあるかもしれません。

 先日の梅田の自動車事故に巻き込まれた方も予想できない事態だったことと思いますが、バス旅行のサービスエリア休憩で怪我をすることがあることも心にとめて、集団行動では自分の空間を確保して、早く行くか、遅く出たほうがよさそうです。

 仰臥位でゆっくりと他動的に膝の曲げ伸ばしをしても、膝蓋骨を軽く圧迫して上下左右、回旋などの動きをしても痛みはありません。

 首から腰はいつもよりも膝の打撲の影響もあってこっていましたが、伏臥位、仰臥位で膝の周囲の指圧をしても特に問題はありせんでした。

 ただ、指圧後に立ち上がる時には痛みが出るようでした。

 転倒してから2週間たって、痛みは引いてきているようなので両膝の打撲挫傷ということのようです。

 運動不足になっていたので下半身はむくみ、おなかの指圧でも水が溜まっていてチャポチャポと音を立てましたが、この指圧をきっかけに回復が早まっていきそうです。

 

 

 

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2016年3月 1日 (火)

病気で食の細い方にも、旨味でできた「金箔梅干」(往療でいただきました)。

Photo


 往療指圧にうかがったお宅で金箔付きの見るからに高そうな梅干をいただきました。

 大粒の南高梅なのでしょう、実は均一に柔らかく、刺激的な酸味は全くありません。

 味の遠くにほんのり酸味を探し出すことができますが、凝縮された旨味のかたまりです。

 『金箔付きなんて…』と食べるまでは商品価値を上げる演出だと思っていましたが、食べてみると、味の完成度が金箔をまとわせたくなるくらいの自信作だったのだろうと思いました。

 病気で食欲のない方に食べていただいたらご飯がすすみそうなやさしいお味です。

 金箔のおめでたいイメージがお見舞いには…というためらいもありますが、この旨味はそこで嫌がられたとしても、非常識の汚名をこらえても食べていただく価値があります。

 金箔はミネラルですし…。

 お初の金箔梅干は、美味しかったなぁという味の記憶でご飯が一膳いただけるくらい勢いのある美味しさでした。

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