腎経の内踝周囲のツボ指圧は距骨の可動性を高める。
暖冬でも春の花はまだ先のようですが、オオイヌノフグリだけは安定の早咲きです。
腎経の流れの不思議は足底の「湧泉」から「然谷」、「太渓」と内踝の高さまで上がってから、「大鍾、水泉、照海」と後戻りすること、この3つのツボは距骨の際にあります。
距骨は足の底屈、背屈、内転、外転、回内、回外に関与し、大鐘、水泉、照海のツボ圧しは血管や神経への刺激になるだけでなく、踵骨との隙間を拡げて可動性を高めることにも意味があります。
内踝周囲の運動神経は坐骨神経から分かれた脛骨神経、知覚神経は伏在神経ですから、下肢から腰への治療穴となります。
距骨の際のツボをとらえたら、反対側の手で足関節を底屈、背屈、内転、外転、回内、回外と動かすことでツボ刺激が深く浸透し関節の隙間が拡がって血行促進されます。
腎経が内踝で戻ることの意味は、「動脈の流れに沿って末梢の血行促進をする」、「病気では爪先立たないので遠心性の流れのほうが足底屈のフォローで圧しやすいのでメリットがある」、「距骨の隙間を作るには足底屈のフォローで立位での体重の負荷から解放する形で圧す」、など求心性の流れに施術経験を重ねるうちに修正が加えられていったのではないかと思います。
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