右肩甲骨下縁付近の痛み、大菱形筋と広背筋のこり、癒着、傷。
今朝はまぶしい陽射し、庭の蔓を這わせるためのロープにとまるのはセミの抜け殻からトンボに変わりました。
40代女性、主訴は右肩甲骨下縁の痛み、触診すると肩甲骨下縁の広背筋から内側に上がって大菱形筋がこっていました。
8月の中旬に断熱効果をあげるために窓にフィルムを貼る作業をしたことがあったそうで、それが肩甲骨内転筋である大菱形筋の使い過ぎになったのかもしれません。
全身指圧後、顔と体幹は真っ直ぐにしたまま両手を組んで腕を前に伸ばす菱形筋のストレッチをしていただいたところ、戻す時に痛みが出ました。
広背筋との癒着の引きつれはなくなったようなので、右大菱形筋には傷があるのだろうと思います。
こりがゆるんでも痛みが残る場合、そこは筋肉や血管や神経が傷ついていて、新しく伸びた血管や神経で患部が複雑な形になり刺激に対して過敏になっています。
こういったケースでは目一杯伸ばすストレッチではなく、痛みの出ない5割~7割程度の可動域でのストレッチをお薦めしています。
動かせる範囲で動かしていくことで痛みや違和感が薄らいでいきます。
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