60代女性、腰が指圧を跳ね返す、病が内臓に達しそうな仕事のストレス。
北風が嵐のように吹いて空が真っ青です。台風へ向かって引き波のように風が引きつけられているかのようです。
60代女性、主訴は全身疲労、首、肩、腰とこっていて下半身はむくんでいます。
パートの仕事で疲れ切って、ストレッチをする余力もないそうです。
2ヶ月半ぶりの指圧、今までこんなにこっていたことはありません。腰部脊柱起立筋は指圧の母指を押し返してきます。
仕事場に行く時は心臓がドキドキして帰りたくなるそうで、もうストレスは限界にきています。
このままでは交感神経の緊張で筋肉はより硬くなりやがて断裂し、表面の病証から奥の内臓の病気に移行していきます。
腹部大動脈のドキドキ、舌の中心の白苔と外縁の赤さから、血液循環の障害「瘀血」があって水の停滞もあり、病院では神経性胃炎くらいの診断はされるのではないかと思います。
指圧中は二人分の仕事をこなしていても評価されないことや、頭では辞めたいと思っていても、働き続けてきた自分が仕事をしないとうしろめたさのようなものがあるという本音が出てきました。
「幸せでない自分がそこにいれば周りも幸せでなくなる」、そんなお話をしながら指圧が終わり、いくつかのストレッチを覚えていただいて施術を終えると気持ちは決まったようです。
お金と同じくらい自分のために使える時間は価値があります。
「旅行に行っていろんなものを見てみたい」と言って帰っていかれました。
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