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2017年10月 3日 (火)

30代女性、右肩痛、外転90°以上で痛み、棘上筋腱の炎症。

103 青い実

 道端の青い実、雨は止んでいますが葉っぱに水滴がついています。

 30代女性、右肩痛で1ヶ月前に指圧をしています。痛みがあっても右肩を使う運動会に参加して状態が悪くなったことを心配して指圧にいらっしゃいました。

 座位では右肩屈曲(前方挙上)は180°で痛みが出ますが、その手前までゆっくり上げれば痛みは出ません。

 右肩外転(側方挙上)では90°以上で痛みが出ます。

 棘上筋腱に炎症があって肩鎖関節の骨とのぶつかりで痛みが出るようです。

 右肩が下がって両肩が内旋しているのは、無意識に右肩を使わないように大胸筋や肩甲下筋などを緊張させて右肩を上げる動きを抑えているからのようです。

 伏臥位の指圧では側頸部から肩上部、上腕外側へと続くこりと肩甲間部のこりをゆるめ、下半身には左殿部、右ふくらはぎという、右肩から対角線に続くバランスをとるためのこりがあってそれをゆるめました。

 仰臥位前胸部の指圧後は肩周囲の緊張がゆるんで、このタイミングでトイレに行きました。指圧がむくみや老廃物の排出につながったようです。

 全身指圧後、座位ではまだ少し右肩が下がっていますが、首から肩、肩甲間部や前胸部の筋肉がゆるんで指圧前よりも右肩屈曲の動きは楽になりました。

 右肩外転では90°で痛みが出るので棘上筋腱には傷があると考えられます。

 しかし、ほとんどの動きはできるので傷はあっても小さいものです。

 肩が上がらず痛みが続くと「もう治らないんじゃないか?」と心配になりますが、多くは或る日気がつくと痛みは全くなくなり、肩は上がるようになります。

 このケースでは痛みを我慢して肩を使ったことと、日常での右肩の動かさな過ぎで状態が悪くなったと感じていたようです。

 傷を治すのは自分の酸素と栄養に富んだ動脈血ですから、痛みの出ない範囲で動かして血行促進することで治りが早くなります。

 ペットボトルなどを右手に持って、肘伸展で肩の内旋外旋の運動は肩関節外転90°以下なら無理なくできます。

 テーブルに手をついて体幹を90°に前屈させなければアイロン体操ができないほどの悪い状態ではありません。

 1~2週間で肩が上がるようになるのではないでしょうか。

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