昨日のアロマ指圧講座「花粉症と大腸経」。
夜明けには欠けていく月がまだ空高くにあって、東の空がピンク色に染まった後に太陽が顔を出しました。
昨日は原宿生活の木で「花粉症と大腸経」がテーマのアロマ指圧講座でした。
示指から始まって上肢を上行し反対側の小鼻の横に終わる大腸経と、横向きの時に圧迫される体の下半分で副交感神経が優位になる半側発汗反射との関係の説明の後、上肢の基本指圧、ユーカリ・グロブルスとサイプレスを使った大腸経の母指軽擦などの実技を行いました。
半側発汗反射では圧のかかる体の下になる側で血管拡張、発汗抑制となり、上半分は血管収縮、発汗促進となりますから、鼻づまりで血管拡張し充血している側を上にして横になれば、上になる側の血管は収縮して鼻が通ってきます。
大腸経の指圧でも、右上肢大腸経の指圧をすれば左の鼻づまりが解消されます。
大腸経の20のツボを紹介しましたが、初めに覚えるのは合谷、手三里、曲池だけでも十分です。
アロマオイルトリートメントでは握手をする形で上になる背側骨間筋から長橈側手根伸筋のラインどりを、経脈にしっかりと当てていった時と、わずかに左右にずらした時、浅く当てた時などの違いを体験していただき、実技をしました。
ツボに正確に当てるには練習が必要ですし、実際の臨床で痛みを抱えた方たちの痛みを緩和するには「わざと1ミリずらす」テクニックも必要です。
痛みを忘れている時間に傷は治っていきます。
ツボ刺激の役割の一つが遠隔操作であるということも重要なポイントです。
正確にツボに入れるテクニックと同時に、「気持ちいい」が体を治す魔法なのだということも是非考えてみてください。
刺激量は人によって、病状によって、適量に毎回調整する必要があります。
触圧覚で体を診るには、気配りをしなければなりません。
嫌がることはしない、当たり前のことです。
気配を読み取って、手当てがセラピーになっていきます。
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