70代男性、舌癌手術後の左側頭部痛、2回目の指圧。
今朝は昨日の暖かさを雲が抱きかかえたように暖かくて、ウインドブレーカーなしでウォーキングをしてきました。
70代男性、主訴は舌癌手術後の左側頭部痛、初回の指圧から4日後に2回目の指圧にいらっしゃいました。
前日の病院での診察では癌の首のリンパ節転移を調べるために左鎖骨上部内側と左後頸部の組織を採っていて絆創膏が貼ってあります。
前回の指圧後は体がとても楽になったそうですが、この日の午前中は卓球をしてきていて、昼食後に左側頭部の痛みが強くなってきたそうです。
手術部位は左側なので、食事で咀嚼筋を使うと痛みが強くなるようです。
午後の気温は暖房を必要としない暖かさだったこともあってか、卓球をしてきた首から上の部分を触ると微熱を感じました。
脈は1分間に90くらい、前回よりも強い脈でこめかみでも拍動が感じられました。
座位の姿勢は背中が前回よりも伸びていました。指圧の効果があったようです。
手足に触れると温かいと私は感じましたが、御本人は冷えを感じています。
前回にはなかった内臓の悪い人の口臭がしました。
仰臥位から指圧を始めると、背中が伸びている分、前回のように枕が低いような姿勢にはなりませんでした。
前回あった左肩が上がらないという訴えもなく、左肩は180°問題なく屈曲できました。
仰臥位では左の頸部には軽く触れる程度にしました。前頸部胸鎖乳突筋には硬さがあり、組織の検査中でもあるのでうかつに圧すことはできません。
横臥位で背部の指圧をし、上肢、下肢のストレッチで施術を終えました。
指圧後、楽になったとのことですが、頭部の体温は下がったもののまだいくらかのぼせ気味です。
手首の橈骨動脈拍動部の頭痛のツボ「列缺」を前回の指圧で私が教えていたようで、私は忘れていましたが、ここでいいですかと確認をされました。
会話の中での私に対する「敬語感」が高くなっているところから、指圧の効果と期待を感じました。
来週の月曜日に組織検査の結果がわかるそうです。喉の狭窄感も続いているということなので、転移がなかったとしても大変な毎日です。
検査の結果についてはお祈りすることくらいしかできませんが、また指圧でお役に立てるように努力したいと思います。
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