敗血症で入院中に脊柱管狭窄症といわれた腰痛。
今日は最高気温が25℃を超える予報、庭の日蔭でヘビイチゴを見つけました。
骨折後に敗血症の高熱で入院した40代男性、入院中の腰痛は脊柱管狭窄症といわれていて、退院してから2週間後の指圧です。
入院して3日間は40℃の発熱で意識不明だったそうで、一ヶ月半の入院となりました。
腰痛はリハビリに通っていて、この日はリハビリの帰りの指圧となりました。
脊柱管狭窄症では猫背が楽な人がほとんどですが、この御客様は体幹の前屈で痛みが出ます。
腰椎は左側弯、頸椎は右側屈で脊柱はS字に歪んでいます。
脈は1分間に72で、脈をとるために指を置いてすぐにおなかがグーッと音を立てて動きました。緊張の強い拍動ですが、以前指圧をした時の魔法がまだ効いているようです。
伏臥位から指圧を始めると、左肩上部、左腰背部、右腰背部、右大腿後側がこっていました。
違和感があるという左足底はむくんでいて、指圧をすると左下肢外側から左腰に痛みが走ります。
右手の握力がおちているということで、仰臥位で右前腕内側から手掌の指圧すると、手根管症候群でみられる詰まりが母指球と小指球間とその周囲にありました。
敗血症の高熱が続いて体中の関節に痛み物質や老廃物が溜まり、長期の抗生物質の投与で腸の善玉菌も死んでいます。
脊柱管の狭さは画像診断で指摘されていますが、猫背が楽な脊柱管狭窄症の典型とは違うので、敗血症から髄膜炎の炎症で脊柱管が狭くなったということもあるのではないかと考えています。
全身指圧後、首や肩、背中、腰などの筋肉はゆるんでいます。
本来はまだ入院を勧められていたようですが、このまま入院していると治るのが遅くなりそうだと判断して自ら退院を申し出たそうです。
強い口臭があって胃も荒れているでしょうし、食事があまり食べたくないようで、免疫力も衰えているので安心できる感じではありません。
指圧を受けていているうちに痛みや違和感が減っていったので、回復する方向にはあるようです。
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