手の冷えで見逃したくない手関節背側中央「陽池」の指圧。
今朝は曇り、午後には雨が降る予報でしたが、外を歩いているうちに晴れ間が広がってきました。
木曜日が「手の冷えのツボ」の講座なので、水で手を洗って冷たくした手を歩きながらツボ圧ししてみました。
上肢の血管は前胸部から腋窩を通って末梢へ動脈血を運ぶので、まずは血管の走行に沿った上肢全体の指圧をすることが基本です。
手の冷えの訴えがある方は基本指圧だけではなかなか手を温かくすることはできません。
それでも手関節まではそこそこ温かいことがほとんどなので、手関節から指先の指圧が手の冷え解消のポイントになります。
今朝歩きながら圧してみて効果を感じたのが手関節背側中央の「陽池」、手を背屈させながら指圧をすると尺骨と橈骨と手根骨の間の隙間に圧がじんわりと浸透していきます。
そもそも日常生活では手関節は掌屈に使われがちで、手の冷えを訴える方がしっかりと手を背屈させる機会は少ないと思います。
手関節を背屈させながら手関節中央の骨の隙間を意識してツボ圧しをすると、停滞していた背側手根動脈網と後骨間動脈の動脈血をポンプの力で血行促進することになります。
これは手の冷えのポイントの一例です。効果を再現できるツボ圧しの実技とその理論的裏付けを飯能のアロマ指圧講座で紹介したいと思います。
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