« 70代男性、腰痛は治る、肩から上腕のこり、右母趾付け根の痛み。 | トップページ | 2017年の幕が上がりました。 »

2016年12月31日 (土)

母指球が硬くなる圧し方の指圧は無駄な力が入っています。

1231_2 今年最後の日の出

 
 2016年最後の朝は厳しい寒さでした。いつものようにストレッチとエクササイズの後、閏年の今年は366回目のウォーキングをしてきました。

 朝のルーティーンが健康のお守りとなって一年を大病することなく終われそうです。

 昨日は今年資格をとってマッサージの仕事をされている男性が指圧に来てくれました。

 主訴は左母指付け根の突き指です。

 左肩が上がっていて左上腕二頭筋がこっています。

 また、左膝に違和感があるとのことで、左下肢はO脚で仰臥位左膝伸展で下肢挙上足背屈の大腿四頭筋のエクササイズをしてもらうと、大腿がブルブルと震えるので筋力が足りないことがわかります。

 左半身の筋力や柔軟性は右と比べて劣っています。

 また左右ともに、母指で圧す時には母指球などの手掌の屈筋に力が入ってしまうことがあって、手掌の屈筋の疲労の蓄積が突き指の遠因になっているようです。

 しかし、脊柱に歪みはなく、頭もむくんでおらず、内臓も下がっていないことは良いことなので、この状態を続けていただきたいと思います。

 指圧・マッサージをする人が突き指をしたら、その指はできるだけ使わないでください。

 突き指は挫傷ですから基本は安静にして炎症が強い初期は冷やし、必要があれば固定、挙上します。

 母指球に力が入った指圧は母指の付け根で体重移動がぶれるので、見ているとブルブルと手もとが震えて圧す方向がズレているのがわかります。

 つまり母指球に力が入っていれば手先の力だけが伝わり、それはねじれた圧なので揉み返しが起こりやすくなります。

 自分の体重をMP関節(中手指節関節)に吸収してしまうので受け手には届かず、小手先の力を振り絞るので関節周囲には疲労が蓄積していきます。

 指力に頼るのではなく、密着させた指紋部を支えにして自分の背中を起こすだけで漸増漸減のポンプの力は伝わるのです。

 自分の体を傷めた時に、傷めた部位を治せるような圧し方が正しい指圧法です。
 
 つまり、指で圧そうと意識して小手先の力をぶつけていくことは指圧ではなく、たとえ自分が半身麻痺になっても健側の半身を使って効果が上がるのが指圧なのです。

 片手で圧してみて母指球がプルプルしているようであれば、もっと力を抜いてください。

 検査器としての指に力が入っていては感覚が鈍ります。一圧しの中で検査器を治療器に転じるのではなく、手は検査器のまま治療器にもなると考えてください。

 

|

« 70代男性、腰痛は治る、肩から上腕のこり、右母趾付け根の痛み。 | トップページ | 2017年の幕が上がりました。 »

「心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138934/64699173

この記事へのトラックバック一覧です: 母指球が硬くなる圧し方の指圧は無駄な力が入っています。:

« 70代男性、腰痛は治る、肩から上腕のこり、右母趾付け根の痛み。 | トップページ | 2017年の幕が上がりました。 »