上腹部の募穴、胃経の中脘、心経の巨闕と全部で12ある募穴。
五色のパンジー、ガーデニングの癒し、視覚から得る豊かさ、自分で何かを感じてその時間は不安を忘れることができればそれは幸せな時間です。
臓器の反応点である募穴、臍の上4寸には胃経の「中脘(ちゅうかん)」、臍の上6寸には心経の「巨闕(こけつ)」があります。
「中脘」は臍と胸骨下縁の真ん中にあり、そこには胃があるので(胃下垂ではもっと下のことも)中脘を圧せば胃痛を鎮めることができます。
心窩部は西洋医学でも心臓病の痛みが出る反応点とされているので「巨闕」が心経の募穴であることも納得できます。
この他に臍の横2寸には大腸経の募穴「天枢」があり、上行結腸と下行結腸は臍より上部では背中側に潜り込んでいるので、臍の横くらいから腸骨の内側では大腸に圧がかけやすいということがあります。
そして肋骨弓に沿っては正中線外4寸くらいのところに肝経の募穴「期門」(右側では肝臓に触れます)、期門の5分下に胆経の募穴「日月」、腹部正面外端の第11肋骨前端下際に脾経の募穴「章門」、脇腹の後ろより第12肋骨前端下際に腎経の募穴「京門」があります。
肋骨弓に沿った4点の募穴の圧し方は、肋骨弓中央よりやや外側の下縁が「期門」そこから母指半分の横幅下が「日月」、おなかの正面と脇腹の境が「章門」、脇腹と背中の境が「京門」です。
胸には鎖骨外側の窪み鎖骨下窩にある雲門の1寸下の大胸筋の上縁に肺経の募穴「中府」があって、前に記した心包経の「膻中」、膀胱経の「中極」、小腸経の「関元」、三焦経の「石門」と合わせて、12の募穴(胸腹部にあらわれる臓器や経脈の反応点)があります。
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