20代男性、右脇の痛み、前鋸筋の傷、右手を使う時に肩甲骨を前に押し出す筋肉。
こちらでは昨日の雨の量は少なく、今朝7時頃から雨が降り出しました。生暖かい外気が台風の接近を感じさせます。
20代男性、午前の農作業中に右脇に痛みを感じて午後になって指圧にいらっしゃいました。
「立ったり座ったりで息が止まるような強い痛みがあればぎっくり腰ですから安静にして冷やしたほうがいい」というお話をしておきましたが、御自分で車を運転し、玄関から入って椅子に座るのにもぎっくり腰のような大変さはありませんでした。
触診で腰に強い痛みがないことはわかりましたが、右脇腹の肋間筋に痛みを感じる部位はありませんでした。
伏臥位から指圧し、肩甲間部までの背中と左腰、左右の大腿後側がこっていました。
指圧中はよく眠り、仰臥位の指圧で右肩の屈曲や外転に問題はありませんでした。
体幹が右から左にやや側屈しているのは右手を使うために右肩を内転内旋させる動きが常だということです。
肩甲骨を前に押し出す前鋸筋は肩甲骨の内側面から肋骨上部に停止します。
農作業で右手を前に伸ばす動きで前鋸筋を傷めたようです。
指圧後に右肩を動かしてもらうと、右手を前方斜め下に伸ばす動きと右手を後方斜め上に振りかぶる動きで痛みが出ます。
この動きも小さい動きであれば痛みが出ないので、痛みは2、3日でほとんどなくなると思います。
他の筋肉への大きな影響がないうちに指圧ができてよかったです。
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