« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月31日 (土)

母指球が硬くなる圧し方の指圧は無駄な力が入っています。

1231_2 今年最後の日の出

 
 2016年最後の朝は厳しい寒さでした。いつものようにストレッチとエクササイズの後、閏年の今年は366回目のウォーキングをしてきました。

 朝のルーティーンが健康のお守りとなって一年を大病することなく終われそうです。

 昨日は今年資格をとってマッサージの仕事をされている男性が指圧に来てくれました。

 主訴は左母指付け根の突き指です。

 左肩が上がっていて左上腕二頭筋がこっています。

 また、左膝に違和感があるとのことで、左下肢はO脚で仰臥位左膝伸展で下肢挙上足背屈の大腿四頭筋のエクササイズをしてもらうと、大腿がブルブルと震えるので筋力が足りないことがわかります。

 左半身の筋力や柔軟性は右と比べて劣っています。

 また左右ともに、母指で圧す時には母指球などの手掌の屈筋に力が入ってしまうことがあって、手掌の屈筋の疲労の蓄積が突き指の遠因になっているようです。

 しかし、脊柱に歪みはなく、頭もむくんでおらず、内臓も下がっていないことは良いことなので、この状態を続けていただきたいと思います。

 指圧・マッサージをする人が突き指をしたら、その指はできるだけ使わないでください。

 突き指は挫傷ですから基本は安静にして炎症が強い初期は冷やし、必要があれば固定、挙上します。

 母指球に力が入った指圧は母指の付け根で体重移動がぶれるので、見ているとブルブルと手もとが震えて圧す方向がズレているのがわかります。

 つまり母指球に力が入っていれば手先の力だけが伝わり、それはねじれた圧なので揉み返しが起こりやすくなります。

 自分の体重をMP関節(中手指節関節)に吸収してしまうので受け手には届かず、小手先の力を振り絞るので関節周囲には疲労が蓄積していきます。

 指力に頼るのではなく、密着させた指紋部を支えにして自分の背中を起こすだけで漸増漸減のポンプの力は伝わるのです。

 自分の体を傷めた時に、傷めた部位を治せるような圧し方が正しい指圧法です。
 
 つまり、指で圧そうと意識して小手先の力をぶつけていくことは指圧ではなく、たとえ自分が半身麻痺になっても健側の半身を使って効果が上がるのが指圧なのです。

 片手で圧してみて母指球がプルプルしているようであれば、もっと力を抜いてください。

 検査器としての指に力が入っていては感覚が鈍ります。一圧しの中で検査器を治療器に転じるのではなく、手は検査器のまま治療器にもなると考えてください。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月30日 (金)

70代男性、腰痛は治る、肩から上腕のこり、右母趾付け根の痛み。

1230 霜柱

 今朝は重ね着をしても寒さを感じる気温の低さ、それでもお墓のコップの水は凍っておらず、花立ての水に薄氷が張っていただけでした。

 日陰には10cm近く盛り上がった霜柱、水よりも地面の温度が低くなって足元から底冷えがします。

 日曜に急性腰痛で指圧をした70代男性、指圧から4日たっていましたが腰の筋肉は指圧後にゆるんだ状態を維持していました。

 年末の大掃除で水を使って、両手は荒れて乾燥し冷たくなっています。

 腕を使ったので肩から上腕、肩甲骨の棘下筋がこっていました。

 伏臥位から仰臥位の指圧にうつり、右足の甲の指圧でむくみとプチプチという老廃物に触れると、何度か咳をしました。

 念のために喉とつながる足の内側面から内踝外周の腎経を指圧してみると痛みはなく、咳も治まりました。

 この日はお孫さんたちが帰省してくる前日にと予約してあった指圧で、最初の問診では右足の訴えはなかったのですが、「右母趾の付け根がに痛みがある」とのことでした。

 痛風結節のような塊はなく、母趾の屈曲・伸展の動きで痛みはありませんでした。

 前回の指圧が法要で往復6時間運転の後の腰痛、前々回の指圧が脚立に乗って庭の手入れをした後の疲れでした。

 右足体重になることが多い体の使い方をしているので、車の運転のアクセルとブレーキの操作も脚立に立ってバランスをとるのも右母指付け根の負担になっていそうです。

 それでも右足の指圧をしているうちにプチプチとした老廃物に触れている感覚はなくなり、血行促進によって老廃物は回収されたようです。

 主訴にない体の違和感を本人に代わって感じ取るのがタッチセラピストです。

 遠回りになってもそれが主訴を和らげる鍵になっていることがあります。

 言われていなくてもセラピストがその部位の違和感に気づけば「そういえば…」と前から気になることがあった部位であることも多いのです。

 以前の指圧を思い出しながら現在の体の変化を探ることができれば、御客様の安心感が増して、より指圧の効果が上がります。

 指圧後は乾燥して冷たかった手指も血行促進によって中から潤っていました。お孫さんが帰ってからの指圧の予約をいただきました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月29日 (木)

サザンの野沢さんが書いた腰痛本『毛ガ二の腰伝説』、「ゴッドハンド(なのかどうか)はあなた次第」の文章、セラピストが謙虚であるために読んでほしい腰痛に悩む方の本音。

1229 今朝 東南の空

 今朝は薄氷、霜、きれいな朝焼け、肌が引き締まる冬の朝です。

 昨日は往診前に書店に寄って、サザンオールスターズのパーカッションを担当する野沢秀行さんが書いた『腰痛に負けない体を無理せずつくる! 毛ガニの腰伝説』(KADOKAWA 1726円)という本を見つけました。

 野沢さんは31才で椎間板ヘルニアを発症して1986年に手術し、その後も体操やストレッチなどの腰痛対策を続けて「腰痛は治すものではなく、いかに付き合っていくかが大切」という心境で音楽活動を続けているようです。

 私の目が止まったのは「第5章 腰痛に大丈夫なんてない」の中の「ゴッドハンドはあなた次第」という文章です。

 野沢さんは知人の紹介で数々の" ゴッドハンド "の治療を受けたそうで、時には遠方まで出かけ、時には電話で遠隔治療をされたりもしたそうですが、どれも心からの納得は得られなかったようです。

 たまたま昨日の往診でも検査のデータからの科学的な分析にもとづく治療の正解が、必ずしも患者さんの望む治療ではないという切実な声を聴いてきました。

 自分の手技のテクニックが一般のセラピストの技術水準を超えていたとしても、患者さんに(特に心に)響かなければ、それは新人セラピストの手技と大差ないのです。

 私がたびたびお話する「セラピストは受け手の感受性に助けられている」というのもそれです。

 受け手に響く手技であってこその" ゴッドハンド "で、多くの人がそれを認めていたとしても、その日その時の受け手に認められなかったとすれば、それは素人の手技と変わらないのです。

 セラピストが思い上がらないために、読んでいただきたいお薦めの本です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月28日 (水)

50代女性、右のすねがつりそう、右殿部から走る痛み、左足底の炎症。

12281 今朝の筑波山

 今朝も氷は張らず、霜も降りず、西と北に雲はありますが、東から南の空に雲はありません。

 50代女性、右殿部から足に走る痛みがあって右のすねがつりそうになったということで指圧にいらっしゃいました。

 2週間ほど前に右殿部の梨状筋周囲の痛みで指圧をしています。

 座位の触診では猫背で手が冷たく、手指には主婦湿疹があって首から背中にかけてこっていました。

 伏臥位で指圧をしていくとしばらくして手が温かくなり、殿部の指圧でこりも痛みもほとんどありませんでした。

 仰臥位左下肢の指圧ではおなかが大きな音を立てて動き始めました。

 左足底に痛みがあるとのことで靴下をとって診てみると、皮がめくれて1円玉大の赤く盛り上がった炎症がありました。

 胼胝(たこ)の表皮が剥けて中で炎症が起きているようで、ウオノメのような芯はないので細菌感染して化膿しているかもしれません。

 左足に体重をかけられないので、右大腿前側や外側がこっていて、すねの前脛骨筋も踵着地で使い過ぎになってつりそうになったのでしょう。

 全身指圧後、猫背は解消し、右すねのつりそうな痛みもなくなりました。

 皮膚科への受診をすすめて指圧を終えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月27日 (火)

出産後10ヶ月、左殿部仙腸関節周囲の痛み、右手指の腱鞘炎、泣きっぱなしの赤ちゃんもいて…。

1227 強い南風の予報

 今朝の雲はゆっくりと南から北へ動いていました。強い南風が吹く予報です。

 昨日は年末で帰省した20代女性の指圧、出産後10ヶ月たちましたが、左殿部の中殿筋や仙腸関節付近の痛みは続いていて、起きた時には右手の握力が出せない腱鞘炎の症状も続いています。

 一緒に来た赤ちゃんは人見知りが激しく泣きっぱなしで、先に寝かせてしまおうと思って触ると、触られることを嫌がってずり上がって逃げていきます。

 アレルギーはないとのことですが、かなり疳が強く、触られるのが嫌いな傾向というとアスペルガー症候群を思い浮かべましたが、目から強い意志が感じられるので、「嫌なことは絶対にいや、ごまかされないぞ」という気持ちがとても強いのでしょう。

 それでも一瞬は指圧中のにらめっこ対決で小さく笑わすところまでいけたのですが、結局強い意志のもと、後半は涙も流さずにイヤイヤ宣言を続けました。

 ラベンダーとオレンジの芳香浴にしていたので眠くなるはずですが全く効果なく、電気を消して部屋を暗くすることは少しお気に召したようです。

 赤ちゃんは便秘だそうで、あれだけ泣き続けて脚がやや冷たいのは便秘が原因なのかもしれません。

 腸に通過しにくいポイントがあるかもしれないので、仰臥位で腰の上部を持ち上げる指圧で背中側から上行結腸と下行結腸の上部を刺激することをお薦めしました。

 左殿部と右手の指圧は赤ちゃんが泣き続けていても支障なく順調に終わり、いくつかのストレッチを終えると、こっていた首・肩・腰はゆるんでいました。

 体は妊娠前と同じ状態に戻っていますが、抱っこなど手や腰にかかる負担は赤ちゃんの体重が増えたこともあって減ることはありません。

 もう少しお母さんから離れていられるようになるといいのですが、今はお母さんとくっついていたいようです。

 今まで赤ちゃんやペットがいる環境で指圧をしてきて、それを物ともせずに指圧をし、コミュニケーションをとってきたという記憶しかないのですが、強敵が現れました。

 次回はいろいろ仕込んでおいて、何とか友好関係を築きたいと思っています。

 「道場の試合では勝てても、野原の果たし合いでは勝てない」と言われるような条件の整わない環境でも成果を出せるセラピストでありたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月26日 (月)

70代男性、布団を上げようとして軽いぎっくり腰、指圧で治ったケース。

1296 今朝6時半

 今朝は雲が多く、6時半になってやっと明るくなってきました。霜が降りていましたが氷は張っていませんでした。

 昨日は朝布団を上げようとして腰が伸びたまま曲げられなくなったという70代男性の指圧をすることになりました。

 前日には法要があって、車を往復6時間運転したそうです。

 歩き方は足を引きずる様子もなく、椅子に座ることができたので重症ではなさそうです。

 脊柱は左に凸の側弯で腰は左にずれていて、首は右に軽く側屈しています。

 腰背部を触って強い痛みはありませんが、首、肩、腰と、いつもよりもこっていました。

 伏臥位には躊躇なくなれました。左の側頸部、肩上部、腰背部、殿部、大腿後側の大腿二頭筋とこっていて、右は首から腰まではこっていましたが下肢はこっていませんでした。手足は冷えています。

 伏臥位から仰臥位への体位変換ではぎっくり腰の時にはつきものの痛みがありました。

 仰臥位左下肢の指圧の後、左の膝伸展で股関節屈曲・下肢伸展挙上足背屈で腰に強い痛みがありました。また左膝は関節が硬くなっていました。

 右下肢は同じストレッチで痛みはなく、膝関節の動きも正常でした。

 上肢の指圧で指先の冷えを手掌で温めているとおなかが音を立てて動き始めました。

 頭部、首、前胸部の指圧で首の歪みを矯正すると姿勢は真っ直ぐになりました。

 全身指圧後、いくつかのストレッチをした後、両膝をおなかに抱える腰椎のストレッチでも、指圧中には痛みの出た左の下肢伸展挙上足背屈(SLR)でも痛みは出ませんでした。

 指圧後、伸びなかった背中が伸ばせるようになっていました。

 オートマチックの車の運転姿勢による左下肢固定の動かさな過ぎの血行不良がベースにあって、朝の布団を上げる動作で腰を伸ばしたところでぎっくり腰になったようです。

 高齢の方の急性腰痛は若い方の激しい使い過ぎの後の急性腰痛と比べると炎症や傷が小さいことが多く、丁寧な弱い刺激の指圧で血行促進することで症状が改善することがあります。

 ポイントは圧すことよりも、硬さに触れたらそれ以上圧し込まずにゆっくりと戻ることです。

 圧を急に抜けば反跳痛が起こり、痛みを感じさせれば筋肉がさらに硬くなります。

 手足のいつもにない冷えは、腰の炎症に血液が集まって末梢まで動脈血が送りにくくなっていると考えました。

 手足を温かい手で温めることで、交感神経優位の状態を副交感神経優位の状態に切り換えることができ、胃腸が音を立てて動きは始めたことも、腰の充血を発散させて鎮痛効果をもたらしたと考えられます。

 昨日は買い物に出ていて、帰ってきたところで電話に出られてよかったです。

 急性の腰痛の時に動くと息が止まりそうな痛みならまずは安静です。無理して来ていただいても治る場合は50%くらいです。昨日はお役に立てました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月25日 (日)

転倒後リハビリ中の男性59回目の指圧。

1225 凍った椿

 今朝は霜が降りて椿の花が凍っていました。寒くもあり何かと慌ただしい年末の日曜日です。インフルエンザや火事、事故にお気をつけください。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で59回目の指圧、右踝の傷は痕が残っていますが炎症は治まりました。

 全身指圧、手足のラベンダーのオイルマッサージ、ストレッチ、エクササイズとメニューをこなしている間に、都内に住んでいるお孫さんが到着し、キリンのおもちゃを持って部屋に入ってきました。

 部屋には今年の七五三の時の写真が飾られていて、お孫さんの存在がリハビリの励みにもなっていたのだと思います。

 しっかりと挨拶ができて、急にお姉さんらしくなりました。

 3月の初めから指圧にうかがって、その時は背骨が大きく左に側弯し、首を真っ直ぐにできない状態でした。

 脳血管障害後遺症の右手足の麻痺、転倒して打撲した側の左下肢長短縮、リハビリで良くならなかった頃に奥様から相談されて8ヶ月指圧を続け、今では体を真っ直ぐにする意識もでき、右手で綺麗な文字がかけるようになりました。

 私も勉強させていただきました。

 御本人の努力、奥様のサポート、そして病院でのリハビリも効果があったことは間違いありません。

 リハビリだけではなかなか効果が出なかったところを、理学療法だけではゆるみにくい筋肉や関節に指圧での血行促進との相乗効果で症状が改善されてきたのだと思います。

 今リハビリをしていてなかなか結果が出ないという方もあきらめないでください。

 気持ちがいいと感じる体の動かし方でまだやっていない方向の動きや、ゆるめていない筋肉は必ずあるはずです。

 御家族の方がマッサージをする時も力ではなく、筋肉の端から端までをゆっくりと伸ばし温めるという気持ちで広く手当てをしていけば、体はその心配りに応えて徐々に変わっていくはずです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月24日 (土)

カレンデュラ。

1224寒いのへっちゃらカレンデュラ

 セーターを脱ぎたくなった昨日の暖かさが今朝の寒さもやわらげています。

 写真は昨日買ったカレンデュラ(キンセンカ)です。

 寒さに強く、抗炎症作用や創傷治癒作用があって、カレンデュラの浸出油はアロマテラピーのキャリアオイルとして使われます。

 昔から薬用として使われてきたカレンデュラはキク科で、漢方でも菊花は眼の病気や体の上部の炎症の解熱・消炎・解毒・発散に使われています。

 「寒いのへっちゃら」に咲いている黄色いカレンデュラの健康アピールは他の鉢植えが数ある中で目立っていました。

 寒くなっても、姿勢良く、明るく、筋肉を使って、楽しいこと、笑えること、幸せなこと、気持ちいいことを探して、無理しない程度にいろいろな方向へ体を動かして、じっと同じ姿勢を続けないことが動物である人間には必要です。ジタバタしておきましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月23日 (金)

60代女性、左手に走るピリピリとした痛み、脳血管障害が心配で指圧に、中枢性か末梢性か。

1223 暖かくて朝靄が

 今朝は暖かくて朝靄が畑から湧き上がっていました。

 60代女性、左手に走るピリピリとした痛みが1ヶ月前からあって、脳の病気が心配で指圧にいらっしゃいました。

 頭痛や吐き気の訴えはなく、顔の歪みや会話の異常もありませんでしたし、1ヶ月たっても重篤な症状にはなっていないので、中枢性(脳)の問題ではなさそうです。

 座位では脊柱が右に側弯し、右腰のこりと、左の頸部から肩、鎖骨下部外側の小胸筋、左上腕へと続くこりがありました。

 左手に走るピリピリとした痛みは首から延びた末梢神経(腕神経叢)を首・肩・前胸部のこりが圧迫して起こった神経症状と考えるのが妥当です。

 右手の使い過ぎ、左半身の使わな過ぎ、上半身を使い、下半身を使わないというアンバランスが明らかです。

 全身指圧、脊柱のストレッチに加えて、便秘にも悩んでいるとのことなので、便秘にも腰痛にも効く全身のストレッチを覚えていただいて指圧を終えました。

 左小胸筋のこりからは、猫背で左肩が内転内旋で固定されて体の前で左肘を曲げて動かさない姿勢が診えてきます。

 肘を後ろに伸ばして大股で胸を張って歩くことをしていないのがわかります。

 指圧後には神経症状は消えていますから、正面を向いて姿勢良く大股で歩くことを続けていけば、姿勢の悪さから起こる神経症状にも便秘にも効果があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月22日 (木)

昨日のアロマ指圧講座「片頭痛と胆経」。

1222 今朝6時15分の空

 今朝6時15分の空はまだやっと夜が明け始めたところで、下弦の月が南の空にありました。今日の日中は20℃近くなる予報です。

 昨日の原宿生活の木のアロマ指圧講座は「片頭痛と胆経」がテーマでした。

 目の外側から側頭部を巡って体の側面を下行する胆経には片頭痛の時に指圧ポイントとなる圧痛点があらわれている場合がほとんどです。

 これは片頭痛の原因の一つに体の傾きがあるからで、片側にズキズキする痛みがある場合は下肢外側の胆経上の圧痛点の指圧が、拡張した頭部の血管を収縮させるポイントの一つになります。

 実技ではズキズキする頭部への指圧とローズマリー・ベルベノンとカメリアオイルを指頭につけて頭皮を刺激する「櫛けずる軽擦」、大腿外側「風市」と腓骨頭下部の「陽陵泉」の正確なツボのとらえ方、第4趾爪根部「足竅陰」から腓骨頭下部「陽陵泉」までのアロマオイルマッサージなどを行いました。

 片頭痛には幸福物質であり血管収縮物質であるセロトニンの減少も原因となるので、「気持ちのいいタッチ」はセロトニンを増やし膨らんだ血管を収縮させることになります。

 光刺激や騒音も片頭痛を誘発させる原因なので、暗くする、静かな環境で施術するということも必要です。

 血管を収縮させるには冷やすこと、ズキズキする部位への持続的な圧迫も理にかなっています。

 大腿外側の腸脛靭帯の上を圧していては「風市」に当たらない、気をつけをして中指の当たる部位の腸脛靭帯の大腿後側に近い側の際に「風市」があることは受講した皆さんがその神経を刺激された時の鋭い痛みで覚えていただけたことと思います。

 痛がらせることはいいことではありません。

 その痛みを知った上で、片頭痛の方や脳血管障害後遺症で歩けない方などはそこが治療ポイントになり、頭部に症状がない方にまでえぐるような強い刺激をする必要はないのです(強く圧さなくてもメンテナンスをされたことのない「風市」を正確にとらえれば痛くない人はいないと思います)。

 指圧・マッサージの本質は全身に気持ちの良い血行促進をすること、それに加えてピンポイントで神経を刺激して遠隔操作で鎮痛や機能回復を測るという方法もあるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月21日 (水)

臍の下1寸5分「気海」までの直径の福みかん。

1221 福みかん

 今日は冬至、6時はまだ暗いままですが暖かい朝です。

 昨日北京では大気汚染の赤色警報が発令され、PM2.5の値は日本での基準値1㎥あたり70㎍を大幅に超える1000㎍超を記録し、千葉や川越でも基準値を超えるPM2.5が観測されたそうです。

 インフルエンザ、ノロウイルスに加えて、PM2.5にも注意が必要です。

 今日は原宿生活の木で「片頭痛と胆経」の今年最後のアロマ指圧講座です。

 直径4cmほどの福みかんを見ていたら、臍(神闕)と気海の間の1寸5分におさまるなぁと何故か思いました。

 冬至をさかいに一年を新しくする思いで、気の集まる気海を充実させて福で満たし、病んだ気を排除し、邪気の侵入を防げるように、また今日一日ベストのパフォーマンスを創作してきます。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月20日 (火)

冬至柚子。

1220 お店に並ばない柚子

 指圧後に御客様が小さなバッグから取り出したのは3個の柚子でした。

 柚子農家に買いにいったら出荷した後で、残っていたのは傷があってあまり見栄えの良くないものだったそうです。

 その中から選んできたものをバッグに入れて、柚子はあると言われたら取り出さないつもりで持ってきてくださったようです。

 明日は冬至、柚子はなかったので有難く頂戴しました。

 傷はありますが、香りの良い大きな柚子です。

 お店にではなく、わざわざ柚子農家さんの所に買いに行って、上等な売り物になる品は出荷した後で、その中から選んで、渡さなくてもいいかなと思いながら持ってきたという思いが乗った柚子です。

 その物語が香りをふくよかにしていく、それはアロマテラピーの治療効果にも言えることです。

 お風呂に、薬味に、使い切ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月19日 (月)

飯能 生活の木 「ローズマリー肉まん」。

1219r ローズマリー肉まん

 飯能生活の木ベーカリーで日曜祝日限定販売の「ローズマリー肉まん」を昨日食べることができました。

 見た目の手作り感と家庭用蒸し器から出される様子から、たくさんは作っていないようです。

 肉にローズマリーかと思っていたら、皮にローズマリーでした。

 粉も肉も余計な混ぜ物がなくて、素材の良さは高級な中華料理店で売っている中華まんのようでした。

 熱々で食べるよりも少し冷めてから食べたほうが味の良さがわかりました。後味にかすかにローズマリーの記憶のようなほのかな香りがします。

 先週の日曜は飯能パン祭りへの出店で忙しいらしくローズマリー肉まんは作っておらず、昨日もあんまんは作っていませんでした。

 ホームぺージからローズマリー肉まんは消えていて、メニューからも消えていく感じがします。

 324円の値段設定とその見た目に購買意欲をそがれる方も多いかと思いますが、物足りないくらいの味付けを、その素材の選択と作り方の正しさだけで、美味しいと感じさせる作り手のセンスに、これはただものではないと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月18日 (日)

転倒後リハビリ中の男性58回目の指圧、骨盤を起こすことを意識できるようになりました。

1218 落葉に陽の光

 今朝はいつもより遅い7時半過ぎのウォーキング、武蔵野の林の中に射しこむ陽の光から日の出の位置が夏と比べて東南方向に大きく移動しているのがわかります。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で58回目の指圧、親戚の方がいらっしゃってお相手をされていたので、リビングから車椅子で移動して指圧を始めた時はいつもは1分間に60~70の脈が90近くありました。

 しかしそれは気分転換になったようですし、心身に良い刺激となったようです。

 病んでいれば親しい人と面会するのも辛いということがあります。

 すぐに指圧を受ける体勢に切り替えて、「リハビリで骨盤を起こす意識をしてくださいと言われた」という話をされました。

 「骨盤を起こす=良い姿勢で立つ・座る」ということです。

 リハビリを担当している理学療法の先生は「軽度屈曲でも立てればいい」という段階から、麻痺のない健康な人と同じように「しっかりと立つ」訓練をする段階に入ったと評価しているようです。

 私も前回の指圧の時に、麻痺のある右手でペンで書いた綺麗な文字を見て、そんなことができるとは思っていなかったので、かなり良くなってきたことは感じていました。

 いつものように全身指圧と手足のラベンダーのオイルマッサージでは良く眠り、ストレッチ、エクササイズなどを終えると、骨盤を立てる意識も働いてか、指圧前は軽度屈曲になっていた転倒で打撲した側の左膝がしっかりと伸びて下肢長の左右差は5ミリ以下になりました。

 右外踝には絆創膏を貼っていて、立位では右足の外側に力がはいっているようですが、右内踝の傷はすっかり治っていました。

 足の冷えを左右で比べると麻痺側の右足のほうが冷えているということがあります。

 リハビリではしていない「気持ちいい血行促進の方法」を見つけられるうちは、親戚の方いらっしゃる時でも需要と期待があるようなので、それに応えるだけの結果を残していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月17日 (土)

50代男性、椎間板ヘルニア+右坐骨神経痛4回目の指圧、右脚の筋力が強くなりました。

1217 霜柱

 今朝は昨日ほど外の水を冷たく感じなかったものの、霜柱が土を押し上げていました。

 50代男性、椎間板ヘルニア+右坐骨神経痛の4回目の指圧、午前中の仕事で右腰はパンパンに張っていました。

 左第3腰椎外側付近の指圧でポキッと関節包の空気がはじける音がしました。

 仕事中に右腰の負担を減らすために左に背中を側屈させていたようです。

 殿部や下肢後側の指圧では前の3回の指圧の時ほどこりはなく、痛みも激減しています。

 ただし、仰臥位右下肢伸展挙上足背屈の坐骨神経伸展のストレッチでは強い痛みがありました。

 車の整備の仕事をしているので、これからの時期は冬タイヤへの交換など、とても忙しいそうです。

 中腰猫背の仕事を寒い外気に包まれて続けているので、どうしても血行は悪くなります。

 今回はおなかの指圧でチャポチャポという振水音がしました。

 冷えとこりと神経痛と胃腸の働きの悪さは、交感神経が優位になったままリラックスできていないことを示しています。

 全身を指圧する間、時々ウトウトとしました。

 いくつかのストレッチとエクササイズをして指圧を終えました。

 自宅でもストレッチとエクササイズを続けているので、使えていなかった右脚の筋肉が太くなってきています。

 指圧をすれば腰も伸びます。

 厳寒の中でのタイヤ交換などの中腰の外仕事が年末年始の帰省ラッシュではより忙しくなるということで、せっかく良くなってきたところですから、調子が悪くなったらすぐに電話してくださいということは申し上げました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月16日 (金)

股関節の痛みを緩和するバランスボールを使った運動。

1216バランスボールを足で動かす

 今朝は外で水を使った後に手の冷たさを痛さとして感じました。霜が降りて薄氷が張って、十六夜の月も寒そうに見えました。

 変形性股関節症で痛みがある時に、運動量が減って殿部や大腿の筋肉が弱くなると症状が悪化します。

 昨日の御客様は右の股関節痛が主訴でした(写真の人形は関節の都合により左足をボールに乗せています)。

 6日前にも指圧をしていますが、前回の時よりも殿部や下肢の筋肉が弱くなっていました。

 片足立ちで脚を前後左右に上げる運動は指導していましたが、今回はバランスボールを使った運動をしていただきました。

 体重がかからなければ股関節痛は出にくいので、仰臥位で足裏をバランスボールの頂点に当てて、足関節を前後・左右・右回し、左回しに動かします。

 痛みを出さないためには、まずは小さい範囲の動きから始めます。

 足の動きだけでもボールの転がりも加わって膝から股関節までの運動になります。

 大き目のバランスボールなら脚を挙上することで股関節の牽引効果も生まれます。

 背中を床につけていれば倒れて頭を打つ心配もありません。

 貧乏ゆすりでも効果があると言われているのが変形性股関節症ですから、バランスボールを使えばさらに運動量が増えます。

 むくみの解消にもなるので、立ち仕事でむくむという方や、高齢で心臓の働きが低下してむくむという方にもお薦めです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月15日 (木)

正確なツボの取り方を知った上でツボをはずすということ。

1215 枝に咲く十五夜の月

 東の空に出た真ん丸で重たそうな十五夜は、深夜にも外の電気を消し忘れたかと思うほど地上を照らし、夜が明けると西の空で木の枝に咲いていました。

 昨日の午後は暖かく、赤穂浪士の雪の討ち入りは旧暦で語られなければいけないだろうと思った次第です。

 80代女性の往診では左側頸部から左上腕がこっていて左肩が上がりにくいとの訴えはいつものことでしたが、肩関節の可動域は正常で指圧中はウトウトとしていました。

 坐骨神経痛の訴えがなくなってから立ったり座ったりすることに不自由がなくなったようで、足裏を見ると踵は少し荒れていましたが全体的には綺麗なピンク色で血行は良さそうです。

 筋肉痛や神経痛がない時には、例えば大腿外側では正確に胆経のツボをとらえるのではなく、浪越の基本指圧のように母指指紋部を広く当てて漸増漸減圧のポンプの力で血行促進をはかることが良いと私は考えています。

 大腿外側の胆経のツボの取り方は腸脛靭帯と大腿二頭筋の間にとるということですが、浪越の基本指圧では大腿骨大転子のすぐ下から大腿外側中央を膝に向かって10点指圧するとなっています。

 しかも両母指の先端をくっつけて母指を横に使って圧していくので、薄いベルトのような靭帯に広く当てていくことになります。

 神経を刺激しやすい靭帯の際をとるのが胆経のツボをとらえるということ、総体的な血行促進をはかり最終的には内臓やホルモンの調整をし、さらに心身一如の治療をするのが浪越の指圧であると私は考えています。

 さらに言えば浪越の指圧では胆経のツボも必要ならばしっかりととらえる準備ができています。

 この「むしろツボをはずす」ということは、痛みや傷があれば欠かせないタッチの精髄です。
 
 ツボの正確なとらえ方を身につけた上で、一周り回って、あえてツボをはずすというテクニックも是非自分のものにしてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月14日 (水)

雑誌「毎日が発見」1月号、立っているだけダイエット。

1214 雨上がり濡れ落ち葉

 今朝は6時半を過ぎて雨が上がり、やっと明るくなってきました。風はなく、濡れ落ち葉の吹き溜まりが道の端に続いています。

 今朝の新聞広告で、雑誌「毎日が発見」1月号のトップ記事が「立っているだけ」ダイエットでした。

 いずれはどこかの健康雑誌で取り上げるだろうとは思っていましたが、旬のうちにということなのでしょう。

 座っている時間が他の国民と比べても長いとされている日本人ですから、立っているだけで健康になりダイエットになるなら記事の内容が気になる人が多いと思います。

 おそらく「しっかりと立つ」という条件がついて、踵をつけて爪先を開きお尻とおなかを締めて背中を伸ばし肩甲骨を寄せ、顎を軽く引き、頭頂部で天をつく、くらいの注釈がついているのではないかと思います。

 今日は往診の日なので書店で確かめてみます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月13日 (火)

気をつけをして中指の先端が当たる位置のツボ「風市(ふうし)」が脳血管障害後遺症のツボとされる理由。

1213 雲多く夜明け遅い

 今朝は雲が多くて明るくなるのが遅く、西に沈む十三夜の月も雲に見え隠れしていました。

 中風(脳血管障害後遺症)の麻痺に効くとされている「風市(ふうし)」は大腿外側にあって、気をつけをした時の中指先端の位置で腸脛靭帯と大腿二頭筋の間にとります。

 骨盤前部の大腿筋膜張筋から続く腸頸靭帯は膝関節を伸ばして立位の時の下肢伸展位の保持に働きます。

 脳血管障害後遺症の片麻痺では内反尖足の傾向もあって立位の保持が難しくなります。

 脳からの神経の伝達が障害されて麻痺が起こり筋肉が使われなくなると廃用性委縮が起こります。
 
 それを防ぐのが指圧・マッサージです。

 脳血管障害の片麻痺の方に風市の指圧をすると、使いにくい部位を使ったことになります。

 途絶えていた神経の伝達は修復が進められ、支線ができて時間をかけて再構築されていきます。

 来週の原宿でのアロマ指圧講座の「片頭痛と胆経」のレジュメを書いていて、側頭部から体側を下行する胆経に頭部のトリガーポイントが現れることを東洋医学ではずっと昔から結びつけていたのだということをあらためて思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月12日 (月)

心因性の腰痛。

1212 日の出前の影絵

 今朝はお墓の花立てや雨水を溜めておく天水桶に薄氷が張りました。6時のウォーキングは影絵の世界の中です。

 40代女性、腰痛の指圧は先月から4回目になります。

 急に痛みが強くなったということですが、指圧やストレッチで筋肉や関節の異常はほとんどありませんでした。

 仕事上の人間関係で大きなストレスがかかっていることは前からうかがっていました。

 今回もきっかけははっきりしているようです。

 気血水の「気」は血液の流れに乗って体中を巡ります。

 気は指令のようなもの、動きたくなる元気や生き生きとした活気もあれば、気鬱の気もあります。

 気の重さは血液の巡りを重くします。

 ウエストを太らせたむくみは気の停滞からの血と水の停滞です。

 臍下丹田には命の源泉である生殖器があり、気の停滞は骨盤内臓を冷やして腰の痛みを再燃させます。

 おそらくこの痛みの本体は「痛みの記憶」なのでしょう。

 指圧中よくしゃべりました。

 ここはシェルター、悔しさや辛さを吐き出すことも治療です。

 全身指圧後、トイレに行き溜まっていた老廃物とストレスの何割かが排出されたようです。

 世の中には自分を傷つける人もいますが、広い世の中を探してみれば自分を癒せる人もいるはずです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月11日 (日)

転倒後リハビリ中の男性57回目の指圧、きれいな文字が書けるようになっていました。

1211 武蔵野の山

 今日はいつもより遅い朝8時のウォーキング、ひなたの道を歩いているとぬるま湯に浸かっているような気持ちの良い気温でした。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で57回目の指圧、ベッドに移るまでは車椅子で机に向かってパソコンをしていたようです。

 机にはペンで書かれた青くてきれいな文字のメモがあり、奥様が書かれたものとばかり思っていましたが、指圧後に奥様が部屋に入ってきた時に御自分で麻痺側の右手で書いたのだということがわかりました。

 右手小指が麻痺で屈曲しているので右手を使うことには不自由が多いだろうと思っていたのですが、リハビリの努力をされて震えることのないきれいな文字がいつの間にか書けるようになっていたのですね。

 指圧と手足のアロマオイルマッサージもお役に立てたのではないかと思います。

 指圧中はよく眠り、アロマオイルマッサージ後は転倒後膝を少し曲げている左下肢もよく伸びています。

 右の内踝と外踝の傷は治ってきていました。

 大腿の筋力が一週間で一周り大きくなっていたので、足が左右にふらつかないように強く意識して歩行や立位のバランス運動に取り組んでいたのでしょう。

 右手の使い方に巧緻性が必要な「綺麗な文字を書く」ということができるようになったので、神経の促通によって今後はもっと手足を自由に使えるようになっていくことでしょう。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月10日 (土)

50代男性、椎間板ヘルニア+右坐骨神経痛3回目の指圧、入浴が楽にできるようになった。

1210 今朝の筑波山

 今朝は空気が乾燥しているので筑波山の形がはっきりと見えました。

 50代男性、腰椎椎間板ヘルニア+右坐骨神経痛の3回目の指圧です。

 前回と同じく猫背姿勢は改善されていて、入浴時の股関節屈曲姿勢が楽にできるようになったということですが、午前中の仕事後に右脚のしびれが強くなってきたそうです。

 右の腰はパンパンに張っていて、脊柱は神経とのぶつかりを避けるために左に側屈しています。

 伏臥位の指圧から始めると、右腰ほどこっているわけではないのに左右の中殿筋と梨状筋にを指圧して強い痛みがありました。

 これは長く腰痛を抱えてきたので、股関節外転・外旋のО脚姿勢が常となり中殿筋と梨状筋は緊張を続けて、神経が傷ついた状態だと考えられます。

 殿部の指圧中に右脚のしびれが強くなってきたので中殿筋と梨状筋には軽い手掌圧で仕上げてから下肢後側の指圧をして、仰臥位の指圧に移りました。

 仰臥位に体位変換しただけで右脚のしびれは緩和され、仰臥位の指圧の後、いくつかのストレッチとエクササイズをして施術を終えました。

 右大腿四頭筋の抵抗運動では前回よりも膝伸展の力が強くなっていました。

 最初の指圧では、それまでの治療でやっていなかったことがたくさんあったので大幅な改善がみられましたが、2回目以降は溜まった老廃物を排出し神経や血管の修復を促しながら少しずつ回復へ向かうように血行促進をすることが目的になります。

 毎日自宅でのストレッチや運動を続けていただいて、足りないところの施術をし、新しくできそうな運動を提案しながら回復をお助けしていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 9日 (金)

仰臥位股関節内旋で母指を当てた骨盤外側の腸骨筋を刺激して慢性腰痛緩和。

1296 今朝6時

 今朝6時は東の空の端だけ明るくなってきましたが、足元はまだ夜のままでした。

 腰痛の方に起床時に布団の中でまずやってほしいストレッチとして、両膝を立てて左右に倒す運動があります。

 小さい範囲でいいので50回くらい動かしておくと、腰の血行促進になって起き上がるのが楽になります。

 この動きに加えて、患側の腸骨外側の際に母指先端を当てて、患側の股関節を内旋させることによって刺激すると、母指を圧し込まなくても奥の腸骨筋の刺激となり腸骨筋より内側にある大腰筋の緊張を緩める効果もあります。

 反対側の膝は伸ばして、膝を倒す側の足の着地点を前後左右に少し変えてみると、自分の腰痛に効く足の着地点が見つかります。

 腸骨筋は骨盤の中にある筋肉なので体表面から垂直に刺激しても当たりません。腰に当てたテニスボールで圧しても直に腸骨筋に当たることはありません。

 骨盤の中に向けて母指先端を当てておくと、股関節の内旋によって当てただけの母指先端がもぐりこむ刺激となるため、指力で圧し込まなくても腰痛の指圧効果とストレッチ効果が腸骨筋とともに腸腰筋である大腰筋にも及びます。

 骨盤の狭い隙間への刺激なのでやり過ぎないように5秒圧×3回くらいにします。ぎっくり腰など強い痛みのある腰痛の急性期には母指の先端での刺激は強過ぎるのでやらないでください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 8日 (木)

スーパーフード×かつお海苔ふりかけ。

128チアシード・アマニ・キヌア入り

 今朝は霜が降りましたが、晴れて暖かくなりそうな陽射しです。

 昨日スーパーで見つけたスーパーフード入りのふりかけ、チアシード、アマニ、キヌアが入っています。

 スーパーフード35%配合で内容量45g、(株)味の坊FU3が販売者と記載されています。

 内容量100gにつき食塩相当量9.3gとなっていますから、少しご飯にかけたくらいでは大した塩分量ではないはずですが、塩辛いくらいの味がしました。

 オリーブオイルと一緒にドレッシングとして使うという調理例もパッケージに記載されていて、その使い方なら塩味は調度良さそうです。

 200円台で買えました。

 これらのスーパーフードには食物繊維が豊富で必須脂肪酸の摂取ができ、便秘解消などの効果が期待できます。

 飯能生活の木のレストランでもスーパーフード入りのメニューが増えてきました。健康に直結する食材を生活の木の店舗で販売するだけでなく、レストランで提供することはとても良い取り組みです。

 スーパーフード入りのふりかけなら、スーパーフードを気軽にお試しできます。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 7日 (水)

30代男性、急性腰痛、右腸腰筋に原因、左右差があるぎっくり腰。

127 北の山は晴れ

 暦の上では大雪の今朝、群馬・新潟県境の三国峠のあたりにはうっすらと雪がかかっていました。

 30代男性、斜面での外仕事が続いていて、仕事に出かけようとした朝にぎっくり腰になって指圧にいらっしゃいました。

 仰臥位で右股関節を90°以上屈曲すると右腰に痛みが出ます。

 左股関節の屈曲では痛みはありません。

 右腸腰筋が原因の急性腰痛のようです。

 重症ではありませんが、仰臥位の指圧後、伏臥位への体位変換には時間がかかりました。

 伏臥位右股関節伸展の腸腰筋のストレッチでも痛みがあり、上半身を起こす、四つん這いで猫背になる、の2つのストレッチでも痛みがありました。

 ぎっくり腰直後の指圧でできることは、痛みを出さない範囲で血行促進することです。

 「ぎっくり腰」の場合は安静をおすすめしますが、以前ぎっくり腰直後にうちで指圧をして治った御客様や不安だから診てほしいという方には指圧をさせていただいています。

 今回は指圧後に画期的に治るということはありませんでした。

 筋肉の使い過ぎの結果にできた傷は、回復までに時間がかかります。

 ぎっくり腰の時に自重牽引を私がすすめない理由には、患部は右か左かどちらか一方に寄っているケースが多いということがあります。

 左右均等に同じ力で引っ張れば患部に無理をさせることになります。

 患部が出血していれば、引っ張るよりは冷やすか圧迫するほうが理にかなっています。

 今回は患部に負担をかけないようにそれ以外の部位のこりを緩和し、できる部位のストレッチをしましたが、魔法のように治ることはありませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 6日 (火)

ぎっくり腰の急性期に下肢の重さを利用した自重牽引を私はしません。

126 今朝 庭の椿

 今朝も霜が降りるようなことはなく、昨日の暖かさが残っています。花の少ない時期に蕾を活けておくと数時間で開花していくクリスマスカラーのツバキが庭にあるので助かります。

 日曜朝のTBS「健康カプセル ゲンキの時間」で、ぎっくり腰の対処法に「自重牽引」を紹介していましたが、私はこれが使えるようなぎっくり腰の御客様に出会ったことがありません。

 自重牽引のやり方は、施術ベッドに仰向けに寝て、腰に丸めたタオルを当て、下肢をベッドから出して垂らし、下肢の重さで腰を伸ばします。

 これは腰の伸展と股関節の伸展を下肢の重さで行うことになり、腰椎や腸腰筋のストレッチになります。

 しかし、ぎっくり腰の時は曲げても伸ばしても痛いので、私がぎっくり腰のお客様に施術をする時には、どこまで伸ばせか、下肢の重さを受けとめながら関節の可動域を確認します。

 自重牽引では、船が錨を海に沈めるように、下肢の重さに腰が引っ張られるので「徐々に伸ばす」ということができません。

 うつぶせ寝ができないぎっくり腰の御客様に、うつぶせ寝以上に腰を反らせることになる自重牽引をさせるのは良い方法だとは思えません。

 自重牽引ができるのはごく軽いぎっくり腰の場合で、筋肉や筋膜、靭帯、神経や血管の傷が大きい場合には激痛と症状の悪化が心配です。

 仰臥位で腹部の指圧をした後に、伏臥位で腰を伸ばし過ぎないようにバストマットや足枕を当てた軽いタッチで接触面を広くとる指圧をするほうが「徐々に伸ばす」ことができて安全です。

 私の施術ではその後に下肢の重さを受けとめながら、痛みの出ない範囲での股関節の運動をしたり、伏臥位から上半身を起こす、四つん這いから大きく猫背になるなどのストレッチをできる範囲でしていただきます。

 ぎっくり腰の応急処置として「壁押し」で背中を伸ばすのは力をコントロールできるので良い方法ですが、ぎっくり腰の急性期は腰がロックされた状態ですから、自重牽引ができるような人はあまりいないなぁと思いました。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 5日 (月)

「もやもやさまぁず2」、浪越圧点の指圧。

125 今朝は霧

 今朝は濃い霧の中のウォーキングでした。

 毎週欠かさずに見ている昨日の「もやもやさまぁず2」は、本郷の東大前からスタートだったのでもしやと思っていたら、小石川の日本指圧学校でさまぁずが浪越圧点の指圧を受けていました。

 伏臥位で顔に敷く浪越タオルに緑色が入るようになっていてローマ字のSIATUのデザインもわれわれの頃とは違うところです。

 浪越Tシャツも綺麗な青系の色で、白地に浪越指圧マークだったわれわれの頃と比べておしゃれです。

 青いバストマットもわれわれの頃は使っていませんでした。

 テレビサイズでは殿部の浪越圧点の指圧がわかりやすいので、三村さんと大竹さんが指圧を受けたり、指圧をする側になったりしていました。

 最初のほうに一瞬インサート映像で映っていたのが藤田先生で、大きなスタンスから指力を使わない丁寧な指圧をされる先生です。

 3年生の女性の生徒さんが浪越圧点の指圧をした時に新しくアシスタントになった福田アナが「普通の感想」を言っていました。

 あれはおそらく指紋部全体が奥の中殿筋に当たっていなかったからなのでしょう。指の狭い部分で圧された時の感想です。

 まだまだ先は長く、われわれもそうだったように、やがて今の実力ではぎっくり腰の人や急性の痛みを抱えた人には触れないことに気づくだろうと思いました。

 楽しそうな実技風景は伝統です。しかし、臨床では痛みや命について考え続けることになります。一歩一歩前へ進んでほしいと思います。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 4日 (日)

転倒後リハビリ中の男性56回目の指圧、平行棒のリハビリで右脇腹痛。

124 ミントの紅葉

 今朝は暖かい朝でした。ウォーキングの帰りに庭で赤紫色になったミントを見つけて、シソ科だからなぁと納得しました。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で56回目の指圧、平行棒につかまって安定の悪い台に乗ってバランスをとるリハビリで麻痺側の右脇腹が筋肉痛になったということでした。

 自ら訴えを言うことの少ない我慢強い方ですが、コミュニケーションをとろうとして報告してくださったようです。

 右上腕と右下腿前側がこっていたので、その間にある脇腹にも揺れに抵抗して強い力が入ってしまうことがあったのでしょう。

 しかし、触ってひどく嫌がることはなかったので普通の筋肉痛です。

 全身指圧、ラベンダーのオイルマッサージの間よく眠りました。

 右内踝にあった傷は治っていましたが、右外踝の傷は続いています。

 麻痺のある右足は踵着地に力が入って、右外踝には靴の接触刺激が強くなるようです。

 ロボットが卵を適量の力で割らないようにつかむのには優秀なセンサーが必要なように、神経というセンサーに麻痺のある右半身は適量を超えた力を使ってしまっているようです。

 それでも指圧後には姿勢が良くなり、体位変換など徐々にですが体の動きの巧緻性も向上しています。

 不安や疑問にお応えできるように、また来週、その日その場でできることのために、今日も知識や感覚の勉強を続けます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 3日 (土)

50代男性、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛2回目の指圧、菓子折りを見て状態の良さががわかりました。

123 今朝6時半、群馬の山

 日の出の時刻が6時半を過ぎて、薄暗いうちからウォーキングをしてきました。

 昨日は椎間板ヘルニアの腰痛で足に坐骨神経痛のしびれがある50代男性の2回目の指圧でした。

 大きな菓子折りを持って、腰の伸びた良い姿勢で玄関を入ってきた時点で指圧がよく効いたことがわかります。

 先週の指圧の後、家に帰ったら2時間前と違って腰が伸びていたので奥様がびっくりしたそうで、本人いわく「腰が伸びたのは何十年ぶり…」だそうです(確か2年前の雪かきが腰痛のきっかけだとうかがいましたが…)。

 今回も伏臥位、仰臥位と指圧をし、仰臥位・伏臥位・横臥位のストレッチとエクササイズ、右大腿四頭筋の抵抗運動などを行いました。

 前回よりも右膝を伸ばす抵抗運動での右下肢の力は強くなっています。

 指圧後も右足内側3趾にはしびれが少し残っていたので、ヘルニアのぶつかりはなくなっても神経の傷があるのでしょう。

 おそらく前回の指圧で状態は50%くらい回復し、今回もそれを維持した状態から何%か回復の上乗せができていると思います。

 ただ、神経線維や毛細血管など、傷ついた組織の回復には時間がかかるので、これから毎日の自宅で行うセルフストレッチやエクササイズが症状改善には欠かせないポイントになります。

 掃除をしていても今までのようにすぐに休まなくてすむようになり、仕事でいろいろな車を運転しても、シートの違いで運転しにくい車でも運転できるようになったということです。

 また来週の指圧でどれくらい回復へ向かうことができるか、いろいろと考えてみます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 2日 (金)

昨日のアロマ指圧講座「冷えと膝痛」。

122_2 飯能生活の木のツリー

 昨日は飯能生活の木で「冷えと膝痛」がテーマのアロマ指圧講座でした。玄関前にはクリスマスの電飾がありましたが、とてもとても地味に光っていました。

 講座の内容は、冷えと膝痛の運動法、下肢の基本指圧、膝痛のО脚で血行不良になるポイントの脾経の「血海」「三陰交」のツボ指圧、足底から下肢内側を上行する腎経へのジンジャーとパインを使った求心性のアロマオイルトリートメントなどの実技を行いました。

 ブーツや靴下の重ね履きなどによる強過ぎる圧迫は血行を悪くして冷えを悪化させる原因となり、暖房や厚着への頼り過ぎも体温を上げる冷えへの抵抗力を劣化させてしまいます。

 大事なことは足趾、膝、股関節などの関節の曲げ伸ばし、運動や指圧・マッサージによる筋肉のポンプの力での血行促進です。

 マッサージの仕事をされている受講生の方が、乳癌手術後の上肢のむくみがある御客様に、「むくみ」の施術をしたお話を講座の後にうかがいました。

 ジンジャー、ジュニパーという精油の選択、リンパ節郭清で詰まった上肢に対する施術の考え方、とても理にかなっていました。

 私でもそうしただろうという「考える施術」ができています。御客様のことを考えて心が通い合う人助けの施術になっています。

 講座を続けていて良かったと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 1日 (木)

ミドリムシ(ユーグレナ)のラング・ド・シャ。

121 ミドリムシのクッキーです

 昨日は80代女性のお宅で往療指圧の日、いただきもののミドリムシのラング・ド・シャをおすそわけしてきました。

 テレビの通販番組でミドリムシの商品を見たばかりだということで、着いて早々にお茶の時間となりました。

 ミドリムシは鞭毛を持って移動することができる藻の仲間で植物です。

 58種類の栄養成分を含み、癌や糖尿病などの予防になると言われています。

 違和感のある味は全くありません。

 ラング・ド・シャはフランス語で「猫の舌」の意味なので細長い形のクッキーなのですが、日本では形にこだわっていないようです。

 指圧では、首から左上腕外側の痛みが主訴でしたが、上がらないと言っていた左肩もよく上がるようになり、首から橈骨神経に沿った上肢外側のしびれるような痛みも緩和することができました。

 一日おきに整形外科へ首を牽引しに行っているそうですが、もう少し運動法やマッサージか温熱療法などをしてもらえるといいのですが… 。

 大腸癌の手術をされた方なので、ミドリムシが体に少しでも効果があればいいと思って持っていったのですが、指圧後も和菓子、洋菓子、果物といただき、おなかがパンパンになって帰ってきました。

 今日の午後は飯能で講座なので、午後の指圧は5時からになります。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »