新型コロナウイルス感染の嗅覚と味覚の異常、東洋医学では肺と心。
雄キジが3羽の雌が逃げる間しばらくじっとしていてから、雌とは反対方向へ走っていきました。生き抜くためには常に周囲を警戒し、安易な近道を選ばないほうがいいようです。
新型コロナウイルスの味覚と嗅覚の異常は東洋医学では心と肺の症状とされます。
五行の木・火・土・金・水に五臓の肝・心・脾・肺・腎と五官の目・舌・口・鼻・耳が対応し、味覚の異常は火の性質を持つ心の働きが衰えた状態、嗅覚の異常は金の性質を持つ肺の働きが衰えた状態と診ます。
心は全身に血を巡らせ、精神活動も支配し、考えを外に出す時には舌の動きによって言語で表現し、心の働きが衰えると舌の働きである味覚障害や言語障害が生じることがあります。
肺は鼻を通した呼吸によって天の陽気を体内に取り入れ、古くなった気を排出し、全身に気を巡らせます。肺は心をたすけて、心肺が気血を巡らせることにより人間は活動します。肺が病気になると鼻水が出過ぎたり、鼻が詰まったり、乾いたり、嗅覚に異常が生じます。
火の性質を持つ心と、金の性質を持つ肺は、火克金の相克の関係にあるので、肺は心に支配されています。
火が金属を溶かすように心に支配される肺は、心の規律正しい脈拍や滑らかな血の流れがないと十分な働きができなくなります。
高血圧や動脈硬化などの持病がある高齢者に新型コロナウイルスの感染で重症化しやすいというのは、心の働きの衰えが肺に影響しているということになります。
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