体重の半分の体液、8%の血液、7ℓの消化液、1.5ℓの尿、水の偏在をなくす。
昨日と比べると今朝のほうが気温は高くなりました。杉の木は花粉を飛ばす準備ができているようなので敏感な方はそろそろ花粉症対策が必要になります。
来月の原宿のアロマ指圧講座は「花粉症と大腸経」がテーマなので、半側発汗反射(圧発汗反射)を内容に盛り込んでいます。
圧迫測では副交感神経が優位になって血管が拡張し汗が止まり、反対側は交感神経が優位になって血管が収縮して汗をかきます。
示指から上肢外側を上行する大腸経は反対側の小鼻の横に終わるので、右の鼻づまりの時は左の大腸経の指圧で右の鼻の血管が収縮して鼻が通ってきます。
腸と免疫のことを考える時には、意識に上らない7ℓの消化液と体液の循環がとても重要なことに気づきます。
水の偏在はむくみとなり、痛み物質や老廃物が排出できなければそれは体の痛みや変調となり、消化吸収にも影響が及びます。
横臥位をとるだけでも下になる側は副交感神経が優位になり、上になる側は血管が収縮して発汗が促進されます。
体位変換の圧、寝返りの圧くらいで、人間の体には血行促進の刺激になるということは、強い刺激を狭い箇所にこれでもかと行う施術はいらないのです。
基本指圧の1点目が迷走神経を刺激する前頸部であり、最後の部位が腹部になるのもとても意味があることです。
血行促進を消化液分泌の促進に求めるということを意図的にしたのか、経験的に施術の順番を決めたのか、いずれにしてもとても素晴らしいアイデアです。
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