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2017年12月21日 (木)

昨日の講座「腰痛に殿部のストレッチ&アロマ指圧」。

1221 明治神宮初詣の準備

 昨日の原宿生活の木の講座の後に御客様の症状改善を祈ってお参りさせていただいた明治神宮、段差をむしろを敷いた板で覆う初詣の準備が始まっていました。

 昨日の講座は「腰痛を殿部のストレッチ&アロマ指圧で改善する」という内容でした。

 ベッドに仰向けになって、大殿筋、中殿筋、梨状筋の3つのセルフストレッチと、セルフストレッチを補助する場合のやり方、施術での他動的ストレッチを行い、伏臥位で背部から下肢の指圧、マジョラムとジンジャーを使った足から膝までの血行促進・加温を目的としたアロマオイルトリートメントという流れで実技を行いました。

 股関節伸展の働きをする大殿筋のストレッチは腰椎と腰部脊柱起立筋にもストレッチ効果があり、股関節外転の働きをする中殿筋と、股関節外旋の働きをする梨状筋のストレッチは、腰痛に伴うО脚姿勢の矯正となり骨盤を締めておなか周りをスリムにする効果もあります。

 腰痛があれば左右のどちらかの動きがより悪くなっていることが多く、腰痛がない方でも左右のどちらかに歪みがあってストレッチしにくい側があります。

 しっかりとしたストレッチができない場合は痛みが出ない範囲でユラユラと動かしていきます。

 個別の筋肉、特に深部の筋肉をストレッチするには「効いている」と実感できる姿勢をとる必要があり、「効いている」を意識できないままストレッチしている人が多いことと思います。

 腰につながる殿部の筋肉をストレッチすることで、背筋や大腰筋のストレッチでは見逃していた角度から腰痛の患部を血行促進することができます。

 腰痛に指力で腰を強く圧すことは傷に負担をかけることになります。

 「気持ちいい」に癒しがあり、痛き気持ちいい施術を良しとしてしまうとやり過ぎになっていきます。

 指圧の遠心性の垂直圧のポンプの力で動脈血を末梢に運び、ゆるんだ筋肉をストレッチでさらに伸ばし、オイルの求心性の水平方向の軽擦で静脈血とリンパを心臓に還しました。

 治らないとあきらめている腰痛を抱えている方でも、まだやっていないわずかに深さや角度の違うストレッチや緩めていない深部の筋肉があるはずです。

 受講された方が御家族や周りの方に試していただければ必ず症状の改善があるはずです。

 
 

 

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