50代男性、右腰から殿部、下腿前側の痛み、ポイントは中殿筋に。
今朝は外の水が冷たく、お墓のコップや花立てに氷が張っていましたが車の窓は凍っておらず、天気予報が伝えるほどの寒さは感じませんでした。
50代男性、主訴は腰痛で車で3時間かけて指圧にいらっしゃいました。
座位ではひどい猫背で肩の挙上では引っ掛かりがありました。
しかし仰臥位の検査では坐骨神経症状はあるものの腰を反らしたり、大きく曲げることができました。
伏臥位から指圧を始めます。
腰椎棘突起を圧して痛みはなく、右腰部は張っていましたが、体が逃げるような痛みはありませんでした。
左右の中殿筋の指圧が一番痛みが強かったようで、下肢後側の坐骨神経に沿った指圧では強い痛みはなかったようです。
全身指圧後、殿部を中心にいくつかのストレッチをして指圧を終えました。
仕上げの座位の指圧では腰が伸びていました。
病歴をたどると虫垂炎から始まって、右顔面神経麻痺、右踵剥離骨折、ぎっくり腰と、右半身に症状が起こっています。
右利きで、座位では股関節を開いてO脚になっているので、立位の手仕事では中殿筋に負担がかかります。
腰の負担を減らすために御自分でダイエットをして20kg減量したそうで、これは効果があったと思います。
整形外科等で腰の治療をして効果がなかったということで指圧にいらっしゃいましたが、ポイントは殿部から下肢外側、下腿前側の胆経と胃経の筋肉にありました。
腰痛で動けなかった時期とダイエットで筋肉は弱くなっているので、毎朝晩のストレッチで動かしていくことによって痛みは消えていくはずです。
大きく腰を曲げることも反らすこともできるので、ヘルニアや脊柱管狭窄症の心配はいらないと思います。
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