上殿皮神経由来の腰痛。
今朝はおだやかな天気で、ウォーキング中に昨日の強風で落ちたと思われる足元の梅の実を見つけて、見上げればたくさんの梅の実が育っていました。
昨日の昼はNHKEテレで腰痛の回の「チョイス」を再放送していました。
立位で骨盤を前に押し込むストレッチと、肘を曲げて肩の高さで手掌から前腕を壁に当てて上腕の2倍の長さの位置に両足を着地して、腰を側方から「くの字」に押し込むストレッチを紹介し、胸腰筋膜から腸骨稜を越えて殿部に至る上殿皮神経由来の腰痛についての説明もしていました。
後方から骨盤を押し、側方から腰を押すストレッチは飛び出した椎間板を元に戻すということが目的です。
跳び出した椎間板を元に戻す方法は、このように体幹を自ら動かす方法だけでなく、指圧でも患部の上を斜め上に圧し込む、患部の下を斜め下に圧し込むという方法があります。
しかし、急性期にはストレッチも指圧も痛過ぎて思うようにはできないものです。
一方上殿皮神経を胸腰筋膜や腸骨稜との圧迫から解放するということであれば、腰部から殿部の浅い部位への筋膜リリースをすればいいのですから、手掌輪状軽擦などで癒着を取り除くことは急性期でもできます。
急性腰痛の当日は立ったり寝たりするだけでも激痛が走りますから、椎間板を戻したり、腰椎を矯正するのに強い刺激はできません。
それでも時々急性腰痛が治る方がいるのは、上殿皮神経障害やわずかな腰椎のずれ、わずかな椎間板の飛び出しが原因だったのでしょう。
傷が大きければ、なかなか魔法のようには治りません。
痛いのにこちらまで来ていただいて治らない時は、同じ治らないにしてもせめてこちらから出かけて行けばよかったなと思います。
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