手の冷えのツボのアロマ指圧講座。
昨日は飯能生活の木で「手の冷えのツボのアロマ指圧講座」、店内にはキッズ向けのバレンタインクッキー作りと、飴を流し込んで作るステンドグラスクッキーのワークショップの案内がありました。
講座では鎖骨下から腋窩を通って指先までの動脈の流れに沿った上肢の基本指圧の後、引赤作用のあるパインとジュニパーを使った遠心性のアロマオイルトリートメントで血流量を増大させて手を温かくする実技を行いました。
猫背やストレッチ不足、運動不足で胸や腋が詰まっていればそこで血液は停滞してしまいます。
橈骨動脈の脈を三指でとりながら腋窩中央を反対側の母指で圧し込んで橈骨動脈の脈がとまれば上肢への血液の入口である腋窩動脈をしっかりととらえたことになります。
圧を腋窩にかけてダムのように血液を溜めてから母指を放すことで動脈血は末梢へ向かって勢いよく流れます。
まずこれができるようになるまでが第一の関門です。脈が完全にとまらなくても腋窩中央の奥に向かってしっかりと圧がかけられるようになれば、脈の弱い人にでも、はっきりと拍動を感じる人にでも、やがて正しい圧をかけられるようになります。ここは練習してください。
そして動脈の流れに沿って指先まで指圧のポンプの力で血行を促進した後にでも冷えが改善されない時のポイントに手関節背側中央の「陽池」や「指間穴」、浅掌動脈弓中央を刺激するイメージでおよそ「労宮」の部位の指圧など、基本指圧でざっくりと圧してきたツボをもう一度ピンポイントで指圧し、さらにオイルを使って精油の効能も足していきます。
交感神経優位で血管は収縮し、寒ければ末梢の血管は閉じてしまいますから、「温かい、気持ちのいい」タッチであることが冷えの指圧には必要、強く圧して痛くても我慢させるようなことでは根本的な解決になりません。
手を温かくしておく、部屋を暖かくしておくということがまずありますが、場所を選ばず道具を使わない指圧では施術環境が悪い時でも、血管の流れに沿った指圧、筋肉、血管、神経を的確にとらえるツボ指圧で冷えを緩和することができます。
暖かい午後だったので冷えている人が少なかったということもありますが、皆さん指先までの血行が良くなっていて、冷えの指圧の具体的なとらえ方でいくつかの発見があったようです。
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