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2016年9月30日 (金)

80代女性、腰椎後弯、左肩下がる、左大腿外側の痛み。

930 今朝の筑波山

 天気予報ほど今朝は晴れず、東に筑波山がうっすらと見えています。

 涼しい空気の中に漂うキンモクセイの香りは、昨日までのリラックス感とは違って少しシャープなリフレッシュ感を感じます。

 80代女性、訴えは多彩で、肩こり、膝痛、腰痛、左大腿外側の痛み、足のむくみなどがあります。

 お住まいが遠いので5ヶ月ぶりの指圧です。

 座位では右肩が上がって左肩が下がり、腰椎の後弯があって、右腰が後ろに突き出ているので腰椎の右回旋もあります。

 仰臥位から指圧をしていくと、膝裏に高さ10cmのクッションでは左大腿外側に痛みが走ったので、高さ15cmのクッションに換えました。

 座位の形からもわかるように、右肩が上がるのは右手を使う右利きだからで、左肩が下がっために左腰椎では神経の圧迫が起こりやすくなっています。

 腰椎後弯は加齢によるもので骨粗鬆症もあります。

 腰の右回旋は右手を使いやすい姿勢なのでしょう。

 左大腿外側の大腿筋膜張筋から腸脛靭帯の支配神経はL4・5(第4・5腰神経)ですから、この神経の痛みの緩和を中心に指圧を考えていきます。

 伏臥位では両手を下げました。これは猫背で脊柱の後弯があるために手を肩より上に持っていくと脊柱の後弯を容赦なく矯正することになるので、後弯に固まった猫背の人はほとんど手を下げます。

 アキレス腱の太さは2cm以上あり、これは動脈硬化もあるということです。

 年齢的な心臓の働きの低下もあって足はむくみやすくなっています。

 膝痛は膝関節の変形によるもの、しかしゆっくり丁寧に曲げれば両膝とも120°くらい曲げることができます。

 伏臥位の指圧後、最後にもう一度仰臥位で左大腿外側を指圧していると、左大腿直筋の起始の下前腸骨棘の外側にあたる部分と外側広筋にこりのポイントが浮かび上がってきていました。

 汗も声も出るほどとても痛かったようですが、股関節のストレッチから変形性股関節症はないと判断できるので、「動かさな過ぎポイント」ととして、この大腿の付け根のこりを集中的にゆるめました。

 指圧後、背中が伸びて、背中を後ろに反らすことができました。

 肩こりもゆるみ、帰りに網目のカーディガンに難なく腕を通すことができました。

 右利きの左の固定は肩にも腰にも痛みをもたらします。

 この指圧は最初の視診、望診に答えがありました。

 最後に浮かび上がってくる真犯人のようなこりを導き出すには施術構成のセンスを磨く必要があります。

 どう触っても痛いこりというのものは、できるだけ痛みを出さないようにゆるめていくのですが、今回は住まいが遠いので次はなかなか来れないだろうということもあって、私にしては珍しく多少痛くてもという覚悟で指圧をさせていただきました。

 結果が伴って良かったです。

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