« 五臓の腹診で肺の部位が臍の右にあること。 | トップページ | らしくない4月が終わります。 »

2020年4月29日 (水)

首、背中の指圧で初期のうちに病気を治す。

429_20200429082801 春紫苑(ハルジオン)

 

 ハルジオンは漢字で書くと「春紫苑」だということを知って、道端の花が急に意味を持って、なるほどなぁと感心させられました。

 東洋医学では未病のうちに病気を治したいと考えます。

 指圧を定期的に受けることで風邪も引かないという御客様の声を聴くことができた時はやっていて良かったと思います。

 外邪が侵入して病気になる時に最初に症状が現れるのが頭頂部や腰背部、これを太陽(経)病といい、足の太陽膀胱経、手の太陽小腸経に症状が現れます。

 指圧らしい指圧をイメージした時の背中や腰の指圧がまさに病気の初期の太陽病を改善する施術をしています。

 太陽病が進行すると陽明病となり、鼻や目の症状が始まります。足の陽明胃経は瞳の下から体幹、下肢前側と下行し、手の陽明大腸経は示指から上肢外側、肩、首、と上行して鼻に終わります。

 陽明病が進行すると少陽病となり、胸や脇、耳に症状が出ます。足の少陽胆経は側頭部から脇腹、下肢外側と下行し、手の少陽三焦経は薬指から上肢外側を上行して耳の周囲を巡って眉毛外端に終わります。

 ここまではまだ深部の臓まで病気が侵入していません。

 これが太陰病となって肺経と脾経に症状が現れます。

 今度の新型コロナウイルスの重症者の方の病状の推移では、陰の経脈の病状になってからは急に悪化が加速することがあるようです。

 太陰の肺と脾に続いて、少陰の心と腎、少陰に続いて厥陰の心包と肝に病気が進行します。

 東洋医学で心包は心を守る器官で、虚血性心疾患などの心臓病は心包の病気とされています。

 少陰の心や腎の働きが不全になると心の神が去って死を迎えます。そうならないように守るのが心包ですから、厥陰病まで病気が進行してしまうと死が訪れます。

 臓の病気まで進行させないうちに、指圧で陽の病証のうちに体の不調を改善することは不要不急のことではありません。

|

« 五臓の腹診で肺の部位が臍の右にあること。 | トップページ | らしくない4月が終わります。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 五臓の腹診で肺の部位が臍の右にあること。 | トップページ | らしくない4月が終わります。 »