« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »

2017年3月31日 (金)

60代男性、左肩痛、朝に喉から胸の違和感、冠動脈手術歴、薬を数種類服用中。

331 

 今朝は曇りですが霊園の桜が開きました。今日で今年の4分の1が終わります。

 心臓手術で血管を拡げるステントが3つ入っている60代男性、作日の朝、犬の散歩の時に喉と胸が苦しくなって指圧にいらっしゃいました。

 左肩に痛みがあり、のぼせていて耳の周りが熱くなっています。

 いつもは自分で車を運転して指圧にいらっしゃいますが、この日は知人に車で送ってもらっての指圧です。

 先日心臓の検査をしていて、結果は1週間後だということで、検査の日には重篤な異常は見つかっていないようです。

 座位ではひどい猫背で、触診では左の首の付け根から肩甲骨内上角の肩甲挙筋に痛みがありました。

 狭心症の症状として現れる左上肢への放散痛はないとのことで、朝の喉と胸の苦しさは治まっています。

 心臓の圧迫を避けるために仰臥位から指圧を始めます。

 脈は1分間に66、強くはっきりした脈で脈が跳ぶことはなく、心不全で診られるような下肢のむくみはありません。

 上肢内側の心経のツボにこれといった反応点はなく、前頸部や前胸部の指圧で気持ちが悪くなるようなこともありませんでした。

 横臥位の指圧で左肩甲挙筋を中心として背部の筋肉を緩めていくと眠くなったようであくびが出ました。

 いつもは指圧中に必ず電話がかかってきていましたが、この日はさすがに仕事どころではなかったのでしょう、電話は車に置いてきたのかもしれません、指圧が終わるまで電話はありませんでした。

 指圧後、座位で仕上げをしていると安心したようで、スナックでの接待の話が始まりました。楽になったようです。

 脈の強さや上半身の熱のこもり方から、季節が暖かくなってきたので、冬よりも血管拡張・血行促進の薬が効き過ぎて、のぼせているのかもしれません。

 狭心症の人に指圧をする時の左肩痛とは違うと感じました。

 背中が伸びて、肩や心臓にかかる頭の重さの負担が減ったので、喉や前胸部の違和感は出にくくはなっています。

 犬の散歩とは別に、自分のペースで大股で歩いて体重を減らすことができるとよいのですが…。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月30日 (木)

むくみを還す、肩こりにはあるべき体液の潤いがなくなっているという考え方。

330 芽吹く

 若草色の葉は潤いがあって成長の伸びしろに溢れています。

 先日のテレビ番組では「肩こりは体液の潤いを失って筋膜の癒着を起こしているので画像を見ながら患部に生理食塩水を注射する」という治療を紹介していました。

 潰れてしわになった筋膜を強く圧してしまっては、さらに潰れてしまうことが画像を見てもわかりました。

 体液成分でこりの癒着や重なりを解放するというのは、「むくみを還して血行促進する」というマッサージの考え方と似ています。

 体液が運動不足と重力によって下半身にむくみとして集まるので、むくみを還すことで体液のバランスを取り戻して肩こりを緩和するという考え方は足ツボなどの下肢の部分マッサージでセラピストが手応えとして実際に経験し実践しています。

 そして垂直圧の指圧は、漸増漸減圧で徐々に体重を乗せていき、徐々に体重を戻していくので、よじれた筋膜を潰さずにポンプの力で血行促進し、こりの癒着の隙間に新鮮な血液を送り込むことができます。

 指圧は弱い力でも深い部位まで無理なく刺激することができるということに優れたタッチテクニックです。

 もっと言えば枯葉のように潤いをなくした肩こりの施術を、肩だけ、足だけ、というよりは全身の体液のバランスは全身で調整するという全身指圧が、肩こりの体液バランスを改善する方法として優れています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月29日 (水)

40代女性、頭痛、胸のむかつき、のぼせ。

329 オタマジャクシ

 
 黒い点がオタマジャクシ、米粒を縦に2つ並べた大きさです。朝の冷たい水の中でじっとしていました。

 40代女性、主訴はこめかみの頭痛、胸のむかつきがあって、4日前から続いています。

 花粉症があって、額や首の付け根を触ると37℃半ばくらいの熱があり、猫背で胸椎が大きく後弯しています。

 晴れて花粉の多い日にはアレルギー症状の炎症が起こり、急に冷たい雨の日があって、体は上半身がのぼせて片頭痛となり、下半身がむくみを溜めて冷え、胃腸の働きが衰えて胃内停水のむかつきとなったようです。

 伏臥位の側頸部、肩甲上部、肩甲間部の指圧ではまだ首や両手に熱がありました。

 伏臥位の殿部以下、下半身の指圧を終えてトイレに行き、仰臥位の下肢、上肢と指圧をしていくと両手の熱が引いていきました。

 おなかの指圧ではチャポチャポと音がして、胃腸での水の停滞が胸のむかつきとなっていたようです。

 指圧後立ち上がる時に立ちくらみがあったようですが、上半身ののぼせが下に降りて、下半身の冷たいむくみと入れ替わる時にはよくあることです。

 いつもよりは胃腸が動く音は少なかったですが、それだけ体液の停滞があったということで、この後しばらくしてお腹が減った感じがしてくると思います。

 首、肩のこりがゆるんだので頭痛も消えていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月28日 (火)

50代女性、左腰痛、坐骨神経痛、肥満症の食事療法ができない。

328 雨上がりの朝

 昨日の夕方には雨が上がって、今朝は道端の草花の茎が一段と伸びたように見えます。

 50代女性、肥満症で、主訴は左腰から下肢後側へ続く痛み、歩くと膝も痛くなります。

 20kgは体重を落としたいところですが、肥満外来で指導された青汁などを摂り入れた食事療法はできておらず、運動もしていない、白米が大好きということで、減量は難しそうです。

 座位ではひどい猫背、O脚で爪先が外を向いているので膝の内側には負担がかかります。

 左腰から殿部、大腿後側にかけては坐骨神経に沿った痛みがありましたが、指圧をしていくうちにゆるんできました。

 仰臥位頭部の指圧の頃には「全身がゆるんでリラックスしている」とのことでした。

 全身指圧後、股関節外転で膝を曲げて足首をつかんで股関節を屈曲させる左右の大殿筋のストレッチは自分では手が足首に届かず、他動的ストレッチで加減をしても強い痛みがありました。

 梨状筋のストレッチでは左に強い痛み、、中殿筋のストレッチは胡坐から片膝を立てて抱え込むことをおなかが邪魔してできませんでした。

 この後、伏臥位と横臥位の背筋と腸腰筋のストレッチをして施術を終えると座位で背中が伸びて、バンザイのストレッチでも腰に痛みはありませんでした。

 この状態でウォーキングや毎日のストレッチができるとよいのですが、前回の指圧後も3日坊主で終わったそうです。

 指圧直後は食欲が抑えられるようなので、ストレスが肥満の大きく影響しているようです。白米の量を減らしてタンパク質や野菜に置き換える食事ができるといいのですが…。

 指圧後は状態が良さそうなだけに、気持ちがいいと感じたストレッチは毎日続けていただきたいと思います。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月27日 (月)

70代男性、右肩上がる、首、肩、背部のこり、左の肩甲挙筋と棘下筋の役割。

327 今朝は冷たい雨

 今朝は昨日から続く冷たい雨、桜は開花をためらっているようです。

 昨日の夕方は70代男性の指圧、春休みのお孫さんのお相手をして首、肩、背中、上肢がこっています。

 座位では右肩が上がって脊柱が左に傾き、左肩のほうが後ろにあるので脊柱は少し後方に回旋もしています。

 伏臥位の指圧では右肩周囲だけでなく、左も肩甲骨内側の肩甲挙筋停止部と棘下筋に痛みを伴うこりがありました。

 これは右手を使う時の右肩挙上に伴って、左肩は下がりながら水平外転(肩を後ろに引く)して棘下筋を使い、右手と左手を同調させるために肩甲挙筋を使って左肩を上げていたということです。

 右肩こりの時に、左の肩甲骨内上角の肩甲挙筋のこりと棘下筋は意識せずに使うことでトリガーポイントとなっていることがよくあります。

 下半身の筋肉に問題はなく、指圧中は眠り、おなかがよく動き、指圧後は首、肩、背中、上肢のこりが解消していました。

 今日は季節が冬に戻ったような寒い1日となるようです。

 肩こりや腰痛などがある方は、冷えで体を硬くして症状を悪化させないために、30分に1回くらい簡単にいえばバンザイなどの体を上に伸ばす運動や体を左右にひねる運動をしておくとかなり違います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月26日 (日)

転倒後リハビリ中の男性70回目の指圧、今回は右足の冷え。

326 ローズマリーとムスカリ

 今朝は小雨、霊園の桜の開花は進まず、元気なのは至る所に顔を出しているムスカリです。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で70回目の指圧、今回は麻痺側の右足のほうが冷えていました。

 先週の室温は暖房をして19℃、昨日の室温は17℃で暖房はしておらず先週よりも薄着でした。
 
 寒くはないとのことでしたが、血流は悪くなっていたようで、指圧中は胃腸が音を立てて動きました。

 右外踝の絆創膏は小さくなっていて、麻痺側の右下肢の立位でぶれが少なくなってきたのではないかと思います。

 今回は右股関節のストレッチで痛みが出ました。

 右大腿の筋肉は筋トレで太くなってきており、気温やリハビリの強度や車椅子で盆栽やパソコンをする時の同じ姿勢の持続など、いろいろなことが関係しているようです。

 右肩から肩甲骨周囲のこりがあったので、次回もこりをゆるめながら血行促進をはかりたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月25日 (土)

50代男性、右殿部下肢痛、入浴後は痛みを感じないようになってきた。

325 開き始めた桜

 今朝は霊園の観音様の足元の桜が開き始めていました。

 右殿部下肢に坐骨神経痛のある50代男性、午前午後と仕事をして3時からの指圧です。

 肩、首、上肢とこっていて右腰は鉄板を入れたようにパンパンに張っていました。

 座位では、右に体重をかけたくないので脊柱は左に側弯しています。

 伏臥位の指圧の途中で左手がしびれてきたということで左に首を曲げていたことの影響もあるようです。

 右足の指圧で足関節がポキッと音を立てました。右母趾にしびれがあって右足を固定して体重をかけないようにしていたようです。

 それでも全身指圧後には体がゆるみ、中殿筋と梨状筋のストレッチでは痛みがありましたが、大殿筋のストレッチで痛みはありませんでした。

 お風呂に入った後は痛みがとれるようになったということなので、気温が上がってくればもっと痛みを減らすことができるでしょう。

 先日の椎間板ヘルニア手術のテレビ番組を見ていたそうで、あの手術を受けた女性と比べると御自分はそこまで悪くないということもわかっていらっしゃるようです。

 昨夜は爆報フライデーで浪越徳治郎先生とお孫さんの浪越孝先生の映像を見ることができました。

 徳治郎先生の映像では1秒圧で移動しながらも密着のあるしっかりとした圧が感じられ、孝先生は以前はマッチョでパワータイプに感じていましたが帝国ホテルという場所柄もあり適度に力をセーブされているように拝見しました。

 人に合わせて臨機応変に刺激を変えてこそ適量刺激の指圧が完成します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月24日 (金)

今朝の電話、「喉が痛い」、甲状腺の経過観察中、おそらく緊急性はない。

324_2 南を向いて咲く

 
 今朝は冷たい風が吹いて昨日よりも寒い朝でした。

 40代女性からさきほど電話がありました。「いつもにない喉の痛みが心配」とのこと、甲状腺の経過観察中で念のための検査は4月だということです。

 先日首の痛みで指圧をしていますが、今の訴えの中に腕の痛みやしびれ、頭痛、胸の苦しさなどはないので、緊急性はないようです。

 感染症やアレルギーを疑ってまずは近所の内科か耳鼻咽喉科を受診してくださいとアドバイスさせていただきました。

 しわがれ声ではなく、熱もないようですが、痰や咳は続いているそうなので花粉の影響もあるかもしれません。

 甲状腺では大学病院にかかっていて、緊急性があればもっと積極的な治療が行われているはずです。

 お話をしていくうちに、御自分で甲状腺を触って腫れていないことが確認できたようです。

 医師の診察を受けて何もないということであれば指圧をさせていただきます。

 安心し、納得していただけるまで時間がかかりましたが、不安は誰かに預けてしまえると軽くなります。

 触れるだけでなく、遠くにいても支えることが大事です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月23日 (木)

80代女性、風邪の後、肩が上がるようになってエプロンのひもが結べなくなった。

323 霞みは花粉も

 雲が多く肌寒い今朝は山が霞んでいました。気温が上がってくると花粉がたくさん飛びそうです。

 昨日は80代女性の往診の日、風邪を引いて治ったら左肩がよく上がるようになって、エプロンのひもが結べなくなりました。

 左肩の前方挙上は年が明けてからほとんど問題がなくなっていたので、今回Iは肩関節外転・外旋の肩甲骨周囲の筋肉に問題があるようです。

 横臥位で指圧をしていくと、首、肩、背部がこっていて、左肩甲骨下部の棘下筋に強い痛みのあるこりを見つけました。

 肩甲骨棘突起下縁に沿って痛みがあり、猫背が深くなって肩上部が後ろにずれた時の小腸経のこりという考え方でいいと思います。

 棘下筋、菱形筋、小円筋、肩甲挙筋、腋窩の肩甲下筋をゆるめ(棘下筋はこっていませんでした)、肩を後ろに回す関節運動をして全身指圧を終えると、両手を腰にまわして指先が届くようになっていました。

 指圧前と明らかに違うので喜んでいただけました。

 旦那様は奥様から風邪をもらったのかマスクをして一度顔を出しただけでベッドで休んでいました。

 80を過ぎても肩が動くようになるというのは元気な証拠です。

 フキノトウとツクシをいつもいただくお土産のお返しに持っていったのですが、それ以上にまたお土産をいただいて帰ってきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月22日 (水)

30代女性、だるい、疲れる、猫背と殿部のこり。

322 フキノトウとツクシ

 
 今朝採ったフキノトウとツクシ、往診で春の香りを届けます。

 30代女性、主訴は「だるい、疲れが抜けない」とのこと、猫背で肩が内旋しています。

 伏臥位の指圧で首、肩、背中のこりをゆるめて殿部の指圧に移ると、右殿部表面に明らかなこりがあります。

 右大殿筋のこりは調理の立ち仕事で爪先立つような体重移動が股関節伸展の緊張となって蓄積されたもののようです。

 右は梨状筋、大腿後側と坐骨神経の沿ってこっていました。

 猫背がゆるむと仰臥位の指圧では眠りました。

 仕上げに大殿筋、中殿筋、梨状筋のストレッチをすると、大殿筋、梨状筋では痛みを伴いましたが、中殿筋のストレッチでは痛みがありませんでした。

 これは爪先が内側を向くX脚気味だからのようです。

 施術後は体が軽くなったということで、車の運転の時に足の感覚がはっきりしないことがあったそうなので、まだ坐骨神経痛と病名がつくほどではないので、毎日のストレッチをアドバイスして指圧を終えました。

 猫背から坐骨神経に沿った痛みまで、望診の段階でイメージできた症例です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月21日 (火)

明け方は暖かい春の小雨。

321_2_2 タンポポ

 今朝は暖かで、小雨が降っていましたが気持ち良くウオーキングをしてきました。

 土手にツクシ、裏庭にフキノトウ、玄関脇にタンポポ、春の命の成長を促す恵みの雨です。

 昨日の百条委員会での「万能ではないから」という石原さんの発言がありましたが、自然は人間がどんなに環境を汚そうとも命をあきらめることはありません。

 今夜は下弦の月、月も時を示し、春の色彩が益々豊かになっていきます。

 自然は淡々と時を刻んでいきますが、人間は折り合いをつけながら最善の選択をしたつもりでも、うまくいかないこともあります。

 丁寧に、謙虚に、一人一人の命を尊重して、今日も指圧が始まります。春の体に変われていない人には、指圧で春の体に調整させていただきます。
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月20日 (月)

「特命ドクター…」、椎間板ヘルニアの痛みを自ら経験し手術の技を磨いたあいち腰痛オペクリニック伊藤先生。

320 サクラ

 ウォーキングコースのサクラの花が開き始めました。ソメイヨシノとは違って野生的で主張の強い花の形です。

 昨夜の「特命ドクター…」では、椎間板ヘルニアの手術をする伊藤先生の目と熟練の技と手先の感覚と、私が指圧で腰を触っている時の感覚とをだぶらせてテレビを見ていました。

 伊藤先生は過去に自ら椎間板ヘルニアのダメージの大きな手術を受けていて、その苦しい経験から内視鏡の手術を勉強し、現在の治療をされているので説得力が違います。

 最近のニュースに出てくる人たちの目つきを思えば、誠実な目をテレビで見るのは久々のような気がします。

 脊髄神経にもぐりこんだヘルニアを染色して、神経を傷つけないようにヘルニアを掻き出す手術には精も根も尽き果てるような緊張を伴うことでしょう。

 局所麻酔で意識のある患者を安心させるために時々会話をしながら、ミリ単位の手術を丁寧にこなす手先の感覚が素晴らしいと思いました。

 まるで自分のことのように、患者の痛みを想像する気配りがそこにありました。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月19日 (日)

転倒後リハビリ中の男性、69回目の指圧、エコな暖房が外より寒いこともある。

319 ツクシ

 今朝はツクシを見つけました。春が加速していきます。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で69回目の指圧、外も車の中も薄着で十分な暖かさでしたが、部屋に入ると冷たい風が気になりました。

 部屋では暖房が19℃に設定されたエアコンとそれに向けて暖気を循環させる小さな旋風機が動いていました。

 両足が冷えていたのでエアコンと扇風機を切らせていただきました。

 エアコンのエコな温度設定と風が、外気よりも部屋を冷やしていることがあるので、特に麻痺がある方や高齢者には注意が必要です。

 全身指圧、ラベンダーの手足オイルのマッサージ、上肢下肢のストレッチとエクササイズなどで施術を終えた時、エアコンを切った部屋の室温は19℃を示していました(冷たい風は必要ありません)。

 前回の指圧でも麻痺側の右足のほうが転倒で打撲した側の左足よりも温かく、今回もそうでした。

 右下肢にはリハビリ効果でしっかりとした太い筋肉がつき、膝が軽度屈曲になりがりな左足のほうが冷えるようになってきました。

 指圧後は左膝も伸びるので、動かすこと、冷さないことは大切です。

 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月18日 (土)

50代男性、右殿部下肢痛、動かさな過ぎで症状悪化するも指圧で改善。

318 フキノトウ

 昨日が彼岸入り、今朝は裏庭にフキノトウが10個くらい顔を出していました。

 50代男性、主訴は右殿部下肢痛、仕事が忙しくて2週間ぶりの指圧です。

 2日前は痛みで寝込んだというほどだったそうですが、その前日までは順調だったようです。

 この日は右の首から肩、上腕までと、右下腿前側まで痛みが走り、右腰がパンパンに硬くなっていました。腰の疲労の蓄積から上下に痛みが走ったようです。

 ストレッチを少ししかやっていなかった「動かさな過ぎ」が原因のようです。

 右首、肩がゆるむと、痛みは下へ下がっていき、右殿部から大腿後側の指圧では飛び上るほどの痛みがありました。

 右下腿前側の痛みは坐骨神経から分かれた総腓骨神経にまで神経痛が響いていたということですが、指圧で足が温かくなると痛みは緩和されました。

 腹部の指圧で珍しくおなかが硬かったのは腰をかばっていたからでしょう。

 いつもよりも左半身もこっていたことも右半身をかばっていたからです。

 指圧後いくつかのストレッチをして施術を終えると、背中が伸びて体全体が楽になったそうです。

 腰痛、坐骨神経痛の慢性期には、痛みが出ない範囲で毎朝30分くらいかけてストレッチをすると、その日の疲労の蓄積分の余裕ができます。

 安静にし過ぎて治りにくいというのはこういう症例です。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月17日 (金)

40代女性、右母指痛、右ヒラメ筋外側痛。

317 小ネギの球根からムスカリ

 手前のムスカリは小ネギの球根から生えています。命は小さな不思議に溢れています。

 40代女性、最初に訴えたのは右ふくらはぎの痛みですが、伏臥位の指圧で首から背中がパンパンに張っていて、右母指は冷えていて触っただけで強い痛みがありました。

 指圧を受けて上半身がこっていることがわかったようですが、この一ヶ月ほどは家族の病気で自分のことを考えている余裕がなかったようです。

 右母指は以前の仕事で痛めた屈筋腱の腱鞘炎があって関節が軽く曲がった状態を続けていました。

 右殿部から大腿後側に続く坐骨神経に沿ってこっていて強い痛みがあり、右ふくらはぎの痛みは腓腹筋の下のヒラメ筋外側の痛みでした。

 右のお尻に体重をかけた座位が長かったということと、O脚になっていて、膝をしっかりと伸ばして爪先立つことがなかったので、膝軽度屈曲の状態でも働くヒラメ筋に負担をかけて椅子から立ち上がる動作などをしていたのでしょう。

 仰臥位上肢の指圧の頃には右母指は温かくなっていて強く触れれば痛みがありますが、軽く触れただけで痛いということはなくなりました。

 指圧後背中が伸びて肩から上肢のこりも取れました。

 右母指は傷があるのでまだしばらく治るには時間がかかります。

 右ふくらはぎは大股で歩くことがストレッチになります。坐骨神経痛と病名がつくほどのものではありません。

 上半身のこりが当たり前になってしまっていて、右ふくらはぎの違和感しか気づかなかったという症例です。

 症状が重くなる前に指圧ができてよかったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月16日 (木)

40代女性、右肩こり、花粉症。

316 春の光

 今朝は霜が降りましたが氷は張らず、朝の太陽の光は強く、お彼岸が近づいています。

 40代女性、主訴は右の肩こり、花粉症でマスクをつけての指圧です。

 頭痛持ちですが、頭痛の訴えはなく、右側頸部から肩上部、上腕外側がこっていて、肩甲下部が硬く、猫背で、下半身がむくんでいました。

 アレルギーの薬を服用しているので、指圧中は目や鼻の強い症状は治まっていました。

 指圧前と伏臥位の指圧の後にトイレに行き、仰臥位の指圧ではおなかがよく動きました。

 気圧が低く寒い日に頭痛になっていないだけでも調子は悪くありません。

 指圧は被術者も施術者も1点ずつ体と向き合い対話をする時間です。

 人それぞれ詰まりやすい部位があり、年齢を重ねるにつれて疲労物質が抜けにくい部位ができてきます。

 錆びて動かなくなったネジを無理やりドライバーで回そうとするとネジが折れてしまうことがあるように、人間の体も動かしていない部位は脆くなっています。

 こっているところほど弱い力で丁寧に触れてください。

 力で押し込めば、そこで何が起こっているのかという御客様の気づきのチャンスを施術者が奪うことになります。

 頭痛持ちの方が肩までのこりで止まって頭痛を感じていない日には、体はいい仕事もしているのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月15日 (水)

40代男性、大型トラックの下にもぐって整備、肩こり、左前腕内側の痛み残る。

315 道端にダイコンバナ

 今朝のウォーキングの時には雨が上がっていました。梅の花が散って地面にドットの模様ができ、ダイコンバナが咲きました。

 40代男性、大型トラックの整備で車体の下にもぐりこんだ姿勢が続き、首から肩、上腕、背中がこっています。

 下半身は運動不足でお尻から下の筋肉は弱く、むくんでいました。

 下から上に腕を上げて窮屈な仰臥位の姿勢での仕事なので、腕の重さも工具の重さも肩にかかります。

 首もねじったり持ち上げたりして整備箇所をのぞきこむことになっていたのでしょう。

 伏臥位で腕の重さをマットに預けておくことは、それだけでも仰臥位で腕を持ち上げていた姿勢のストレッチになります。

 昨日までのこりと、午前中の仕事のこりで限界を感じた体に対して、表層から癒着をはがすように広い密着のある指圧で血行促進していきます。

 首から上肢外側の大腸経のラインに沿って慢性的な深いこりがありました。

 仰臥位上肢の指圧でおなかが動き始めたのはタイミングとしては遅いので、しつこいこりの蓄積があったということです。

 仰臥位の指圧後にトイレに行き、下半身のむくみが排出されました。

 指圧後、左前腕内側で橈側に痛みが残りました。

 長時間の不自由な姿勢での手作業で筋肉の弱いほうの左橈側手根屈筋には傷ができているようです。

 それ以上刺激を足すことはマイナスでしかないので、手関節掌屈のストレッチを覚えていただいて指圧を終えました。

 体が軽くなり、眠くなったということなので、効果は十分ありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月14日 (火)

「これさえやれば」という手技はない、阿是穴を見つけた先人たち。

314 チューリップ

 今朝は小雨で暖かく、春の植物には良いお湿りです。庭ではチューリップの葉が水滴をまとっていました。

 今朝のニュースでは医療情報サイトでの誤った記事の問題が取り上げられ、代表者が頭を下げていました。

 新聞の広告でも「加齢による音の悩みに酵素パワーの蜂の子が効く」というボカした表現がありました。

 「耳鳴りに効く」とは言ってはいけないことを担当者は御存知です。

 指圧のツボには経脈上の正穴の他に、ある特定の症状の特効穴である奇穴があり、さらに施術者が独自に特効穴として使っている阿是穴があります。

 阿是穴は正穴の刺激をして手応えがない時に取穴の位置を微妙にずらしながら確かな手応えがある位置を感じ取って、それが多くの人にも当てはまるツボであることを確認して使い続けてきたツボです。

 大腸経の合谷には陽谿に近いほうにずらした澤田流合谷があり、浪越圧点も胆経の環跳から殿部を探って中殿筋上に手応えを得て使い続けられているツボです。

 「これさえやっていれば」という万人に効く魔法のような薬やツボはないと思ったほうがよいでしょう。

 正しい知識や情報を得た上で、今のこの状態には何が必要かという調整が必要になります。

 いつも決まったものを食べるのではなく、旬の食材を食べることは、生命力に溢れた命薬をいただくことになります。

 冬と春とでは体が変わり、昨日と今日でも体は変わっています。

 今日も五感で探り微調整をしながら正解のツボを見つける指圧が始まります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月13日 (月)

70代男性、右肩甲骨から上腕外側のこり、左腰のこり。

313 庭のスイセン

 昨日ベニシアさんの番組を見ていたら黄色いスイセンと白いスイセンが咲いていたので今朝庭を見たら、うちにも白いスイセンが咲いていました。

 昨日の夕方には70代男性の指圧をしました。定期的な指圧です。いつもは左の肩甲骨の棘下筋がこっていることが多いのですが、右の棘下筋がこっていました。

 棘下筋は小腸経が通る筋肉で、そのこりの延長をたどっていくと右上肢外側のこりにつながっています。

 右示指から肩上部につながる大腸経のこりと比べて、小指尺側から上肢外側を上行し肩甲骨に向かう小腸経のこりは猫背の深さやこりの期間の長さと関係しています。

 暖かい日曜日でお孫さんが来ていたということなので、ずいぶんと体を使ったのでしょう。

 指圧中は眠り、おなかが音を立ててよく動きました。

 冷えもなく、こりもゆるんで問題ありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月12日 (日)

転倒後リハビリ中の男性68回目の指圧。

312 ムスカリ

 庭にも道端にもムスカリが咲きました。春の色が豊かになっていきます。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性のお宅で68回目の指圧、筋トレの効果で上肢・下肢の筋肉が太くなっていました。

 右肩甲骨周囲の指圧が気持ちいいとのこと、麻痺側のこの部位は転倒した時にも痛めたそうで、今まで気持ちがいいと言われたことのなかったところです。

 前回の指圧で痛みのあった打撲した左大腿骨大転子近くの腸脛靭帯の指圧では今回痛みはありませんでした。

 いつもは左足よりも脳出血の麻痺側の右足が冷えているのですが、今回は右足のほうが温かくなっていました。筋トレ効果でしょう。

 お孫さんが都内の自宅に帰ったので家の中は静かで、奥様も指圧の間はウォーキングに行かれて、指圧中はよく眠りました。

 筋トレの負担がかかる右足外踝には絆創膏が貼ってありました。手足のラベンダーを使ったオイルマッサージと姿勢矯正のストレッチで施術を終えました。

 部屋のテレビは東日本大震災の特番を映していました。

 突然終わってしまう命があり、少しずつ回復していく命があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月11日 (土)

40代女性、右耳の詰まり感、両手のしびれ。

311 ミント

 庭のミント、今年は成長が遅いような気がします。今は可愛いと思える余裕がありますが、夏には強い生命力ではびこって手を焼く存在になります。

 40代女性、主訴は右耳の詰まり感、ピアノを弾いていたら両手がしびれて感覚が鈍いということで指圧にいらっしゃいました。

 忙しかったそうで久しぶりの指圧です。

 右側頸部がこっていて両肩が内旋し背部がこっているので、両手のしびれは首から前胸部までの間での神経の圧迫によるもののようです。

 胸郭出口症候群では首から上の血流が悪くなるので、右耳の詰まり感は内リンパの停滞が原因として考えられます。

 首から背部がこっていましたが足に冷えはなく、仰臥位の指圧の頃には上肢や前胸部、耳の周囲の緊張はほぐれていました。

 ちょうど指圧を始めた頃からくもってきて風が強く吹きました。

 気圧の低下も血行不良の一因だったようです。

 全身指圧後、肩の内旋は改善し、首から背部のこりもゆるみました。

 疲れが溜まっていたのでしょう。日曜日のコンサートでは十分にピアノが弾けると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月10日 (金)

20代女性、首痛、受乳をやめて職場復帰へ、今までにないリラックス。

310 ジャスミンの蕾増える

 今朝は氷は張っていませんでした。庭ではジャスミンの蕾がもっと暖かくなるのを待っています。

 20代女性、一才になった赤ちゃんを抱き上げようとして右の側頸部が寝違えのようになりました。

 4月からの職場復帰に備えて授乳をやめ、疳の強かったお子さんは離乳食を食べるようになって少し落ち着いてきたようです。

 赤ちゃんはこちらへ来る時に車で寝てしまい、御祖母様とそのまま車にいたので、昨年末の指圧のように隣でぐずられることはなく、久しぶりにリラックスして指圧を受けられたようです。

 体幹が締まったように見えましたが授乳をやめて上肢と下半身はむくんでいました。

 右側頸部は鎖骨の停止部位で斜角筋が硬くなっていましたが傷になっているほどの手応えはありません。

 冷えはなく、いつもはこっている左鎖骨下部外側の大胸筋、小胸筋もこっていませんでした。

 大学生の頃から指圧をしていますが、この部位がこっていなかったのは初めてです。

 実家に帰ってきて体を休められたことや、職場復帰も保育園も決まってほっとしたのでしょう。

 授乳をやめたことと体がまだ折り合っていないようでむくんでいましたが、指圧中はウトウトし、指圧後はトイレに行ってすっきりしました。

 待合室で赤ちゃんが寝られるようにしてありましたが、指圧中おとなしく車にいてくれたことは親孝行です。

 女性として一番充実している時のようで、体は良い方向に変わっています。

 指圧後、わずか3ヶ月で髪が伸びて女の子らしくなった赤ちゃんと対面しました。

 急に物わかりがよくなったようなおだやかな顔をしています。親のいろいろな事情を察知したのでしょうか。

 次は帰省中いろいろと御世話をした御祖母様に指圧をすることになりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 9日 (木)

80代女性の往診、痛みの訴えなし、会話のデトックス。

39 ペンペングサ

 今朝も薄氷が張りました。朝の気温は右肩上がりではありませんが道端にペンペングサが生えていました。

 昨日は80代女性の往診の日、今回は首の牽引の話も左肩が上がりにくいという訴えもまく、ただただ話したいことが溜まっていたようで元気です。

 花粉症もなく、風邪も引かず、エレキバンも貼っていませんでした。

 坐骨神経痛はいつの間にか気にならなくなったようです。

 世間でよくある親戚とのあれこれやワイドショーでも話題の小学校建設の話やミサイルを打ってきたあの国の話、よく御存じです。

 あれこれとふりかかる日常のストレスがスパイスとなって、体を元気にしているようです。
 
 指圧の前後に草餅から始まって、パイナップル、カステラ、おかき、かりんとうと次々とお茶とお菓子をすすめられて話は続いていきます。

 私の仕事にはこれが含まれてくるらしいということはずいぶん前からわかっていましたが、これは私のキャラクターに付いて回ることで、他のセラピストの方はここまでではないのだろうと思います。

 指圧が終わってなかなか帰れないことが大変だったのは遥か昔のことのように感じます。

 いろいろと無駄な力が抜けて、成れるといいなと思っていたセラピスト像に近づいています。不思議な仕事です。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 8日 (水)

気にかけているということが緊張をゆるめる。

38 太陽パワーアップ

 今朝は氷が張りました。寒さのぶり返しよりも感じたのは太陽の光が強くなったことです。これから紫外線が強くなっていきます。

 70代女性、町の健康体操の指導者プログラムが終了したら指圧に行くと決めていたそうで、肩から背中にかけてこっていました。

 久しぶりにテキストを覚えたり、周囲の人たちとコミュニケーションをとったりでお疲れのようです。

 指圧をしながら町の体育協会の広報誌によく似た人が卓球ししている写真があったという話をしたら「それは私です」とのこと。

 この一枚の写真の話からその11月の卓球大会の話になって、ダブルスで試合をする4人の登場人物のエピソードやらなにやらの話になり、つまりはこの時点で心身の疲労には場面転換ができて、肩から背中のこりはゆるんでいきました。

 「セラピーに大切なのは転地療養感があること」とよくお話をするのですが、お客様のことを気にかけておくことはとても大事です。

 「近所で火事があったみたいですね」でも気にかけていることが伝わります。

 体を触っている時間だけがセラピーではありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 7日 (火)

妊活中、凍結胚移植前日の指圧。

37 北の空に雲の切れ間

 雲の多い朝です。

 昨日は妊活中の女性に指圧をしました。今日の朝から検査をして問題がなければ授精卵を子宮に戻す凍結胚移植が行われます。

 全身症状としては背中と下半身のむくみがあり、左手橈骨動脈の脈が取れません。

 掌側で尺側の手関節のツボ「神門」の脈が妊娠の脈と言われるくらいですから、橈骨動脈で脈が取れないようではよろしくありません。

 肩の深部がこっていましたが問題にしなくてもいい程度、それよりもむくみや骨盤の開きが気になります。

 むくみを排出し、血行促進によって体の深部の子宮の状態を妊娠しやすくしておきたいところです。

 伏臥位の指圧後トイレに行き、仰臥位の指圧後にもトイレに行き、ズボンはゆるゆるになりました。

 大殿筋、中殿筋、梨状筋のストレッチで骨盤をさらに締めて施術を終えると、左橈骨動脈の脈がはっきりと強く脈打っています。

 子宮内膜症があって、今年の初めには卵巣の水を抜いています。

 やれることはやり、血行促進の指圧をして準備は万端です。

 今頃はもう病院ですね。良い結果が出るようお祈りしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 6日 (月)

「これくらい…」という思い込み、本で軽く叩き胸ぐらをつかんで椅子から立ち上がらせる」という児童への暴行のニュース。

36 裏庭のフキノトウ

 今朝は暖かくて、裏庭にはまたフキノトウが顔を出していました。

 「和歌山の自立支援施設の男性主任が10代の入所児童の頭を本で叩くなどして県から厳重注意処分を受けた」というニュースがありました。

 この主任は「児童の頭を本で3~4回軽く叩いた」ということですが、その後に「胸ぐらをつかんで椅子から立たせた」とあります。

 児童が「物を盗まれた」と言ったので探したところ、部屋にあったので「ちゃんと見ろ」と注意したのだということです。

 「これくらいは…」と思う刺激量が適量刺激を超えてしまうことは指圧・マッサージでもあります。

 大人が子供に、先生が生徒に、上司が部下に、という関係の中では、従の立場は威圧を受けます。

 また、本で叩くという物を介しての行為には冷たさが伴います。

 胸ぐらをつかんで椅子から立ち上がらせるに至っては、冷静さを欠いています。

 何度も同じ間違いを繰り返されてこの主任はストレスが溜まっていたのかもしれませんが、指圧で腰痛を治すにしても同じことの繰り返し、悪くなったらまた一からやり直しです。

 マッサージの叩打法の叩くは「叩いてはいけない」のです。

 温かい手が体を目覚めさせるのであれば、叩くのではなく、限りなく短い接触を作って感覚を目覚めさせるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 5日 (日)

転倒後リハビリ中の男性67回目の指圧、左腸脛靭帯近位に痛みのポイント。

35 今朝は霜

 昨日は暖かかったので今朝は放射冷却で霜が降りました。

 昨日は転倒後リハビリ中の男性の67回目の指圧、指圧後にうかがったところ床屋さんを呼んで髪を切ってもらった後だったそうで、頭を洗った時に水がとんだのか、ズボンと右の靴下の先が濡れていました。

 ズボンは左右ともに濡れていましたがズボン下を履いていたのでわからなかったのかもしれません。また右足の先端は麻痺側なので濡れていることがわからなかったかもしれません。

 暖かい日だったこともあり、ひな祭りでお孫さんも来ていたので、そのまま指圧をしました。

 この指圧では、転倒の打撲側、左大腿骨大転子のすぐ下の腸脛靭帯にピンポイントで痛みがありました。

 転倒時に左殿部側面から大腿外側を打ちつけたようですが、ここまではっきりと痛みが浮きあがるのは初めてのことです。

 痛みの位置が動いていくのは治っていく過程でよくあることです。

 今回の指圧は左大腿外側の腸脛靭帯遠位をゆるめることに時間をかけました。

 途中でお孫さんが何度も乱入してきて、ウトウトとしながらも、時々それをいさめる声はしっかりしています。

 こちらはヘビごっこの相手をしながらの指圧となり、お孫さんが途中で便意を催してトイレに行くと、面白いもので御祖父様もおなかの動きが活発になってガスが出ました。

 ラベンダーの手足のオイルマッサージ後に奥様に靴下とズボンの着替えお願いして指圧を終えました。

 サロンの施術や道場の試合とは違って、臨床の指圧は思いがけない要素が加わります。

 野原の果たし合いの場で実践を重ねてきたので、途中で珍客があっても手と集中は途切れることなく指圧を続けることができるようになりました。

 かえってそういう環境に溶け込むゆるさが、心身をゆるめる技を補完するのだと感じています。

 お孫さんのヘビごっこで、部屋や廊下のほこりはお孫さんの服に雑巾がけされました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 4日 (土)

50代男性、右殿部下肢痛、インフルエンザ後の指圧。

34 庭の梅満開 

 昨日の強風にも散らされずに庭の梅が満開です。伝染病で梅林の木を植えかえた青梅市でも、今年は梅が見られるそうです。

 50代男性、主訴は右殿部下肢痛、インフルエンザで2週間の間が空いた指圧です。

 今年4月から自動車税が上がるので3月は車購入の駆け込み需要があって自動車整備の仕事が忙しいそうです。

 午前中の仕事で首、肩、上腕、背中から腰がこっています。

 「10分歩くと痛みが出る、車の運転1時間はきつい」ということで、下半身は運動不足、下腿が細くなっています。

 上半身の筋肉は使ったこりなのでよくゆるみました。

 下半身では、右殿部→大腿後側→下腿前側と坐骨神経・脛骨神経から前にまわって総腓骨神経に沿った痛みがあります。

 筋肉のこりは強く指に触れないので、これは傷の痛みです。中殿筋、梨状筋、大腿二頭筋、前脛骨筋に沿った神経と筋肉の傷があるようです。

 詰まりが多く溜まってくると下腿前側に痛みが出る傾向にあります。

 仰臥位おなかの指圧では胃内停水でチャポチャポ音がしました。

 インフルエンザ寝ていた期間があって、自動車税値上げ前の仕事の忙しさも寒さもあります。

 痛み→交感神経優位→胃腸が働かない、ということはあります。

 しかし、それでも体調を戻しながら仕事を続けられているのは指圧を受けてから動けるようになってきたこととストレッチを続けているからでしょう。

 指圧後にいくつかのストレッチをして施術を終えました。

 風が強く吹く午前中の外仕事を昼過ぎまでできて、指圧後には硬くなった体もゆるんでいます。

 暖かくなればもっと痛みを感じずに動けるようになると思います。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 3日 (金)

昨日のアロマ指圧講座「おなかでリラックス」。

33 飯能生活の木工事中

 昨日は飯能 生活の木で「おなかでリラックス」がテーマのアロマ指圧講座でした。

 建物全体を網目の青いシートが覆っていて、入りにくい雰囲気ですが営業中です。

 講座では、腹部の基本指圧の後に、副交感神経を優位にする前頸部と仙骨部の指圧、交感神経の興奮を抑制する肩甲下部の指圧、カモマイル・ローマンとラベンダーのブレンドオイルを使った上肢と下肢の胃腸のツボへの母指軽擦の実技を行いました。

 腹部の指圧の基本は「の」の字の手掌圧、これは手当てです。

 密着と持続のある垂直圧があれば圧し込む必要はありません。

 痛みのある部位では、細い痛覚の神経線維の伝達は、太い触圧覚の刺激の伝達に抑制されるので、手を当てているだけでも鎮痛効果があります(ゲートコントロール)。

 温かい手で持続のあるタッチでゆったりとしたリズムで触れることが大切で、下腹部で大動脈から分かれる4本の腸骨動脈の血行を促進し、骨盤内臓と足を温めることができれば自然と眠くなります。

 ラベンダー、カモマイル・ローマンのような副交感神経を優位にする精油は、冷えを緩和し、眠りに誘い、胃腸の働きを活発にします。

 上肢、下肢の大腸経や胃経のツボをオイルを使って刺激する時も、痛みのあるツボは少し圧を弱めたり、わざと1ミリずらすようなテクニックを使って徐々に詰まりを取り除いていきます。

 冷たい雨が降って、窓の外では工事の足場を歩く作業中の方の膝から下が見える教室でしたが、実技の後にはあくびをしていた方がいて、受講生の方たちは昨晩グッスリと眠れたことでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 2日 (木)

40代女性、花粉症の鼻炎、右側頸部から上肢外側へ大腸経のこり。

32 ブルーベリーの枝に雨の滴

 久しぶりに雨が降って乾いた土には良いお湿りになりました。ブルーベリーの枝を雨のしずくが伝っています。

 40代女性、花粉症の鼻炎症状があって右側頸部から肩、上肢外側と、大腸経に沿ってこっています。

 肘膠、手五里、臂臑、肩髃、巨骨と上腕から肩までの大腸経をたどっていくと、全てのツボに強い痛みがあります。

 右利きの人が重いものを抱えて持ち上げる猫背手仕事の動作を繰り返したことによる右の肩こりの典型例です。

 花粉症の症状は今のところ鼻だけのようで、指圧前はマスク越しに鼻水がたれてきている様子でした。

 伏臥位で首肩背中をゆるめ、足までの指圧を終えるとトイレに行きました。

 仰臥位の指圧では鼻をグシュグシュすすり上げるようなことはなくなり、おなかが音を立てて動き始めました。

 花粉症の鼻炎症状が大腸経にあらわれた時には、その上肢外側を指圧することによって交感神経が優位な状態から副交感神経優位の状態に切り換えることができます。

 副交感神経が優位になったことはおなかが動き始めたことによってもわかります。

 今日の天気なら花粉の飛ぶ量は少なそうです。午後は飯能生活の木でアロマ指圧講座、午後の指圧は5時からになります。
 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 1日 (水)

無資格者の施術に注意の埼玉県広報と150人の整体師に追われて肩を揉まれるCM。

31_2 伐採が進む

 近所の林で伐採が進んでいます。急に景色が開けると違和感を感じます。家が建つのかもしれません。

 今朝届いた埼玉県の広報には「あんま・マッサージ指圧無資格者の施術に注意」というお馴染みのお知らせがありました。

 一方今朝のテレビ番組では、1000万円の肩もみ券を当てて150人の整体師に追われて肩をもまれるというCMの映像を流していました。

 逃げる人を追いかけて体格のがっちりした何人もの整体師が寄ってたかって肩をもむ映像は、整体師のマイナスイメージを植えつけているようなものです。

 あんま・マッサージ・指圧の国家資格と、整体の資格は別物であるからこそ、整体はイメージにも施術そのものにも慎重であるべきです。

 もちろん技術も人間的にも素晴らしい整体の先生はいらっしゃいますし、資格があるからといって未熟なあんま・マッサージ・指圧師もいます。

 昨日は小学校の組体操で障害をおったお子さんの御両親が、学校や教育委員会の責任を問う裁判を起こしたというニュースもありました。

 教育者も施術者も、健康な自分の体を基準に人間の体を考えては事故が起こります。

 外からちらっと眺めただけではわからなくても、体に不調を抱えている人はたくさんいるのです。

 先日の東京マラソンに参加した理学療法士さんの新聞記事に「東日本大震災で津波に流された元患者さんへの鎮魂の思いで走る」というコメントが載っていました。

 「自分がリハビリでもっと歩けるようにできていたら逃げられたかもしれない」という悔いがあるようですが、おそらくそこまでの思いのある方なら最善のリハビリをしてきたことでしょう。

 いくつかある方法の中でその時にできる運動療法をきちんとしていたと思います。

 大きな負荷をかける運動が最善ではない場合が多いですし、指圧でも適量刺激とは物足りないくらいのことをいいます。

 逃げる御客様を走って追いかけて無理やり肩をもむなどというのは、体の痛みを診ているセラピストなら不愉快なはず、出演しているのがエキストラの一般人でないとしたら残念なことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »