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2017年5月 9日 (火)

50代男性、左背部肉離れ、立ち上がる時に息の止まる痛み。

59 庭のアヤメ

 今朝は花が重たくて倒れたアヤメをモミジの葉で支えて起こしておきました。掌の大きさのアヤメです。

 50代男性、主訴は起床時に背中を起こす時の息が止まる激しい痛みです。

 左脊柱起立筋から腰の外側まで痛みがありますが、下肢のしびれや痛みはありません。

 背中を伸ばしたり後ろに反らすと強い痛みが再現されますが、左股関節の屈曲や体幹の前屈で痛みはありません。大腰筋と腸骨筋が原因ではなさそうです。

 脊柱棘突起を圧して痛みはないので椎間板ヘルニアも除外してよさそうです。

 冷湿布や鎮痛の外用薬を塗ると痛みはやわらぐそうですが、起床時や入浴して温まってバスタブから出る時には動作が止まるほどの痛みが出ます。

 触診では肩甲下部の最長筋から腸肋筋、腰方形筋と斜め下外側に向かって痛みがありました。

 殿部以下は問題がないので「左背部の肉離れ」のようです。

 肉離れは筋肉が裂けた挫傷ですから、出血があると考えて患部の施術は避けます。

 冷やすと鎮痛効果があり、風呂で温めると痛みが増すようなので急性の炎症と診て、患部を外した遠隔操作の施術で誘導作用により早期回復を目指します。

 全身に軽いタッチの指圧をして、ストレッチは痛みの出る手前で止めて、痛みの出るストレッチはしないようにアドバイスさせていただきました。

 指圧後に起き上がる時は、中腰で膝を曲げた状態で動作が止まるほどの痛みが再現されましたが、起き上がってしばらくすると痛みは軽くなっていきました。

 特別思い当たる原因はないそうですが、右利きの人の左の背筋は使わな過ぎで脆くなっていることがあります。

 痛みを探らずに日常生活で無理をしなければ傷は治っていきます。

 「痛みを憎まず、忘れてあげる」という寛容さと、「痛みがあってもよし、そんなこともある」という楽観的な気持ちを持つことができれば、痛みがあっても痛みがないようなもの、時間とともに治っていきます。

 下手にいじりまわして傷を悪化させることは絶対に避けたいところです。

 急性期の傷を治すのは栄養と休養、本人の栄養に富んだ血液が傷を修復します。

 タッチによる血行促進と、強い痛みを抱えた時の「気持ちの作り方」をお伝えすることができれば、それは2つの薬を処方したことになります。

 

 

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