« 転倒後リハビリ中の男性59回目の指圧。 | トップページ | 出産後10ヶ月、左殿部仙腸関節周囲の痛み、右手指の腱鞘炎、泣きっぱなしの赤ちゃんもいて…。 »

2016年12月26日 (月)

70代男性、布団を上げようとして軽いぎっくり腰、指圧で治ったケース。

1296 今朝6時半

 今朝は雲が多く、6時半になってやっと明るくなってきました。霜が降りていましたが氷は張っていませんでした。

 昨日は朝布団を上げようとして腰が伸びたまま曲げられなくなったという70代男性の指圧をすることになりました。

 前日には法要があって、車を往復6時間運転したそうです。

 歩き方は足を引きずる様子もなく、椅子に座ることができたので重症ではなさそうです。

 脊柱は左に凸の側弯で腰は左にずれていて、首は右に軽く側屈しています。

 腰背部を触って強い痛みはありませんが、首、肩、腰と、いつもよりもこっていました。

 伏臥位には躊躇なくなれました。左の側頸部、肩上部、腰背部、殿部、大腿後側の大腿二頭筋とこっていて、右は首から腰まではこっていましたが下肢はこっていませんでした。手足は冷えています。

 伏臥位から仰臥位への体位変換ではぎっくり腰の時にはつきものの痛みがありました。

 仰臥位左下肢の指圧の後、左の膝伸展で股関節屈曲・下肢伸展挙上足背屈で腰に強い痛みがありました。また左膝は関節が硬くなっていました。

 右下肢は同じストレッチで痛みはなく、膝関節の動きも正常でした。

 上肢の指圧で指先の冷えを手掌で温めているとおなかが音を立てて動き始めました。

 頭部、首、前胸部の指圧で首の歪みを矯正すると姿勢は真っ直ぐになりました。

 全身指圧後、いくつかのストレッチをした後、両膝をおなかに抱える腰椎のストレッチでも、指圧中には痛みの出た左の下肢伸展挙上足背屈(SLR)でも痛みは出ませんでした。

 指圧後、伸びなかった背中が伸ばせるようになっていました。

 オートマチックの車の運転姿勢による左下肢固定の動かさな過ぎの血行不良がベースにあって、朝の布団を上げる動作で腰を伸ばしたところでぎっくり腰になったようです。

 高齢の方の急性腰痛は若い方の激しい使い過ぎの後の急性腰痛と比べると炎症や傷が小さいことが多く、丁寧な弱い刺激の指圧で血行促進することで症状が改善することがあります。

 ポイントは圧すことよりも、硬さに触れたらそれ以上圧し込まずにゆっくりと戻ることです。

 圧を急に抜けば反跳痛が起こり、痛みを感じさせれば筋肉がさらに硬くなります。

 手足のいつもにない冷えは、腰の炎症に血液が集まって末梢まで動脈血が送りにくくなっていると考えました。

 手足を温かい手で温めることで、交感神経優位の状態を副交感神経優位の状態に切り換えることができ、胃腸が音を立てて動きは始めたことも、腰の充血を発散させて鎮痛効果をもたらしたと考えられます。

 昨日は買い物に出ていて、帰ってきたところで電話に出られてよかったです。

 急性の腰痛の時に動くと息が止まりそうな痛みならまずは安静です。無理して来ていただいても治る場合は50%くらいです。昨日はお役に立てました。

|

« 転倒後リハビリ中の男性59回目の指圧。 | トップページ | 出産後10ヶ月、左殿部仙腸関節周囲の痛み、右手指の腱鞘炎、泣きっぱなしの赤ちゃんもいて…。 »

「心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138934/64677377

この記事へのトラックバック一覧です: 70代男性、布団を上げようとして軽いぎっくり腰、指圧で治ったケース。:

« 転倒後リハビリ中の男性59回目の指圧。 | トップページ | 出産後10ヶ月、左殿部仙腸関節周囲の痛み、右手指の腱鞘炎、泣きっぱなしの赤ちゃんもいて…。 »