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2016年4月 9日 (土)

左大転子上部後側の鎮痛ポイント。

499 4/9 道を照らす朝日

 60代女性、主訴は左足を引きずって歩くほどの左膝裏側の痛み、右肩、左腰部がこっています。

 指圧をしていくと左膝裏の痛みの原因は関節ではなく、大腿二頭筋に沿った痛みであることがわかりました。

 この1ヶ月くらい長時間車を運転する日が続いていたということで、オートマチック車では左脚がО脚に固定されてしまいます。

  左膝窩外側のツボ「委陽」から左大腿二頭筋をたどって坐骨直下のツボ「承扶」にも痛みがありました。

  左腰部のこりから坐骨神経に沿って膝までたどるとすれば、殿部の梨状筋も圧痛点としてチェックしなければなりません。

  典型的なのは大腿骨大転子と仙骨の真ん中やや下あたりを結ぶラインの中心を深く圧して梨状筋の圧痛点をとらえることですが、わりと多いのが大転子上部やや後ろの梨状筋停止部の圧痛点です。このケースもそうでした。

  梨状筋は仙骨前面に起始し、大転子の内側に停止しますから、際々の起始停止は圧せない筋肉であるということはイメージしておいてください。

  伏臥位の時の大転子の円形を時計に見立てると骨の際の「10時半」くらいの位置に圧痛点があらわれます。

  車を運転する人ではかなりの確率で左側は痛くて右側は痛くないというポイントです。

  O脚の外旋と左足着地の固定で動かさな過ぎになりやすい左脚ですから、信号の停車時にでも左膝の曲げ伸ばしをしたり、運転中でも左足の着地位置を変えるようにしておくと梨状筋から大腿二頭筋の負担を減らすことができます。

  全身指圧、ストレッチ後、左足を引きずるように歩いていたことが嘘のように、左膝裏の痛みは消えました。

  痛みの不安が消えると、表情がパっと明るくなります。体の情報を分析し、技術と知識に基づいた気持ちのいいタッチができれば、それは多くの痛みを抱えた人たちの希望の光となります。

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