« 昨日のアロマ指圧講座「腰痛・坐骨神経痛」。 | トップページ | 転倒後リハビリ中の男性99回目の指圧、腸がよく動く。 »

2017年11月 4日 (土)

70代男性、左側頭部頭痛、6月に舌癌手術、のどのリンパ節切除。

114 もいできたミカン

 昨日御近所のお宅でいただいたミカン、もいでいけと言われてハサミを渡されたのでポケットに入る2個だけいただいてきました。陽が西に傾くと影が長く伸びて、冬が近くなったことを感じます。

 70代男性、主訴は左側頭部が痛いということで、御自分では片頭痛と仰っていましたが、片頭痛の典型的な症状とは違っていました。

 座位ではひどい猫背で、15年前に腰椎椎間板ヘルニアの手術をしていて、胸椎の後弯が増強し、腰椎はその円弧の形を受け継いで前弯が失われています。

 13年前に胃癌の手術で胃を3分の2とっていて、今年の6月には舌癌の手術をして喉のリンパ節も切除したそうです。

 舌癌の位置が左側で、左側頭部痛と関係がありそうです。

 また左肩が上がらずに整骨院で左肩のマッサージと電気治療を受けているそうですが効果がないようで、私が診る限り、左肩は屈曲180°が正常にできるので左肩に問題はありません。

 それよりも左肘の硬さによって腕を上げる時にブレーキがかかるようで、これは舌癌の手術による腕神経叢、特に尺骨神経への影響がありそうで、左肘の運動不足も原因の一つです。

 お薬手帳から、パーキンソン病の薬、抗不安薬、去痰薬、鎮痛解熱薬、健胃消化薬が処方されていて、抗癌剤や降圧薬などは使っていません。

 パーキンソン病は3年前からだということですが、手足の震えはなく小歩歩行でもありません。

 仰臥位から指圧を始めましたが、猫背過ぎて低い枕では顎が上がってしまうため枕を高くしました。

 舌癌手術後は喉の狭窄感が続いていて、仰臥位の指圧中に何回か痰が上がってきて喉にからまりました。

 下肢上肢と指圧し、左肩は問題なく180°屈曲できています。

 頭にむくみはなく、三叉神経の3つの神経孔と耳の前の顔面神経の出口を指圧して痛みはありません。吐き気の訴えもなく典型的な片頭痛ではなさそうです。

 仰臥位の指圧に続いて横臥位の指圧をし、背中はかなり伸びて頭が肩からひどく前に出ていた指圧前とは明らかに違います。

 頭痛は薬剤性といこともありそうで、多病を経験し大手術をしてきているので血流に滞りが起きやすいことは間違いありません。

 それでも指圧後は「気持ちが良かった。頭痛はしなくなった。今度は妻も連れて来ようか…」とお話され、トイレにも行かれて溜まっていた老廃物の排出もできました。

 喉の狭窄感は主治医の先生にお話しても取りあっていただけないということで、漢方の半夏厚朴湯の証の咽喉頭神経症というようなことは術後にはあって当たり前ということなのでしょう。

 病院でできない部分で指圧でお役に立つことができれば幸せです。

 

|

« 昨日のアロマ指圧講座「腰痛・坐骨神経痛」。 | トップページ | 転倒後リハビリ中の男性99回目の指圧、腸がよく動く。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 70代男性、左側頭部頭痛、6月に舌癌手術、のどのリンパ節切除。:

« 昨日のアロマ指圧講座「腰痛・坐骨神経痛」。 | トップページ | 転倒後リハビリ中の男性99回目の指圧、腸がよく動く。 »